嫌がらせで全部バレたか…

皇紀2677年(平成29年)6月23日

 五月十六日記事で「小耳にはさんだ」話として申した通り、自民党の豊田真由子衆議院議員(埼玉四区、当選二回)の悪行がとうとう表にバレました。だから「いわんこっちゃない」のです。

 豊田代議士に暴言を吐きまくられた元秘書の報道が出たことで、彼女は離党届を提出、受理され、早速入院しました。本人こそが「脳みそぐちゃぐちゃ」なのですから、代議士も辞職して本格的な精神治療を受けるべきでしょう。

 にもかかわらず、これをなぜか「あんな男の代議士なんかいっぱいいる」と(おまえと塩崎ぐらいだろ!)うそぶいてまで擁護した河村建夫元官房長官(山口三区)は、わが国の政府内情報を韓国へ横流しした疑惑で公安にマークされているという自身の異常を、私たちにどう説明してくれるのでしょうか。

 さりとて民進党の謝蓮舫代表(参議院東京)に「議員としての資質があるとは到底思えない」などと非難されるとは、豊田代議士もよっぽどです。わが国の議員としての資質が一切ないのは、中共のSNS「微博」で政治活動をしていることがバレた謝代表であり、この人はもう口を開かないほうがよいでしょう。

 さて、本日いよいよ東京都議会議員選挙の告示(七月二日投開票)ですが、わざわざ豊田代議士の話をこのタイミングで出したのには、自民党に対する嫌がらせの意図があったに違いありません。

 豊洲新市場への移転を決められない日本共産党寄りの小池百合子都知事は、そのどっちつかずの素人発想で、移転賛成派・反対派のいずれの支持も失うのでしょう。そのような都民ファーストに対し、謝代表のような日本国民ではない人を参議院議員にうっかり選んでしまう東京都民がどう判断するか、とても不安です。

 とりあえず豊洲新市場へ移転し、築地市場を再開発して、再び築地へ戻りたい業者は戻って、などとよくいえたもので、生鮮食材を扱う業者に五年単位で二度も移転しろと本気で提案しているのでしょうか。都民は、この小池発言がいかに莫迦げた代物か、真剣に考えてください。

 それでも自民党に対する嫌がらせは続きます。霞が関最底辺の前川喜平前事務次官が、また本日にも嫌がらせ会見を開くかもしれません。もう何をいっても加計学園の件は、旧民主党がやったことであり、それを歪めたのが文部科学省と日本獣医師会だとそれこそバレてしまっています。

 違法な天下り斡旋がバレて、心の中では「本当は小松親次郎審議官が主犯なのに」とグチグチいっているであろう前川氏の「名誉」より、過去約三年間だけで博士号も持たない元文科官僚が十五人も大学教授に天下ったことを、教育行政を担う省庁としてどう考えているのか、会見で話してみろというのです。

 小池都知事の怪しい側近も、環境省から青山学院大学へ天下った極左活動家でした。だからわが国の高等教育は駄目なのです。法学が文系に分類されるのもいただけません。

 現行憲法(占領憲法)の問題点を簡単に「見誤れる力」は、このようなところにも原因があり、ただちに文科省も学校教育法も日教組・全教も何もかもすべて解体し、わが国は一から出直さなくてはならないのです。

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安倍・文科は二つの悪か?

皇紀2677年(平成29年)6月22日

 韓国の文在寅大統領が米ワシントン・ポスト(二十日付)のインタヴューで、いわゆる「日韓合意」について再交渉の方針に触れ、問題解決のために「日本政府がその行為(かつて妓生を認めて保護したこと?)について法的な責任を負い、公式に謝罪せよ」などと吐き捨てています。

 北朝鮮工作員のこの態度こそが日韓対立から日米韓離間を画策してきた従前の仕掛けを明け透けにしており、わが国が絶対に応じてはならないと何度でも申さねばなりません。

加計問題、萩生田氏発言巡る新文書 文科相公表:朝日新聞デジタル

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設について、首相側近の萩生田(はぎうだ)光一官房副長官が文部科学省局長に伝えた内容を記録したとされる文書の存在が明らかになっ…

