朝日新聞社VS文芸評論家

皇紀2677年(平成29年)12月26日

森友・加計問題の著書巡り文芸評論家らを提訴 朝日新聞:朝日新聞デジタル

 朝日新聞社は25日、文芸評論家・小川栄太郎氏の著書「徹底検証『森友・加計事件』 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」が、事実に基づかない内容で本社の名誉や信用を著しく傷つけたとして、小川氏と出版元の…

(朝日新聞デジタル)

 文芸評論家の小川榮太郎氏の著書『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社刊)を、私はまだ拝読していませんので、細かな記述について報道権力・朝日新聞社が主張するようなことがあるかもしれないのを前提として、それでもいわゆる「二つの学園問題」に関する朝日の報道が異常な偏向ぶりを見せていたのは事実です。

 ここでも何度も取り上げましたが、報道権力は学校法人森友学園について、学園前理事長のいう「忖度」などしようもない開設趣意書を財務省近畿財務局が受け取っていたにもかかわらず国有地が叩き売られた背景にこそ迫るべきだったのであり、また加計学園については、第一次安倍政権から麻生政権まで事実上「不許可」だった獣医学部の新設(愛媛県今治市が加計を指名した申請)をなぜ旧民主党鳩山政権から「検討する」に引き上げられながらゴーサインが出なかったのか(加計と江田五月民進党前最高顧問との関係、または圧力団体の日本獣医師会と行政権力の文部科学省によって教育行政が歪められたか否か)にこそ迫るべきでした。

 それらを、私たちでさえ過去既に公開された資料などを探ればすぐにたどり着けたのに、報道権力がわざわざ「知らぬふり」したように愛媛県の加戸守行前知事の証言も排除して記事を書きなぐり、私たち国民に向かってまき散らした罪は極めて重く、つねづねこの「知らぬふり=わざと報じない」が悪質だと申しているのです。

 本年初以来、韓国の文在寅政権を誕生させた北朝鮮の工作がわが国にも及んでいたのはほぼ間違いなく、むしろ朝日はそれに加担したのか、はたまた主導したのか、或いは自分たちこそ現行憲法(占領憲法)信奉者という「徹底した米国様様主義」のくせに従米の安倍晋三首相がただ嫌いで倒閣話に乗っただけなのか、いずれにしても報道権力としてあるまじき態度で、とりあえずどれなのか追及されてしかるべきでしょう。

 朝日の高橋純子論説委員が政治部次長時代に書いたコラム「政治断簡」をまとめた著書『仕方ない帝国』(河出書房新社刊)で、自ら「エビデンス? ねーよそんなもん」「『レッテル貼りだ』なんてレッテル貼りにひるむ必要はない。堂堂と貼りにいきましょう」と書いています。挙げ句、この表紙画に加えて「安倍政権はこわい」のだそうです。

 私は、朝日のような報道権力が最も怖いです。国民に向かって平気で何の証拠もなく現象や個人に対してレッテル貼りをし、一方向へ煽るやり方は、官憲が何もいっていないのに「欲しがりません勝つまでは」といい合った大東亜戦争中のことを想起させます。

 安倍政権の「一億総活躍」だの「人づくり革命」だのにも辟易させられますが、よほど朝日のほうから軍靴の音が聞こえてくるのです。戦中と占領統治後で、朝日は結局体質がまるで変わっていません。大本営に従うか連合軍に従うか、変わったのはそれだけです。

 一評論家が著した気に入らない評論と分析に対し、権力のくせに意地になって争いたければそうすればよいですが、訴訟の行方を待たずとも私たち国民にとって「朝日の恐怖」は変わりません。自分たちが批判された途端にこの態度をとるとは、権力はいかに恐ろしいか、朝日の日ごろの言葉遣いを逆手に取ってでもいいふらして回ってください。

 私たち国民は、安倍政権という権力を簡単に倒せても、朝日や財務省のような権力をそう簡単には倒せません。建物ごと丸焼けにして全員を殺すしかないのです。しかし、そんな「革命」は、あとに死体の山が残るだけであり、私たち自身の手で、声で、少しずつでも変える、変わるしかありません。訴えられても朝日を批判することは、わが国を守るために、私たち自身が変わるために(朝日という私たち日本人の「悪の自画像」をふり払うために)絶対必要なことなのです。

スポンサードリンク

『朝日新聞社VS文芸評論家』に4件のコメント

  1. 奈々子:

