日本主導銀からの鞍替え?

皇紀2675年(平成27年)4月1日

 http://www.sankei.com/world/news/150331/wor150331……
 ▲産經新聞:【アジアインフラ投資銀】「戦わずして日米に勝つ」中国が狙う21世紀の“孫子の兵法” 雪崩を打って各国参加

 産經新聞社配信のこの記事の表題のつけ方がよくありません。「戦わずして日米に勝つ」「二十一世紀の『孫子の兵法』だ」というのは中共人の自画自賛ですし、極めつけに「雪崩を打って各国参加」で私たちに焦燥を煽情しています。

 かくして昨日記事の続きを申さねばならなくなったのですが、与野党国会議員の中にはすでに亜州インフラ投資銀行(AIIB)への参加を政府に要請する声が複数あるのです。

 報道各社が好きな「日本は世界から取り残される」という不安を扇動して間違ったほうへと世論を誘導する手口は、一部国会議員や官僚諸氏の常套手段でもあります。例えば国民を戦争へとかき立てる時も、時期尚早も甚だしかった消費税率の引き上げも同種の類いにほかなりません。

 ここで改めて申します。米国に比べてわが国がまったく焦る必要もないのは、わが国主導の亜州開発銀行(ADB)に何らの不安がないからです。亜州・太平洋、欧米のあわせて六十七か国と地域が参加しています。

 歴代総裁(九人)の全員が日本人であり、現在わが国の代表総務は麻生太郎副首相兼財務相です。本部をフィリピンの首都マニラに置き(AIIBはもろに北京に置く)、さまざまな問題を抱えながらも、AIIBが設立前に抱える「中共共産党人民解放軍用施設の建設計画ばかりが採用されるのでは」といった問題は一切ありません。

 各紙に煽られないよう、今一度ADB参加国の一覧をご確認ください。そうそうたるメンバーです。

 http://www.adb.org/about/members
 ▲Asian Development Bank:Members

 と申しますのも「AIIBに参加するとADBから脱退する」という勘違いがあり、ご質問をいただきましたので、はっきりお答えします。

 設立時より参加したドイツ、オーストリア、イタリア、イギリス、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドらがこぞってAIIBに鞍替えするのではありません

 フィリピン、ヴェト・ナム、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、台湾、そして中共さえADBに参加したままなのです。

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『日本主導銀からの鞍替え?』に1件のコメント

  1. まいまい:

    青山繁晴先生が関西テレビスーパーニュースアンカーを降板されました。番組じたいの終了で仕方なかったようですが大切な情報を得る機会を失いもう遠藤先生だけが頼りです。あと番組はひどくてもう関西テレビは見ません。先生に出ていただきたいです。