有事煽る米政府と日本の首相

皇紀2684年(令和6年)10月16日

バイデン氏、ノーベル賞の被団協に祝意、核の脅威低減へ 露中朝と「前提条件なし」協議

バイデン米大統領は13日の声明で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞の受賞決定に祝意を示した。核兵器が二度と使われてはならないとの一念で「歴…

(産經新聞社:産経ニュース)

 十二日記事の後段で少し触れましたが、ノーベル賞文学賞を韓江女史が受賞したことで、過去に有害図書指定された作品の是非が北韓(北朝鮮)系左翼によって蒸し返されるなど、やはり韓国国内の世論が二分しています。

 一方、全く無価値な平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が受賞してしまったことについて、広島市と長崎市を核攻撃した米民主党政権の大統領が「無邪気に」祝う資格などありません。まずは、全世界に向けて「核攻撃は人類史上最悪の過ちだった」と額から血が出るまで土下座するのが先です。

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 米民主党のバラク・オバマ元大統領が「核のない世界を」と演説しただけで受賞できてしまった厚顔無恥な平和賞の存在そのものを上書きするように、ドナルド・トランプ前大統領が導入した海洋発射型核巡航ミサイル(SLCM-N)計画を就任直後に中止したジョー・バイデン大統領は、結局のところ「反トランプ」で決めたことをのちのちほぼ撤回しています。

 そこに「核なき世界の実現」という政策目標などありません。在任期間中、備えこそすれ一度も戦争に手をかけなかったトランプ大統領に対し、バイデン氏がその汚れた手で露国、ウクライナ、パレスチナの人びとを戦禍に陥れ、一体何人殺したでしょうか。

 オバマ氏も然り、これが米民主党のやり方なのです。バイデン氏のこの発言については、被団協の受賞以上にはらわたが煮えくり返るような思いでした。

中国、台湾包囲し軍事演習 頼総統演説に対抗措置 「独立勢力を震え上がらせる」

中国軍は14日、台湾の周辺で軍事演習を同日実施すると発表した。台湾を取り囲む海空域に陸海空軍のほか核ミサイル部隊を管轄するロケット軍の兵力を動員すると表明した。

(産經新聞社:産経ニュース)

 そのような米民主党政権が続けば、十一日記事の後段で申したように台湾有事が煽られるだけ煽られ、日台は「米軍の捨て駒」にされるでしょう。

 では、大東亜戦争ののち、共産党軍との戦いに劣勢のまま台湾へ逃げ込んだ中華民国国民党軍の経緯を踏まえ、リベラル派の民主進歩党が「台湾は(のちに成立した)中共という国家の一員などではない」と主張することがいけないのでしょうか。

 そのような台湾を包囲する共産党人民解放軍の度重なる恐ろしい軍事訓練に、台湾もわが国も「そのまま黙って侵略されておけ」とでも言うのでしょうか。

 台湾有事を煽っているのは、実はその発生こそ都合がよい米民主党政権であって、実際に侵略される(多くの死人が出てしまう)可能性のある台湾やわが国ではありません。中共産党軍の暴挙には、フィリピン(比国)やヴェト・ナム(越国)も酷く悩まされています。

 台湾とわが国が全力で有事に備え、その発生を何としても抑止しようとすることを、左翼・極左勢力に非難されるいわれはありません。私たちの願いは、平和と人権を守ることではないのですか、と。

 左翼・極左の所業は、その言葉を叫べば叫ぶほど戦争と殺戮の世界を野放しにし、そのままバイデン氏の腹立たしい態度にピタリと符合します。責任を負おうともがく民進党と無責任極まりない米民主党とでは、リベラルの質が全く違うのです。

 目下カマラ・ハリス副大統領の支持率が転落し始めています。報道権力の全面協力で煽ってきた「なかったはずのハリス支持」も、十一月五日の投開票を目前にして化けの皮が剥がれてきたでしょうか。

