左翼司法は人をもてあそぶ

皇紀2683年(令和5年)10月26日

岸田首相「減税までしてやったのに」国民逆恨みも12月辞任の可能性…萩生田政調会長、木原前官房副長官ら大物議員が“落選危機”

「『俺は減税までしてやったのに……』と、周囲に愚痴をこぼしているそうですよ」(自民党関係者)岸田文雄首相は今、国民を“逆恨み”するほど追い詰められている――。

(Smart FLASH|光文社)

 九月七日記事で申した岸田内閣の「年内総辞職」が光文社配信記事にも書かれるようになりました。

 第二百十二回臨時国会では、国民民主党の玉木雄一郎代表が憲法改正について、岸田文雄首相に対し「公約どおり今の任期中に憲法改正を実現するのであれば、この臨時国会が勝負です。臨時国会で憲法改正条文案を取りまとめ、来年の通常国会で発議しないと間に合いません」と詰めましたが、岸田首相に「来年」はないかもしれないのです。

 全く減税にもなっていない政策で、衆議院の解散総選挙ができるほど内閣支持率が上がるわけなどなく、そのまま岸田首相が消え、さんざん高市早苗経済安全保障担当相を「蚊帳の外」へ追いやった木原誠二衆議院議員(東京二十区)は、国会からいなくなるのでしょう。

生殖不能手術要件は「違憲」 性別変更規定巡り最高裁が初判断、4年前から変更

性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する際に生殖能力をなくす手術が必要だとする法律の規定の合憲性が争われた家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三…

(産經新聞社)

 さて、二十三日記事で申した件ですが、最高裁判所大法廷(裁判長=戸倉三郎長官)が性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(性同一性障害特例法)の一部を「違憲」と判断してしまいました。

 さんざん指摘してきたことですが、わが国の法科(法学部、法科大学院)は、理系ではなく文系に分類されているため、彼らのほとんどが司法試験に合格して司法修習を経ても、いわゆる「1+1=2」という基礎的思考ができません。

 よって万人に公正でなければならない司法の基本は、初めから著しく損なわれており、例えば「1+1=2」からどこまで情状酌量の余地があるかといった判決ではなく、裁判官が現行法の文章をこねくりまわすという「文藝評論」を始めてしまうのです。

 それが法廷に於ける「法解釈」であり、いわば日本共産党の不破哲三(本名=上田建二郎)氏が「マルクス主義いじり」で書籍を出し続けているようなのと、やっていることがほぼ変わりません。

 その結果、性同一性障害の人びとが裁判官十五名の「盆栽いじり」のような法解釈で、見事に弄ばれてしまいました。先に指摘した通り、心と体の性を合致させたいと願う彼らの性別適合手術を「生殖不能手術」に書き換えた卑怯な左翼弁護士の入れ知恵(駄文)に裁判官までもが乗っかり、これを厳格なる戸籍の性別変更条件から外しておきながら、そのくせ変更する性別の性器に似た外観を備えていること(外観要件)の「評論」を避けたのです。

 つまり、一例として、男性器のまま「私は女性」という「自称・元男性」が女性の私的空間(お手洗いや浴室など)に入ることを、決してこの判決では法的に許していません。

 性同一性障害の人びとにとって、これほど「どうしていいか分からない」判決もないでしょう。それはすなわち、私たち多くの国民の困惑と懸念を拡大させただけなのです。

 法を「本能」ではなく「理性」で考える(こねくりまわす)からこうなりました。左翼傾向から始まった今回の騒動は、やはり「理性と意思と心情」で人を支配する左翼的思考が社会的混乱を喚起して終わったのです。

 戸倉最高裁長官には、相応の責任を負わせねばならないでしょう。

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岸田外交は国民を見捨てた

皇紀2683年(令和5年)10月25日

 九月十三日記事で申した通り、中共の李尚福国防部長がついに解任されました。秦剛前外交部長に続く習近平共産党独裁体制の不祥事であり、秦氏は、国務委員も解任されています。

 共産党人民解放軍内の宇宙戦略、弾道弾開発に係る汚職が原因とされていますが、人民には何も知らされません。皆がうすうす「習体制は腐り果てている」と気づいていますが、そのような共産党軍が、いやそうであればこそ台湾やわが国の沖縄県に手をかけようとしているのです。

 一方、アステラス製薬現地法人の邦人男性がとうとう中共産党の警察当局に逮捕されてしまいました。三月に身柄を拘束されて約半年、居留監視のうちに救出しなければなりませんでしたが、当時の林芳正外相は、すなわち「リン・ファンヂャン」のくせに訪中しても何もしなかった、できなかったのです。

