「憲法9条のおかげです」

皇紀2670年(平成22年)11月7日

 人道支援家の高遠菜穂子さんは4日、京都第一法律事務所が開催した憲法講演会で「私が誘拐された時、また現地で危険な目にあった時も『平和な国から来た』ということで、命が救われたと思う。憲法9条の力を実感しました。9条を守る運動を強め、9条の理念を個人レベルで実践していきたい」と語りました。

 http://www.kyoto-minpo.net/archives/2010/11/05/post_7331.php

 ▲京都民報:平和・民主主義/イラク戦争の検証を 高遠菜穂子氏が講演

 高遠さんは平成16年4月7日、イラクで男性2名とともに武装勢力に拉致・拘束されましたが、15日に無事解放された経験をお持ちの方です。しかし、その真相は未だはっきりしておらず、のちに起こった別の拉致事件では、自衛隊撤退要求に応じてでも自分を助けようとしなかった当時の小泉政権を批判して、血税で賄われた解放にかかる費用の負担を拒否した人が出たことで、多くの人々の反感を買ってしまいました。

 私も事件の顛末が非常に不快だったと記憶していますが、小泉政権がさかんに「自己責任」を連呼して国家と国民を引き剥がしにかかったことこそ、極めて不愉快でした。

 その原因は、拉致された方々が揃いも揃って外務省の渡航に関する注意を無視して(その法的拘束力がないことを云々するのではなく)戦時下のイラクに入国したにもかかわらず、危険予測と実際の危険発生についてまったくの「自己弁護」に終始したからに他なりません。彼らはいずれも「個人の自由・権利」を主張したのです。

 だからこそ、当時「官から民へ」を強行しようとしていた小泉純一郎首相にとっては、さぞや恰好の栄養補給となったに違いありません。明治天皇に「人としての徳」を説いていただいた『教育勅語』の「恭倹己を持す」ことも「億兆心を一にする」こともなく、まんまと皆が互いに勝手なことを言い出し始めたのです。

 その最たるものが、占領憲法のままイラク戦争支持を表明し、自衛隊を海外派遣させた小泉政権の政策に表れています。いわゆる東京裁判の法的問題に目を瞑り、米軍の占領統治にひれ伏したまま他国での戦争に賛成する資格が日本政府のどこにあったのでしょうか?

 従来の右派論壇は概して「強い日本」に行き急ぐあまり、日本民族にとって大切なものを捨て去ろうとしています。俗に言う「東京裁判史観」を批判するなら、なぜイラクで同じことが行なわれるのに反対するよう日本政府に要求しなかったのでしょうか? これが当時私がイラク開戦に反対し、のちにイラン開戦の可能性にも一貫して反対した理由です。

 ところが、当時の私に最も欠けていたのは憲法に対する法理論の原則認識でした。これが確固たるものであれば、諸先輩方を押しのけてでも「日本保守派としての反戦運動」を展開出来た筈だと悔やまれてなりません。

 失礼ながら、高遠さんの述べられたことは事実とまったく逆です。米軍は占領統治政策の一環として、占領憲法第9条で「憎き大日本帝國」を骨抜きにしようとしたくせに、朝鮮戦争に関連する自分たちの都合で、自衛隊の前身である警察予備隊を日本に作らせました。米国にとって弧状の日本列島を押さえることは、中ソの太平洋進出を抑えるために必要だったのです。

 軍事に利用されているだけの日本は、決して米国の始める戦争に真っ向から反対することが出来ません。占領憲法第9条違反の自衛隊が「米軍の傭兵」に甘んじざるを得ないのも、そのためです。これが桑港(サン・フランシスコ)講和条約発効と同時に自前の憲法を取り戻していれば、話は変わっていました

 http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/60447097.html

 ▲世界遺産の吉水神社から:錦の御旗けんむの会 第6回 『真正護憲論公開講座』愛知大会

 大東亜戦争後秩序に於いて日米が連携して中朝のような好戦的国家を抑えながらも、資源の暴利を貪る米国の戦争に必ずしも従属して賛成する必要はなく、今ごろ自衛隊(国防軍)は「国民の生命・財産を守る」とする最大の社会福祉機能を保持出来ている筈なのです。極めて海外左派的主張で恐縮ですが、日本はしっかりと日本民族が老後まで安心して暮らせる国家に出来る政治的機会を、もうとっくに得ていたことでしょう。

 もし仮にも、高遠さんのおっしゃる通りなら、なぜ同じようにイラクで拉致された香田証生さんは武装勢力に殺害されてしまったのですか? なぜ横田めぐみさんや有本恵子さんたちは北朝鮮に拉致されたまま帰っても来れないのでしょうか? なぜ沖縄県石垣市尖閣諸島沖で中共が次々と好戦的な態度を日本に仕掛けてくるのでしょうか?

