皇紀2677年(平成29年)8月9日
昭和二十九年公開の映画『ゴシラ』(本多猪四郎監督、円谷英二特技監督)などで、ゴジラのスーツアクターを務めた俳優の中島春雄さんが亡くなられました。衷心よりお悔やみを申し上げます。
昨年公開された『シン・ゴシラ』(庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)は、フルCGのゴジラを登場させましたが、動きのデータは野村萬斎さんから取りました。実は、中島さんもわが国の伝統芸能の動きをゴジラに取り入れていたそうで、最新技術を用いたゴジラにも、その遺伝子は受け継がれていたのです。
朝日広告社が1億円所得隠し 東京国税局が指摘:朝日新聞デジタル

朝日広告社(東京都中央区)は7日、東京国税局の税務調査を受け、2016年3月期までの6年間に約1億円の所得隠しを指摘されたことを、同社のホームページで明らかにした。重加算税を含め、追徴課税額は約56…
(朝日新聞デジタル)
朝日新聞社本体がまたやられたという話ではありませんが、徴税権力を持つ財務省に報道権力を持つ朝日の関連会社がやられたというにすぎません。私たち広く一般の国民から見て、実態としては権力が権力にやられたというだけのことですから、どうぞ勝手におやりください、と。
どの程度(期間など)の税務調査だったかは存じませんが、財務省のいうなりにならない個人や法人に対する嫌がらせの一手段ですから、本当にこのような財務省の出鱈目と闘っている人たちがやられたというなら問題視しますが、日ごろ財務省のいいなりになって嘘をばらまく報道権力の一端に、憐れみなどいりません。
東京放送(TBS)系列で放送中の反日バラエティ番組『報道特集』(毎週日曜日)が、安倍晋三首相のクレジットカードの種類とステータスをそのまま垂れ流したという「放送事故」を聞くにつれ、もう番組を作っている権力のしもべたちが莫迦に過ぎるのだろうと思います。
平常の感覚であれば、たとえ公人であっても極めて個人情報に当たる部分を「報道」と称してばらまくことはしませんが、自らも権力を有していると思い込んだ莫迦は、致命的に善悪の判断がつきません。
いわゆる「マスゴミ批判」は意味がないといいますが、権力の所業に対して無批判、無気力であることこそ、行政や立法を「監視するんだ」といい張る報道権力の口ぶりになぞらえ敢えて申せば、ありえないことなのです。
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皇紀2677年(平成29年)8月8日
迫真(1)背水の改造内閣 首相、刷新と安定のジレンマ

「何で河野太郎が外相なんですか?」。3日の内閣改造・自民党役員人事の後、首相の安倍晋三(62)に近い議員が尋ねると、安倍は答えた。「これから中韓との関係がますます大切になるから」。外相に就いた河野太
(日本経済新聞 電子版)
安倍内閣に重くのしかかる課題は、昨日記事で触れたような経済・財政政策のみならず、安倍晋三首相自ら内閣改造人事で増幅させた外交・安全保障政策であり、一日記事に述べた安倍首相に対する国民的不信を払拭できるか否かにかかっています。
周辺諸国に対峙する外交的必要がなかった時期は、わが国にとってほとんどありません。問題なのは、いわば「わきが甘くてお人よし」の安倍首相が中韓、ならびに北朝鮮との関係をどのように重要だと考えているかなのです。
よもや内閣支持率が下がったので、中韓にすり寄っていく(親中韓一派におもねる)ということでもないでしょうが、少なくとも河野太郎外相の就任によって政策的懸念を増やしたのは、間違いありません。
フィリピン(比国)の首都マニラで開かれている第七回東亜首脳会議(EAS)などの関連会議に初参加の河野外相は、早速中共の王毅外交部長に「正直な政治家だったお父さん(河野洋平元外相)の意見を大切にせよ」などと目標をつり上げられたようですが、自民党内の保守派に与しなかったこれまでの態度のごとく、これらにも抵抗できれば極めて高い評価を受けるでしょう。
しかしながら王外交部長の発言ではっきりするのは、いかに河野洋平氏が「中共共産党のための日本政治家」だったかということであり、私たち国民のために働いてなどいない国会議員を私たちの手で立法府に送り込んできた過ちを痛感させられます。
韓国大統領の座をまんまと手に入れた北朝鮮の文在寅工作員は、掲げる国家運営五か年計画の中で、韓国人妓生(俗称=韓国人慰安婦)のための記念日制定や「被害者」研究所の設立を挙げており、いわゆる「日韓合意」の韓国による一方的破棄を認めない立場をとった河野外相がこれらをどう料理するのか見ものです。
考えや意見の「多様性」などと称して勘違いをさも事実のように述べたり、政治工作に加担したりすることを許していてはいけません。
かつて日韓(大日本帝國と大韓帝國)併合条約の締結で手と手を取り合うことになった日韓史に於いて、その前段に発生した伊藤博文初代首相の第三国(満洲國)での暗殺事件が本当に安重根元死刑囚の凶行なのかという闇を、河野外相が自らの異質な(と周囲には思われている)存在を逆手に取って突くことができれば、わが国の占領統治期以降まかり通ってきた韓国側の歴史修正(悪質な捏造)に終止符を打てるかもしれないのです。
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皇紀2677年(平成29年)8月7日
皆さん、温かいお言葉を多数賜り、衷心よりお礼申し上げます。ご心配をおかけしておりますが、たとえわずかであっても記事配信に努めますので、何卒よろしくお願いします。それだけ申しておかねばならないことがございますし、私一人では行政や立法に対する政策提言などできないからです。
IMF Cheers Abenomics

