皇紀2671年(平成23年)10月6日
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=9090……
▲ブルームバーグ:民主・大久保政調副会長:人民元など新興国通貨でも運用を-外貨準備
民主党の大久保勉政調副会長は、4日のブルームバーグ・ニュースのインタヴューで、世界第2位の規模を持つ日本の外貨準備(外貨準備高は約94兆円)の運用先について、中共の人民元や韓国のウォンなど新興国通貨にも拡大すべきだとの考えを示しました。
難しい話はいたしません。直言的に申せば、あれほど信用のない末端通貨でわが国の外貨準備を運用するなど、復権した民主党政調の神経がしれない、という話です。
人民元は地方幹部にまで発行権があり、その流動性は全く不明の域に達しており、韓国経済はもはや国債の債務不履行(デフォルト)の可能性までささやかれ始めています。
民主党がやりたいことは、資本取引規制のある中共国債など目当てではなく、韓国国債をわが国が買うことで彼らを無用にも救うという目論みに違いありません。米国政府からそのように指示されたのでしょうか。
そのくせ、外準資金を活用して企業に低利融資する制度を安住淳財務相の判断のみでやらせるというのですから、優しい言葉をかけながら私たちの首を絞めようとしているようなものです。
大久保政調副会長の言う「金融危機が起こった場合には、メガバンク経由で日本企業を支える必要がある」とは、そもそも返済に血道をあげさせられる企業のおかげでカネが有り余っている金融機関の現状からは目を背けた話であり、わが国の経済がいわば回っていないことには無策のままでゆくと宣言しています。
彼は極めて上っ面の経済論を語りたがる悪癖が見え見えで、その象徴が、2年前3月の麻生太郎首相(当時)との参議院予算委員会でのやりとりであり、フレドリック・ミシュキン元米国連邦準備理事会(FRB)理事が麻生内閣の経済政策を「大莫迦者」と揶揄したことを取り上げ、当の麻生首相に「フィナンシャル・タイムズのマーティン・ウォルフ氏はよくやったと言ってるが」とやり返されて黙り込んでしまいました。自分の言葉を持っていないからこうなるのです。
外貨準備運用の件は、明確に民主党に対して抗議すべきであり、絶対に許してはなりません。増税や環太平洋経済連携協定(TPP)参加など、やめさせなければならないことは山ほどあっても、そのままやらせたい政策を一つも挙げられていない与党など、もう要らないのです。
分類:亜州・太平洋関連, 日本関連 | 民主党:ウォンでも運用を はコメントを受け付けていません
皇紀2671年(平成23年)10月5日
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9……
▲日本經濟新聞:反ウォール街抗議デモ、急速に拡大 米国外に飛び火も
独国ハンブルクにある国際海洋法裁判所の新所長に、柳井俊二元駐米大使が選出されたことについては、もう少し様子を見る必要があります。それが、必ずしもわが国にとって有利にはたらくとは言えないからです。
さて、3日記事でも少し触れましたが、米国ニュー・ヨークで「ウォール街を占拠せよ」を合言葉に経済格差の是正などを求めるデモが行なわれていますが、約700人が逮捕された翌日も約1500人が集まりました。
しかし、米国でこの程度のデモは、ほぼ日常的です。合衆国憲法の「修正第1条」を叫べば誰でも出来るのであり、例えば名大統領役者として知られるマーティン・シーンさんは、抗議活動でこれまで100回以上も逮捕されています。
フェイスブックなどを通して呼びかけられたデモと言えば、北阿の革命連鎖を想起させますが、たとえ彼らが日本や欧州に呼びかけたところで、米国がひっくり返るようなことまでは起きないでしょう。
彼らは行き過ぎた新自由主義経済への抗議を呼びかけていると言いますが、ズコッティ公園に集まった参加者かと思いきや無料の食べ物をもらいに来ただけの人だったという具合に、わが国でも起きた「派遣村騒動」の域を超えていません。
仏国では資本主義をやめたいと考える人が約33%にも達しているという国際世論調査結果があり、中共人はわずか3%でした。それは、中共人が基本的に博打好きであることと無縁ではないでしょう。
個人主義的とも言われる仏国人は、感覚として「昨日稼いだお金と今日稼いだお金がどこかの誰かのせいで価値を違える」ことに我慢がならなくなったのであり、わが民族の「働かざる者はお天道様に顔向け出来ぬ」という考え方に照らし合わせても、やはり得心のいかないことが毎日のように起きているのです。