 自分たちが助かったからといって「憲法9条の力を実感した」などと語るのは、護憲派が人後に落ちることを証明してしまったようなものです。これほど無神経な発言がありましょうか。まさか拉致された人々も、殺されてしまった人も、皆「日本人が悪いことをしたから、されて当然だった」などとGHQの洗脳統治計画通りのことを言うのではないでしょうね

 私も占領憲法の改正には反対です。現下の政治家たちが寄ってたかって議論したものなど、文字通りの「改悪」になるに違いありません。

 国家にとって存立の要は「資源確保・食糧自給・軍事力」の3点ですが、現下の日本がものの見事にいずれもまるで不足していることは、私たちの暮らしがいつ崩壊しても、皆が飢え死んでも、またぞろ日本列島が焼け野原になってもおかしくない状態であることを意味しているのです。

 日米が連携するもしないも、日中が首脳会談をするもしないも、まずは自前の憲法を取り戻してから議論しましょう。

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【尖閣】皆様のご参加を!

皇紀2670年(平成22年)11月6日

 先月30日に予定していましたが、台風接近のため急遽中止になっていた大阪での「中国の尖閣侵略糾弾 全国国民統一行動」が下記の通りに決まりました。

中国の尖閣侵略糾弾 全国国民統一行動 11.20 IN 大阪

 「頑張れ日本!全国行動委員会」からのお知らせです。

期日・内容:

 平成22年11月20日(土)

 12時30分 集合・準備

 新町北公園(大阪市西区)

 地下鉄四ツ橋線「四ツ橋駅」2番出口 北へ徒歩5分

 鶴見緑地線「西大橋駅」2番出口 北へ徒歩5分

 13時00分 集会

 新町北公園(大阪市西区)

 登壇予定:田母神俊雄、西村眞悟、三宅博、水島総 他

 14時00分 デモ行進 出発

 新町北公園→東進→南久宝寺町3→御堂筋南下→難波高島屋前→元町中公園(浪速区)

 解散(15時05分)

 16時00分 街宣活動

 大阪富国生命ビル前(曽根崎警察向かい)

 JR「大阪駅」、阪急・阪神・御堂筋線「梅田駅」徒歩5分

 15時30分 街宣活動 (?18時00分)

 南海「難波駅」・高島屋前 向かいマルイ前

 ※ 当初の街頭演説場所が変更になりましたので、ご注意下さい。

主催:頑張れ日本!全国行動委員会/草莽全国地方議員の会

ご連絡先:頑張れ日本!全国行動委員会 http://www.ganbare-nippon.net/

     TEL 03-5468-9222

※ チラシ(PDF版)は こちら → http://www.ch-sakura.jp/sakura/protest-aggressionsenkaku1103osaka_flyer.pdf

【お知らせ&お願い】

・どなた様でも参加できます。また、申し込みの必要はありません。

・雨天決行

・日の丸以外の国旗や他団体、本趣旨と違う幟の持ち込みはご遠慮下さい。

・日本人らしい節度ある言動でデモを行いましょう。

遠藤健太郎講演会 動画1

 当日お越しいただきました皆様に、まずは心より御礼申し上げます。

 

 http://www.youtube.com/watch?v=8hDpegrcj90

 吉田松陰の説いた「飛耳長目(ひじちょうもく)」は、一貫して日本政治に求められる基本姿勢です。これを忘れた時、日本は外交に敗れ、戦争に負けるのです。

 現在、日本政府には主に内閣官房内閣情報調査室、警察庁警備局・警視庁公安部、公安調査庁、外務省国際情報統括官組織、防衛省情報本部の情報収集分析機関がありますが、それぞれの連携が十分とは言えず、重要な政治決定に必要なだけの諜報活動や工作活動が行なえる体制にはありません。人員も予算もあまりに足りないのです。

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「尖閣ビデオ」が流出!

