日本が中国を叱りつけよ

皇紀2683年(令和5年)4月10日

 統一地方選挙・前半戦については、明日取り上げます。ご了承ください。

 五日記事で取り上げた韓国の共に民主党議員たちによる「日本襲撃計画」は、ことごとく失敗に終わりました。

 わが国側の議員が誰も相手にせず、東京電力も彼らの侵入を許さず、本当は共に民主と同じ親北韓(北朝鮮)・中共一味の報道権力もさすがに扱いにくかったのか一切報じられもせず、私たち国民のほとんどが何も知らないうちに幕を閉じたのです。

 それでも共に民主は、「我われの訪問そのものが日本にとって圧迫になるだろう」などと虚勢を張りました。だから日本政府も相手にせず、日本国民のほぼ誰も知らない訪問が何の圧迫になるというのでしょうか。失笑を誘うのはやめていただきたい。

 この滑稽さが立憲民主党や社会民主党にそっくりです。国民の力の朱豪英院内代表が「国民の代表と言う人びとがフェイク・ニュースとも違わない虚偽事実をまき散らして日本まで走っていくさまは、誠に情けない」と痛烈に批判しました。

 ことほど左様に親北派の「政治工作活動」は、常に莫迦莫迦しいものです。私たちは、いわれのない福島県に対する暴力的言動を、決して許してはなりません。

 福島を「フクシマ」と表記する対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)を、見逃していてはならないのです。

欧州委員長、習近平氏と応酬 台湾問題巡り、現状変更反対

 【北京共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は6日、中国の習近平国家主席と北京で会談し、台湾問題で応酬となった。

(一般社団法人共同通信社)

 さて、確実に見逃せないのが中共の勘違いです。台湾は、かつての中華民国であって、新興の中華人民共和国に属したことなどただの一度もありません。

 近年のさばり始めた中共の「経済侵略」により、平伏してしまう、或いは沈黙してしまう国もある中、欧州連合(EU)として習近平国家主席に言葉を選ばなかったウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長は、独国の国防相時代(メルケル政権)にあまりうまくいかなかった積年の鬱憤を晴らすかのようでした。

 社会保障制度改悪で「国民の敵」と化している仏国のエマニュエル・マクロン大統領は、習氏に歓待されるまま二度も夕食会を楽しんでしまいましたが、フォン・デア・ライエン委員長は、実のところ初めから歓迎されていませんでした。彼女が対中強硬路線を標榜してきたからです。

 林芳正外相も、国民の身柄を人質に取られ、共産党人民解放軍海軍に領海侵犯を繰り返されながら中共の「分かってるやろなワレ」的歓待に豚の尻尾をふる始末で、私たち国民が「こんな外交は認めない」「中共は地図から消えなさい」という態度を明確にしなければ、いつまでもこのままになってしまいます。

 EUの主要国を「抑えた」と胸を張る習氏に、欧州委員会の委員長は恐れるに足らない存在なのでしょうが、中共はかねてより、相手国の国民感情を綿密に調査してきました。自分たちが良く思われていないとなると、四川省のジャイアントパンダなどを友好の道具に使い、私たちの感情を操作してきたのです。

 これに騙されなくなり始めた日本国民は、中共にとって厄介なのかもしれません。

 よって中共人民を侵略の道具に使い、わが国の内からどんどん浸食していく計画は、数十年をかけた長期的謀略です。それを平気でやるのが中共なのです。

 しかしながら習氏の激高は、そのまま台湾併呑が困難である現状を表しており、わが国こそが中共を叱りつける外交へ進化しなければなりません。

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維新に盗み取られた責任

皇紀2683年(令和5年)4月9日

 あまりに口惜しいので一言。奈良県知事選挙で平木省候補が当選出来なかった(二十時現在)原因は、自民党本部が現職の多選・高齢を避けて新人を立てようとしながら高市早苗内閣府特命(経済安全保障)担当相を追い落としておこうと、その方針を敢えて貫かなかったせいです。

 この選挙結果の責任を高市氏に押しつけるのは間違いであり、茂木敏充幹事長が責任を負わねばなりません。

 それだけははっきり申し上げておきます。まんまと日本維新の会になんぞ掠め取られたのは、自民党が招いた大失態であり、後半戦に向けて大いに反省してください。

知事選、誤ると県ごと地獄

皇紀2683年(令和5年)

静岡のリニア議論は「末期症状」!致命的な誤りを認めた川勝知事の「新たな大問題」(小林 一哉) @gendai_biz

「山梨県内で行う調査ボーリングが『サイフォンの原理』で、静岡県内の地下水を山梨県内に流出させる」と、超自然現象の“珍説”を唱えた川勝平太知事は2023年3月28日の会見で、ようやく「サイフォンの原理は間違っていた」と誤りを認めた。その席で、「サイフォンの原理」に代わる静岡県内の地下水流出の新たな理由を説明した。ところが、こちらも真っ赤な嘘だった。…