 トランプ大統領の暗殺未遂(暗殺し損ねた)事件により危機感を増した米民主党の悪あがきが通ってしまえば、台湾もわが国も、実は国際的非難を一身に浴びることになる中共(習近平国家主席がどうにか武力を用いない卑怯な手口で侵略の完遂を目論むのはそのため)も、極めて都合が悪いのです。

 何かと政権運営の不確定要素は多いものの、トランプ政権のほうが台湾有事を抑止できる可能性が高いと考えます。ならば米民主党政権に対するより一層、わが国の首相が岸田文雄氏だの石破茂氏だのではお話になりません。

 とりあえず対話が成立する高市早苗前経済安全保障担当相の登板なくして東亜の平和と人権は守られないのです。

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石破系のみを落選させよう

皇紀2684年(令和6年)10月15日

 第五十回衆議院議員総選挙(二十七日投開票)が本日、公示されます。昨日記事で申したことを前提に、とりあえず現時点で判明している「岸破森政権を誕生させた自民党の衆議院議員たち」を列挙しておきましょう。

 永田町で出回った文書でさえその全員を把握していませんが、岸破森政権の現職閣僚が一人でも落選しただけで大きな衝撃を党内にもたらし、それを撃ち破って政権交代を果たせるかもしれません。

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 石破茂(鳥取一区) 森山裕(鹿児島四区) 岸田文雄(広島一区)
 岩屋毅(大分三区) 赤澤亮正(鳥取二区) 泉田裕彦(新潟四区※)
 伊東良孝(北海道七区) 小里泰弘(鹿児島三区※) 門山宏哲(千葉一区※)
 平将明(東京四区) 橘慶一郎(富山三区) 田所嘉徳(茨城一区※)
 谷公一(兵庫五区) 冨樫博之(秋田一区) 長島昭久(東京三十区※)
 細野豪志(静岡五区) 村上誠一郎(愛媛二区) 八木哲也(愛知十一区)
 保岡宏武(鹿児島二区※) 林芳正(山口三区) 田村憲久(三重一区)
 石橋林太郎(比例中国単独) 石原宏高(東京三区※) 江藤拓(宮崎二区)
 金子俊平(岐阜四区) 金子容三(長崎四区) 古賀篤(福岡三区)
 後藤茂之(長野四区) 西田昭二(石川三区) 渡辺孝一(比例北海道単独)
 上川陽子(静岡一区) 小泉進次郎(神奈川十一区) 鷲尾英一郎(新潟四区※)
 大串正樹(兵庫六区※) 加藤鮎子(山形三区) 小寺裕雄(滋賀四区)
 小林史明(広島七区) 武村展英(滋賀三区) 田中良生(埼玉十五区)
 辻清人(東京二区) 野田聖子(岐阜一区) 長谷川淳二(愛媛四区)
 古川直季(神奈川六区) 穂坂泰(埼玉四区) 星野剛士(神奈川十二区※)
 山本有二(比例四国単独) 上杉謙太郎(福島三区※) 佐藤勉(栃木四区)
 船田元(栃木一区) 牧原秀樹(埼玉五区※) 中谷元(高知一区)
 伊藤忠彦(愛知八区) 坂井学(神奈川五区) 永岡桂子(茨城七区)
 高木宏寿(北海道三区) 上田英俊(富山二区) 金子恭之(熊本四区)
 遠藤利明(山形一区) 小野寺五典(宮城六区) 田野瀬太道(奈良三区)
 菅義偉(神奈川二区) 小渕優子(群馬五区) 平井卓也(香川一区※)
 福田達夫(群馬四区) 河野太郎(神奈川十五区) 稲田朋美(福井一区)

