高市首相を追い詰めた経団連の秘密
第五十一回衆議院議員総選挙(二月八日投開票)の候補者選定に於いて、高市早苗首相が石破前内閣の閣僚のうち比例単独候補の阿部俊子氏(中国ブロック二十位)や村上誠一郎氏(四国ブロック十位)らを前回比例名簿一位から引きずり降ろしたのは見事でしたが、ここで「高市自民」が敗れて「岸破森・中革連政権」へ交代されては元も子もありません。
つまり、私たち国民に慎重且つ賢明な投票行動が今まで以上に求められています。報道権力や対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日)左翼・極左による「大義隠し」に惑わされている場合ではありません。
そこで高市自民の政権公約が中途半端になっている原因はどこにあるのか、私たち国民も「知ったことか。根性が足りぬ」ではなく真剣に考えなくてはいけなくなりました。現に高市首相の街頭演説第一声(東京都千代田区の秋葉原)で国旗損壊罪の創設(刑法改正案)について「衆議院法務委員会の委員長は残念ながらよその党(中革連)の人。法案を出しても審議してもらえない」「内閣として出したかった制度も国会で諦めざるを得なかった」と衆議院解散の大義を説明しています。
例えば外国人労働者の受け入れ上限を百二十三万人に設定するよう二十三日に閣議決定した件では、反日左翼・極左が「高市内閣は外国人百二十三万人受け入れに舵を切った」と煽り、保守層もそれに流されて高市内閣を「裏切り」と非難していますが、これまで無尽蔵に受け入れる方針のところを高市内閣が初めて「上限」を設けて牽制したというのが正しいのです。
旧年六月末の段階で既に約三百九十六万人(法務省統計による)もの在留外国人がいる中、技能実習制度の廃止を決めながら育成就労制度(来年四月一日施行)へまんまと置き換えた岸田内閣は、受け入れ上限など一切設けませんでした。高市内閣は、これについて上限を四十三万人までとしたのです。
この数字の是非を議論する余地は認めます。保守層のほとんどが恐らく「ゼロでも結構なくらいだ」と思っていますから、全体で百二十三万人までという上限設定を批判の対象にしているのでしょう。
しかし、財界や官界の考えは全く違います。高市内閣が決めたこの数字も、彼らから受ける圧力と高市首相自身の想いとの狭間でギリギリのものでした。
そもそも高市首相が自民党総裁選挙の直前に一旦「消費税率0%」を引っ込めたのも、そうしなければ政権を獲りにいけないほど自民党に対する財界の圧力が凄まじいことを物語っています。では、その一角を担う日本経済団体連合会(経団連)は一体、高市自民に何を言ったでしょうか。
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六日記事では、関西経済連合会(関経連)の汚らわしい態度を指弾しましたが、経団連の筒井義信氏(日本生命保険相互会社会長)が記者会見で述べていることは、既に何度も自民党へ「要請」という形でかけた圧力の内容です。私が日ごろやっている政策提言、陳情以上に大きな力をもって政策決定に影響します。
財界が高市内閣の外国人政策を牽制したのは、低賃金でこき使える外国人を欲しているからですが、経済・財政政策を牽制した理由と連動して、実は経団連の主たる訴えは、私も初めは耳を疑いましたが「少子化対策をやめろ」だったのです。
輸出時の「消費税還付が欲しいからだ」とか、さまざまなことが言われてきましたが、一方で法人税減税を要請してきた経団連は、消費税減税または廃止で「財源の補填」とやらが法人税の増税で賄われてはならず、金融機関を除く経団連幹部企業のほとんどが海外売上比率で五十%を超えているため、わが国内でお金が還流することに関心がありません。
いや、かつてはあったのでしょうが、昭和六十年以降の円高不況(平成元年の消費税導入なども)で徐徐に諦めていったというのが正しいようです。国内で顧客を増やすことに関心がなくなった「目先の利益しか見ない経営者たち」は、消費税増税で国民経済が停滞し、少子化が加速、ますます顧客の絶対数が目減りしていく危機感よりも海外に投資してカネを稼ぐ旨みばかりを追うに堕ちました。
財界が高市首相を反日左翼・極左並みに嫌うのは、こうした非生産的経営の邪魔になることばかり言うからです。客にならない「安い外国人」を「仕入れ」ておいて人権を語り、日本人を増やし育てて経営の将来を見据えることをやめた財界が「反高市扇動」の一翼を担っています。
それでも皆様は、高市内閣を引きずり降ろしたいですか? 再度政権交代となれば中革連のうち創価学会公明党が岸破森政権の復活を目論み、もちろん消費税減税の約束は消えます。外国人受け入れ上限も撤廃されるでしょう。
高市内閣が現状、中途半端なのはわかっています。何度もそう申してきました。しかし、その原因を探り当て、私たち国民が「そっちじゃない。高市さん、こっちへ来て」とも言わずに不貞腐れていても何も解決しません。
やるだけやって後悔するか、やらずに涼しい顔で批判ばかりして人生の悲惨な末路を迎えるか、決断の時です。