(現代ビジネス|講談社)

 静岡県の川勝平太知事は、わが国に対抗する中共のための破壊工作でもあるかのように、東海旅客鉄道(JR東海)が進めるリニアモーターカーの敷設を、非科学的珍説をまくし立ててまで妨害してきました。

 今月一日に就任したJR東海の丹羽俊介社長は六日、リニアの開業が当初計画の四年後に間に合わないことを示唆しています。これでは、中共と川勝知事の思うつぼです。

 川勝知事の暴言癖は、県内市町村を困惑させ、山梨県や神奈川県など近隣県の知事たちまでもを呆れさせています。

 知事選挙で私たちが選択を誤れば、堕ちた静岡と全く同じことがあなたの道府県でも起きるのです。

 本日は、統一地方選挙の前半戦投開票日です。対象になっている道府県民の皆さん、どうかその候補者が何を言っている人物か、その背後はどうなっているかに至るまで、注意深く見極めて投票してください。

 例えば、奈良県知事選挙ですが、中共に甘い「ナントカの会」候補者を選ぶべきではありません。私たちの暮らしの安全を守ろうと、毅然とした対応を急ごうとして「怪文書攻撃」を受けた大臣が党の方針に従って奈良に連れてきた候補は誰か、お分かりですね?

 通さねばならない人を通さねば、その県ごと地獄に堕ちるのみならず、わが国ごと地獄に堕ちるかもしれません。どうか、どうか判断を誤らず、必ず投票に行ってください。

親北政治がカルトを招く

皇紀2683年(令和5年)4月8日

 昨日記事冒頭で取り上げた陸上自衛隊ヘリコプターに搭乗していた十名の安否ですが、未だ不明のままです。SNS上では、「全員無事」という言葉がトレンド入りするほど、多くの国民が自衛官全員の救出を祈っています。

 私たち国民の安全と生命を守るため、日夜任務をこなす自衛官に唾する輩がいる中、彼らの無事を祈らずにはいられません。私が三月二十一日記事末尾で、警察官をめった刺しにして拳銃を強奪した被告を無罪(のち大阪高等検察庁が抗告を断念)とした大阪高等裁判所の斎藤正人裁判長を強く非難したのも、同じく私たちを守る任務に就く警察官への感謝の念の裏返しでした。

 むろん人員規模が大きければ中には不祥事も起こりますが、少なくとも警察官、海上保安官、消防士、自衛官には、日教組や自治労のような「公務員の風上にも置けない極左妄動の破壊工作組織(組合)」が存在しません。

 その崇高な任務は、私たち国民の感謝と祈りに支えられねばならないと思うのです。どうか全員無事にかえしてください。

文鮮明氏来日で便宜 金丸副総裁が不許可覆す―韓国外交文書:時事ドットコム

【ソウル時事】世界平和統一家庭連合(旧統一教会)創始者の文鮮明氏(故人)が1992年に来日した際、当初、法務省は入国を許可しない立場だったが、当時の金丸信自民党副総裁(同)が身元を保証すると便宜を図り、認めさせていたことが分かった…

(時事通信社)

 平成二年のいわゆる「金丸訪朝団」から二年後、統一教会(世界平和統一家庭連合)の創業者だった文鮮明氏が入国できた背景に、やはり自民党の金丸信副総裁(当時)がいたわけです。

 特に北韓(北朝鮮)とつるんだ金丸氏の強引な一言がなければ、米国で実刑判決を受け、法務省が「入国不可」とした文氏は、決してわが国に入れませんでした。これが「文氏は北韓の強力な支援者」とするもう一つの根拠たりえます。

 北韓が犯した日本国民拉致事件に取り組み始めた安倍晋三元首相は、この事実を知った時から統一教会と距離を置きました。しかし、インターネット上で「統一教会は韓国発の保守系団体」だの「安倍氏は統一教会とズブズブ」といった虚実が独り歩きしていたのです。

 韓国外交部が機密解除で六日に公開した外交文書には、もう一つ重要なことが書かれていました。

 それが日韓請求権協定に関する部分です。平成三年八月の亜州太平洋地域戦後補償国際フォーラム(東京開催)で、協定締結当時の大統領府政務首席秘書官が「個人の請求権が政府間で解決できるかについても疑問が残る」「当時の交渉代表の間でも、同協定は政府間の解決を意味し、個人の権利は解決されるものではないという暗黙的認識の一致があった」「当時、日本の椎名悦三郎外相も同じ見解だったと理解している」と述べたとありました。

 これをして韓国左翼の親北報道権力は、特にハンギョレのような極左・屈北派が騒ぎ始めていますが、あくまで秘書官の独り言にすぎず、締結した相手であるわが国側の見解など何一つ書かれていません。すべて「暗黙」だの「そう思う」といった、いつもながらの韓国政府らしい勝手な話でしかないのです。