皇紀2670年(平成22年)11月5日

 5日午前、皆様もテレビメディア各局の報道に驚かれたことと存じます。それは、沖縄県石垣市尖閣諸島沖で海上保安庁が撮影した「当て逃げ中共漁船」の映像がインターネット上に流出したことではなく、それを指して「誰の仕業か」と犯人探しにしか関心のないコメンテーターたち、まだなお「国と国との関係を配慮して」「コツンと当たっただけ」と言い張る某党党首の姿にです。

 http://www.youtube.com/watch?v=1BbfepJQ4w8

 ▲本当の尖閣 海上保安庁 5 ミンシンリョウ5179 No.3 「みずき」と衝突

 http://www.youtube.com/watch?v=lg0v7RrjWas

 ▲本当の尖閣 海上保安庁 1

 http://www.youtube.com/watch?v=fTRf4FGNOMQ

 ▲本当の尖閣 海上保安庁 2

 http://www.youtube.com/watch?v=H5cKvFMLmD4

 ▲本当の尖閣 海上保安庁 3

 http://www.youtube.com/watch?v=vpE-DofFxC4

 ▲本当の尖閣 海上保安庁 4

 http://www.youtube.com/watch?v=JgEMokxAbVw

 ▲どうなる尖閣 海上保安庁 6 巡視船はてるま撮影

 確かに流出経路は確認されたほうがよいでしょうが、情報公開を第一信条に掲げてきた筈の民主党・菅内閣が隠蔽しようとしていただけに、かえって海保がいろいろ言われてしまう事態に発展していました。

 この映像は現在海保幹部が確認中ですが、間違いなく本物であれば動かぬ証拠を全世界が見るわけであり、いかに海保がギリギリの沿岸警備に務めているかがよく分かります。これでも日本の司法は中共人船長を起訴しなくてよかったのでしょうか

 私が先月24日の講演で申したことですが、小泉自公政権の平成16年3月、平成13年12月に東京地方裁判所で靖國神社に於ける器物損壊に対して懲役10ヶ月・執行猶予3年の判決を言い渡された馮錦華尖閣諸島魚釣島に上陸して器物損壊を犯したにもかかわらず、逮捕もせずに入国管理法違反で国外退去にしたのと同様の間違いを、まさにわが領土で日本政府は繰り返してきたのです。猶予期間中の再犯は実刑でしょうが!

 本来なら、この映像はもっと早い段階で公式にでも「どうせとぼけるなら」意図的に流出という手段を駆使してでも公開されなければいけませんでした。しかし、最初(5日未明)にアップロードされていたユーチューブ(ユーザー名「sengoku38」さんの)動画は既に削除されており、上記動画もいつ削除されるか分かりません。本当かどうかは不明ですが、流出した動画にはなかった部分とされる「中共船員による海保職員殺人未遂」について、以下のブログに記述があります。

 http://tonnews.livedoor.biz/archives/1118014.html

 ▲ton’s news:隠ぺい工作する左翼政権は解散だ!

 海保職員2名が中共人に海へ突き落とされ、落ちた2名を中共人が殺そうとしていたというものです。もしこれだけの証拠を掴んでいたのなら、船長を起訴しないと判断したであろう菅内閣は治安維持に関わる日本公務員の生命の危機を軽んじて見過ごしたことになります。これでよくAPEC(亜州・太平洋経済協力会議)を横浜で開催出来るものだ、と。私が常々主張している警察などの機能維持がいよいよ危うくなるでしょう。

 取り急ぎ、動画をご覧下さい。

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人権侵害救済機関設置法案

皇紀2670年(平成22年)11月4日

 米連邦議会の上下両院議員選挙は2日、事前の予想、或いはそれを少し上回る勢いで民主党が歴史的大敗を喫しました。バラク・オバマ大統領という神輿のあまりの軽さに、今ごろ党実力者たちは万策を練っていることでしょう。対日政策に於いても何をしでかすか一層分からなくなりましたから、さらなる注意が必要です。

 さて、日本の民主党が躍起になっているのは、人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)を国会で可決させることだとよく分かりました。先月29日の衆議院法務委員会でのことです。

 http://www.youtube.com/watch?v=ChgySizR1rE

 柳田稔法相(参議院・広島)が「早期法案の提出を考えたい」というのは、これまで通り民主党や創価学会=公明党らの主張に沿っており、それでもまるで「やるやる詐欺」のようになっているのは、あまりにも法案の内容に問題があり過ぎて反対意見が多いことと、占領憲法の改正と同種の政治運動化させて集票・集金に繋げたい意図が推進派の裏にはあるからでしょう。

 また、黒岩宇洋法務政務官(新潟3区)も、反対意見を承知し、様々な問題があることを認めながら「国際的にも求められている」と可決を急ぐ主張をしています。そもそも法務省自体が折角作った(作らされた?)法案の可決に積極的なのかもしれません。