 以上六十六名 敬称略 順不同 ()内は立候補予定選挙区 ※は前回比例復活当選
 太字は現職閣僚および党役員または重点標的

 既に引退を表明した前衆議院議員を除外し、永田町の文書に掲載された者を中心に六十六名を抜粋しました。今後、追加候補が判明すれば、改めて公開します。

 上記には、実は「石破に入れた」とは公表していない者の氏名もありますが、該当する選挙区の方であればお察しいただけるでしょう。なぜこの人の氏名がここに載ったかを。

 なお、読者諸氏から「この人も載せて」というお声があれば今後の参考にします。むろん「石破に入れた」以外の理由で国会から姿を消すべき代議士は、他にもっといますが今回は、それ以外の理由では掲載を控え……たような気がしますが気のせいでしょうか。

 逆に私個人としては、載せたくなかった方もいます。とはいえ、次の政権が真っ当なものになるよう、心を鬼にした次第です。皆さんの参考資料になれば、と思っております。

自民党をどう負かせ勝たすか

皇紀2684年(令和6年)10月14日

「朝鮮半島ではなく韓半島と書いてほしい」【朝鮮日報東京支局長コラム】

朴喆煕(パク・チョルヒ)駐日韓国大使が最近、日本のあるメディアの社長と対面した席で「今後は記事を書く際に朝鮮半島ではなく韓半島と表現してもらえないか」と言った。通常、韓国の新任大使は赴任後に日本の主な新聞社・テレビ局の代表と会うのが慣例だ。…

(朝鮮日報日本語版)

 八月九日に着任した韓国の朴喆煕駐日大使ですが、これは、彼の言う通りです。読者お気づきの通り私も、北韓(北朝鮮)工作員だった文在寅前大統領のあまりの態度に呆れ、或る時ふと、わが国が国交を有するのは大韓民国であって北韓ではない、として「韓半島(朝鮮半島)」「北韓(北朝鮮)」「韓国戦争(朝鮮戦争)」といった記述にすべて置き換えました。

 読者の中には「そんなもん、どっちでもいいわ」「関係ない」と言う方もおられるでしょうが、韓半島に対するわが国の厳然たる立場は、ちょうど六十年前の日韓国交正常化以来、韓国のみを国家と認めているのであり、ならば韓国に関する記述をすべて韓国が公的に用いているものに変えるべきでした。

 令和元年六月十七日記事の「日本が韓国を裏切った日」でも申したように、当時の朴正煕大統領に「日本は赤化した」との激しい不信と怒りをもたらしたわが国政府(当時の田中角栄首相)の態度といい、これまで中共と北韓に倣うような呼称にさえ何の疑問も抱かずにきてしまったのです。

 同じ対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)の巣窟でも、韓国と中共・北韓とでは、わが国が「対日ヘイトをやめなさい」と説得しなければならない、いや説得しうるのは韓国であって、所詮は中共と北韓になど何を言っても無駄でしょう。

 そもそも韓国国内の対日ヘイトは、北韓の工作に従う北韓派左翼(共に民主党のような政党や政治団体)がわめき散らしているもので、実はほとんどの韓国人の興味を引いていません。

 わが国政府が中共と北韓に無駄な配慮などせず、国家の公式の立場に沿って毅然と構えていられたならば、韓国の対日ヘイト勢をとっくに弱体化できたでしょう。ところが、朴正煕政権で韓国保守派の認識さえ対日ヘイトへと転がり落ちたため、今日の惨状は、そう皆さんがご覧になっている通りです。

 韓民族(朝鮮民族)というのは、自他ともに認める事大主義であり、中共や北韓に遠慮するような日本は「弱い」と見られ、よっていつまでも「敗戦国が」などと甘く見られてしまいます。わが国が毅然としていれば、韓国はわが国との関係を無視できません。

 朝鮮日報の成好哲東京支局長がまとめた上記記事でも、国際海洋法に基づく「日本海」呼称や島根県隠岐郡隠岐の島町「竹島」を引き合いに出さずにはいられない韓民族の弱点を披露しており、これをやめない限り韓国がわが国に肩を並べたり追い越したりする日は絶対に来ないでしょう。

