金正恩演説で日本は要警戒

皇紀2684年(令和6年)1月19日

金正恩氏「韓国は主敵、憲法に明記を」 対話機構廃止を可決

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が15日に開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は施政演説で、憲法を改正し韓国を「第1の敵対国…

(産經新聞社)

 まず、この演説の前に北韓(北朝鮮)は、五日から三日連続して仁川広域市甕津郡延坪島の北方で砲撃を実施しています。韓国側への着弾こそなかったものの、極めて挑発的でした。

 ここへ至る北韓の変化を申せば、旧年末より朝鮮労働党の金正恩総書記の娘、金主愛(キム・ジュエ)氏が党中央委員会機関紙「労働新聞」に掲載される写真の中央に収まるなど、「女将軍」の称号を正恩氏が与えたという噂が事実であるかのようです。

 わずか十歳の女児に権力移譲をちらつかせる正恩氏の目的は、第一に、健康上の理由からかこれ以上は子(特に男児)をもうけることができないがためであることと、第二に、金一族支配を急いで固定しなければならない内情に陥っているために違いありません。

 この二つの目的と理由は、連動しているかもしれませんが、ともすれば正恩氏が「命短し」を覚悟しているか、或いは朝鮮労働党の集団統治体制への移行に拍車がかかるような「裏切り」を把握し、それがいつもの粛清(公開処刑など)で対応できないほどになっている可能性があります。

 いずれにせよ、はっきりしているのは、改めて韓国を「第一の敵国」とし、朝鮮中央放送委員会(朝鮮中央テレビ)が韓半島(朝鮮半島)の図を、これまでの統一色から北韓単独色(北韓地域のみを色付け)へ切り替えるほど内向的変化を露わにしたことです。

 つまり、攻撃目標を韓国にのみ据え、一旦は日米を脇へ置かねばならないほど、北韓内部の(金与正党副部長を含む)金一族支配が危ういのかもしれません。

 そこで七日記事を再度お読みください。正恩氏が岸田文雄首相を「閣下」と呼称して送ってきた電文は、米国のドナルド・トランプ前大統領という交渉相手を失った以上、わが国との何らかの交渉を望み、利を得ようとしているのが分かります。

 日朝交渉の功績をもって金一族支配のさらなる正当化が必要なほど、やはり北韓の内情が混乱し始めているのです。

 わが国政府として、私たち国民として、最も気をつけなければならないのは、故・金正日氏が主犯の日本国民拉致事件を全面解決させるよう北韓に要求し、これが受け入れられて(場合によっては北韓で出来た家族を含む全員が帰国して)はじめて日朝交渉に入る、という絶対条件を譲らないことです。

 核兵器や弾道弾のことは、その際に話せばよいのであり、今回の正恩氏の演説をもって直ちに韓国が危ないという可能性もほとんどありません。内情が混乱しているのに、韓国戦争(朝鮮戦争)の休戦を破れるわけもないのです。

 よって韓国の尹錫悦大統領は、決してこの演説に揺さぶられてはなりません。むしろ自分の存在や日米韓関係の修復という政策方針が正しいことを証明しており、もっと正確に対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)を封じて、北韓や中共のつけ入る隙を与えないよう徹底することです。

 岸田首相も、浮足立って最初から妥協してはいけません。たとえ外務省が何を言おうと、先述の絶対条件を譲ってはならないのです。これを私たち国民が強く要求し、見守る必要があるのです。

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米議員が日本に謝罪要求?

皇紀2684年(令和6年)1月18日

禁錮3年判決の米兵、服役中に本国へ移送され仮釈放 静岡の3人死傷事故 米上院議員「日本は米兵家族と米国に謝罪すべき」 | 沖縄タイムス+プラス

 静岡県富士宮市で2021年5月に3人を死傷させた自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で禁錮3年の判決を受け、服役中に米国へ移送されていた米海軍兵が12日に仮釈放されていたことが分かった。米CNNが報じた。…

(沖縄タイムス社)

 沖縄タイムス社がこの記事を書いた悪しき意図はさておき、現行憲法(占領憲法)下の日米安全保障条約(在日米軍基地提供条約)に伴う日米地位協定(占領軍上位協定)では、在日米兵が居眠り運転(受刑者は高山病を主張)でわが国の国民を二名も轢き殺しておきながら、逮捕しただけでわが国政府が謝罪を要求されてしまうのです。

 これほど無礼極まりない高慢な対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)に及んだのは、常套の米民主党ではなく共和党のマイケル・シャムウェイ・リー連邦議会上院議員(ユタ州選出)でした。