(朝日新聞デジタル)

 さて、工作員の暗躍は、国会閉会後も続きました。これには、首相官邸が呆れかえっていると聞いています。

 まんまと安倍内閣の支持率を下げることに成功した工作は、私たちの思考を混乱させることで目的を達したといえます。この問題を分かりにくくしたのは、五月十八日記事で申した通り政治主導で文部科学官僚主導を打破しようとしたこと、まず愛媛県今治市が過去十年にわたり加計学園を指名して獣医学部の新設を陳情してきたこと、それを第一次安倍内閣が不認可にし、旧民主党鳩山政権がはじめて認可に向けて動き出したこと、その背後に江田五月元参議院議長に対する「忖度」があり、しかしながら日本獣医師会の政治連盟から献金を受ける民主党議員らのはたらきかけで加計学園一校に絞られたことなどが丁寧に報じられなかったためです。

 もうこれらのことをよくご存知の方もいて、安倍倒閣工作に乗じない冷静な意見もありますが、いまだに私が四月十七日記事で暴露し、十七日記事で実物を公開(存在を証明)したような文科省の醜いこと極まりない実態をご存知ない方は、二つの悪(安倍内閣と文科省)が潰し合って共倒れすればよいとでも思い違いしているのでしょうか。この問題は、明らかに文科省が最悪なのです。

 以前、他省庁官僚に比べて「話していてイライラする」と文科官僚を評しましたが、今回また出してきた文書は、主語があいまいでいかにも文科官僚が書いた文書らしいではありませんか。

 表題は「萩生田副長官のご発言概要」となっていますが、正確には、前出の怪文書でも旧科学技術庁系から「諸悪の根源の一人」と名指しされた旧文部省系の「常盤豊高等教育局長から耳打ちされた内容の主旨」でしょう。だからこれもやはり、確かに存在した怪文書なのです。

 これで安倍内閣も共倒れすれば、今後私たちの陳情や請願が政治主導で取り上げられなくなるでしょう。それが分からない愚か者が、報道企業や野党と一緒になって薄ら笑いを浮かべているのは、国民として無気力にも程があります。

 文科省だからということもありますが、東京都の小池百合子知事とその仲間(日本共産党の下部組織や極左暴力集団と組む元官僚)たちの手口も同じく、卑怯な世論誘導に流され、或いは流される国民を「まぁよし」と眺めることは、自殺行為です。

 安倍内閣の問題点(典範特例法や移民政策など)を洗い出し、なすべき政策提言をしてこそであり、今回のようなことで内閣が倒れるとその後には自立再生を全否定する地獄しか待っていない。

つまずく政権、続く政権

皇紀2677年(平成29年)6月21日

自民党幹部も記者も騒然「総理ががんで9月退陣」怪情報

「安倍首相が肺がんで9月退陣」──6月第2週の週末に、永田町をそんな情報が突風のように駆け回り、政治部記者たちは裏取りに追われた…

(NEWSポストセブン)

 思わず「ほんとかよ」とうなってしまいましたが、この噂話が報道記者の間で出回っているのは事実です(注)。そこで繋がってくるのが週刊新潮による「安倍倒閣を狙う麻生太郎」副首相兼財務相という、いつか見た光景の再現であり、いかにも週刊誌が書きそうな「ネタ」でした。

 しかしながら私も昨日記事のようなことを申し、現状にして「安倍内閣の末期を予感したから」と申すとまたお叱りを受けそうなので、私の得た情報の皆さんに対する提供の仕方について、再考しなければなりません。現段階に於いて決定的なことを申せないのなら、一切提供すべきではありませんでした。既定路線通り「内閣改造を」と申しておきましょう。くしくもそう申した翌日に「八月から九月に内閣改造」という報道が出たのですが……。

 私がその存在を怪しんでいる仏国のエマニュエル・マクロン大統領にも、早速受難があり、任命からわずか一か月でシルヴィ・グラール国防長官が二十日、欧州議会議員時代の公金不正流用の疑いで辞任しました。うまくいかないものです。

