中国の策謀に呑まれる自治体12選

皇紀2685年(令和7年)12月26日

 中共(支那)が沖縄県民を「先住民」呼ばわりして「日本ではない」などと攻撃してきたことに対し、二十日記事の後段で石垣市議会豊見城市議会が厳重に抗議する決議および意見書を可決したのに加え、糸満市議会も二十四日、同様に賛成多数で可決しました。

 連合国(俗称=国際連合)で世界的左翼・極左暴力活動家の巣窟と化している人権部門(人種差別撤廃委員会や総会第三委員会)を「自国人民の人権を認めていない中共」が対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日)に利用している今、私たち日本人がいちいち正さねばなりません。

 中共産党にとって人間は、彼らが誇示する権力の道具でしかなく、中共人民も、私たち日本人までもをそれに利用した限りは、徹底して再発の防止を中共産党指導部に厳命しなければならないのです。

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 台湾やわが国を武力侵略することが「現実には難しい」とわかっている中共は、共産党人民解放軍に威嚇行為を繰り返させつつ、人口侵略や文化侵略の長期計略を立てて私たちを侵してきました。

 高市早苗首相の「存立危機事態発言」が安倍晋三元首相の「台湾有事は日本有事」以来のわが国政府の基本方針にもかかわらず、今さら中共が醜く紅潮した顔をさらに真っ赤にしているのは、前出の「人民の人権を中共が十分に認めていない」ことを高市首相が日中首脳会談で指摘した以上に、対日台の長期侵略計画が頓挫(私たち国民の対中感情が「友好風味」から「徹底抗戦」へ激変)することへの危機感の表れです。

 そこで飛び出したのが立憲民主党の岡田克也氏(三重三区)による「日本国民感情を統制発言」であり、これが全く見事に中共の侵略計画と連動したものであるとわかります。

「日本人に働いてもらうこと重要」外国人採用取りやめへ 三重県知事表明 排外主義は否定

三重県の一見勝之知事は25日の記者会見で、国外への情報漏えい防止の観点から、県職員採用の「国籍要件」を復活させ、外国人の採用を取りやめる方向で検討を始めると表…

(産經新聞社:産経ニュース)

 もはや「岡田工作員」であることが明白になったものの彼の足元では、三重県庁が外国人の県職員採用中止を検討し始めました。来年一月から実施される県民世論調査を経て決めるということは、県選出の岡田氏に妨害される可能性を否定できません。

 外国人を単なる「労働力」と見なす近年わが国の姿勢は、実のところ恥ずかしいほど「人を道具に」する中共と変わりがなく、人権上大いに問題があり、移民受け入れの経済的悪影響を無視して「人手不足を効率よく解消できる」という主張にこれまで、政官財の一切合切が呑み込まれてきました。

 ここでそのような流れを断ち切らねば、私たち国民の暮らしが豊かになる未来など永遠に望めません。三重県民の良識が国家全体の「安全と安心」の契機となるか否かが問われます。

 と申しますのも現在、公務員の国籍要件を軽んじた自治体は、施行順に高知県、神奈川県、沖縄県、大阪府、三重県、滋賀県、鳥取県、大分県、愛知県、岩手県、奈良県、来年度から茨城県の十二府県にも及んでいるからです。

 市町村単位ではさらに国籍軽視が広がっており、これを「外国人に門戸開放」などと綺麗事を言って納得してしまいます。そのくせ住民の個人情報が漏洩すると「役所にはしっかりしてもらいたい」と苦言を呈するのですから、私たち自身の危機管理がなっていません。

 中共が国防動員法国家情報法を成立させてからも、呑気に中共人を庁舎の奥へと招き入れた自治体は、それだけで住民を危険に晒しています。行政権力としてあるまじき行為です。

 これらに抗する声は、決して乱暴なものでも何でもありません。むしろ冷静な行政論であり、自信をもって「行政が国籍を軽視するのをやめてください」と唱えましょう!