 彼がこの犯罪者を直ちに引き渡すよう連邦政府(カマラ・ハリス副大統領ら)経由でわが国に圧力をかけてきたのが事故発生直後の令和三年五月以降で、のこのこわが国へやって来て当時の林芳正(リン・ファンヂャン)外相と無駄口をたたいたのが同四年八月三十一日です。林氏はその時、このえげつない米国人に一体どう接したのでしょうか。

 間違いなくリー氏を「甘やかした」結果、完全にナメられてこの始末です。太平洋防衛を日米が担うことを前提としても、この屈辱を放置して中共・共産党の暴力行為を批判することはできません。

 占領統治が未だ続いていることの霞が関の象徴である日米合同委員会(対米屈従委員会)といい、いわゆる「対中売国」が凶悪犯罪なら「対米売国」も同じです。沖縄県知事に適用すべき刑法第八十一条の外患誘致罪は、罪が確定すれば死刑しかありません。

 対米屈従の岸田文雄首相は、とりあえずこの莫迦げた要求を一蹴し、むしろ「謝罪要求というわが国への暴言について謝罪せよ」と厳重抗議することです。

 日米関係を重視するからこそ、いつもの「頭を下げておく」という「韓国や中共を著しく誤らせた一手」に出てはならず、相手の暴言を「日米関係を何だと思っているのか」と厳しく叱りつけておかねばなりません。

被災地の“炊き出しカレー食べ”批判の山本太郎氏が反論「カレーは残り物」「本当にばからしい」 被災者はどう見る?|FNNプライムオンライン

17日午後に会見を行ったのは、れいわ新選組の山本太郎代表。山本太郎参院議員「いま応援に入られている方々に対しても、温かい食事が提供されないとダメですよ。山本太郎のカレーごときでこれだけ炎上する話」山本太郎氏は…

(FNN|フジテレビジョン)

 そこでもう一度この話題に触れておきましょう。十日記事で取り上げた「反論」に加え、さらに「みっともない言い訳」を重ねたれいわ新選組の山本太郎代表は、自己完結の準備をして被災地へ入ったことを明かしました。

 仮にそれが事実だったとしましょう。それはよいのです。山本氏の行ないと言い訳がとんでもないのは、自己完結の食事をこれまで自衛隊員がして「被災地でメシ食ってた」と誹謗中傷されてきたのを、よもや知らないとは言わせません。

 れいわの支持母体である左翼・極左暴力集団は、被災者救出および支援に駆けつけた警察官、消防官や自衛官らに、とんでもない暴言を吐き散らしてきました。そのことへの言及があって「はじめて自衛隊員のつらさが分かった。皆これまでの暴言を反省してほしい」とでも反論したなら、私たち国民の多くも山本氏を見直したでしょう。

 しかし、実際には自己保身の醜い言葉が並んだだけでした。被災自治体が落ちついてからの現地視察を予定していた岸田首相を「遅い」と印象づけるためだけの見下げ果てた「政治利用」に、今なお「さすがは山本太郎だ」などと拍手を送る左翼・極左は、結局私たち国民の命になど何の関心もないのです。

 前段で取り上げた沖タイの記事も、また然りです。

自衛隊員の装備に予算を!

皇紀2684年(令和6年)1月17日

「靴の中はずっとぐちゃぐちゃ」能登半島地震で災害派遣に向かう自衛隊員が持参する装備品のモロさ

能登半島地震では道路が崩落した陸路が使えず救援物資が届かないことが大きな問題だった。孤立した集落へ水や食料等を届ける方法は徒歩しか…

(FRIDAY|講談社)

 一日に発生した能登半島大地震で、石川県輪島市や珠洲市の漁港から海水がなくなり、かつての海底が露出して海岸線が沖合へ移動してしまっています。つまり、とてつもない規模の地盤隆起が起きたのです。

 東日本大震災では地盤沈降が起きましたが、今回はその逆でした。まるで単純な図解のように、太平洋側が日本海溝側へ沈み、反対側の日本海側が浮き上がったような形です。

 恐怖を煽るわけではありませんが環太平洋造山帯の活動期は、地球規模でまだまだ続き、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大地震や今回の能登半島大地震に続き、恐らく北海道と西日本一帯で巨大地震が何度か起きると思います。私自身もいつか被災してしまうでしょう。

 問題なのは、もし強く激しい揺れを経て助かった場合、最低でも一週間は自活できるよう備えなければ「公的支援が望めない」と私たち国民が覚悟しておかねばならないことです。