特に先物取引市場の質の悪さは言うに及ばず、食糧の不作や他人の不幸が高値の対象になり、為替市場も似たようなもので、それが「國體」という国家の本能を破壊する仕組みであることもまた、言うまでもありません。現に、欧米主導の資本主義は数多の国を恐怖のどん底へ叩き落とし、ひっくり返してきたのです。大日本帝國もそうされた一国でした。
本当にこのデモが資本主義との決別を目指すなら、それは恐らく多くの血が流れる戦争へと代わらざるをえません。その辺の営利企業を叩くデモとはわけが違います。
私も賭博のような経済を否定しつつ、しかしながら目下の暮らしを破壊するわけにはいかないため、結局は資源開発に伴う金融の量的緩和を提言しているのであり、先の訴えを平時に、実にあっさりと実現させられるなどとは思っていません。
米国のデモは、来年の大統領選挙に絡むだけの小さなものに終わるでしょう。それでも、もし仮にも、わが国がもう一度「國體」の本義を取り戻すなら、と思えばやはり、私はいよいよ「國體」を「軍国主義」などと思い違いをしている連中にも向かって説き続けねばならない、と思うのです。
分類:日本関連, 欧州露・南北米関連 | ウォール街デモは広がるか はコメントを受け付けていません
皇紀2671年(平成23年)10月4日
私たちは、よく「日本は正しい歴史を教えていない」といったわが国の教育に対する批判を耳にし、それが中韓朝から特に噴出しているように伝えられていますが、私は確かに国史教育の現状には大きな問題があると思います。
例えば「朝鮮人従軍慰安婦」という存在の定義と、その如何による存在の事実について、全く結論が出ていないにもかかわらず諸説の紹介もされないのは、正しい歴史を教えていることになりません。いわば大人たちが「さまよっている」のです。
この思考の漂流、或いは停止を利用しているのが先述の三国であり、この三国を利用しているのが一般に「左翼」と呼ばれているわが国の破壊活動家(テロリスト)にほかなりません。よって、今回の命題について、彼らの主張をのみ歴史の真実であると認知することは、極めて危険なのです。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111004/osk11100……
▲産經新聞:日本と台湾の絆強める機会に 「孫文と日本の友人たち」展始まる 大阪
まずは「台湾の国父」として孫文に関心を抱くならば、政治活動家として幾多の失敗を乗り越えて駆け上がった孫文の死後、台湾がどうなったのかを知ることになり、日露戦争に勝利したわが国が世界に与えた影響と、中華民国とは、中華人民共和国とは何かを知ることになるでしょう。
この「孫文と日本の友人たち」特別展(主催=台北駐大阪經濟文化辦事處、中華民国留日大阪中華総会 協力=産經新聞社)は、東京でも開催されましたが、大阪では今月3日から8日まで、北区梅田のブリーゼブリーゼ5階特設会場(地図)で見ることができます。是非行かれてみて下さい。
http://www.jikukan-ogbc.jp/turkey_event.html
▲大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館:よみがえる軍艦 エルトゥールル号の記憶~日本とトルコの絆~
また、わが国が土国(トルコ)との関係を築いた歴史を目で見ることの出来る企画展が、大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」で今月4日から11月6日まで開催されます。
ここでは何度も取り上げてきましたが、軍艦「エルトゥールル号」の遺品発掘のため、土国ボドルム・カリヤ文化芸術振興財団のトゥファン・トゥランル氏は、何度も和歌山県に来られており、後援している串本町のほか、和歌山市でも行政を挙げた支援を実現させ、新たな日土関係すら構築され始めているのです。
このようなことを知らないまま、大東亜戦争の結果だけを語るのは間違った国史教育であり、むろん「英雄伝」の類いだけでも不十分でしょう。
秋は学を深めるに適した季節だと言われますが、是非ともこれらの展示を子供たちに見せたいものです。大人の私たちも見るべきなのです。
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皇紀2671年(平成23年)10月3日