 逮捕容疑は、いつもながらの「スパイ活動の疑い」ですが、その詳細もわが国政府に何ら知らされません。ならばリン前外相は、訪中を中止して強く抗議しなければなりませんでした。何の交渉材料も持たず、のこのこ出かけて行ってナメられたのです。

 これほど私たち国民に冷たい「中共の駄犬」を山口三区の皆さんが選んでしまい、さらに安倍晋三元首相が築いた同県の地盤を根こそぎかっさらおうとしています。岸田文雄首相が突如リン氏を外相から外し、地元工作に専念させたのは、これが目的だったのです。

 何が「外交の岸田」なものですか。安倍元首相主導の下でボケッと外相をやっていただけのくせに。岸田政権がこの有り様だから中共産党の「やりたい放題」を許してしまうのです。

日本のGDP、今年にもドイツに抜かれ4位転落の恐れ

米中に次ぎ世界第3位の日本の名目国内総生産(GDP)が、経済の長期停滞などを受けて早ければ2023年にもドイツに抜かれ、4位に転落する可能性が出てきた。近年の…

(産經新聞社)

 さて、名目国内総生産(GDP)で長年競ってきた日独ですが、とうとうわが国が世界第三位の椅子を独国に明け渡す予測が出ました。名目GDPですから、物価変動の影響を受ける値であることと、為替がドルベースで円安であることを勘案しても、国民一人当たりの生産性が低落したことこそ主原因なのです。

 あと十年もしないうちに、印国にも抜かれます。十二日記事で申したように、わが国の消費税がもつ付加価値税の性質が企業に生産性を下げさせているのです。

 給与が上がるはずもなく、約一億二千五百万人もいる(独国は八千三百万人)わが国で「働き手がいない」職場が溢れ、そのくせ内需は萎みきっており、どんどん少子化を進行させて高齢化に耐えられない国にしたのは、間違いなく財務省(旧大蔵省)と、彼らなくしては予算案も編成できない与野党の国会議員たちにほかなりません。

 この報道を「円安だから」で片づけてはいけません。円安は本来、内需回復の好機でしかないはずです。

 それを生かそうともせず、ひたすら増税と社会保険料等の徴収強化しか考えない(極小粒の減税バラ撒き策は百%無意味)岸田政権は、とりあえず年内総辞職しかありません。

一勝一敗で年内総辞職か?

皇紀2683年(令和5年)10月24日

 ウクライナの次にイラン(義国)経由でパレスチナをけしかけた米民主党のジョー・バイデン政権は、連合国(俗称=国際連合)安全保障理事会に提出された一時停戦を求める決議案に拒否権を行使し、イスラエルの攻撃を認める決議案を提出しました。

 わが国を含む理事国十二か国が停戦案に賛成しましたが、常任理事国が反対に回ると決議に至りません。所詮は第二次世界大戦の「戦勝国」組織ですから、いつもは何かと露国と(本来の戦勝国ではない)中共が、今回は米国が「世界平和など実現しない」現状を私たちに見せつけたのです。

 その米国では、在米ユダヤ人団体が停戦を求める抗議活動で連邦議会議事堂前に集結しましたが、三百人近くが逮捕されてしまいました。彼らは、パレスチナの人びとに対する人道支援を急ぐよう訴え、以前にも申したことがありますが今回の行動で、必ずしもユダヤ人がイスラエルを支持するとは限らないことを証明しています。

 と申しますより、九日記事の「イスラエルのユダヤ人たちを見て、つくづく『彼らは本当にユダヤ人なのか』という疑念さえ禁じえず」の通りで、ハマース党をテロリストと定義づけるなら、シオニストこそテロリストです。

 ウクライナもイスラエルも、現政権が汚職にまみれています。イスラエルの「超」がつく諜報機関と評判のモサドが、イスラエル軍による連日の暴力に耐えかねたパレスチナ側が攻撃してくることを知らなかったとは思えません。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、むしろパレスチナに大規模攻撃を仕掛ける機を伺い、汚職事件の行方をくらます計画を立てていたとしか思えないのです。

 それに乗ったのがバイデン氏であり、ウクライナ疑惑や、連邦予算の執行にまたもつまづいた米民主党の失点から国民の目を逸らそうとしたのでしょう。次期大統領選挙で、確実に共和党が勝利するには、ドナルド・トランプ前大統領が指摘している通り議会に於ける党内結束を固めねばならないのです。

