皇紀2682年(令和4年)10月21日
やはり英国のエリザベス・トラス首相が倒れました。彼女が保守党首選挙を制した際に新政権の不安定要素に言及し、十八日記事でもこのまま辞任する旨を申したのは、そもそも政権発足以前から英政界に異変が生じていたからです。
後継に再度ボリス・ジョンソン前首相の名が挙がっていますが、他人の醜聞をめぐる対応でまず屈中売国奴のリシ・スナク財務相(当時)がジョンソン首相を裏切り、保守党内の流れを作ったことからして異様でした。
或る種の「思惑」は、そのままスナク氏が「初の印系英国首相」になる予定だったのを、トラス氏が巻き返したために外れ、早早に倒閣を目指したものと思われます。スナク氏は、再び後継候補に手を挙げるでしょう。
トラス首相が史上最短でその座を追われた政策的原因は、せいぜい法人税率の引き上げ凍結にありました。これでは減税効果がほとんどないからです。
よって外的要因による物価上昇に対して減税が失敗したのではなく、浸透或いは再分配(トリクルダウン)という考え方が間違っているのであり、後のこと(英国債とポンドの急落)はすべて「思惑」によるものとみるべきでしょう。
わが国の岸田文雄首相が「財務省の枠」から臆して一歩も出ないのは、政権維持のために間違いを承知で進めているからであり、本来なら対外債務国の英国と対外債権国の日本(賭博市場に逆らえない英国とほぼ無視してもよい日本)という大きな違いから直ちに消費税も所得税も減税的措置に踏み切るべきです。
もう一度申します。減税が失敗したのではありません。まんまと「思惑」に操作されないよう私たち日本人こそが気をつけてください。
最高裁「見解差し控えたい」 連続児童殺傷事件の記録廃棄

小学生2人が殺害されるなどした神戸連続児童殺傷事件で、当時14歳で逮捕された加害男性の全事件記録を神戸家裁が廃棄していたことについて、最高裁は20日、産経新聞…
(産經新聞社)
そして、もう一つ私たち国民が気をつけねばならないのが昨日記事で申したことです。国家権力に送り込まれた破壊工作員は、とんでもないことをしでかします。
神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)は、犯人の東慎一郎(現在は西岡真)とその母親の異常が突出しており、しかしながら加害者とその家族の「人権」をめぐって異様なまでの擁護論が事件の追及と対立しました。
亡くなった土師淳くんのご両親は、私たちの想像を絶する苦しみの中で公判につき合わされていたに違いありません。
そんな中、裁判記録の一部が極左暴力集団の革マル派によって外部へ持ち出され、報道権力との結託で前出の擁護論が展開されたという話が飛び出しました。
革マル派が裁判記録を持ち出せる司法権力とは、一体何でしょうか。このころから既にこの事件そのものも、司法権力そのものも実に異常だったのです。
そこへ神戸家庭裁判所が全事件記録を廃棄したというトドメの一発をもって、もはや裁判所の国民的信用は失墜、いやゼロに堕ちたと申さねばならないでしょう。もう何一つ信用できません。
司法の不公正は国家的大問題であり、明日から断続して裁判所の出鱈目を指弾します。
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皇紀2682年(令和4年)10月20日
第四十九回衆議院議員総選挙の大阪十区で「比例復活」もままならないほど落選したからといって第二十六回参議院議員選挙の比例区で無理矢理に議席を強奪したに等しい立憲民主党の辻元清美議員は昨日、参院予算委員会で、自身こそ北韓(北朝鮮)派だからか統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係がありながらそれは棚に上げ、挙げ句に岸田文雄首相に対して「将来国葬にされたいですか?」などと阿呆丸出しの質問をしました。
このような議員が立法府(国会)に要りますか?