 そもそも「朝鮮日報」という社名では駄目なのです。

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 ことほど左様に大東亜戦争以後のわが国政府のしてきたことは、法治も原理原則も何もかもを平気で打ち捨てる「誤魔化し」ばかりであり、桑港講和条約が発効した昭和二十七年四月二十八日に無効になったはずの現行憲法(占領憲法)を「日本国憲法」としたまま、ひたすら特に米民主党の占領統治に従ってきたのですから、のちのちまで韓国にも中共にも露国にもナメられ続けて当然です。

 そのようなわが国の姿を凝縮した存在が現在の「自民党の岸破森政権」であり、国会の首班指名前に衆議院の解散に言及したり、議員資格を失ってから外遊したり、一事不再理の原則を破って二重処罰を課したりする石破茂森山裕各氏に法治や原理原則の概念などありません。

 党内の集金と配分に関する不手際を「裏金」とわめく左翼・極左層に配慮しても、自民党が得られるものはほとんどないのです。二重処罰さえ「石破らしい原理原則の姿勢」などと無党派層までもが評価すること自体、私たち国民の多くが原理原則の何たるかを全く理解していない無知にほかなりません。

 道理で「日本国憲法」を本当に「すっかり定着した自分たちの憲法だ」と思い込んでいるわけです。その結果が岸田文雄政権に続く石破政権の誕生でした。

 二十七日投開票の衆議院議員総選挙で、自民党が二百十議席程度にまで落ち込めば、創価学会公明党の威力はますます増し、野党に対して国会対策もままならなくなります。石破政権が「使い捨て」としても、岸田氏が再登板してしまえばなお自民党が国民的支持を失墜させ、本当に党が壊れてしまうかもしれません。

 高市早苗前経済安全保障担当相が「初の女性首相」になる余地まで消え失せるほど、自民党を惨敗させてしまっても駄目なのでしょう。要は、石破氏の推薦人を中心に、党総裁選挙で石破氏に投票したことを公表しているような候補者のみをことごとく落選させていくという手法に特化すべきかもしれません。

 高市前担当相を首相に押し上げそうな候補者は、たとえ世間様の評判が悪くても、何としても当選させる、と。そういうことを自民党の方がたにも読まれているここではっきり申し上げておきます。

「閲覧するな」左翼の不都合

皇紀2684年(令和6年)10月13日

 女優の大山のぶ代(本名=山下羨代)さんが九月二十九日午後に亡くなられていたことが報じられた十一日、SNS上は、一気にアニメーション作品『ドラえもん』(原作=藤子・F・不二雄)の話題で埋め尽くされました。衷心よりお悔やみ申し上げます。

 私自身の認識も『ドラえもん』と言えば、未だその声は大山さんでした。七月十二日には、本作の「のび太」の声を担当していた小原乃梨子さんも亡くなられており、改めて衷心よりお悔やみ申し上げます。

 料理研究家でもあり、水の専門家でもいらした大山さんは、世代を繋ぐことに注力された方で、ご自身は、二度もお子に恵まれないご不幸があったそうですが、私を含むわが国の多くの子供たちが大人になり、さらに次世代へと語り継いできたほどの大きな財産を遺されました。

 大山さんが大病を患ったのを機に、文字通り「スパッと」ドラえもん役を水田わさびさんへ引き継がれた(ほかの俳優も全員が交代した)のも、そのような想いがおありだったかもしれません。

 役者の仕事のうち声優とは、絵に命を吹き込むようなものです。アニメというコンテンツでは世界を主導してきたわが国に於いて、それに関わる全ての人びとがもっと報われる業界であってほしい、と強く願います。

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 さて、話は惨めなほどガラリと変わってしまいますが、十日記事で糾弾した二重処罰の第二弾で、特に「異常」と断じた東京九区について、自民党の同選挙区支部長に任命されていた今村洋史元衆議院議員が立候補断念に追い込まれました。

