プーチン大統領の本音は?

皇紀2678年(平成30年)11月17日

 自民党の石破茂衆議院議員(鳥取一区)が明日、韓国を訪問し、韓国の民間シンクタンク「與時斎」が主催するシンポジウムで地方創生について講演するといいます。地方創生に何の成果も挙げなかった人が、目下激しくわが国をののしっている韓国へ行って何を話すというのでしょうか。

 いわゆる「歴史問題」とは「切り離して」という彼の言い訳が容易に目に浮かびますが、こういう時に政治家の本性があらわになります。すなわち石破氏は、そういう人だということです。

 日韓併合条約締結下の韓国人労働者(俗称=徴用工)に今さら賠償を求める韓国の裁判に於いて、訴状を送りつけられたわが国企業が困り果てているのは、原告が元労働者本人なのか、そのご家族なのか、そもそも当該企業の元労働者なのかさえ全く分からない氏名が並んでいるだけである点です。

 これでは(その必要はありませんが)和解も賠償もしようがありません。韓国人妓生(俗称=慰安婦)にしても同様であり、わが国企業は絶対に頭を下げてはいけないのです。
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■第10回 救国の提言講演会<関西>■
 「日本の労働環境が危ない~関西生コン日教組、アベノミクスの新展開」
 今回は特に、連帯ユニオン関西生コン支部を追い続けた気鋭のジャーナリスト・渡邊臥龍氏をお招きし、労働組合とは名ばかりの恐るべき実態に迫ります!
 日 時 11月24日(土曜日)18:30-20:30
 場 所 神戸市勤労会館(地図は施設概要を参照)
 講 演 渡邊臥龍(牢人新聞社主幹 元衆議院議員秘書)
     遠藤健太郎(一般社団法人日本政策協会理事長)
 参加費 1,000円(資料代・お茶代・お茶菓子代込み)
 申込み 参加お申し込みページより
     ご氏名、参加人数をお知らせください。

プーチン氏、56年宣言「2島引き渡しの根拠明記な…(写真=共同)

【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は15日、平和条約締結後に歯舞群島と色丹島を日本に引き渡すとした1956年の日ソ共同宣言について「引き渡す根拠や、どちらの主権になるかは明記されていない」

(日本経済新聞 電子版)

 さて、表題の件。露国のウラジーミル・プーチン大統領の本音はどこにあるでしょう。

 日露講和交渉の前提は、まず従前締結された条約から千島列島全島と南樺太の領土帰属について、その全てをわが国が主張すべきだったのを、いわゆる「四島」にしか言及してこなかったことが間違いであり、よって「二島」返還に対する「不安」がつきまとうのです。

 露国にしてみれば、初めから低い条件しか口にしないわが国はいくらでも脅せる相手であり、まして米国にそそのかされて侵攻した結果得た土地をそう簡単に還す気になどなりません。

 よって高い条件を突きつけてわが国から得るものを得たいのであり、だからこそいわゆる「北方領土」の開発ペースを意図的に遅らせてきました。そのことにこそわが国は早く気づくべきだったのです。

 しかし、中共の脅威は北極海にまで延び、わが国の経済協力を得てこれに対抗しなければならない露国の事情からこのような展開になっているわけですが、まだなお高い条件を取り消さないプーチン大統領は、まさに「露帝國の真正保守」であり、わが国の歴代首相にはない態度を貫いています。

 ずばり露国の条件は、北方領土に在日米軍基地を絶対に置かせないこと、返還を「引き渡し」とすること、露国のシーレーンを保証することと経済協力です。

 安倍晋三首相は、プーチン大統領の態度に倣えば今からでも遅くないので、当時の麻生太郎首相がようやく口にした「帰属の問題」を公言して交渉に臨み、この高い条件を必ず四島返還に繋げなければ、史上最悪の首相に転がり落ちると覚悟しなければなりません。私たち国民の声がそれを後押しするのです。

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