相変わらずの「そーり、そーり」節を絶賛してみせる極めて意識の低い層は、こうした無益な質疑応答こそ私たち国民の重要な問題を提起する時間を損なう有害なものであるという正しい認識に、一刻も早く至るべく努めねばなりません。
米国の断末魔と指摘すべき異常なドル高を受け、外的要因からの物価上昇に対応すべく経済政策(せめて消費税率の引き下げ、所得税控除額の引き上げなど)を内閣に詰め寄るのが野党、いや与党議員とて質疑に立てばその役割を果たさねばならないはずです。
目下の状況は、腐り果てたパフォーマンスに一分たりとも時間を割いてはいられません。私たちに「(国民のためなどと)綺麗事」を語りながら、国民から託された職場ですべき仕事をしないのなら「直ちに議員辞職しろ」と言いたい。
【独自】“スパイ罪”で懲役6年の邦人 中国での拘束状況を初証言 “半年間で太陽を見たのは一日だけ” | TBS NEWS DIG

中国でスパイ行為に関わったとして起訴され、懲役6年の刑期を終えて帰国した日中交流団体の理事長だった男性がJNNの単独インタビューに応じ、拘束された当時の状況について初めて証言しました。鈴木英司氏(中国で…
(東京放送|TBS NEWS)
その「すべき仕事」のうちの一つに関わる事案がこれです。三日記事でも触れましたが、高市早苗内閣府特命(経済安全保障等)担当相が提起している「セキュリティ・クリアランス(機密情報を扱う適格性評価)」と、法案名はともかく「スパイ防止法」を一刻も早く導入しなければ、私たち国民が特に中露の激しい対日工作に弄ばれ、つぎつぎと犯罪者に仕立て上げられていきます。
自分が気づかないうちに中露の工作員と親しくなり、ついぞわが国産業の情報を漏らして犯罪に問われてしまうのです。もはや国民的受難と申すべき事態が既に発生しているにもかかわらず、これに対処しない立法府は、仕事をしていないに等しいでしょう。
日中青年交流協会の鈴木英司元理事長が語った生生しい中共・共産党の手口は、すなわち自分たちが日本で工作活動をしていることの何よりの証拠になりました。
自分たちがしているからこそ、鈴木氏を疑い逮捕、起訴、投獄したのです。
さらに踏み込んでみますと、ともすれば鈴木氏が訪中前に「役所に話しました」という北韓絡みの世間話の事実を中共が知っていたということは、行政府内部に中共工作員がいるということにほかなりません。
私たちが疑義を呈してきた「わが国の国家権力が相当中共に喰われている」問題がこれで明るみになったのです。
それでも日中交流を続けるという鈴木氏の立ち位置が今後どのようなものになるかは存じませんが、わが国産業の供給網(サプライチェーン)が中共依存から脱却できず、目下の内需委縮にも繋がっている以上「日中は今後交流しない(最低限に留める)」という選択肢を検討すべきでしょう。
人権感覚一つをとっても、全く価値観を共有できません。国家三権に加え、報道権力や私たち民間企業にまでも工作員を送り込み、訪中または中共に駐在する日本人を自分たちの都合で逮捕、有罪に仕立て上げるような体制とは、到底まともにおつき合いできないのです。
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皇紀2682年(令和4年)10月19日
岸田文雄首相が統一教会(世界平和統一家庭連合)について「質問権」を初めて行使するのはよいのですが、安倍晋三元首相の暗殺事件についても調査を実施してほしいものです。
少なくとも奈良県警察と奈良県立医科大学附属病院(橿原市)の見解が全く違ったことについては、一国の元首相が暗殺された事件にもかかわらず、あまりにも粗雑に扱われたままではないでしょうか。
これでは、かつて米国のジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺事件のごとく、さまざまな「陰謀論」が飛び交って、国家権力そのものに対する(ただでさえ増幅している)国民的不信をさらに買います。
既に思想の左右を問わず安倍元首相の暗殺事件に疑問を呈している国民は多く、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)の極左暴力一派が懸命に「統一教会の広告塔(実際は間違い)は撃たれて当然。容疑者はやむにやまれず撃っただけ」などと喧伝し続けることで鎮静化を図っていますが、その効果はほとんどありません。
