日本を貶める勢力に勝て!
参議院議員選挙の結果については、明日の記事で総評します。ご了承ください。
恐らく自民党が安定多数を獲得しているでしょうが、焦点は参政党の行方です。安倍晋三元首相の暗殺で一気に流れが変わり、それを阻止ししようと対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)層が一生懸命、保守層やその他多くの国民を貶めようと「悲劇に流されるな」「アベのやったことを忘れるな」「弔い票など投じては駄目」「この機に乗じた憲法改悪を許すな」などと発信していましたから、それがどこまで浮動票に影響したでしょうか。
これも恐らく大した力を発揮しなかったものと思われます。保守層の底力とその影響力、投票行動について改めて分析し、今後の課題に生かします。
さて、これもわが国を貶めるための言論の一つでしょう。なりたがってもいない人に要職に就くことを求め、それが達せられなければ対日ヘイトの材料にする悪質な言論です。
それは、実は男女の違いなど関係ありません。要は「映画監督になりたいか、なりたくないか」だけです。それを単純に男女差で線引きする言論は、人の職業選択の自由を脅かしてすらいます。
むしろ邦画界は、あの巨大な米映画界と比較しても女性監督の活躍が目覚ましいと申せましょう、この点について、私は誇らしかったほどです。にもかかわらず、単純な数字を提示していかにも女性差別があるかのように騒いでみせる男性監督のポリティカル・コレクトネス(綺麗事莫迦)には、呆れるほかありません。
いわゆる「ハリウッド映画界」に於いて、商業的成功を収めている著名な女性監督は、映画『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督くらいでしょう。或いは、映画『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督(ニュー・ジーランド出身)でしょうか。
一方、わが国では、最近残念な話題に巻き込まれてはいますが河瀨直美監督や映画『すばらしき世界』の西川美和監督、父親譲りか尖った演出力で話題の蜷川実花監督、そして私の大好きな映画『バーバー吉野』や『かもめ食堂』の荻上直子監督と、非常に多才な女性監督が溢れています。
それでどうしてこのような指摘を受けなければならないのでしょうか。平等のはき違えは、単なる数字の帳尻合わせにすぎず、これを人種問題でやり過ぎた米映画界は今、非常に映画が作りにくくなっています。
人は数字ではありません。数字で人を一括りにしないでいただきたい。何やら最近やかましい是枝裕和監督も、もうずいぶん前にここで「どうも思想の背景が怪しい人物」と指摘しましたが、ついに馬脚を現し始めています。
こんな邦画界は、ますます衰退するでしょう。牧野省三監督に始まり、伊丹万作監督や黒澤明監督、小津安二郎監督、溝口健二監督と、歴史を紡いできた邦画界の未来は、綺麗事莫迦に侵されてはならないのです。
大体ですね、前から申していることですが、なぜ日本映画監督協会の理事長が元北朝鮮籍の최양일(崔洋一)監督なんですか!