 人権とは、人が人として生きる権利という「自己生存の本能」ですから、本来「権利」として分類するのはおかしいものなのです。ただし、本能が退化してくるとその限りではありません。自己生存の本能すら「権利」だと主張すればするほど、日本民族の本能が歪んだ教育・環境によって退化し始めている証左となるのです。

 しかし、人権侵害救済機関の設置要件を見ても分かるように、現案は極めて恣意的な政治運動に行政が加担することを認めるものになっています。行政が極左・極右活動を取り込むなど言語道断ではありませんか。このようなものを国際社会が求めているわけなどないのです。

 何としても「人権」という美名のもとに多くの人々が騙されることのないよう、私はこの法案の可決阻止に引き続き努めたいと思っています。

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北方領土問題の解決法

皇紀2670年(平成22年)11月2日

 露国のドミートリー・メドヴェージェフ大統領が1日、旧ソ連時代を含めても史上初めて国家指導者として北海道国後島に上陸しました。以前から上陸することに色気を出していた彼に対し、上陸されてから対応しようとする日本政府は外交になっていません

 http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101101/erp1011010938003-n1.htm

 ▲産經新聞:ロシア大統領、北方領土の国後島を訪問 国家指導者として初 日本の出方探る

 麻生太郎首相(当時)も、露国側に招かれて南樺太で日露首脳会談を行なうという大失態を繰り広げましたが、その後、私たちが懸命に桑港(サン・フランシスコ)講和条約の調印をソ連が拒否したままになっている国際法上の原則を訴え、ついに「帰属の問題がありますから」北方領土の帰属問題に言及していただきました。これが事実上の巻き返しです。

 それが共同通信社によると、今日の日露関係悪化は麻生元首相のせいということになっています。「固有の領土」という、どこまで遡って主張出来るのか分からない言葉で政治活動を継続させてきた自民党の国際法に対する無知・無関心は責められて当然でしょうが、やっとのことで国際法に合致する認識を表した首相を日本のメディアが叩くようでは、決して奪われた領土を取り返すことは出来ません。

 http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101101079.html

 ▲スポーツニッポン:今思えば麻生元首相の発言が…「不法占拠」機に関係悪化 (共同)

 ここに出てくる「日本外交官」というのは、一体外務省のどなたのことでしょうか? このような姿勢は、何としても日本開催のAPEC(亜州・太平洋経済協力会議)を「何事もないように」することしか考えていない菅直人首相や仙谷由人官房長官に同じです。

 はっきり申し上げておきます。北方領土を取り返すには、占領憲法を無効にするしかありません。

 これまで何度も申してきたことですが、この占領憲法問題と北方領土問題(桑港講和条約調印問題)は密接に関連しており、講和発効後も「まるで米国の犬のよう」に自前の憲法を復原させない日本に、露国は絶対と申してよいほど北方領土を返還することはないのです。

 国内で国際法上おかしなことをしておいて、他国に「筋を通してくれ」と交渉しても説得力などないではありませんか。まして「自分たちは共産主義に勝った」と思っている露国は、決定的に米国のことが嫌いなのです。だからこそ、米国政府の日本支持表明の何と早かったことでしょう。

 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9……

 ▲日本経済新聞:米、北方領土問題で日本支持を正式表明

 改憲保守派は小躍りしているのでしょうが、これまた何度でも申しておきます。確かに日米友好は堅持すべきですが、米国の一部には東亜・極東の大混乱=戦争勃発に期待している実力者たちの意見があることを知っておかねばなりません。日本を舞台がわりに米中・米露の代理戦争を仕掛け、しかも大量の日本民族を生け贄にして米国はほぼ無傷のままカネ儲けをしようというのが彼らの戦略です。

 そのような一派と懇意な前原誠司外相が中共や露国に対抗するフリをしているのも、すべて屈米の菅首相は承知の上であり、結局けしかけることしか日本政府はしません。本当に日本を守るためならば国際法上の問題を一つ残らず解決させる筈ですが、誰も日本のための政治などしていませんから、決して占領憲法の無効を口にしないのです。

 しかし、日本政府が占領統治(拉致・誘拐状態)から原状回復を成し得ない限り、間違いなく北方領土も島根県隠岐郡隠岐の島町竹島も取り返せません。中共に狙われてしまった沖縄県石垣市尖閣諸島もまた然りなのです。

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