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クリスマスと人民が怖い中国共産党

皇紀2685年(令和7年)12月25日

 二十日記事の冒頭で、報道各社が揃って濁した「官邸筋」を「元航空自衛官の尾上定正首相補佐官(国家安全保障等担当)か、元外務官僚の市川恵一国家安全保障局長」のどちらかだろうと申しましたが、週刊文春(文藝春秋社)が「尾上補佐官である」と特定しました(週刊文春記事を参照)。

 しかし、発言者の特定に大した意味はなく、何しろ非公式取材で記録がないため、報道権力の末端で蠢く記者たちが尾上補佐官とどのような話をしていたのかがわかりません。私の知る限りでは、尾上補佐官が「私は『核保有したら』と思うが、現実には難しいだろう」と述べた、とのことです。

 わが国の核武装の仮定的方法については、八月九日記事の後段で改めて、感情論を排した上でのその難しさを述べました。尾上補佐官こそ防衛の最前線におられた方ですから、私が指摘した現実を嫌と言うほど把握されていると思います。

 一方、対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日)左翼・極左が「内閣にいる者の発言で(核攻撃に於いて)今度は日本が加害者になる」などと訳のわからないことを喚いていますが、立法権力だろうが行政権力だろうが、そのうちの一名や二名の非公式発言でわが国の核保有が実現したりはしません。

 仮にもそれを恐れるなら、むしろ立法権力(国会)の中に国旗・国歌を否定したり、皇室を破壊しようと目論む反日極左が当選して紛れ込んでいることのほうが私たち国民にとってとてつもなく怖いです。

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 それでもどうにか現在わが国が根底から破壊されずにいられるのは、私たち国民の言論や表現の自由によって破壊工作を撥ね退ける力が担保されているからでしょう。反日極左暴力活動家たちにたとえ「右傾化を許さない」などと罵られようとも、私たち国民の公正な感覚を守り抜かねばなりません。

 中共(支那)共産党指導部はこのほど、その統治基盤(独裁)を維持しようとして人民に「クリスマス禁止令」を出したそうです(毎日新聞社記事を参照)。北京市などの都市部では商戦利用を黙認しているものの、地方では子供たちにも「祝うな」と禁じました。

 これもよくわが国の右派・保守派を中心に「宗教国家でもないのにクリスマスなどに浮かれる若者たちを憂う」といった声をさんざん耳にしてきましたが、大東亜戦争以前からクリスマスの商戦利用は盛んで、基督教の信仰とは全く無関係に子供のころから「お祭り」感覚に興じたものです。

 そのような他愛のないことにも人民蜂起の脅威を感じるほど中共産党の統治基盤が危機的である現状を、この禁止令が露わにしています。わが国には、国民がクリスマスに興じた程度で国家(或いは最も重要な民族の精神的支柱)が崩壊するような危機などありません。

 冬の都市を彩る電飾(イルミネーション)にしてもいわば町興しであり、国民の自由な経済活動の一種と考えるべきです。実は、わが国最大規模のイルミネーションが東京都内でも大阪市内でもなく和歌山市内にあることをご存じでしょうか(和歌山けやき大通りイルミネーションを参照)。

 来年二月二十八日まで、午後五時から同十一時の間で光輝いていますので、是非冬の旅路に加えてみてください。その模様(昨年実施分)の一部は、私のこちらの動画で見ることができます。

1月から南鳥島沖レアアースの試掘開始 世界初の試み、中国の威嚇行動に「相当の危機感」

南鳥島(東京都小笠原村)沖に眠るレアアース(希土類)の試掘が来年1月に始まる。計画を主導する内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は23日、記者…

(産經新聞社:産経ニュース)

 さて、高市早苗首相に殺意すら剝き出しにする中共に対抗すべく、わが国政府が世界初の海底試掘に挑みます。中共に貪り盗られる前に採掘する方針は、是非東支那海の海底ガス田でも発揮してほしいものです。

 わざわざ海底から採掘する希土類(レアアース)に商用利用の契機があるかどうかは不明ですが、少なくとも学術的価値国家安全保障上の価値があります。中共産党の太平洋侵略を阻止するためにも、わが国の海洋政策が平和の鍵を握っているのです。

 採掘した希土類の精錬をどこでするのか、或いは中共とは格段に違う厳しい環境基準でそれが果たしうるのか、といった課題はともかく、内閣府がついに試掘へ動き出したことは、高市内閣の方針を語る上で欠くことのできない「国力の再興」にほかなりません。

 わが国は、資源に乏しい国ではなく資源にあふれた豊かな国なのです。

支持率92%高市首相が見せたもの

皇紀2685年(令和7年)12月24日

「私まだしゃべっているんですけど、失礼ですよ」片山大臣が記者に怒り 「高市政権は放漫財政」の指摘に「G7で疑念もつ方は誰もいない」 | 政治 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ

23日の片山さつき財務大臣の記者会見で、長期金利の上昇やアベノミクス政策について質問が飛んだ。 記者が「長期金利が27年ぶり2.1%に。高市さんが総裁になった時1.65%でしたから、か…

(ABEMA TV)