 わが国は、何度も申しますが政府と国民を合わせて「兆」どころか「京」単位の資産を抱えています。高齢化と震災復興で「お金が足りません」という財務省の「天下り利権温存が目的の腐り果てた戯言」を、決して信じてはいけません。

 それよりも、そうした莫大な資産とは無縁の圧倒的多数の私たち国民に、自然災害に備える金銭的余裕がほぼないことが問題なのです。優先しなければならなかった内需回復をないがしろにし、国民経済を著しく疲弊させてきた政策的間違いがこれから多発する震災後、必ず凄惨な状況を生み出すに違いありません。

 山間部の孤立集落を「捨てる」といった議論は、みっともない理由で新潟県知事を辞任した後も妄言を繰り返してきた米山隆一衆議院議員(立憲民主党)にしては「正論」で、残酷なようですが災害列島の民族として実は考えねばならないことです。「廃村」は、昔から様ざまな事情で発生してきました。

 能登でも、自衛隊員が孤立集落へ支援物資を届けるため、この季節は雪中行軍になっています。その装備が情けないほどボロボロだというではありませんか。

 警察官も自衛官も、実は装備の支給が十分ではなく、少ない給与から自腹で調達しているものもある、と以前から聞いていました。だから私は、かねてより彼らの「予算と人員を増やして」と要望してきたのです。ここで皆さんにしつこく申してもきました。

 岸田政権の防衛予算拡充が出鱈目な内容なのを指摘したのも、そうした想いがあり、財務省の「上級官僚」が私腹を肥やすばかりで肝心要の警察官、消防官や自衛官らの身体を間違っても蝕んではなりません。

 どうかこの要望に、皆さんもご理解ください。もっと私たち国民が「自衛官に新しい靴くらい買ってくれ」と言わなければ、五日記事で申したような左翼・極左暴力活動家たちの妨害が激しく、国会議員にも立民、日本共産党やれいわ新選組らに同種の類いが多いため、通る話も通らないのです。

維新議長が隠した「殺す」

皇紀2684年(令和6年)1月16日

【「移民」と日本人】<独自>外国人が「殺す」を杉並区議長が削除 広報紙から、イスラエルの「大虐殺」はOK

東京都杉並区が後援した在留外国人との交流イベントで、参加した外国人が「殺す」などと発言した問題について、保守系無所属の田中裕太郎区議が昨年11月の区議会で一般…

(産經新聞社)

 東京都の世田谷区や杉並区は、変なのが区長になっておかしなことが起き続けています。ナイジェリア人を自称する外国人女性が「神はあなたを殺す」などと大声で三回もわめいた事件の詳細は、産經新聞社旧年十一月十二日記事にありました。

 しかも、極めて質が悪いのは、外国人にいきなり「殺す」とわめかれて震えあがった女性に対し、立憲民主党の区議会議員が割って入り、仲介していた保守系無所属の田中裕太郎区議に「差別主義者は帰れ」などと怒鳴り散らしてさらに女性を怖がらせたことです。

 岸本聡子区長も立民、日本共産党やれいわ新選組系の左翼・極左で、勝手に「キレ散らかした」外国人を制止した田中区議が同月中に区議会で質問した内容さえ区役所ぐるみで隠蔽しました。

 外国人が日本人を「殺す」と脅した事件にもかかわらず、その表現をこれまた勝手に伏せる(区民に対して隠す)よう承諾したのが日本維新の会の井口かづ子議長であり、杉並区議会は一体何をやっているのでしょうか。

 区民(国民)の安全になど何ら関心がないなら、議員をやめてください。たわいない会話を指していちいち「差別だ」と叫ぶ左翼・極左が最も私たち国民を差別しています。左翼・極左暴力活動しか頭になく、女性が味わわされた恐怖や困惑にも一切興味がないのでしょう。

英誌「埼玉のクルド人街は日本の移民政策の愚かさを物語っている」 | 在日クルド人コミュニティ「ワラビスタン」を取材して

トルコ系クルド人が集住する埼玉南部、通称「ワラビスタン」を英誌が取材。外国人労働者に依存しながらも彼らを歓迎しない日本の移民政策は愚策だと指摘している。…

(クーリエ・ジャポン)

 わが国は確かに、欧米と同列に「人をただの労働力として物のように輸入する移民政策」を採ってしまい、やはり欧米と同じように失敗しています。英国誌ザ・エコノミストは、自国の移民政策が最も愚かだったことを書くべきでしょう。過去に書いていたとは思いますが。

