皇紀2676年(平成28年)7月19日
http://www.sankei.com/world/news/160718/wor160718……
▲産經新聞:【緊迫・南シナ海】中国海軍司令官「島と岩礁の建設をやり遂げる」 米軍司令官に 滞在中にあえて「挑発」軍事演習も
亜・欧州会議(ASEM)首脳会議が開かれたモンゴル(蒙古)の首都ウランバートルで十五日、日中首脳会談も開かれましたが、多くの方がご存知のように安倍晋三首相を部屋の外で約二十分も待たせた中共は、遅刻してきた李克強国務院総理がその安倍首相の前を一旦素通りして部屋に入り、何食わぬ顔で部屋の中から「どうぞ」と言ってみせる高慢なことこの上ない(うぬぼれが激しい)態度を披露して恥じることもありませんでした。
敢えて普段は申さない汚い言葉で恐縮ですが、李総理一人だけでなく北京政府の者全員が「人間の屑」です。仲裁裁判所の判決を、自分たちは「人間の屑」のくせに「紙屑」だのと吐き捨てて無視する態度と併せ、国際社会の中でどこまで「外道」に堕ちたいのか、知れたものではありません。もう中共共産党に未来などないのです。
十三日記事で申した通り未来を失った中共は、戦争の準備に入ります。共産党人民解放軍の兵士たちが北京政府への不信から嫌がったとしても、幹部たち主導で恐らく始めるでしょう。
よって米海軍作戦部長(総司令官)であるジョン・M・リチャードソン大将の初訪中に対しても中共共産党の態度は、明らかに舐めきっています。なぜなら共産党軍は、リチャードソン作戦部長が原子力潜水艦の技術者程度だと知っているからでしょう。現行憲法(占領憲法)下の日本首相に対する態度と大して変わらなかったのは、そのためです。
本日からの予定と公表された南支那海での演習実施方針に加え十八日には、海警局の「海警2306、2337、31239」の三隻が沖縄県石垣市尖閣諸島近海のわが国領海に侵入し、約二時間も居座りました。
これで本年に入って十九回目の侵入ですが、今回の意図は明らかに、仲裁裁判所判決に対する筋違いな対日憎悪(ヘイト)であり、共産党軍海軍艦の侵入と共に相変わらず卑怯な手口(海警船では日米安全保障条約が発動できない)の健在をアピールしています。
https://youtu.be/R31gHfMt4Zk
▲YOUTUBE:鳥越俊太郎氏「日本にどこの国が攻めるんですか、そんなの虚構です」
残念ながらことほど左様に中共共産党が攻めてきています。東京都知事選挙に立候補された鳥越俊太郎氏が「虚構」とおっしゃろうが、私がいつも通り「反戦」を主張しようが、どなたかが「平和主義」と叫ばれようが逃れられません。
現段階の米政府は、対中開戦を避けないはずです。中共共産党がそれでも高慢を貫くならば、わが国私たちがいよいよどうするかを考える時が来ます。
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皇紀2676年(平成28年)7月18日
http://www.sankei.com/politics/news/160715/plt160715……
▲産經新聞:【東京都知事選】鳥越氏、ようやく公約を発表 宇都宮氏の「築地市場の移転中断」などは盛り込まず
東京都知事選挙を巡り、フジテレビ系『新報道2001』の十七日放送分について、与野党に絡む三候補出演の討論会を予定していたところ、民進党や日本共産党ら推薦の鳥越俊太郎氏が出演を断わったため中止になりました。
これは、自民党と公明党推薦の増田寛也元総務相がツイッターでその経緯を明かして分かったものですが、小池百合子元防衛相も同日の街頭演説でこの顛末を「逃げ馬」と批判しています。
鳥越氏の告示後にずれ込んだ公約の発表も、その公約自体も、まるで都政とは関係のない政治活動の目標がほとんどで、とりわけ「癌検診の受診百%」という公約に至っては、都民の選択の自由を無視した自治体と検診医療の癒着を彷彿とさせる酷いものです。
来たる首都直下型地震に備える防災都市づくりとして「住宅耐震化百%」の目標という公共事業とは、実は全く性質が異なっているわけですが、恐らく鳥越氏は、この違いが分かっていません。
その程度の人であることは、初日の街頭演説でも露わになったようで、野党各党がため息をついたというほど人前で政策をまともに話せない候補者のようです。だからこそテレビ討論会への出演に向けた日程調整をわざとしなかったのでしょう。
効果的にテレビ出演で訴えたいという候補者なら他にもいたでしょうに、鳥越陣営がそれをわざわざ袖にするほど忙しい演説日程など組んでいないことから、野党統一候補は都民に対し、知名度だけで逃げ切るつもりだと分かりました。
このようなことだから民進党最大の支援組織である日本労働組合総連合会(連合)にまたも逃げられたのです。件については、先月十三日記事で指摘した通り、民進党と共産党の野党統一が労働現場に亀裂を生じさせています。
