なぜ鉄のお嬢は勝てたのか

皇紀2677年(平成29年)10月1日

露国営ロスネフチ会長にシュレーダー前独首相 制裁対象、欧米で批判も

ロシア国営石油最大手ロスネフチは29日、ドイツのシュレーダー前首相を会長に選んだと発表した。同社は欧米の対ロシア制裁の対象になっており、シュレーダー氏は就任を巡…

(産経ニュース)

 この報に触れる前に、杉田水脈元衆議院議員が自民党公認で立候補する決断をしました。旧日本のこころに所属していた時期がありましたが、とっくに党支部長を退いていましたから、希望の党には合流せず、日本維新の会などからも出馬せず、自民党の中から声を上げていくことにしたというのは、私は歓迎します。杉田女史のような人を政権政党に増やさねば、はっきり申し上げて自民党もろくでもない政党だからです。

 さて、ここで九月二十二日記事で扱った独国のゲアハルト・シュレーダー前首相に関する産經新聞社記事ですが、もともと彼が親露派だったとはいえ、どうも匂います。例の韓国人女性は、北朝鮮と通じているかもしれません。

 独国の連邦議会議員総選挙は、基督教民主同盟(CDU)のアンゲラ・メルケル首相が辛勝し、一方で右派政党とされる独国のための選択肢(AFD)が九十四議席も獲得できたのは、メルケル首相が既に無尽蔵に受け入れるとした移民・難民の政策を転換していたためです。そうしなければメルケル政権の支持率は決して持ち直せず、今回の選挙で惨敗したかもしれません。

 わが国の報道では、概して欧州各国のこの変化を「危険」と断じますが、外来種が一定数を越えて侵入してきた場合、生物の本能としてそれらを排除するのであり、私たち人間の世界でこれを避けるには、初めから外国人を政策的に自国へ移し入れるようなまねをしないことです。

 受け入れないことがヘイトなのではなく、受け入れることがヘイトを生むのであり、政治家としてその状況を何としても避けねばなりません。ならばAFDの主張は決して極端なものではなく、メルケル首相でさえ政策を修正していたという事実から、私たちも考えるべきことがあるはずです。

 そんな中、希望の党をめぐる「乱痴気騒ぎ」が続いています。東京都の小池百合子知事のいう「リアルな安全保障政策(?)」に反対してきた細野豪志前衆議院議員に排除される旧民進党の連中も哀れなものです。皆「お前にはいわれたくない」と思っているでしょう。

 ざっと三十名はいるとされる「排除リスト」には、菅直人、野田佳彦、岡田克也、赤松広隆、長妻昭、枝野幸男、安住淳、近藤昭一、辻元清美、阿部知子、海江田万里(敬称略)らが載っているらしく、昨日まで安倍政権の安全保障政策を非難してきた安住氏が「前から憲法改正に賛成」といい出したり、柚木道義前衆議院議員に至っては、突如「弟は自衛官」などとアピールし始めたのには、怒りを超えて呆れます。

 政治家として何の信念もないのであり、自らの信念をもって或る政党に飛び込んでいく覚悟もない人たちは、一人残らずこの際消さねばなりません。中には無所属でも当選しそうな人(例えば大阪府高槻市が生んだ辻元清美前衆議院議員)はいますが、リベラルであることと対日ヘイト(反日)の違いをよく理解し、考え直してほしいと思います。

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『なぜ鉄のお嬢は勝てたのか』に4件のコメント

  1. きよしこ:

    どの国家も資本・土地・資源が有限である限り、無尽蔵な移民難民の受け入れが結果的に差別や暴力を生むことなど、少し考えれば誰でも分かることです。にも関わらず移民を受け入れない(「排除」とは異なる)ことのどこが「ヘイト」なのか理解に苦しみます。そう主張する人は日本語も話せない人間を無限に自分の家に住まわせ、自分の会社で雇用してやれるのですかね?できなければ筋が通りません。選挙で負けるかもしれないと思わなければ政策を転換しなかったであろうメルケル首相やまんまと美人局にハマったシュレーダー前首相の例を挙げるまでもなく、まさに独国は欧州の、いや世界の恥と言えます。国民には申し訳ありませんが。

