テロリストが大臣になる国
私は10日午前、そもそも入閣するに足る資質があったとは思えない鉢呂吉雄経済産業相(当時)に対し、既に陳謝された「死の町」発言ではなくて、少なくとも熱心に農政に取り組んできたとされる政治家が記者たちに「放射能をつけたぞ」などと言い放ったことをもって「辞任せよ!」と訴えました。
そして同日夜、私が大阪市内で講演している間に、鉢呂経産相は辞任しました。野田内閣のとんでもない人事がもたらした当然の結果ですが、まるでメディア報道が政局を煽ったかのように指摘してまで鉢呂前経産相を擁護する必要はありません。私は「次は山岡賢次国家公安委員長だ」と考えているくらいですから。
10日の講演には、たくさんの方にお越しいただき、まずはお席の確保に於いて不備がございましたことをお詫び申し上げますが、頂戴しましたご意見の中に「思想の左右は本当なら国の愛し方の違いのはずなのに、日本の特に左の人は違うような気がします」とございました。
これはご尤もで、日教組や鉢呂前経産相らのような政治家、もっと明確に申せば、皇室を「天皇制」と呼称して解体を主張する類いの組織や個人は、世界用語としての「左翼」ではなく単なる「テロリスト」なのです。
私がその第一報から無実の可能性を問うたドミニク・ストロス=カーン前国際通貨基金(IMF)専務理事の米国での逮捕劇は、氏の左翼思想を危険視した勢力による陰謀を感じさせました。つまり、私は氏が左翼政治家であると知って擁護したわけですが、それは仏国を愛し、仏国経済を守りうる氏こそが、仏共和国国民にとって最も望ましい次期大統領候補だったと認めていたからです。
しかし、ご指摘の通りわが国の左翼は、國體や國柄を壊さなければならないと主張しているのですから、本来は思想として認められるものではなく、破壊活動(テロリズム)として、今後一層人員と予算を増強すべき警察がこれ以上の広がりと実力行使を阻止しなければなりません。
この当たり前の考えに至っていないからこそ、わが国では国を語るだけで「右翼」呼ばわりされてしまうのです。よって、その単一の「右翼」と固定化された偽物の現有思想体系は極めて劣化しやすいのでしょう。わが国の政治に於いて、自民党も民主党もみんなの党も訳の分からないことになっている原因と言えます。
鉢呂前経産相は、菅直人前首相や仙谷由人党政調会長代行、横路孝弘衆議院議長、輿石東党幹事長らと同様、到底「左翼政治家」ですらない「テロリストが議員バッヂをつけて大臣にまでなった」という話なのです。わが国の危機の本当のところは、ここにあります。
成熟した政治論争が出来ないまま、訳の分からない政党に政権を掌握させ続けることは、私たちの暮らしの不幸という結果に表れますから、私もこれまで通り政治に向かって直接訴えてまいりますので、皆様にもたちあがっていただきたいのです。
「9.25 日本の再生と甦り」集会&デモ行進
と き 9月25日(日曜日)
集会=午後13時より デモ=15時より
ところ 奈良県文化会館
近鉄奈良駅1番出口から東へ徒歩約5分
登壇者 南出喜久治 辯護士、佐藤素心 吉水神社宮司
遠藤健太郎 真保研代表 ほか
主 催 頑張れ日本!全国行動委員会奈良本部
救う会奈良