 平成三年に至って話を捻じ曲げた結果ではなく、締結当時の真実は、わが国政府が韓国政府の希望通りに韓国国民個人への補償を託したのであって、むしろ「個人の請求権に日本が口を挟まないでほしい」とされたことは、外交交渉の結果として既に公開されています。

 しかし、韓国左翼は今後、北韓が望む通りに日韓関係を悪化させ続けるべく、この外交文書として実は何ら価値のない記述を取り出して大声でわめき始めるに違いありません。

 そのような不届き者たちに申したいのは、今月三日、日韓併合条約締結下に朝鮮総督府林業試験所の職員として韓半島(朝鮮半島)の緑化に尽力した浅川巧氏の没後九十二年の式典がソウル特別市内で行われたことです。

 氏の兄である浅川伯教氏は、朝鮮陶磁器の保存に尽力したことで知られ、韓国には「浅川伯教・巧顕彰会」という団体が存在します。

 日韓の憎悪感情を扇動して関係悪化を企んできた北韓左翼の思惑に、私たちが負けるわけにはいかないのです。

韓国首相、竹島は日本領?

皇紀2683年(令和5年)4月7日

 沖縄県宮古島市の池間島周辺を飛行中だった陸上自衛隊ヘリコプター「UH60」の機影がレーダーから消えた事故で、着任六日目だった坂本雄一第八師団長ら搭乗していた十名の自衛官とそのご家族に、衷心よりお見舞い申し上げます。

 航空自衛隊宮古島分屯基地を十五時四十六分に離陸後、北上して池間島上空に差しかかったわずか十分後にレーダーロストとなり、捜索を始めてから十八時三十分ごろ、周辺海域から機体の一部とみられるローターや「陸上自衛隊」と書かれた救命用ボートなどが見つかりました。

 十七時五分同基地着陸予定の視察飛行は、痛ましい事故に終わってしまいましたが、視察・偵察の必要があったのは、奇しくも前日の十八時ごろ、中共・共産党人民解放軍海軍空母「山東」が初めて同県八重山郡竹富町の波照間島近海を航行したことが確認されたほど、中共による軍事的威嚇に沖縄県が晒されてきたことからも明らかです。

 第八師団の司令部は熊本市北区で、本土から沖縄防衛に向かう自衛官の姿は、大東亜戦争末期に「早く沖縄へ行かなければ」と書き遺して南の海に散った戦艦大和(本日でちょうど七十八年目)の乗組員たちとほとんど変わりません。かつて守り切れなかった沖縄を、今生では何としても守ろうとしているのです。

 台湾の蔡英文総統が中米歴訪後に訪米し、連邦議会のケヴィン・マッカーシー下院議長(共和党)と会談したことに「その権利なく抗議」した中共は、わが国至近の海域で空母を徘徊させる好戦的行為に及びました。

 これは、わが国と台湾の危機が地政学的連動していることの証左であり、なお一層今回の事故が恨めしく、悔しくてたまりません。一部では「共産党軍に撃墜されたのでは?」との声が上がるほど、私たち国民の危機感も切迫しつつあります。

 国民感情の高ぶりは、必ずしも良い結果を招かない(集団暴力化の可能性がある)ため、そうなる前にわが国の政治家が打つべき手を打っておかねばなりません。それが安全保障の基本であり、毅然たる対中外交が必要です。

 それを唱えて政権の中枢から排除されるようなことがあってはなりません。高市早苗内閣府特命(経済安全保障)担当相の身に起きていることから、岸田内閣と自民党がその基本を捨て置く可能性を、今のうちに私たち国民が厳しく指弾しなければならないのです。

「独島は韓国の領土か?」との国会質問に…韓国首相「絶対に違う」とトンデモ答弁

韓悳洙(ハン・ドクス)首相が5日、国会の対政府質問で「独島はわが国の領土か」と質問され、「絶対に違う」と答弁するハプニングが起きた…

(朝鮮日報日本語版)

 島根県隠岐郡隠岐の島町竹島についても、全く同じことが申せます。韓国の韓悳洙国務総理の国会答弁は、国際法上では「トンデモ」でも「言い間違い」でもありません。

 日米韓関係を重視してきたわが国の「お目こぼし」で見逃されている不法侵入・不法占拠が、ことほど左様に「盗人猛猛しい」ことになっているなら、わが国の対韓配慮こそ「トンデモ」であり「大間違い」なのです。

 まさに「ネズミにクッキーを与えると、次はミルクを要求してくる」のであり、大東亜戦後のドサクサに紛れた強盗犯を甘やかしてよいことなど決してありません。

 竹島の不法占拠に方をつけてこなかったわが国の対応は、日韓関係の悪化を誘ってきた北韓(北朝鮮)と中共の思うつぼです。

 私たちは、こうした政府の過ちを、国民的対韓憎悪を抑えるためにも鋭く指摘して正させねばなりません。指摘することが「対韓憎悪だ」などと叫ぶのは、むしろ憎悪を長引かせたい連中のヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)そのものなのです。