 この失礼以上に不見識な記者は、オンライン上で三年前に設立された新参者、アークタイムズ(東京都千代田区)の尾形聡彦氏(元朝日新聞社サン・フランシスコ支局長)ですが、昨日記事でも改めて指摘した「経済・財政政策のアクセルを踏もうとする高市内閣」と「思いっきりブレーキを踏んだ日本銀行(金融政策)」のうち「日銀が正しくて高市内閣が間違っている」と詰問しています。

 つまり尾形氏は、私たち国民の激しい痛みに全く無関心で、ひたすら高市内閣を誹謗中傷する目的しかなく、片山さつき財務相の言う通り令和七年度補正予算の程度で「放漫財政」などと批判されたことは、利上げに踏み切った日銀からも、諸外国政府や国際機関のどこからもありません。

 彼のような「思い込み」「勝手な解釈」「取材と言うより政治活動(ほぼ破壊活動)」で首相や閣僚の記者会見を乱す報道権力の末端にいる者は、その氏名を私たち国民が認識しておくことで警戒の対象とすべきです。

 最近では、小泉進次郎防衛相に諭されるに堕ちた中日新聞社・東京新聞記者の望月衣塑子氏や、小野田紀美経済安全保障担当相に意味不明な発言を執拗に繰り返す自称・記者の横田一氏などもそれであり、もはや聞いている私たち国民のほうが「もう恥ずかしい(莫迦丸出しだ)からやめなさい」と言いたくなります。

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 FNN(フジテレビジョン)の単独世論調査で二十二日、高市早苗内閣の支持率が七十五.九%、特に十代・二十代の若年層では驚異の九十二.四%だったことがわかりました(FNN記事を参照)。

 高市内閣が相変わらず高い支持率を維持している背景には、就任からわずか二か月でいくつかの課題(揮発油税の暫定税率廃止など)が解決したことが理由に挙げられるでしょう。むろんまだまだ多くの課題が残っており、来年一月二十三日召集予定の常会(通常国会)が「待ち遠しい」という声もあります。

 十五日記事でも言及した大規模太陽光発電パネル(メガソーラー)問題でも高市内閣は昨日、私たち国民の負担になっていた電気の買い取り制度について、自然環境・安全・景観などへの懸念を明確にし、令和九年度新規事業から支援の廃止を対策案に盛り込みました(産經新聞社記事を参照)。もう今年度中に「決める」と言っています。

 この「スピード感」が若年層の支持に繋がっており、補正予算案が可決した直後に少し目眩を起こしたように見えた高市首相の「本当に彼女ばかりが働いて、働いて、働いてるんだな」と私たち国民に思わせた一方、見下げ果てた発言を繰り返す立憲民主党、日本共産党やれいわ新撰組などの議員たちや、早速高市首相の背後から同士討ちをする石破茂氏や岩屋毅氏といった「旧」を付けたい自民党議員たちとの対比が明白になっていることも、高市内閣への評価を押し上げているようです。

琉球「中国属国の証拠」否定 石井氏「逆に薩摩の統治追認」 中国メディア宣伝に反論 – 八重山日報 -Yaeyama Nippo-

沖縄が日本でないかのような宣伝を活発化させている中国メディアが、1629年、明の皇帝が琉球国王に下した勅書の存在を引き合いに「琉球が中国の属国だった証拠」と報じている。これ…

(八重山日報 -Yaeyama Nippo-)

 日中関係にしても、今や私たち国民の多くが報道権力の扇動に引っ掛からなくなっています。だからこそ立民の岡田克也氏のような中共(支那)や北韓(北朝鮮)の対日工作員は焦って、二十二日記事で指弾した「日本国民の感情を統制する」などという暴言に及ぶのです。

 中共がわが国を誹謗中傷する度に次から次へと墓穴を掘っていくのですが、中共産党営英字紙が誇らしげに「沖縄県は日本ではない」と言いたくて出した「明諭琉球国王勅」でさえ、逆に旧薩摩藩の旧琉球王国併合を認めていた証拠になってしまいました。

 私たち国民のほとんどは、以前ほど中共の対日工作に騙されません。工作の協力者を含めてまだなおわが国を攻撃していますが、間違いなく徒労に終わります。それでもやりたければ、どうぞ気の済むまでおやりなさい。私たちにはもう、関係のないことです。

 そして政府は、果敢に且ついちいち反論してください。

中国の汚い対日工作、また一つ発覚

皇紀2685年(令和7年)12月23日

被団協、核兵器保有発言に「被爆者を無視」と抗議 きのこ雲ランプ投稿には「対応しない」

安全保障政策を担当する首相官邸筋が核兵器を保有すべきだとオフレコで発言したことについて、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は19…

(産經新聞社:産経ニュース)