 「裏口」も何も、わが国政府が堂堂と「表玄関」から移民を招き入れ、私たち国民の反発を喰らっています。それを「偽善的」というような調子で記事にされるいわれはありません。私たちは、政府の間違った政策を批判し、批判理由そのままの顛末に怒っているのです。

 いよいよ外国人が私たちの暮らし、わが国そのものを荒らしている問題について、そのような愚行や暴力行為とは無縁な外国人を守るためにも、本格的批判を展開して政府に是正を求めねばなりません。

 主に保守派が懸念してきた批判理由を「右翼の戯言」などと誹謗中傷してきた左翼・極左(ただの対日ヘイトスピーカー)は、今まさに困惑し、恐怖している国民の声に耳を塞ぐなら、永遠にその汚い口を閉じよ、と言いたい。

岸田首相が避難生活を変える

皇紀2684年(令和6年)1月15日

 岸田文雄首相は昨日、能登半島大地震の被災地を訪ね、国民に声をかけて回りました。発生から二週間という、被災自治体が落ちついてからの妥当な現地視察です。

 ところが、七日記事で申したれいわ新選組の山本太郎代表による迷惑訪問があったがために、やれ「遅い」だの「パフォーマンスだ」だのと厳しい意見が出たというような報道が散見されます。これを際立たせるために山本氏は、わざと被災地を急襲したのでしょう。汚いパフォーマンスでした。

 岸田首相は、現地で活動する警察官、消防官、自衛官らを激励もしています。これが重要なのです。「国民をよろしく頼みます」と労をねぎらえる為政者か否かは、その人間性が問われます。

 政策は最低ですが、もともと人柄について悪い噂のない人でした。かつて小泉純一郎元首相は、まるで自衛官に挨拶もしませんでしたが、先帝の上皇陛下と上皇后陛下が御行幸啓になり、或る陸上自衛官が「汗臭いのに目の前まで来られて御声がけいただいた」「それだけで活動が苦にならなくなる」と話してくれたのを思い出します。

 被災者に「ホテルや旅館へ二次避難してください」と呼び掛けた岸田首相に、すっかり左翼・極左の偶像化した元芸人が「そんな金あるか」などと頓珍漢に噛みつきましたが、行政が手配した宿泊施設の避難滞在は無料です。

 これは、東日本大震災ののち、私たちが陳情してきたことで、ホテルや旅館、客船などの個室を行政が貸し切りにしないと、学校の体育館といった場所にいつまでも被災者を押し込めるわが国のやり方は、人の心を著しく疲弊させてしまう、と。避難生活の場を考え直すよう、あらゆる方面に以前から求めてきました。

 岸田首相がこれに応えるとは思ってもみませんでしたが、石川県と連携してよく決断してくれたと思います。あとは、復興のための予算を迅速に執行することです。

川勝平太知事のみ支援会議欠席 静岡県議会一部会派が抗議

能登半島地震の被災地支援を巡り、静岡県の川勝平太知事が、4日に開かれた石川県や愛知県など災害時の応援協定を結ぶ9県1市の首長とのオンライン会議を欠席し、賀詞交…

(産經新聞社)

 そんな中、中部地方九県一市の被災地支援連絡会議に「中共工作員の協力者」「早稲田大学教授時代の性加害疑惑」「暴言吐き」「人でなし」といった形容が並ぶ静岡県の川勝平太知事がただ一人欠席したという「まさに外道」の報。

 病気でも何でもなく、この行為を報道各社に責められて見下げ果てた言い訳(「会議は聞くだけだから」とか)をする始末で、仮にも静岡県が東海地震の被災地になって、今度はただの一県も助けに来なかったら、間違いなくそれは川勝氏のせいです。県民の皆さん、大丈夫ですか?

 この知事の問題は、延延と取り上げ続けてきましたが、ついにここまで人間性の欠片も見当たらないとは。

 大きな災害が発生しますと、自治体職員が真っ先に動かねばなりません。被災地支援に静岡県庁職員も動いたはずです。しかし、知事がこの有り様で、残念なほど知事派の職員、議員がいて「莫迦」を擁護してしまうのでは、この「問題(異物)」を取り除くことができません。

 一日でも早くこれを始末しなければ、わが国は、いつまたどこで災害が起きるか分からないのです。川勝氏は、もう十二年間も文字通り「日本の迷惑」になっています。皆で引きずり降ろしませんか? どうですか?