中国の渡航情報「危険」にせよ
わが国の野球界に於いて、伝説的人物だった讀賣巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督が昨日午前六時三十九分、東京都内の病院で亡くなられました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
たとえ巨人軍を嫌っていても、長嶋氏と王貞治元監督だけは別格でした。ただ、一つ納得がいかなかったのは、王氏が国民栄誉賞の第一号受賞者(昭和五十二年)だったのに対し、長嶋氏への授与が平成二十五年まで待たされ、しかも松井秀喜元選手との連名だったことです。
そもそも福田赳夫元首相が王氏に授与したくて創設したものとは言え、政府が一体何を考えていたのかわかりませんが、長嶋氏が私たち国民に広く親しまれた「英雄」だったことに間違いはありません。
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さて、またも中共(支那)で日本人が殺されてしまいました。しかも遼寧省大連市で日本人二名が殺害される事件が起きたのは五月二十三日で、駐瀋陽日本総領事館(同省瀋陽市)に現地公安当局から連絡があったのは、二日後の二十五日です。
内閣官房長官の林芳正(リン・ファンヂャン)氏は、記者会見でそのことをさも平常のように語りましたが、中共側の対応は、明らかに異常であり、以前にも申しましたが主要な国ぐにの中でわが国の外務省だけが中共への渡航について、自国民にまるで警告を発していないことも異常でしかありません。
ミャンマー(緬国)で中共人が特殊詐欺集団を構成し、タイ王国(泰国)内で日本人も拉致され従事させられていた問題に続き、カンボジア(柬国)でも先月末、二十名以上もの日本人が現地当局に身柄を拘束されています。昨日記事でも触れたように柬国も、英国と工作合戦を繰り広げていた緬国も、今や中共産党の息がかかった国へと転落しており、中共人が傍若無人な振る舞いを隠しません。
その影響もあり泰国では、本年の旧正月(春節)以降、五割近くも中共人観光客の来訪を減らしています。あたかも「泰国は危ない」と言うのですが、危険の元は中共人です。泰国が危ないのではなく、危ないのは隣国に巣食うあなた方でしょうが。
柬国の北西部、泰国との国境の町であるポイペトに特殊詐欺拠点を特定したのは、実は愛知県警察でした。愛知県警から柬国の現地当局に捜査を依頼し、摘発に至ったという快挙だったのです。
それが可能になったのも、林氏ら現政権ではなく自民党治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会の高市早苗会長のおかげでした。現政権に提言し、特殊詐欺の被害撲滅を目指す彼女の姿勢は、極めて重要な政策そのものです。
五月二十二日記事で石破茂氏がわが国の財政状況を「ギリシャ(希国)よりもよろしくない」と述べたことを痛烈に批判しましたが、またも自民党幹事長の森山裕氏が同じ発言に至り、高市元経済安全保障担当相が「日本の財政状況は、連結バランスシート、つまりグロスではなくネットで見ると、G7(主要七か国)の中で二番目に良い」と対抗、さらに両氏の暴言のせいで六月二日には「日本はG7中三位になっていました」と報告し、強く批判しました。
これは、高市元経済安全保障担当相の指摘通りです。財務省の出鱈目な説明を信じる程度の知能しか持ち合わせていない石破・森山両氏がわが国の財政を貶めました。
信じられますか? 国家公務員が頭の悪い(チョロい)首相と与党の幹事長を篭絡し、わざと私たちの国を貶めるなんて。「お米を買ったことがない」で更迭なら、石破氏も森山氏も林氏も、ついでに屈中の徒・岩屋毅氏も国賊・村上誠一郎氏も自衛官を「もの」と言った中谷元氏も、政界から永久追放しなければいけません。
政権を担うべき政治家と、決して就かせてはならぬ輩の選別も自民党自身ができなくなっています。まさに「韓国のふり見て襟正せ」です。