沖縄は中国?竹島は韓国?

皇紀2671年(平成23年)11月14日

 http://world.yzdsb.com.cn/system/2011/11/10/01148630……
 ▲燕趙都市網(北京語):琉球群島不属于日本

 中共の人民解放軍軍事科学院の彭光謙少将は、インターネットユーザーとの対話で「沖縄はわれわれのもの」という見解を発表しました。

 このような発言は近年急に繰り返され始めましたが、かつての琉球王国が新興国である「中華人民共和国」の属国だったことはありません。なお、領有権の主張に於いて、現在の中共圏内にあった過去の国家が「属国にしていた」ということならば、韓国も北朝鮮も中共のものになるでしょう。

 そもそも琉球王国が清以前の国家との関係を深めていたことはあっても属国だったという歴史すらないのですが、これが何度も申してきた「わが国固有の領土という表現の無意味」をよく表しています。国際法的効力が全くありません。

 よって、この手の妄言は国際社会の嘲笑の的にしかなりえませんが、問題は現役の人民解放軍軍人が最近インターネット上で好戦的な発言を繰り返し始めたことです。

 http://endokentaro.shinhoshu.com/2011/10/post2134/
 ▲遠藤健太郎オフィシャルブログ:中共vs泰緬という事態

 私が先月19日に取り上げた泰王国(タイ)の中共人商船乗組員12人殺害事件を巡る顛末について、6日の日比谷公会堂での講演でもお話ししましたが、緬国(ビルマ=ミャンマー)に対する報復をインターネット上で扇動していたのは、やはり現役の人民解放軍軍人たちでした。

 彼らは、共産党を守るための軍隊に過ぎませんが、革命を繰り返して国家を潰してきた背景に壮絶な権力闘争があり、現在の胡錦濤・温家宝体制と人民解放軍は決して一枚岩ではありません。

 これは、2671年もの間、万世一系の皇統によって国体(國體)を護持してきたわが国の、その内なる民間の権力闘争からは想像を絶するもので、世界平和を目指す人類の将来に暗い影を落とすものです。

 人民解放軍は外交部の方針と対立しており、溜まりに溜まった鬱憤のはけ口がインターネット上にあって、平気でこのような発言を繰り返しています。自分たちで自分たちを検閲するのですから、ほぼ「何でもあり」でしょう。

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/111111/kor11111……
 ▲産經新聞:韓国国会議員、竹島で音楽会強行 日本の中止要請無視

 韓国の李明博大統領の竹島上陸に替わり、自民党の新藤義孝、稲田朋美両衆議院議員らが金浦空港で入国拒否になることで一件落着させる騒動の顛末についても以前に申しましたが、北朝鮮に対する米国の刹那的外交の方針転換が、日米同盟(?)よりも米韓同盟を優先させ、それにわが国の国会議員が協力しているという珍妙な現象が目下起きていることを、多くの日本国民は知りません。

 島根県隠岐郡隠岐の島町竹島での勝手な催しを中止せよというなら、米国との関係を今よりもっと有意義なものにするなら、韓国に対してわが国は交戦権を行使すべきです。今すぐ国会で大日本帝國憲法の有効を確認するだけでよいではありませんか。

 「日本はだめだ」などと愚痴を並べているだけではいけません。私たちはその国会請願(参議院)という第一歩を踏み出したのですから、皆様も私たちとともに声を上げて下さい。

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