台湾の蔡総統が日本語で…
ちょうど同じことを申そうかと考えていたところで、産經新聞社政治部の阿比留瑠比編集委員の記事をご紹介します。何度でも申しますが、ナントカ民主党の連中こそが安倍政権の延命装置なのです。
さて、北海道南西部地震の被害が判然とし始めてきた中、関西国際空港を水没させた台風二十一号による高潮の力で、和歌山県西牟婁郡白浜町(南紀白浜)にある国の名勝「三段壁」が大規模崩落を起こしていたことが昨日、分かりました。
もともと自然の力による造形ですから、これもまた三段壁の運命なのだろうとは思いますが、つくづくそのとてつもない力の前に私たち現世個人の何とちっぽけなことか、と。
私たちがちっぽけでないとすれば、それは連綿と続く先祖代代の生命の営みに気づいた者だけであり、あくまで個人の権利を主張しても波しぶきにすら勝てないのです。いえ、この意味が分かる人と分からない人とで、既に人生の明暗を分ける気がします。
またぞろ申しますが、私たちが勝手に「平成最後の夏」なんぞというに堕ちたがゆえの自然災害の頻発という現実があるのではないか、とどうしても思えてなりません。
皇室に、皇室祭祀に基づくことすら一旦脇にでも置かせて「国民のために働け」という現行典範(占領典範)と現行憲法(占領憲法)は、私たち国民が放置させたものであり、万世一系の皇統に於いて「占領された時の条約の類い」になど敷かれて御即位賜った初の天皇陛下が今上陛下です。
その陛下に「もう国民の皆さんのために働けないかも」といわしめた挙げ句、それをいえば「やっぱり降りろといわれた」というのが今上陛下の大御心に違いありません。それでよくも「高齢だからゆっくり休んでもらって」などと多くの国民がいえたものです。八百万の神神の御怒りを、私たち国民が受けているのです。
中には「訳の分からん話をするな」という人もいるでしょうが、ならば一目でわかりやすい話に切り替えましょう。台湾の蔡英文総統がツイッター上で、安倍晋三首相のつぶやきをリツイートする形で、災害にまみれた私たちを日本語で心配してくれました。
実際にわが国が受け入れを必要とするかどうかではなく、多くの台湾人のこの気持ち、蔡総統の表明が有難いではありませんか。にもかかわらず私たちは、中共なんぞと国交を回復して台湾と断交してしまったのです。
台湾を国とする国際法上有効な手続きを進めてもらうのと同時に、私たちは今、中共が台湾を追い込もうと世界各国を脅迫して回っていることを知り、歴史的な間違いを修正する機会を伺いたいと思います。
韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)も何か短いツイートを「どうせ任鍾晳大統領秘書室長(北朝鮮工作員)の指示でそこの職員にでも書かせた」ようですが、これは明らかに日朝協議の開始を伺う北朝鮮からのメッセージと受け取るべきです。
私たちに「甘い言葉」を投げかけ、その実、心は全く込められていないのであり、蔡総統の(或いは総統府職員の書き込みでもよいが)その言葉の温かみとはまるで違います。この違いも分からずに日中国交正常に奔って、対米非従属の田中角栄内閣は総辞職への秒読みが始まりました。
占領憲法になんぞしがみつくからです。