    何の臆面もなく公約や政策を「無かったこと」にしてしまえる人間の掃き溜めなど、「希望」以外の全ての「〇望」が当てはまると言えるでしょう。件の「排除リスト」の出所や内容の真偽は不明ですが、我々としては希望の党そのもの、小池都政に至るまで纏めて排除したいものです。

  2. やす:

    杉田水脈元衆議院議員の自民党からの立候補は私も大歓迎します
    話によれば希望の党から誘いがあったそうですが、杉田氏は頑なに断ったそうです
    彼女は無能小池ファースト都知事と関われば破滅することがよく分かっていたのでしょう

    支那スタンダード政党小池第一党は何度でも言いますが、周りが勝手に騒いで作り上げた中身の伴わない空っぽの虚像にすぎませんし、私から言わせれば排除された議員の方がかえって幸せで、そうじゃない議員の方が後で地獄を見ることになると思います
    しかし産経新聞も含めてあまりにも小池第一党を取り上げすぎていますし、今回の選挙の争点の目玉であるはずの北朝鮮危機をあまり取り上げないのはどうかと思います
    安部総理の最大の目的は憲法改正のはずなんですから、本来なら北朝鮮危機とセットでメディアは指摘しないといけないはずです
    もう小池第一党なんて無視して、選挙の本題に戻って、その上で改めて国民に問うという本来の形に戻してほしいものです
    しかし前にも言いましたが、今の平和ボケした日本国民に北朝鮮危機と憲法改正がどれだけ支持を得られるかは正直疑問ですし、ミサイル迎撃するぐらいのパフォーマンスを見せて直接戦争の空気を感じてもらわないと目が覚めないと思いますので、残念ながら何もしてない、悪く言えば米国に守ってもらって選挙をしているような状況ですと厳しいのではないでしょうか
    やはり安部総理は都議選での自民党惨敗の反省が足りてないと思いますし、まだまだ支持を得られるという驕りと危機感のなさがまだあると思います
    そういう油断が小池第一党なんていう化け物を生み出して、自らを苦しめているという現実をいい加減理解してもらいたいです
    もし小池第一党が政権を取ったら間違いなく日本の支那化が進み、多くの国民は地獄を見ることになります

  3. のざわ:

    高槻市民です。
    新聞テレビしか見ない高齢者女性(ウチの母含む)程、辻元清美無条件支持です。
    理由を聞くと、女性だから、頭がいい人だから・・・説明しようとすると、それは差別!
    と言い出す始末・・・いくら言っても聞く耳持ちませんわ。

  4. 心配性:

    「メイ首相の二の舞」どころではなくなって来ましたね。

    安倍総理、もしかして「与党過半数割れなら辞任」と口走っていませんでしたか?
    おかげで、「(汚い手を使ってでも)退陣に追い込む」と民進党や希望の党の雑多な人々が意気込む事になっているのではないでしょうか?

    何度も同じ過ちを繰り返す人(自らの首を絞めるような、調子のよい発言をする人)は、政治家として、根本的に頭がよくないのかも知れません。

    しかし、国際情勢がこれ程混沌として大変な時期に総理や政権が突然交代してしまっては、先が見通せず、非常に不安です。

    >辻元清美前衆議院議員

    「希望の党には参加しないが、右(希望の党)と左(辻元氏ら)が安倍政権を挟み撃ちにして、「政権交代」を実現する」と気を吐いておられましたね。

    森友問題の半分ぐらいは辻元氏に責任があるような気もしますが、今後この問題を追及する場合は、辻元氏の問題も含めて全てテーブルの上にぶちまけてすっきりしたらよいと思います。
    その方が、テレビの視聴率も稼げるのではないでしょうか?

    なお、私自身、外国人の親戚がいるのですが、外国人の多くが「ノンポリ」であり、せいぜい「日本人と仲良く暮らしながら、何かの機会に、自国の料理や伝統文化を紹介できたら嬉しいな。」ぐらいの可愛らしい「野望」しか持っていない事を知っています。
    一部の厄介な「プロ市民」を除いて。(←しかし、彼らの声が最も大きく、最も危ない!)