都知事選に於いても、民進党の松原仁衆議院議員が連合東京を訪ねて鳥越氏への推薦を求めましたが、やんわりと拒否されました。自主投票とのことで、中には公然と与党推薦候補者への支持を表明する動きがあります。
もはや民進党は、どこのどなたのための政党なのでしょうか。
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皇紀2676年(平成28年)7月17日
先日来報道されている今上陛下の御意向に関連し、そもそも外部に漏らしたのは、宮内庁の「外務省閥」ではないかとのことです。まさか河相周夫侍従長(元外務事務次官)自らではないと思いますが、以前にも申したように小和田家の皇室への介入がもしまたあったならば、それこそ徳仁親王妃雅子殿下の御体調を悪化させてしまいます。
正田家や川嶋家と違い、勘違い甚だしい民間人の誤った「名誉欲」が国を亡ぼすかもしれず、皇室と小和田家の板挟みに遭われ苦しまれてきた雅子殿下の昨今著しい御快復も、台無しにされかねません。
しかしながら一部で噂されている「雅子殿下を一刻も早く皇后にしたい小和田家の圧力に天皇陛下が屈された」というのは、全くの出鱈目と断じてよいでしょう。数年来私が誰にも言えずにいた今上陛下の御考えの伝聞に、そのようなものははじめから全くありません。インターネット上に流された噂は、皇室の破壊を目論む「東宮批判」の工作(こちらを参照)です。騙されないでください。
http://www.sankei.com/world/news/160716/wor160716……
▲産經新聞:【緊迫トルコ】クーデター失敗 首都など戦闘、死者は265人か 反乱部隊2800人以上を拘束
さて、トルコ(土国)軍の一部が十五日夜、クーデターを企てましたが、ほぼ鎮圧された模様です。実は、連合国(俗称=国際連合)教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産新規登録に関する審議がイスタンブルで開かれており、わが国からも関係者を数人出していましたが、全員の無事が確認されています。
直近では五月二十五日記事で、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政治が孕む危険性(自身の権力拡大)に言及し、日土関係に与える影響について述べましたが、今回のクーデターは起こるべくして起きたと申してよいでしょう。
その背景には、過激とされるクルディスタン労働者党(PKK)に対するエルドアン大統領のいわば「弾圧」があり、それでいて穏健な国民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ党首がクルド系の支持を集めているというエルドアン大統領の誤算もあり、司法機関を統制して権力拡大を目論む彼の前に未だ隠然と司法や検察、国軍に影響力を有するフェトフッラー・ギュレン氏(米国亡命)の活動があると申してほぼ間違いありません。
今回のクーデターは、国軍内のギュレン一派が主導していると思われ、そうであればこれで終わらないでしょう。警察官や裁判官らエルドアン大統領に弾圧された人びとの行動は、むしろ始まったばかりだと考えるべきです。
日土関係は、歴史的友好関係にありますが、残念ながら今後渡航を控えてください。和歌山県内で進むエルトゥールル号の関連調査も、人の往来が寸断されて進まなくなるかもしれません。本当に残念ですが、土国の混乱が激化する以上、仕方がないのです。
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皇紀2676年(平成28年)7月16日
http://www.sankei.com/politics/news/160715/plt160715……
▲産經新聞:猪瀬直樹氏が衝撃発言 自殺した都議は“都議会のドン”にいじめられていた…「遺書」画像も公開
東京都の猪瀬直樹元知事が故・樺山卓司都議会議員の自殺(平成二十三年七月一日没)の理由を明かしました。それは、自民党東京都支部連合会(都連)の内田茂幹事長が樺山議員を虐めぬいたせいという衝撃的なものでした。
直近では九日記事で、「そもそも猪瀬直樹元都知事について私は、辞任前の平成二十五年十二月十二日記事で、医療法人徳洲会側からの五千万円借入問題(返済済み)の追及が異様にきつすぎると指摘した」と申しましたが、その理由も同時に明らかになったのです。やはり原因は、参議院議員会館新設に絡んで猪瀬氏(当時副知事)が内田幹事長の恨みを買ったというものでした。
このような人に太鼓判を押されて都知事選挙に立候補してしまった増田寛也元総務相に対し、間違いなく都民の不信が募るでしょう。私が独自に「このままいくと増田氏では負けるとの声が党内から上がっている」と申しましたが、その原因もまた都議会に対する都民の不信なのです。
