人をバカに…左翼こそ既得権益
左翼・極左のこの「発狂ぶり」を見る限り、少なくとも兵庫県民のうち百十一万人以上もの人びとの判断は正しかったのでしょう。日ごろから「民主主義を軽んじるな」「人権を守れ」と叫んでいる左翼・極左は、多様性(ダイバーシティ)の叫びと同様、そう言いながら自分たちの主張とは違う声を一切認めません。
左翼・極左以外の人びとの意見を「悪」のように語り上げ、そうした人びとの人権さえ平気で踏みにじる彼らの傲慢と偏見を、決して許してはならないのです。
■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)チャンネル登録お願いします!
兵庫県の齋藤元彦知事が再選されたのは、まさに「正気が狂気に勝った」結果であり、さんざん「既得権益にまみれた政治」を批判して何かと「革命」を口にしてきたはずの左翼・極左こそが既得権益そのものだった実態を表しています。
今や「元祖パパ活」とまで呼ばれる文部科学省の事務次官だった前川喜平氏は、その象徴的存在と申せましょう。旧文部省と旧科学技術庁の省内対立と不祥事の連発で更迭、天下り先を失った前川氏は、それらを問題視した安倍晋三首相(当時)を徹底して敵視し始めましたが、それは、まさに既得権を失った前川氏の個人的怨念(「世の右傾化を憂う」などと言うのは大嘘)にすぎませんでした。
長年にわたる貝原・井戸県政で焼け太りした兵庫県庁職員の既得権益と、それに味方した数名の兵庫県議会議員も共に知事を引きずり降ろそうと画策した「紅い官製革命」は、まさに前川氏の「大好物」だったに違いありません。
しかし、これほど私たち国民の民意を莫迦にしたものはないのです。彼らの言う「民主主義」が聞いて呆れます。
公益通報に当たらない怪文書を県庁内で作成してバラ撒き、当然それを問題視した齋藤知事側が徹底して敵視された上での今回の選挙で、まさに「社会の底が抜け落ちそう」だった寸でのところで、ようやく多くの県民がその出鱈目を見破ったのです。
奇妙なまでに不公正なことをしていた兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)をめぐり、委員だった竹内英明議員(ひょうご県民連合・姫路市選挙区)は昨日、辞職願を議長に提出し、受理されました。
委員長の奥谷謙一議員(自民党・神戸市北区選挙区)をはじめ、出鱈目を見破られて批判されたことを「言葉の暴力があった」などと言っていますが、まずはじめに齋藤知事に対して言葉の暴力の限りを尽くしたのはどちらでしたか。
怪文書に踊り狂っていたはずの県庁職員への聞き取りで「権威的暴力(パワーハラスメント)はなかった」と奥谷氏自身が明言しながら、齋藤知事を「パワハラをやった知事」のように演出した本件に於ける百条委は、もう二度と開かれるべきではありません。
いわゆる「おねだり」とされた齋藤知事の疑惑についても、地域特産ワインを渡した赤穂郡上郡町(西播磨県民局の所管)の梅田修作町長が明確に否定(時事通信社記事を参照)しており、百条委委員の丸尾牧議員(緑の党・尼崎市選挙区)が「知事がスキーウェアをねだった」と流布した話も、全くの出鱈目(日高神鍋観光協会が明確に否定)でした。
不信任を突きつけるべきは、県政の混乱に県民を巻き込んだ彼らのほうです。
齋藤知事の再選と同時に、あの二十二市長のうち、伊丹市長の藤原保幸氏、宝塚市長の山﨑晴恵氏と姫路市長の清元秀泰氏が齋藤事務所にのこのこ顔を出すという厚顔無恥も、決して許してはなりません。
くどいようですが齋藤知事も、貝原・井戸県政を刷新しないまま北韓(北朝鮮)運営の非一条校に補助金を出し続ける判断をしたような間違った政治家です。彼の再選が何やら「兵庫県を救う」というような高揚感をもって語られる結果とまでは申せません。
ただ、紅い官製革命を否定する県民の判断が下ったということです。今後も地方公務員法(政治的活動の禁止)違反を犯すようなら「公務員を辞めなさい」と訴えるのみです。