    なでしこアクションが英語版朝日新聞の、慰安婦報道の実態を記事にされていることが他ブログに書かれていました。朝日は2年前の誤報を認めて謝罪した後も海外には全くその事を報道しないばかりか、日本人には分からないように相変わらず慰安婦の強制連行があったと英文の記事を海外に発信し続けているのです。一体我々日本人は、いつまでこの日本を陥れることにのみ画策する邪悪な組織を日本に存在させてやるのですか。朝日は売国奴の集団なのに。

     http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2016/03/AJCN_日本人が知らない朝日新聞慰安婦海外向け報道の実態.pdf

    「朝日新聞が、英語版でずっとあの碑文に書いてあるような事を変わらず喧伝し続けているのだもの。で、その朝日新聞の表現を、海外メディアがそのまま似たような表現で使っているのだもの!」

    「英語版朝日新聞は、徹底して「性奴隷」という言葉を使わないそうだよ。
     それでいて「強制的にセックスを供与させられた」が繰り返される。これでは日本政府が、自分達の暗部を隠すために暗躍しており、朝日新聞が日本政府に抑えつけられつつも、ジャーナリズム精神に乗っ取って、なんとか真実を伝えるカッコイイ人に見えてしまうやん。本当は、朝日新聞が嘘をついているのに。」

    http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/ecd59a993cdc8289f2364941495561c8
    上記ブログに英文の画像が出ています。

  2. 心配性:

    朝日新聞は、いまだに、慰安婦問題に関して「強制連行」を想像させる文章を英語で書き散し、世界に広めているようですが、「慰安婦問題」は、金輪際喧伝すべきではないし、険悪な銅像を設置するべきでもないし、ましてや、学校の教科書に記載し、子どもたちに教えるべきものではないと思います。

    慰安婦像「有害だね」 サンフランシスコ市を現場ルポ 寄贈受け入れから1カ月
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000505-san-n_ame

    何度も申しますように、日本人元慰安婦への補償が積極的に行われない、問題視すらされない不自然さや、日本以外の国の「慰安婦問題」(ドイツ、韓国、中国国民党、朝鮮半島時の国連軍慰安婦等々)が殆ど問題視されず、終戦時、多くの日本女性が兵士を含む外国人から受けた激しい性的暴行の数々が闇に葬り去られている現状を考えると、慰安婦問題の喧伝は「慰安婦の救済」や「女性の人権保護」などではなく、「反日」が目的と考えざるを得ません。

    お隣の国の事ではありますが、朴裕河教授をはじめ、学者の真面目な研究が度々問題視され、マスコミで糾弾され、著書が発禁処分となったり、懲役三年が求刑されたり、賠償金の支払いを命じられるなどしている状況では、まともな研究も行えず、従って、教科書の内容は、俄然「政治的」な「プロパガンダ」とならざるを得ません。

    慰安婦問題は、今後、慎重さを欠いた報道を行うべきでは絶対にないし、学校で教えてもいけないと強く感じます。

  3. POLLUTANT:

    もう末期症状じゃないですか?
    小川某氏がどのような方で、どんな内容の事を書いたかは存じ上げませんが、言論に対して文句があるなら言論で反論すれば良いものを…。勿論、反論を載せて貰える媒体が無いというのはならば、提訴も致し方ないとは思いますが、紙上でまだ反論やってないんじゃないですか?それを気に入らないから公権力を使って潰しに掛かるなんて、最早ナチかスターリンみたいじゃないですか?仮に言ってる事が正しかったとして、コイツらのどの辺りに正義があるのでしょうか?

  4. あき:

    日本国民に曲がりなりにも少しは新聞社として見られていた頃は、言葉使いも?考えていた様ですが!最近これは左翼系メディア関係全部に特に顕著ですが、もう内容も辻褄も会わない・ご都合論調・ダブルスタンダード・報道しない自由などなどやりつくして、罵詈雑言迄あげ始めもう呆れるのも通り越し、こんな連中が知識人先駆者面してギャーギャー喚き続けるのに恐怖を感じます。

    ま、大なり小なり何処の国にも時代にも有るのでしょうがー今の日本は最低ですね、危険です。
    朝日関連の出版物を買わないぐらいしか思いつかないんですが、潰れるか・上層部を完全に入れ替えるか・早くなってほしいです。他にも数え切れないくらいありますが。

    昨日の記事にも有った、川上?とか言う偽り者・こんなんばっかですが、内閣関係にまで潜り込まれてるのが本当に情けない!です。 狡猾で偽善者の売国奴、反日野郎も困りますが。