石垣市議が尖閣諸島に上陸
行政区内に尖閣諸島を有する沖縄県石垣市の仲間均市議会議員と箕底用一市議会議員は10日午前、尖閣諸島南小島に漁船で上陸しました。(画像は山形新聞社より。胸に「石垣市議会」の文字が入ったポロシャツに身を包んだお2人。右から仲間議員、箕底議員)
申すまでもなく、中共漁船が海上保安庁の巡視船に当て逃げし、その船長を逮捕したにもかかわらず、菅内閣は釈放に介入したと思われ、記録映像の公開すらしようとしませんでしたから、中共政府が居丈高に「騙り」始めたように、まさに尖閣諸島がわが領土としての危機に陥っていました。日本政府は本当に沖縄県を守る気があるのでしょうか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010121000757
▲時事通信:石垣市議、尖閣諸島に上陸=南小島に40分滞在?海保が聴取・沖縄
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010121000948
▲時事通信:「尖閣は市の行政区」=上陸に一定の理解?沖縄・石垣市長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121001036
▲時事通信:「なぜ駄目なのか」「また上陸する」=尖閣上陸の石垣市議?沖縄
皆様もご存知のように、尖閣諸島は目下、大正島以外は民有地ですが、一部(5島のうち3島)を政府が借り上げています。名目としては「領土保全のため」ということですが、総務省が賃借契約を結んだ平成14年以降、特に環境などの行政調査や領土防衛のための施策が講じられる気配はなく、以前は問題がなかった政治家の上陸すら軽犯罪法違反に問われ始めました。
平成9年には西村眞悟元防衛政務官が上陸していますが、この時にも仲間均市議会議員、さらに写真家の宮嶋茂樹氏と映像教育研究会の稲川和男代表も同行しています。
しかし、平成17年にはもう、仲間議員の行政調査を目的とした上陸が認められませんでした。そこで本年10月20日、中共漁船当て逃げ事件の発生を受け、石垣市議会が尖閣諸島上陸視察決議案を可決したのです。大濱市政から中山市政に変わったことを実感させた瞬間でもありました。
この石垣市の危機感は、決して本州に住む私たちには分かり得ないものだったに違いありません。自分たちの家の近くに、物騒な船団が(報道されるのは一部だが)何度もやって来るのを、全く東京にある政府は守ってくれない、と。ならば自分たちで守るための策を講じるしかなかったのです。
仲間議員と箕底議員の決断と実行に対し、批判の声もあるでしょう。北海道や本州、四国、九州でのんびりお茶でも飲みながら六法全書片手に評論するのは気楽なものです。暗いうちに船を出し、高波に激しく揺られながら、ゆえに接岸が困難なために泳いででも島にたどり着こうとした政治家が、何を政府に訴えねばならぬと腹をくくっていたかなど、自身を高みに置いて非難するしかない輩に理解出来る頭脳があるとも、そもそも彼らの危機感を想像する力もあるとは思えません。これはすなわち他人(ひと)の気持ちが分からない人なのです。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101211ddm041040026000c.html
▲毎日新聞:石垣2市議上陸 仙谷官房長官「何人も上陸を認めない方針を堅持」
中共外交部の姜瑜副報道局長が早速、非難声明を発表したのはむしろ結構なことでしょう。問題は日本の仙谷由人内閣官房長官のこの態度です。他人の気持ちが分からない人の典型であり、それ以上にどこの国の政治家なのか分かりません。これでは無策のままに尖閣諸島を放置してきた自民党政権、或いは自公連立政権の時と何ら変わらないのです。
私はこれまで通り仲間議員と、そして箕底議員を断固として支持します。そして、心からお2人の決断と実行に御礼申し上げ、皆様にも何卒ご理解を賜りたいと思います。
この記事の関連動画
仲間均議員の声を聞いて下さい!
http://www.youtube.com/watch?v=hv2wQ41_asM
▲2「尖閣諸島」議員が書類送検される!?
http://www.youtube.com/watch?v=DjZBTlWEZdY
▲3「尖閣諸島」外交文書が語る日本領
http://www.youtube.com/watch?v=jswiC7pAyf8
▲9「尖閣諸島」議員が行政調査求める理由
「領土と憲法」大阪決起集会より 主催=真・保守市民の会