 韓国大統領の座を強奪した北朝鮮の文在寅工作員も、康京和外交部長官(連合国の潘基文前事務総長特別補佐官で反日活動家)のみならず金尚祚公正取引委員長までも任命を強行したとして騒動になり、やはりうまくいっていません。

 怪しげな連中は、最初からつまずきを露わにしてしまうものです。その点、米国のドナルド・トランプ大統領は、絶対につまずくといわれていた割にはここまでよくもっています。安倍晋三首相も、第一次内閣の不本意な退陣から不死鳥のごとくよみがえり、とりあえずここまでよく務めました。

 「安倍一強」がどうのこうのといいますが、自民党内の「反安倍」の連中があまりにも低次元な「批判だけ」しかできないものですから、やかましいだけで何も提案しない民進党や日本共産党の連中と全く変わらないせいです。安倍首相を批判する前に、自身の無能を恥じてはいかがでしょうか。

 天皇・皇后両陛下を称へる感謝祭(提灯行列)

 くどいようですが私はまず、正統典範(皇室典範)を天皇陛下に御返しすることが先決であると申しておきます。これを果たさない限り皇室の政治利用も止まらず、天皇陛下が皇統に関する当然のことを御発言になることもかないません。

 来月七日、世界遺産の吉水神社(奈良県吉野郡吉野町)で、上記の行事があります。平日でなければ私が行って「皇室典範を御返ししましょう」と訴えるのですが、仕事の都合で出席できません。佐藤素心宮司には、私からその提言をお伝えしてありますが、どうか一人でも多くの方に参加していただきたいのです。何卒宜しくお願いします。

(注)安倍首相の体調が著しく悪化しているのは、私の聞いた限りでは事実です。

思わず「おまえがいうな」

皇紀2677年(平成29年)6月20日

【産経・FNN合同世論調査】自民党支持率が東京で急落 迫られる都議選での対小池知事戦略の見直し、でも妙案なし…

安倍晋三内閣の支持率急落が、23日に東京都議選の告示を控えた自民党に打撃を与えるのは確実だ。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に行った…

(産経ニュース)

 来月投開票の東京都議会議員選挙をにらんで会期延長が避けられた今国会を終え、私たち国民の多くがほとほと二つの学園問題に疲弊した結果が、報道各社の世論調査に表れたのかもしれません。

 そのうちの一つ「森友学園問題」では、教育勅語の導入といった教育方針とは全く無関係に出鱈目な園の経営がバレた(これには私もがっかりした)籠池一族に対し、ついに大阪地方検察庁特別捜査部が家宅捜索に入りましたが、諄子氏の「安倍首相、もう虐めないでください」という言葉は、さだめし安倍晋三首相のほうが「籠池さん、もう私をこれ以上虐めないでください」といいたかったに違いないほど、民進党や日本共産党らと手を組み、ないことないことをしゃべりまくられた結果を恨んでいることでしょう。

 もう一つの「加計学園問題」でも、既に愛媛県の加戸守行前知事の証言などが全国紙にも掲載されたことから、国民一人一人がどれだけの情報を得ているかによって認識に大きな差が出ているでしょうし、今回の各社調査結果は、とにかく「訳が分からなくてちょっと疲れた」ということにすぎないはずで、特に民進党や共産党への政党支持率が急上昇していないことからもそれは明らかです。

 それでも自民党は、党内調査結果よりも悪く出た各社調査結果を重く受け止め、ますます来月に向けて焦るのでしょうが、中でも中谷元前防衛相の「安倍首相批判あいうえお作文」には、激しい失笑を禁じえません。

 安全保障関連諸法案審議中、答弁が著しくままならなかった元陸上自衛官の中谷防衛相(当時)をどれほど安倍首相が横からかばって自ら答弁してきたか、私たち国民が忘れたとでも思っているのでしょうか。なんなら今国会の金田勝年法相のさまを見てよく思い出したほどです。

