悔しいコロンビア邦人殺害
今朝早く、午前五時五十九分に福島県沖でマグニチュード7.3、最大震度5弱の地震が発生し、津波警報が発令されました。まだ暗い時間帯の避難は大変だったに違いなく、衷心よりお見舞い申し上げます。
秋篠宮の文仁親王妃紀子殿下と悠仁親王殿下の乗られた宮内庁のワゴン車が二十日午前七時四十分ごろ、神奈川県相模原市緑区与瀬の中央道下り線で、前方の乗用車に衝突した事故。既に報じられている通り秋篠宮の交通警備体制は、天皇陛下と皇后陛下、或いは東宮に対して差をつけられており、端的に申しますと前方に白バイ先導がつかず、赤信号で止まらなければなりません。
運転手が一早く渋滞の発生に気づかなかったことが事故の原因とされているにもかかわらず、宮内庁の西村泰彦次長は、警備体制の見直しを考えていないと述べましたが、(敢えてこう申しますが)皇位継承順位の高い皇族に対して細心の注意を払うのが宮内庁の責務です。
本来であれば「継承順位」などという表現を持ち出すべきではないでしょうが、悠仁親王殿下にあらせられては、将来天皇陛下になられる皇族ですから、即刻警備体制を見直してもらわなければ困ります。今回の事故が起きる前に、しかるべき筋に提言のお願いをしておくべきでした。
同乗していた悠仁親王殿下の御友人たちも、さぞ驚かれたことでしょう。御怪我がなく幸いでしたが、このようなことが二度とないよう、宮内庁職員も(人間は)必ずミスをするのですから、運転手に厳重注意して終えないでください。
考えたくもありませんが、考えておかなければならないので物騒なことを物騒に申しますと、もしわざと事故を起こす工作員がいたら、その潜入と実行を許した宮内庁は、全職員の即時公開処刑どころでは済まないでしょう。反日工作員を除くごく普通の私たち国民は、絶対に許しません。
http://www.sankei.com/affairs/news/161121/afr161121……
▲産經新聞:【コロンビア邦人殺害】死亡は一橋大4年の井崎亮さん 強盗が銃撃 途上国を旅行中
さて、ペルーの首都リマで開かれていた亜州太平洋経済協力会議(APEC)が閉幕し、安倍晋三首相は、露国のウラジーミル・プーチン大統領と一時間以上も話したのに対し、中共の習近平国家主席とは互いに歩み寄り会場内のベンチに腰掛けて十分間、米国のバラク・オバマ大統領とは立ち話で十分間。これで日米首脳の、オバマ大統領とは最後の会談が終わりました。
このような終わり方があるものかと思いますが、それよりも私の心を大きくかき乱したのが上記産經新聞社記事の殺人事件です。まずは、井崎亮さんとご家族の皆様に衷心よりお悔やみを申し上げます。
そして、結局彼が命を懸けてしまうことになった彼なりの世界の記録に、皆さんもお目通しください。
http://natsuyasumi0206.blog.fc2.com/
▲人生の夏休みの夏休み~休学中の大学生の旅の記録
彼は、恐らく国際協力に関心を持ち、特に発展途上国のためにできることはないか下調べと、若いうちにできる楽しいことはしておきたいというつもりで、アルバイトをして貯めたお金をこの旅に注いだのでしょう。
その記録は、事件に遭うコロンビアのメデジン市に入る前に滞在したメキシコの首都メキシコシティで終わっています。携帯電話の類いを盗られたのは、スペインの首都マドリード滞在時にもあって、彼の中では「もう盗られてたまるか」という想いがあって、きっと二人組の強盗にも歯向かっていったに違いありません。
私もかつて東南亜各国を巡った際、インドネシアで危ない目に遭ったことがあり、うまい具合に大事に至りませんでしたが、いわば武力(敵は銃を所持)で勝てる確信がない限り潔く撤退するのも防衛の一手です。皆さんは、もしどこかで同じ目に遭われてもほぼ反撃しないでください。
しかしながら私は、井崎さんを責める気にはなれません。若い彼の、その時の気持ちを大事にしたいからです。彼はどうしても、強盗なんかに負けたくなかったに違いありません。彼が負けて盗んだものをカネに換える犯人たちを、また一つ堕落させることになる、と。それはよくないことなのだ、と。
海外に出て、初めて見える「日本」があります。私はそうして、わが国の堕落(反日)に気づきました。
彼の活躍を楽しみにしていたご家族や友人たちがいたでしょう。きっと彼は、人びとの自由と安全な暮らしのために、国際協力の場で活躍できたと思います。
わが国の中だけで叫んでいられるほど世界は平和ではないのです。堕落を止めるために拳を振るう必要がありました。どんなに愚かだったと思われても……。