英の中国領事館前でデモ参加者に暴行 現地警察が捜査

【ロンドン=板東和正】英中部マンチェスターの中国領事館前で16日、香港の民主化を訴えるデモに参加した男性が領事館関係者とみられる集団に敷地内に引きずり込まれて…
(産經新聞社)
さて、ここで中共のこと。現在、五年に一度の第二十回共産党大会が開催中ですが、習近平国家主席の「北韓(北朝鮮)金一族化」が確定しながらも、どうせ出鱈目な国内総生産(GDP)すらも発表できないお粗末さを隠し切れません。
人民は習氏の「ゴミみたいな」施策の数数にうんざりさせられており、北京市内には何度も「独裁の国賊を罷免せよ」などと書かれた横断幕が掲げられました。首相を「国賊」呼ばわりしても逮捕も処刑もされない自由なわが国とは違い、中共ではまさに命がけの訴えです。
それほどまでに追い詰められた人民を前に、英国中部の在マンチェスター中共総領事館が彼らを敷地内まで引きずり込んだ上に暴行を加えるという衝撃的事件が起きました。
北京外交部は、彼らが敷地内に侵入したように言い訳していますが、実際には違います。
かつて在瀋陽日本国総領事館に北韓から逃れてきた金高哲氏一家ら五名が駆け込んだにもかかわらず、中共人民武装警察が領事館内に侵入した上で彼らを敷地外に引きずり戻した事件がありました。
この時、やはりわが国側が中共と北韓に配慮した態度を取ったため、日韓双方で厳しい国民的批判が加えられたことも忘れてはなりません。これでは「日本も共産主義国、または容共の国(韓国から見て敵国)」と勘違いされても仕方がない体たらくでした。
かくしてわが国が甘やかした挙げ句、中共はまたも平然とやらかしたのです。
もういい加減に、わが国が自由と人権を重視する国なのか、それとも極左暴力一派の顔色を伺って国家の姿が一貫しない「莫迦と阿呆の(同一事案でも日米は許さず中共は許す)国」なのか、腹を括って決めねばなりません。
中共は、私たちの「ご都合主義」をせせら笑い、暴虐の限りを尽くします。日本や欧米に批判されても腐り果てた言い訳を放ってすましていられるのは、私たちの出鱈目を中共が一番よく観察し、或いはその出鱈目を日欧米に潜入して主導すらしているからです。
何度も申しますが、中共の易きに流されれば人は腐ります。徹底して抗うのです。
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皇紀2682年(令和4年)10月18日
十五日記事を念頭に、英国のエリザベス・トラス首相が新政権公約だった大規模減税策を撤回せざるをえない状況に追い込まれ、クワジ・クワーテング財務相を在任わずか三十八日で更迭、保守党内では首相自身も辞任させられるのではないかと言われています。
英国第一のボリス・ジョンソン首相が他人の醜聞で辞任に追い込まれ、彼女が党首選挙を制した際、対露政策でしくじって早早に辞任する可能性をここで指摘しましたが、意外にもそれはもっと早く訪れるかもしれません。
露国の諜報工作にまんまとやられたフィンランドのサンナ・マリン首相(社会民主党)が醜聞に晒されたのに続き、スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相(社会民主労働党)は、十一日投開票の総選挙の結果、在任わずか十か月でその座を追われることになりました。
わが国にも蔓延する権利闘争家が羨望の眼差しを送る北欧で、実はスウェーデン初の女性首相だった彼女の政権があっという間に崩壊したのは、移民政策の大失敗を国民に問われたからです。今回の総選挙では、環境問題などの争点はほとんど挙がりませんでした。
このような欧州の現況を踏まえ、わが国が何に抗わねばならないかを知る必要があります。各国が推進させられてきた移民に頼る政策は必ず失敗し、外的要因による物価上昇に大規模減税で対応する当然の策は、それが経済政策として大正解であるにもかかわらず国際金融資本に嫌われるということです。
わが国の財務省がまるで正解を出さないのは、初めから「国際金融資本の犬」だからでしょう。ついに「ザイム真理教」などと揶揄され始めたように、私たち国民のほうなど一切見ていません。
移民推進と減税阻止(自国第一の否定)という多国籍金融の方針にこそ、私たちが諸手を挙げて抗わねばならないのです。岸田文雄首相は、どうせこのまま内閣が潰れるのなら、自民党の存続に懸けて大いに抗い、財務省を打ち捨てて伝説となるべし。
