新聞記者の拉致続ける韓国

皇紀2674年(平成26年)9月27日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140926/kor140926……
 ▲産經新聞:【本紙ソウル支局長聴取】出国禁止さらに10日間延長 韓国検察当局

 沈没事故を起こした韓国のセウォル号問題で、犠牲者ご遺族などで組織された家族対策委員会が、真相究明において「自分たちにも捜査権と起訴権をよこせ」と要求し始め、野党の新政治民主連合がそれに準じた法案の提出を用意しています。

 ご遺族の辛いお気持ちは察するに余りあり、そのことは事故発生を取り上げた際にもここで申しました。しかし、法治の基本として、被害者側に捜査権と起訴権を与えるなど、まともな司法を有する国ではありえません。また、一般に市民がそのような要求をすることもありえないのです。

 ところが、わが国の司法も褒められたものではないものの、韓国ではありえないことが常態的にありえてしまいます。

 何度も申しますが李明博前政権末期、憲法裁判所が「慰安婦問題で日本政府に賠償させないのは、韓国政府の不作為であり憲法違反」と判断したことも、国際法上有効な日韓請求権協定の一方的破棄を司法が言い始めたのであって、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)のような団体が行政・立法を動かし、行政・立法が司法に介入する韓国では、司法が法を破るのです。

 だからわが国は、もう何も韓国政府とは約束できません。たとえ約束しても、大統領がそれを国内に持ち帰ったとたん、反日団体に主導権を握られ、破られていきます。

 産經新聞社ソウル支局の加藤達也支局長が、朝鮮日報などの記事をまとめただけで、朴槿恵大統領の名誉を毀損した疑いをかけられ、ソウル中央地方検察庁に取り調べられ、出国禁止にされている問題も同様です。

 韓国政府が手を回せなかったせいか、仏国に本部を置く国際ジャーナリスト組織の国境なき記者団が、韓国の一連の対応(反日団体による産經への告発も)を痛烈に非難しています。それでも中央地検は、事実上の拉致状態を延長しました。

 そのような国だと理解すれば、慰安婦問題や島根県竹島問題などへの正しいわが国の対処も分かるはずです。

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中共選手…日本国歌耳障り

皇紀2674年(平成26年)9月26日

 http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140925/oth140925……
 ▲産經新聞:【アジア大会】日本国歌は「耳障りだ!」 中国の競泳選手に批判

 韓国の仁川で開かれている「アジア競技大会」に対し、他国での開催では見られないような多くの欠陥が指摘されています。

 日韓戦の競技中、日本選手の不利になるような空調設定がされたのではないかという疑惑に始まり、選手村のエレベーターがまともに動かず、配られた食事からはサルモネラ菌が見つかり、馬術でも日本選手の競技を妨害するような現象が起きました。

 安倍晋三首相と同様に、韓国の朴槿恵大統領も連合国(俗称=国際連合)総会出席のため、現在訪米中ですが、それに合わせて、米紙ザ・ニューヨーク・タイムズに、何者かたちが朴大統領を徹底的に批判する意見広告を出しています。

 どうやら在米韓国人女性たちの団体が主導しているようですが、その背景などはまだ分かりません。よく調べてから申さなければなりませんが、仮説として、米中から朴大統領が切り捨てられ始めたといえるかもしれないのです。

 さて、アジア大会に話を戻せば、相変わらず中韓から聞こえてくるのは「日本人に対するヘイトスピーチ」です。むしろ、指摘し出せば「あれもこれもヘイトスピーチ」になってしまうことに気づかなければなりません。

露長官の択捉島上陸を叱れ

皇紀2674年(平成26年)9月25日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140924/erp140924……
 ▲産經新聞:ロシア大統領府長官が択捉島に上陸 新空港視察 国防相も近く現地へ

 露国のウラジーミル・プーチン大統領の動きは、実に早いです。わが国の安倍晋三首相は、まったく着いて行けていません。

 昨日記事でも申したように、露政府は訪日を打診し続け、外務省が「屈米」に基づいて消極的で、安倍首相が果敢に独自外交を目指すも、米政府に抗しきれない様子であることから、セルゲイ・イワノフ大統領府長官(元国防相)が北海道択捉島に上陸してしまいました。

 では、イワノフ長官の択捉島上陸は、韓国の李明博前大統領の島根県竹島上陸と同罪でしょうか。

 いいえ、違います。何度も申しますが、日露は大東亜戦争の講和(日露平和条約の締結)が実現していません。現在も日露間では国際法上、六十九年前の戦争が終わっていないのです。

 二十一日の講演でも申したのは、今からわずか八年前、露国境警備隊に銃撃され死亡した「第三十一吉進丸」乗組員・盛田光弘さんは、いわば「戦死」されたのであって、外務省の政務官が後日、北海道国後島へご遺体を引き取りに行っています。

 占領憲法(日本国憲法)を「憲法」と思い込んできた私たちの「平和ボケ」が、日露関係や日韓関係を正しく理解できないようにしてきたのです。

 わが国と韓国の間に、未解決の戦争はありません。よって李前大統領の行為は、まさに不法上陸であり、韓国がわが国に領土紛争の宣戦布告をしたようなものです。にもかかわらず、何もしなかったわが国政府は、米韓同盟の前にただひれ伏し、日米同盟こそが重要だという説得を、占領憲法下ゆえに米政府にしていません。