 米国らの都合でパレスチナの人びとがもう二千人近くも虐殺されていることを、中共や北韓(北朝鮮)を睨めばわが国が黙認していてはいけません。

首相、1勝1敗を「真摯に受け止める」…年内解散は「先送りできない課題に専念する」

【読売新聞】 岸田首相(自民党総裁)は23日午前、衆院長崎4区、参院徳島・高知選挙区の両補欠選挙(22日投開票)で自民党公認候補が「1勝1敗」となったことについて、「結果を 真摯 ( しんし ) に受け止め、今後の対応に万全を期して…

(讀賣新聞社)

 しかしながら岸田文雄首相は、イスラエルの暴走どころではないのでしょう。「二敗する」とまで言われていた衆議院長崎四区、参議院徳島・高知選挙区の両補欠選挙(二十二日投開票)は、自民党公認候補の「一勝一敗」に終わりました。

 報道権力のどこもかしこも「年内解散は困難になった」と報じていますが、ならば九月七日記事で申した「年内総辞職」が濃厚になります。岸田政権で選挙ができないなら、退陣してもらう、と。

 問題なのは、その党内工作がよからぬ連中によって主導され、挙げ句に小泉進次郎元環境相だの河野太郎デジタル相だのといった軽量粗悪な御輿を担がれた日には、岸田政権よりもっと酷い政治になりかねません。

 世界がこれほど混沌とし、国民経済が著しく疲弊している緊急時には、高市早苗経済安全保障担当相くらい「ハードな」政治家を為政者に据えねば、全てが解決するわけではないが少なくとも最悪の事態を回避できるでしょう。

 どうやらその流れにはないというのですから、いよいよ次期政権への交代に向けた隠密行動を開始します。

尖閣の外からわめく中国

皇紀2683年(令和5年)10月23日

「性別の本質は、外見ではなく内面にある」トランスジェンダーの訴えが司法を動かした 「生殖不能手術を求める法律」は憲法違反か

 岡山県で農業を営む臼井崇来人さん(49)は、トランスジェンダーだ。戸籍上は女性だが、女性として扱われることに不満を抱い…

(一般社団法人共同通信社)

 昨日記事で女性団体が最高裁判所に申し入れをしたのは、上記共同通信社配信記事にある件の審理中で、二十五日にも判決が出るからです。共同が同じ左翼系の地方紙に記事を提供しているせいで、あちこちにこれが掲載されています。

 もう一度申しますが、民法の婚姻制度が子を産む可能性のある関係性に対する法的保護であるからこそ、俗に「同性婚」という造語が法として成立しないわけで、これを無理矢理に認めた場合、法的保護の必要などない関係性の者たちによる犯罪を誘発し、著しい社会的混乱を招きかねません。

 つまり、同性愛や性同一性障害の者は、初めから子を産む可能性がないのであり、自らの性的傾向をもって生物学的生殖能力を持たないか、或いは放棄した者です。これが異性愛の者との決定的相違点になります。

 にもかかわらず性別適合手術を「生殖不能手術」という言葉に置き換えて司法に訴えるのは、個人が自由に生き方を主張していることと実際にやっていることがあべこべになっているのです。

 これほど卑怯な訴え方は、定めし左翼・極左系弁護士らの入れ知恵によるものではないでしょうか。当事者が心と体の性を合致させたいと願うなら、性別適合手術を「生殖不能手術」などと言い換えるような自己否定を許さないはずです。

 わが国を社会的混乱に陥れたい左翼・極左系がいわゆる「LGBTQ」の人びとを破壊工作に利用(人を道具に)しているだけに思えてなりません。創価学会や統一教会(世界平和統一家庭連合)などによる悪質極まりない洗脳と似た手口で、当事者を弄んで左翼・極左が破壊目的を達成しようとしているにすぎないのです。

「領海侵入」と漁船名指し 中国発表に仲間氏「虚偽」 尖閣周辺

 八重山漁協所属の漁船「鶴丸」が16、17の両日、石垣市の尖閣諸島周辺に出漁したことを巡り、中国海警局は中国国…

(八重山日報社)

 さて、地方紙の中でほぼ唯一と申せるまともな新聞が八重山日報社なのですが、沖縄県石垣市尖閣諸島が文字通り石垣市内の島じまであり、申すまでもなくわが国の領土であるという国際法上正当な主張を基に、仲間均市議会議員らの取り組みをしっかり報じています。