 ともすればあのとき中谷前防衛相は、安倍首相から激しく叱責されたのかもしれません。あれほどかばってもらいながらこの忘恩ぶりは、それを容易に想像させます。

 ここまで申してただ一つ指摘すべきは、今国会で最悪だったのが結局は何の役にも立たない組織的犯罪処罰法改正や、二つの学園問題に明け暮れたくだらない議論でもなく、現行典範(占領典範)特例法でした。

 私の脳裏をよぎるのは、あまり詳しくは申せませんが、今上陛下に嫌われた安倍首相が今上陛下を引きずりおろそうとして日本放送協会(NHKと結託したのが「御譲位騒動」と特例法の成立ではなかったか、と。

 先日、私が某氏に申したのは、「ひょっとすると今上陛下は、特例法を無視される(御譲位はない)かも」ということであり、連綿たる皇統を守るため天皇陛下はそうなされば、と思います。いや、私ごときがとんでもないことを口にしてしまいました。ご容赦ください。

米イージス艦はどこへ行く

皇紀2677年(平成29年)6月19日

 映画『ロッキー』『ベスト・キッド(ザ・カラテ・キッド)』で知られる米国のジョン・G・アヴィルドセン監督が十六日、亡くなりました。衷心よりお悔やみを申し上げます。

 低予算でも大ヒット作にしてしまう彼の手腕は高く評価されてきましたが、昭和五十年代公開の米映画にあふれた「(いわゆるロナルド・レーガン的な)アメリカン・ドリーム」という虚像の映像化では、英国出身のエイドリアン・ライン監督の『フラッシュ・ダンス』などとともにアヴィルドセン監督のこれらの作品は、まさしく燦然と輝いていました。

【米イージス艦衝突】米イージス艦と比コンテナ船衝突 7人不明・3人負傷 3管、船長らから事情聴取

17日午前1時半ごろ、静岡県南伊豆町にある石廊崎の南東約20キロ沖の太平洋で、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とするイージス駆逐艦フィッツジェラルド(…

(産経ニュース)

 さて、そのような米国防の「鉄壁」が簡単に壊されたかのような報道も散見される中、イージス艦がコンテナ船も探知できずに避けられなかったのかと思った方もおられるでしょう。

 しかしながら海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」が漁船に衝突された事故の際にもさんざん申しましたが、わが国では乗組員が海難審判を経て横浜地方裁判所で裁かれるという「法の不公正(軍事の専門知識が全くない者に審判を下される)」にさらされたのに対し、イージス駆逐艦「フィッツジェラルド」の乗組員は、軍事法廷(軍法会議)で審議にかけられるのでしょう。

 第三管区海上保安庁の方がたが懸命に一時行方不明者(七名)を捜索し、事故原因を調べても、一次裁判権は米国に持っていかれてしまいます。

 パキスタンがいわゆる「9.11」後のどさくさ紛れに核保有宣言をしながら米国と共闘できたような状況を狙って暴走する北朝鮮の対応のため、そこに「きてくれた」米海軍艦船がわが国の領海内で事故を起こした時、まさにわが国がいまだ「占領憲法体制」のままであることを私たちに思い知らせるのです。

 日米のこの違いは、一体何なのか、と。多くの国民が「あーあ」で終われる話ではないのです。

 その意味では、四日記事の相関図にある伊藤詩織さんが不自然なまでにテロ等準備罪(共謀罪)を新設する法改正を「性犯罪を厳罰化する刑法改正が先だ」と騒ぎ、今国会ではどちらも可決、成立しているのですが、この手の連中が互いに自分の役割を共謀して「イージス艦は危険です」「役立たずです」だの「米軍は出て行け」「軍隊はいらない」だのという「あーあで終わらせてしまう話」こそは、衆愚の戯れの極みと申すほかありません。

 わが国が今どのような状態にあり、今後どうすべきなのかを考え、答えを出し、実行しなければならないのです。まず現行憲法(占領憲法)が効力を失った代物だということを、参議院・衆議院各議員のたった過半数で確認することから始めましょう。