 しかし日露は、法理原則に従って戦争が終わっておらず、むろん今回の上陸や、或いはこれまでの島内開発に「領土帰属はいまだわが国にある」「条約締結まで待て」と抗議しなければなりませんが、その交渉に乗ってこない日本を、プーチン大統領は急き立てているのです。

 相手が交渉したがっている時ほど、今回のような態度に出るのであり、安倍首相の決断が極東亜の今後を左右します。私たちは、「ボケ」ている場合ではないのです。

オバマを取っても利なし

皇紀2674年(平成26年)9月24日

 http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014092201002149……
 ▲47NEWS(共同通信社):政府、プーチン氏の秋来日断念 米の理解得られず

 とうとうこの話が表に出ました。
 私は二十一日の講演で、事前に提示した「なぜ北朝鮮は拉致事件調査を先送りにしたのか」という問いに、最新情報でお答えしたのが、「北朝鮮は日露関係が少し遠のいたのを知ったからだ」と申しました。

 むろん、共同通信社の記事が正しいかどうかは、まだ何とも申せません。しかし、少なくとも先日の安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン大統領との短い電話会談でも、亜州太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた首脳会談開催の約束しかしておらず、今秋の大統領訪日は、やはり見送られたとの見方が優勢です。

 九月十二日記事の冒頭でも申したように、露政府は訪日を打診し続けていたのであり、これに対して外務省がろくに対応せず、首相官邸で調整を試みていたのは間違いありません。

 なぜなら、共同が書いた「オバマ米政権がプーチン氏来日を見合わせるよう日本に求めている」というのは、一貫した外務省の姿勢であり、安倍首相はこれを知って、官邸で対処していたようです。

 北朝鮮が拉致事件の「再調査」などと言い出したのも、第二次安倍内閣発足以来、頻繁に日露が首脳会談を重ね始めたためであり、これが一旦停滞するのであれば、北朝鮮は「すでに分かりきっている日本国民拉致被害者の情報」を出すのも、様子を見てからということになったに違いありません。

 この一点をもってしても、日露間に距離を作ってはならないことが分かります。何度も申しますが、これまでの露国のどの指導者でもなく、プーチン大統領と日露講和を実現させ、領土問題に終止符を打ち、経済交流も深めることに意義があるのです。

 環太平洋経済連携協定(TPP)にも見られる、まるで「新世界秩序(New World Order)、或いは世界統一」のような危険思想に対し、危険思想だと知って抵抗するプーチン大統領とここへ来て距離を置くことは、安倍首相自らが新自由主義で、世界統一政府に組すると宣言するようなものでしょう。皇国の為政者は、そうであってはなりません。

 これまた何度も申しますが、ウクライナ問題におけるプーチン大統領の責任など何一つないのであり、創出された対立に煽られて、わが国まで莫迦をみることはないのです。

朝日「劣る他社を訴える」

皇紀2674年(平成26年)9月23日

 http://www.news-postseven.com/archives/20140921……
 ▲NEWSポストセブン:慰安婦報道で官公庁から取材拒否続出 朝日幹部対応メモ入手

 週刊ポスト(小学館)十月三日号に掲載された「某省がまとめたメモ」というのは、恐らく「省」というより内閣府でまとめられたものでしょう。官僚は必ずメモを取りますから、これについて朝日新聞社は、言い逃れできません。

 朝日幹部は、複数の省庁を「言い訳」行脚して回ったようで、週刊ポストが入手した先を特定するように申してはいけませんが、対応した官僚にさえ呆れられていたことを、朝日幹部らは知っているのでしょうか。

 なぜなら、朝日幹部は「誤報を認めた部分以外をメディアから攻撃されたら、朝日の紙面で反論するだけでなく、積極的に提訴する方針だ」「朝日が訴えたらそれらのメディア(産經新聞社や小学館)はひとたまりもないだろう。彼らは取材力が劣っているからだ」などと省庁職員に言ってしまったからです。

 上記配信記事の最後に「朝日の驕りと勘違いは救いようがない」と書かれていますが、どうやら同じことを複数の職員も感じたようで、「朝日が訴えてボロボロになればいい」と思われています。

 何度も申しますが、訂正謝罪記事としての体裁に誤りがなければ、朝日はここまで非難されることもありませんでした。しかし彼らは、訂正記事の世界的常識としての謝罪をしないため、同業他社のみならず、広告出稿してくれていた企業や多くの購読者を含む国民から「攻撃」されているのです。

 そもそも「攻撃されたら」とは、相変わらず朝日には、わが国を貶めるという使命感と被害者意識しかありません。虚報を全世界にばら撒いた加害者としての謝罪を絶対にしない理由が、ここにあるのです。

 自身、或いは自社の信念をつまびらかにするのは、よいことです。が、過ちに対するお詫びをしない限り、その信念に耳を傾ける者など誰もいません。