石破が日米も日中も破壊する
三笠宮崇仁親王妃百合子殿下が昨日午前六時三十二分、聖路加国際病院にて薨去されました。謹んで哀悼の意を捧げます。宝算百一であらせられました。
なお、一般の弔問記帳につきましては、本日より当分の間、三笠宮の廷内(東京都港区元赤坂)に設けられる仮設テントにて行われるそうです。詳しくは、宮内庁該当ページをご確認ください。
三笠宮寬仁親王妃信子殿下の兄で自民党最高顧問の麻生太郎元首相に、衷心よりお悔やみ申し上げます。
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さて、四月二十四日に訪米した麻生元首相は、この時点で既にドナルド・トランプ前大統領の再登板を見据えて会談し、約一時間に及んで親しく談笑しましたが、報道権力各社が昨日あたりから、自民党評論家の石破茂氏が訪米しても「トランプ次期大統領との会談は実現困難」と書き始めました。
そのようなことは、七日記事で既に指摘済みです。石破氏は昨日、亜州太平洋経済協力会議(APEC)出席のためペルー(秘国)の首都リマを訪れ、終わりゆく米民主党大統領のジョー・バイデン氏や中共・共産党国家主席の習近平氏と会いますが、そのまま主要二十か国(G20)首脳会議に合わせてブラジル(伯国)の最大都市リオ・デ・ジャネイロへ入ります。
訪米はその後を予定していますが、果たしてトランプ次期大統領の「お情け(可哀想だから会ってやる)」はあるでしょうか。いや、もう現時点で、石破氏のせいでわが国の「負け」なのです。
トランプ次期大統領が「政権人事に忙しい」というのが石破氏の面会を拒否するであろう理由、ということになっていますが、その人事で鮮明なのが対中強硬路線です。
連邦議会では、米民主党も共和党と同じく中共産党に厳しい態度をとっていますが、私の目にはどうも、共和党が自国の危機を感じているのに対して、米民主党政権がわが国政府(政治家と官僚)に「対中をどうするつもりか」と厳しく迫ってくるのは、米民主党以外が中共との利権に手を伸ばしてくるのを単に嫌がっている(許さない)だけに見えて仕方がありません。
石破氏は、どうせうまくいかない日米関係を尻目に、中共産党の習氏を国賓待遇で招こうと画策しているやもしれません(青山繫晴参議院議員の指摘)が、米民主党政権なら日中の許容範囲を示された上で実現させても問題はないかもしれないとして、トランプ政権は「中共側につくなら敵と見なす」とつぎつぎに態度で示されてしまうでしょう。
それがただでさえ現行憲法(占領憲法)で国家主権剥奪状態とはいえわが国の主権を木っ端微塵に奪い去るものなら徹底して闘えばよいですが、わが国にとって中共は、これまで何度も配慮するたびにますます対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)を吐き散らかされてきた相手でしかありません。
中共産党の国家主席を招いてよかったことなど、ただの一度もないのです。
ならばトランプ大統領とよく話し合って対中太平洋戦略をどうすべきか、多少の口喧嘩になってでも話し合わねばならないはずで、安倍晋三元首相は、トランプ大統領が急に怒り出すことにも一切ひるまなかった(その瞬間「まずい」と焦った外務省職員の話)と聞いています。
わが国が重ねてきた対中配慮は、ひたすら日中関係を壊し、そして今、石破氏のせいで日米関係も壊れかけているのです。
一方、韓国の尹錫悦大統領が政権の危機を迎えており、北韓(北朝鮮)工作員で共に民主党の李在明代表がソウル中央地方裁判所から公職選挙法違反で有罪を言い渡された(彼の犯罪は京畿道城南市長、道知事時代のものを含めて他に山ほどある)ものの、トランプ大統領は恐らく、日韓米関係の修復が進まない「弱い尹政権」もあまり厚遇しない可能性があります。
前大統領だった文在寅元北韓工作員を「絶対に信用しないで」「米北会談の場に入れてもならない」と口添えした安倍元首相のような外交がまるでできない石破氏では、まんまと日韓米関係と太平洋防衛そのものを破壊してしまいかねません。その顛末は、そう、結局わが国の政権が立憲民主党中心の左翼・極左連立になったのと同じことになるのです。
いかにこのまま岸破森進次郎政権を続けることが危険か、すべて自民党議員は、少しは「尻に火」をつけてください。