Shinzo Abe's troubled economic program seems to have turned a page, but it's too early to declare mission accomplished.
(The American Interest)
この米紙記事は、何といっているかと申しますと、まず今ごろに於いても「安倍晋三首相の経済政策(アベノミクス)は、成功している」と絶賛しています。
連合国(俗称=国際連合)の国際通貨基金(IMF)は、これまでさんざん「日本の財政状態は危機的だ」と煽ってきましたが、実はこれと全く同じことをいっているのです。
お気づきですか? そうです。財政再建を優先して緊縮を求める見解と、アベノミクスの効果を認める見解は、すなわちIMFがわが国に対して「消費税率の引き上げという、さらなる財務省の徴税権力の強化に安心して踏み切れ」といっているのです。
皆さんには「釈迦に説法」ですが、IMFの副専務理事(副代表)には、もはや必ずといってよいほど財務省の元官僚が天下ります。
その他、理事にも財務官僚たちが天下り、世界の第二、第三の経済大国にして世界一の債権国であるわが国に向かって、消費税率を引き上げるよう「指導」しようとした恐ろしい過去がありました。これを操ったのが財務省からの出向組です。
早い話が、このように「アベノミクスは成功」と新手の脅迫をする財務官僚たちの行為を「安倍首相への忖度だ」と騒いだのが莫迦な報道各社と野党各党であり、私たち国民の想いから政治がかけ離れていく仕組みです。
財務省は、内需回復で税収が増えることになど一切関心がありません。どうか抵抗してください。
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皇紀2677年(平成29年)8月6日
もう既にご存知の方もおられるでしょう、この報道。
AIが「共産党は無能」と批判=中国ネット大手、サービスを停止-香港紙:時事ドットコム

【香港時事】中国共産党は「腐敗して無能」-。同国インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の人工知能(AI)対話プログラムがチャットで異例の共産党批判を展開し、同社が急きょサービスを停止する事態となった。2日付の香港紙・明報が伝えた。
(時事ドットコム)
つまり、ごく一般的なデータを入力された人工知能(AI)だったということでしょう。もしも中共共産党仕様のデータを放り込まれたAIなら、ともすれば「共産党万歳とは、千回いっても足りない」などと称賛し、恐らくわが国について尋ねられれば「人権意識の欠片もない腐敗した軍国主義の、既に終わった国」と答えたに違いありません。
事実のみの膨大なデータから正確に算出して答えを導き出すAIは、すなわち共産党の腐敗を見事にいい当てたわけですが、これが冗談ではなく、本当にわが国の立法や行政、司法について尋ねられた時、何と答えるのか考えてみましょう。
まず「日本国憲法」の制定過程の瑕疵に目が行くはずです。その瑕疵は、国会でもとっくに認知され、明言されながらも私たち国民の多くが「そうではあるが」と目を瞑り、さまざまな理屈を投入して「自分たちの憲法」としてきたのですが、AIがそんなインチキで出鱈目なことを見逃すはずがありません。
国民の中から内閣法制局の職員に就く人が出る以上、国民が立法府の議員を選出する以上、彼らの出鱈目は、そのまま私たちの出鱈目なのです。
AIに真実を突かれた中共共産党をわらいつつ、同じように現行憲法(占領憲法)を放置してきた日本の出鱈目をAIに突かれた時、私たちは他国をわらっていられなくなります。
憲法論議に期限を切った安倍晋三首相は、占領憲法の和訳をいじるだけでもやろうという政治家にすぎませんが、この一歩から私たち国民がむしろ大きな「気づき」に至った時、わが国はAI(人知の集合)でさえ「極めてよくできた国家に分類される」と答える領域に達せられるのではないでしょうか。
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皇紀2677年(平成29年)8月5日
先月十五日記事で「まもなく民進党から飛び出すという噂の細野豪志衆議院議員(静岡五区)」と申しましたが、やはり小耳にはさんだ情報の通りでした。
細野代議士の民進党離党は、蓮舫代表の職務放棄に伴う同党代表選挙と同じで、既に多くの私たち国民の興味をひいていません。「どうぞ、ご勝手に」という話であり、しかも自身が率いてきた党内派閥の所属議員たちから離党を止められているというではありませんか。
つまり、同調者が一人もいないということです。かつて自民党の加藤紘一元幹事長は、これと同じような状況を自ら招き、それまであくどく溜め込んできた政治力を一気に失いました。
そのような程度の議員がどうなろうと私たち国民の知ったことではありません。定めし東京都の小池百合子知事にも値踏みされたに違いなく、「ナントカファースト」に加えてもらえないから「新党結成」などといっているのでしょうか。
【始動 3×3安倍内閣・河野ショック】安倍晋三首相「大丈夫だ。彼は父、河野洋平氏とは違う」 「河野談話」を覆す切り札は息子・河野太郎外相!?

「本当に河野太郎さんが外相でいいんですか?」内閣改造前夜の2日夜、首相、安倍晋三の側近は意を決してこう進言したが、安倍は耳を貸さなかった。「大丈夫だ。彼は父親(…
(産経ニュース)
で、河野太郎外相自らも、外務省で「河野洋平と河野太郎は、人間性も考え方も全く違う」と職員に訓示したらしく、確かにそうなればよいと願います。しかし……。
最後になりましたが、私個人の事情を申し上げます。実は二日ごろから再び体調を崩し、昨日、帯状疱疹と診断されました。特に何のアレルギーもないのですが、強いストレスからきたのではないか、といわれております。
本当のところを申しますとPCを使うにも痛みを伴う状況でして、どうせ仕事も休めませんし我慢してきましたが、あまり丁寧に申し上げていられなくなりますことを、まずお詫びし、記事配信を続けたいと思います。(業務連絡としましては、いくつか密談のお約束をキャンセルする予定です)今後とも何卒宜しくご支援ください。
ひょっとすると安倍改造内閣に対するアレルギーかも。
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