私はかねてより、石破茂内閣府特命担当相を支持した小池百合子元防衛相を批判してきましたが、実のところ陳情に対する態度が酷すぎてもともと大嫌いなためで、都民の皆さんが「小池候補のほうがマシ」と思われるなら、もちろん仕方がありません。人の話を聞こうともしない(自分に都合のよい人の話しか聞かない)のは、鳥越俊太郎候補も同じでしょう。ならばどちらがマシか、と。
ただ、なぜ自民党が推薦候補を増田元総務相でよいと手を打ったかです。
参議院議員選挙を終え、安倍晋三首相が提示してくるであろう政策の中には、実は現行憲法(占領憲法)改正より先に移民推進があるからで、増田氏がこれに(過去に外国人参政権推進発言などもあり)柔軟な考え方の政治家であることが移民受け入れの大舞台となる自治体首長の適合条件だったのではないかと思われます。
以前にも申しましたが安倍首相は、移民という言葉さえ使わなければ在留外国人をなし崩し的に増やさざるを得ないと考えているような節があり、内閣官房で既に検討チームを編成しているのです。
これについて申せば、かつて衆議院予算委員会で小池元防衛相が指摘したように、高度人材と単純労働者の受け入れを誤りなく区別し、後者の大量受け入れは「現国民の生活を圧迫しかねない」と指摘する勇気を持たなくてはなりません。
安倍首相に人口減少の危機を煽っているのは、周辺の「有識者」たちのようですが、経済規模はともかく国民の豊かさと人口規模は比例しないのです。とにかく現状維持を求めるのであれば、給与・物価下落(デフレーション)も維持、或いは再び加速することになるでしょう。それでは日本人が増えません。
何度でも申しますが、労働人口の確保を目的とした移民政策は、新世紀型の植民地(労働搾取)政策であり、その怨念が早くも目下の欧州で炸裂しています。わが国が同じ轍を踏むことはないのです。
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皇紀2676年(平成28年)7月15日
昨日記事で取り上げた「今上陛下が数年後に退位の御意向」との報道に関連し、早速訳の分からない話が混在し始めています。昨日も申しましたが最も重要なのは、大御心(皇祖皇宗の遺訓)であり、現世個人(政治家や政治活動家、大学教授ら)が勝手に皇室の在り方を変えてよいはずがありません。
現行典範(占領典範)が既に正統な皇室典範ではないことに気づくか否か、私たちの見識が問われているのです。いわゆる「生前退位」という譲位について、石原慎太郎前衆議院議員が言及した「摂政」という御存在をいただくのも一案でしょう。しかし、現行憲法(占領憲法)の下に占領典範がある占領統治期以降、政治家(他人)があれやこれやと皇室のことを決めてしまいます。
また、報道各社が御意向の背景を推測して伝える中、あたかも今上陛下が激務を嫌って退位なさりたいというようなものがありました。これは全く不正確です。もう一度昨日記事をお読みいただければ、真の背景に近づくことができます。
祭祀を司る世界唯一の御存在たる天皇陛下の御考えと、私たちが話し合ったりして決める政治的なことは、切り分けて論じるのが正しいのであり、私もここで皆様の誤解を招かないよう申し上げるには、もうほぼ限界です。
この数年、いつかこうなるだろうと胸に閉まってきた伝聞は、もう一度申しますが誰にも話せないできました。とりあえず今月三十一日に東京でお会いしましょう。
http://www.sankei.com/politics/news/160715/plt160715……
▲産經新聞:改憲4党で参院「3分の2」が実現、公明党がブレーキ!? 民進党は軌道修正、岡田克也代表「『安倍政権の間は憲法改正しない』という言い方していない」
所詮政治家なんぞこの程度なのです。分をわきまえた政治家もいれば、わが国で議員バッヂをつける資格もない珍妙な活動家あがりの政治屋もいます。
信念をもって口にしたと見紛う発言をあっさり翻す民進党の岡田克也代表は、旧民主党政権で外相でした。そのような内閣に、皇室のことを閣議で話してもらいたくもありません。
安倍晋三首相が消費税率再引き上げ中止を決めたとき、潔く「新しい判断」と述べましたが、岡田代表は「『安倍政権の間は憲法改正をしない』という言い方をしているわけではない」などと方針転換を認めようとしません。変わることもあるのですから率直に認めればよいのに、党が「思想信条混在の寄合所帯」だから大人の迷子がパニックを起こしたようになっています。
さらに先の参議院議員選挙で掲げて大いに報道各社も応援して扇動した「改憲勢力による三分の二阻止」についても、彼は「何が三分の二かは、いろいろな考え方があるが、私は敢えて言わなかった」などと信じられない嘘までつきました。実態のない「改憲勢力」をあると見立てて煽らせたのは、民進党であり、岡田氏が代表です。
このような人たちに、天皇陛下の大御心が分かるものですか!
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