 また、今村氏(以前は日本維新の会所属)と同じく旧清和政策研究会に属しながら党総裁選挙で石破茂氏なんぞに投票してしまっていた菅家一郎元副復興相(福島四区)も、まさに「石破に入れたにもかかわらず」公認を外されたため、やはり立候補断念を表明しています。

 あまりにも酷い話ばかりで、彼らの政治家としての評価以前に森山裕幹事長と石破氏の「手口の汚さ」が目立ち、それを「公平・公正でよい」と私たち国民に勘違いさせるやり方も、やはり汚いとしか申しようがありません。

 一事不再理の原則を破っている時点で、現行憲法(占領憲法)第三十九条に(刑事裁判の話ではないが)抵触しかねないことをしているのが「岸破森」政権なのです。公平でも公正でも原則に忠実でも何でもありません。

<独自>辺野古抗議活動制止警備員死亡 事故映像を入手 11日に県議会で映像確認へ

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故で、現場付近に設置されたカメ…

(産經新聞社:産経ニュース)

 わが国では目下、全く筋の通らないおかしなことばかり起きています。七月一日記事で取り上げた左翼・極左暴力活動家による警備員致死事件で、十一日の沖縄県議会・土木環境委員会が防衛省沖縄防衛局が提出した事故映像を確認しました。

 ところが、玉城康裕(芸名=玉城デニー)知事派の「オール沖縄」与党は、映像の閲覧を中止するよう議長に迫り、挙げ句に「こんなものを見なくても安全策は講じられる」などと論点も何もかもをはき違え、すり替えた暴言を吐いたのです(沖縄テレビ放送記事を参照)。

 自民党らに向かっては、何かと「すべてを明らかにせよ」「全部公開しろ・閲覧させろ」などとわめき散らして議事を妨害したりする左翼・極左党派は、いざ自分たちの不始末、いやそれどころか「殺人」と言っても過言ではない暴力行為を隠蔽しようと「すべてを明らかにするな」「公開・閲覧するな」とわめくとは、強い表現で申し訳ありませんが「完全なる人間のクズ」でしかありません。

 警備員を致死させた暴力活動家の老婆は、自身がこの事故で骨折したことを報告した上で、同じ活動家たちの前で「骨は折れても心は折れない」などと叫んで警備員のご遺族を酷く憤慨させたそうですが、もはや人としてどういう神経をしているのか、私には全く理解できず、どなたかご教授願えれば幸甚に存じます。

 彼らの言う「平和」とは「人権」とは、一体何でしょうか。占領憲法を「護れ」と言い続ける限り、日米安全保障条約の正体である「在日米軍基地提供条約」は変わらず、石破氏が岸田文雄前首相に言われて早速私たち国民を欺いたように日米地位協定の改定を目指すこともできないのです。

 六日記事で追及したれいわ新選組の大石晃子共同代表と同様、何の意味もない「してやった」活動は、私たち国民に対する迷惑行為でしかありません。まして沖縄県に張りついている活動家は、それでとうとう人を殺したのです。

 これほどのことをしたならば、もう二度と「平和」「人権」「公平・公正」「透明な政治」といった類いの言葉を口にするな! 私たち国民ももう騙されてはならないのです。

二重処罰が流行り出した?

皇紀2684年(令和6年)10月12日

【解説】なぜ今ごろ?藤田菜七子騎手への厳重注意が当初、公表されなかったわけ

JRAは藤田菜七子騎手(27=根本)から騎手免許の取り消し申請があり、11日付で騎手免許を取り消したことを発表した…

(日刊スポーツ新聞社)

 自民党が「岸破森」政権を選択してしまってから、二重処罰で人を消す手口が流行り始めたのでしょうか。

 私は、競馬について全くの門外漢ですが、聞けば昨年五月、禁じられている調整室内への通信機器(スマートフォン)の持ち込みを自己申告した藤田菜七子騎手を厳重注意処分としながら、今ごろになってこれが週刊誌に報じられた途端、日本中央競馬会(JRA)が再度同じ件で騎乗停止処分を発したといいます。