東京・池袋の仏料理店で数十人乱闘 サンシャイン60の58階 準暴力団か

16日午後6時半ごろ、東京都豊島区の高層ビル「サンシャイン60」の58階にあるレストランの店員から「客同士100人くらいがけんかしている」と110番通報があっ…
(産經新聞社)
最後に、第一報を耳にしたときは「漫画か」と突っ込んだ十六日の池袋百人大乱闘事件。直感で「中共人か」とも思いましたが、往往にしてそれは当たるものです。
東京都豊島区の池袋と言えば、埼玉県民の玄関口であると同時に、在日中共人の巣窟と化して久しく、昭和五十三年に東洋一の超高層ビルとして誕生したサンシャイン60が巣鴨刑務所(巣鴨プリズン)跡であるという仄暗い歴史を想起させられます。
百人もの大人数で平然と乱闘を始める暴力と非常識は、どう考えてもまともな日本人のすることではなく、警視庁からの続報で、やはり怒羅権(チャイニーズドラゴン)どもの犯罪でした。
かつては「半グレ」と呼称され、警視庁によって「準暴力団」と規定されたこの犯罪集団は、大東亜戦争後の中共在留孤児二世を原点とし、東北幇(マフィア)や蛇頭とも連携しながら「虐められた」などといった哀れを誘う物語で己の壮絶な暴力に理由にもならない理由をつけてきた連中です。
暴力団も引くと言われる中共人の暴虐行為は、ここのみならず新宿区歌舞伎町などにも及び、歓楽街を荒らしては私たち国民を恐怖に陥れてきました。
侵入させてはならない者というのは、残念ながら必ずいます。それを論じることは、決してヘイトスピーチ(憎悪差別)に当たりません。私たちの暮らしを守るためにも、池袋の非現実と見紛う現実の事件を見て、改めて侵略の恐怖を自覚することです。
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皇紀2682年(令和4年)10月17日
納付期間45年へ延長検討 政府、国民年金保険料

政府は国民年金(基礎年金)の保険料納付期間を現行の20歳以上60歳未満の40年間から延長し、65歳までの45年間とする検討に入った。自営業者や、60歳以降は働…
(産經新聞社)
岸田政権の失政が続いています。最悪なのは、国民年金の支給不足分を厚生年金で穴埋めするというものです。
つまり、厚生年金の「二階部分」といわれる報酬比例部分の支給額を減らし、その分の財源を国民年金の支給に回す算段で、現状検討議題の段階ですが、こうした発想の背景には、厚生労働省というよりまさしく財務省があります。
財務省が牽引してきた財政再建派のおかしな思考回路でしか考えつかないであろうこの案は、年金支給のために私たち国民が納付しているお金を徴税している感覚なのです。
保険料の納付は保険料の納付であって、納税ではありません。
足りないからといって他所からつけ替えてはいけないのです。足りない分は、国債財源によって補うべきであり、そもそも厚労省は、納付された保険料と国債の二階建てで年金支給の安定化を計算していなければいけません。
これが財務省によってできない(国債のほうをさわれない)ため、文字通り国会議員が責任をもって制度設計しなければならないのですが、その度に財務官僚が説明にやってきて「年金財源が足りません」としか言わないので、内閣(行政府)も国会(立法府)も正常な感覚で予算編成できていないのです。
わが国の年金制度が事実上破綻に向かっているのは、このためです。
消費税率を引き上げれば引き上げるほど年金支給額が減り、納付期間の年齢が引き上げられていきます。いかに「消費税は社会保障財源」という説明がとんでもない大嘘か、もうお分かりでしょう。
消費税法にその記述は確かにありますが、消費税が目的税でないのも確かなため、早い話が消費税法自体が嘘、或いは控えめに申して「ほんのちょっとした目標みたい」を書いてあるものなのです。
このような出来損ないの法律は、直ちに無効にしなければいけません。
未曽有の内需危機を前にしての年金制度改悪は、ますます私たち国民の将来不安を喚起し、財布のひもを固くさせます。そして、どんどん内需が委縮していくのです。
社会保障審議会年金部会の議論には、私たち国民が大いに反応して牽制しなければなりません。
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