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011100100294&j4
▲時事通信:参院自民、人事の混迷続く=「中曽根氏解任」の声も
自民党の中曽根弘文参議院議員会長(元外相)を擁護するつもりはありませんが、先日も申しましたように、鴻池祥肇元防災担当相を幹事長にするくらいの「党としての方向性」を示すことすら出来ないのなら、もう民主党と同じなのですから、消えてしまえばよいのです。
党内三大「売国」派閥の議員たちは、鴻池議員の幹事長起用案に反対票を投じ、よりによって溝手顕正元防災担当相がよいなどと薦めています。
鴻池議員と溝手議員は、ともに前述の通り内閣府特命の防災担当相を経験していますが、鴻池議員は内閣官房副長官時代に不祥事があったものの、溝手議員は防災担当相としての能力そのものが疑われるような言動を(平成19年能登半島地震、台風4号、新潟県中越沖地震で)繰り返した政治家です。
東日本大震災の対応を間違えた民主党との違いを明解にすることを前提として、自民党が「自分たちなら被災された方々にこのような復興を保障する」と示さねばならない時に、溝手議員が参議院幹事長にふさわしいと言える「派閥」のことしか頭にない議員は、民主党議員とともに次回選挙で全員落選させねばなりません。
このような議員たちは、国家を守り抜く強い信念をきつい言葉で語るくらいでなければ、もう何も前に進まないほどの国家的・経済的危機を体験している、という自覚がないのです。
そもそも今回の人事の混乱は、あの「ちゃっかりデブ」が辞表を出したりしたことから一気に増幅し始めました。詳しくは申せませんが、あの派閥には頭のおかしい議員しかいないのでしょうか。だから某党の幹事長も未だ私は信用してい……、いや、これは書かないことにしておきましょう。
米ニューヨークで「ウォール街を占拠せよ」を合言葉に展開しているデモが全米に広がり、1日には約700人もの参加者が逮捕されてしまいましたが、権力者をいわば「君主」にいただく欧米の大衆運動では国家を転覆させかねないにせよ、わが国の私たちが正常な政治の回復を訴えて行動することは決して「革命」ではありませんし、よって天皇陛下のご存在のおかげで国家が転覆することもありません。
いよいよ来月です。11月6日の日曜日に、私たちは国会請願のためのデモを東京・日比谷公会堂から行ないます。万障お繰り合わせの上、是非ともご参加下さい。
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皇紀2671年(平成23年)10月2日
先月の台風12号により、和歌山県と奈良県の紀伊山地で土砂災害が発生し、繰り返し危機的な状況が報道されたまま追跡されていないため、今もって観光業に暗い影を落としています。
昨日記事でも申しましたが、日本の民族性は、わが国土特有の自然の恵みと脅威によって形成されたもので、助け合わなければ生きていけなかった本能の発露です。
東日本大震災の被災地でも、この民族性なくして、民主党政権の酷い無策の中、半年以上もの避難生活を続けてこられなかったでしょう。それでも、復興が進まない政治の原因を改めるよう訴えていかねばなりません。
現在、和歌山県下では復旧作業が進んでおり、観光地として極めて名高い各地の人々が、皆様のお越しを切に待ち望んでいます。
その地名が日本書記の神代記に現れ、今や「世界遺産の地を巡る」と言われるようにもなった熊野詣では、奥地にある熊野本宮大社と熊野那智大社に向かう観光パスの通行が可能になりました。
http://www.hongu.jp/
▲熊野本宮観光協会
また、山間の趣が絶品であり、泉質をして「日本三美人の湯」が沸く龍神温泉も、以前と変わりありません。本年は紅葉が早く見られそうなので、特に高野山との間の通行が復旧次第、思う存分楽しめそうです。
http://www.ryujin-kanko.jp/
▲龍神観光NAVI:社団法人龍神観光協会
JRきのくに線(紀勢本線)の紀伊勝浦駅から新宮駅間の移動は、12月の運転再開まで待たねばなりませんが、和歌山県はもともと山の幸・海の幸ともに恵まれおり、文字通り新鮮な自然の恵みをいただく機会にあふれています。是非お買い求め下さい。
旅館やお土産屋さんなどが、本当に皆様のお越しをお待ちしていると聞きました。今月の連休にでもと思い、和歌山県民としてご提案申し上げた次第です。
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