 これを受けた藤田騎手は、泣きながら引退届を提出したというのですが、岸破森政権もJRAも一事不再理の原則を完全に無視しており、組織としての言い訳(今さら「持ち込んだという申告内容が『通信した』事実を明かさない虚偽だった」というもの)も、聞かされた側が納得できるものではありません。

 最近になって通信機器の持ち込みに関する処分が増えているのは、騎手の世代交代により、一時でもスマホを手放すことへの不慣れや抵抗感を抱く若い騎手たちが増えているからでしょう。むろん規則は規則なので守らなければいけないのですが、今夏にも厳しい処分を受けて奇行に奔り、その直後に自殺してしまった若い騎手もいました。

 そもそも通信機器の持ち込みが厳しく禁じられているのは、試合に関する情報漏洩を防ぐためですが、公営とは言え賭博事業だからこそ厳しくせざるをえないわけです。

 競馬のみならず競輪や競艇でも厳しい処分が下るそうで、選手たちとは関係のないところで観客が賭博に興じるばかりに「八百長」なども然りですが選手が巻き込まれてしまいます。重ねて規則は規則なのですが、若者たちが賭博事業者に退路を断たれるさまは、どうにも見ていられません。

 それでも岸破森政権という行政権力の頂点がやっていることですから、私たち国民の間でも「規則に基づく」と口にしながら人を陥れたり消し去る目的で二重処罰のやりたい放題になります。まさに岸破森政権がもたらす暗黒の時代の幕開けです。

 いやはや、これではまるで「反自民」「反アベ」の左翼・極左暴力集団のような因縁のつけ方でしょうか。なるほど安倍晋三元首相を蛇蝎のごとく嫌ってきた対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)集団は、このような心情と論理(ロジック)で「訳の分からないこと」をわめき散らしていたわけね、と今さらながら心中をお察し申し上げます。

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 ところで、本年もノーベル賞受賞者の発表があり、全く無価値な平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が選ばれてしまいました。わが国では、非核三原則という出鱈目を口にした佐藤栄作元首相以来の不名誉です。

 とは言え非常に興味深いのは、産經新聞社が伝えている通り、わが国に対する米民主党の二度に及ぶ核攻撃を「日本が悪いからだ」とわめいてきた中共・共産党が受賞に批判的態度をとっていることでしょう。

 露国でも速報された被団協の受賞を一切無視した中共産党は、さすが「対日ヘイトの国」です。被団協こそ「反体制」の左翼団体にもかかわらず、対日ヘイトのためであれば「味方」とは判断しません。

 一方、お隣の韓国では、ついに本物のノーベル賞受賞者が誕生したことに喜びの声が沸き上がっているようです。小説『菜食主義者』などで知られる韓江女史が文学賞を受賞しました。おめでとうございます。

 ただ、光州広域市生まれの彼女もまた、決して光州事件の真相には迫らない極めてひ弱な情緒に浸るのみで、北韓(北朝鮮)という脅威に対して韓国人があまりにも無垢である現状を追及したりはしません。政治活動的韓国人が時折見せる「泣きわめいておしまい」というアレです。

 兎にも角にもノーベル賞というのは本来、物理学賞、化学賞、医学・生理学賞の三部門(理系)を受賞しなければ、あまり値打ちがありません。私自身が文系なので遠慮なく申しますが、文学賞やまして平和賞だの最近になって設けられた経済学賞だのには、ほぼ値打ちがないのです。

 いっそのこと米民主党のバラク・オバマ元大統領でも受賞できたのですから、ウクライナをけしかけた同党のジョー・バイデン大統領か、イスラエル・リクードのベンヤミン・ネタニヤフ首相に平和賞を差し上げればよかったでしょう。皮肉が効いていて、私たちも思わず「平和とは何か」を真剣に考えるようになるというものです。