 仲間議員が議会の合間をぬって、中共・共産党人民解放軍とその補完組織である海警局の侵略行為から尖閣を守るべく漁船を購入し、漁師たちと出漁して近海を航行し続けるのは、政府がそうしないからです。

 共産党軍を追い出すより石垣の漁師たちに「危ないからこの海域に来ないで」などと言ってきたわが国政府(海上保安庁は政府の決定、指示に従って行動)の過ちが中共産党の沖縄侵攻計画を進めさせた、と申して過言ではありません。

 尖閣の国有化以降、少しはその状況も変わり、共産党軍による連日の徘徊、繰り返される領海侵犯も、まさにわが国側の出方を見つつ、しかしながら既成事実を積み重ねて尖閣をどうにか侵略しようと企んでいます。

 とはいえ、仲間議員らを乗せた漁船を追いかけまわすことのできない共産党軍という既成事実だけが積み上がっており、その悔しさから漁船「鶴丸」を名指しで難癖つけたかったのでしょう。中共産党の哀れ、惨めにも程があります。

 わが国領海の外から何をわめこうが、国際社会の知ったことではありません。改めて仲間議員らに感謝申し上げます。

女性とトランス活動家の戦争

皇紀2683年(令和5年)10月22日

性別変更「手術要件」堅持を 女性団体、最高裁に要請

性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する場合、性別適合手術を要件とする現行法の規定の合憲性が争われている家事審判を巡り、女性有志の市民団体「女性の定義を守る会…

(産經新聞社)

 法や制度は、例えば六月二十二日記事の移民・難民問題や、今月二日記事の宗教法人法と詐欺カルトの問題などで申したように、性善説で作ると必ず犯罪の温床になります。わが国はこれまで、何度この種の間違いを繰り返してきたことでしょうか。

 民族が同性愛や性倒錯などを緩やかに認め合った「世界で唯一」と申して過言ではない先進国がわが国だったのですが、以前申した通り民法が規定する婚姻制度は、子を産む可能性のある関係性に対する法的保護が目的であり、それ以上でも以下でもありません。

 法として同性と婚姻が結びつかないのはそのためで、これを強引に結着させる制度を設けた場合、主として金銭的保護を目当てにした犯罪を誘発、社会的混乱を招く可能性があります。それで傷つくのは、多くの同性愛者に違いなく、異性愛者が彼らに対する不必要な疑念を抱いてますます対立してしまうでしょう。

 一方、性同一性障害の場合、心と体の性が一致していないわけですから、戸籍上の性別変更まで認めるのは、やはり性別適合手術を要件としなければなりません。例えば、安易に「私は女」という言葉だけで女性の私的空間(お手洗いや浴場など)へ男性を潜り込ませるわけにはいかないのです。

 手術や術後に肉体的のみならず精神的苦痛が伴うのは分かりますが、それほど厳格にして初めて「権利」というものは認められます。翻って女性たちが「女性の定義」を守り始めるに至った今日の社会的混乱は、いわゆる「LGBT法」をゴリ押しすることで岸田文雄首相が生み落とした権利闘争の扇動という犯罪的行為によるのです。

「女性スペース守れ」有志デモに罵声 新宿

女性トイレや更衣室など「女性専用スペース」の利用は生物学的な女性に限るべきだと主張する女性有志のデモ活動が21日、東京都新宿区であった。性被害は女性が男性から…

(産經新聞社)

 そこで私たち国民は、岸田首相が牽引した政治の顛末、この混乱を直視しなければなりません。街中で、まるで左翼団体に極左暴力集団が噛みつくような騒乱を誘発したのです。

 何やら「女らしさ、男らしさから自由になろう」などと訴える団体に、しばき隊だか何だかのような集団が暴言を吐き散らしていくという醜さは、私たち国民が街中なんぞで決してお目にかけたくない代物であり、欧米型の権利闘争を輸入してしまったわが国の過ちを痛感させられます。

 先述の「女性の私的空間」を女性の利用に限るのは当然としても、ならば「女らしさ、男らしさ」を大切にすべきです。わが国が文化の一部にさえした性倒錯の魅力は、歌舞伎などに代表される女装(または男装)の「らしさ」の美であり、現在諸分野で活躍している女装家の皆さんも、それぞれが思う「らしさ」を自由に表現しています。この「らしさ」を否定すれば、元も子もありません。

 いわゆる「LGBTQ」の急進的団体は、対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)を吐き散らす左翼や極左暴力集団との繫がりがあるようで、今回の騒動でもそれが事実であることを伺わせました。「それ差別です」などと言って回る活動家こそが私たち日本人にヘイトを吐きまくるのです。