 昨日記事で指弾した「日本のアベコベ」をこうもはっきり口にした限りは、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が自ら対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日極左暴力集団であることを明かしたも同然です。

 私たち国民の多くがそうと気づいてはいましたがこれまでは、米民主党による二度の核攻撃を受けた経験を持つ高齢者(被爆者)を想う気持ちで「批判を遠慮していた」という方も多かったのではないでしょうか。

 しかし、もはや自ら化けの皮を剥がしてしまった今、被爆していない組織構成者による極左集団(被爆者を利用した反社会勢力)として広く私たち国民の追及対象になってしまいました。

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 ことほど左様に高市早苗内閣を倒そうと顔を真っ赤にして見せながら韓国の中共(支那)人には何も言わないようにする反日左翼・極左ですが、ここで高市内閣の経済・財政政策を少しでも批判すると、読者諸氏から記事に対する厳しい評価が下ります(涙)。それだけ高市内閣への期待が大きいのはよいことです。

 二十一日記事の中段で批判したことは、むしろ日本銀行の金融政策であり、或いは世界の基軸通貨(国際決済通貨)たる「円」の発行権を有するわが国で、米国の珍妙な通貨発行現状を模した中央銀行の独立性が異様に担保されている弊害へと批判の対象議論を拡げるものでした。

 経済・財政政策のアクセルを踏もうとする高市内閣に対し、日銀(金融政策)が思いっきりブレーキを踏んだのは、十四日記事で触れたように「これ以上の円安に耐えられない」からでしょうが、円安と金利上昇のどちらが国民的痛みを強く発症するでしょうか。

 考えるまでもなく答えは簡単で、平成円高不況以来の円安で国内に残っていた輸出産業は潤うものの、金利上昇では家計・企業部門の消費と投資の意欲が減衰します。円安が発展途上国へ流出したわが国企業の国内回帰を促すとしても、金利上昇で経済成長が後退する国には帰りようがありません。

 金融政策の独立性を捨てたとしても、欧州連合(EU)のように自由な資本移動と安定した為替市場を手にすることは可能であり、もうこれ以上政府と日銀のチグハグこそ我慢ならないのです。思い切ってこれを提起すべきであると考えます。

《スクープ》前駐中国大使に仕掛けた中国の盗聴工作 舞台となった北京の日本料理店経営者が証言 機密指定の情報のはずが当の大使が暴露、大騒動の一部始終

 高市早苗・首相の台湾有事を巡る「存立危機事態」答弁後、日中関係は緊迫の度を増している。そんななか、中国の日本に対する“ある工作”が明らかになった。しかも…

(NEWSポストセブン|小学館)

 もう一つ、私たち国民が決して我慢する必要もないのが中共産党の対日工作に屈服する政治の横行です。埀秀夫元駐北京大使のご氏名は、つい十五日記事の後段でお出ししたばかりですが、高市首相の対中姿勢が明確になって中共産党の暴力行為が全開になり始めた今、かつて「中共にモノ言う大使」と評された埀元大使の発言は、極めて参考になります。

 中共産党の中央統一戦線工作部(UFWD)をはじめとするいわば「泥棒機関」の汚い行動を、埀元大使が軽卒に暴露したわけではなく、このような実態を私たち国民に広く知らせる必要がありました。かつて安倍晋三元首相も、訪中時に中共人女性が滞在先の部屋へやって来て、彼女をすぐに帰すと今度は美男が入ってきたので「『そうじゃないよ』と思った」という話を披露しています。

 こうした中共や北韓(北朝鮮)、或いは米国や露国らの対日工作は、国会議員のみならず地方議員や私たち一般の国民も場合によって対象者となり、日常的注意が必要です。

 これにあっさり引っ掛かった議員が中共寄り、北韓寄りの反日発言をしているわけで、それで私たち国民の暮らしを左右する政治が動いていくのを、徹底指弾して止めなければいけません。引っ掛かった連中の「ネトウヨが騒いで」云云の言い訳など、決して許してはならないのです。 

岡田暴言から反日左翼の魂胆見えた

皇紀2685年(令和7年)12月22日

<1分で解説>日本の「核保有」発言、米中の反応は? 海外に波紋

 日本の首相官邸関係者が「日本は核保有すべきだ」と記者団に語ったことが海外でも波紋を呼んでいます。米国と中国はどのように反応したのでしょうか。…

(毎日新聞社)

 二十日記事の冒頭で「議論にもならない報道」と申しましたが案の定、実のない議論が始まっています。わが国を二度も核攻撃した民主党が生き残っている米国や、好戦行為を続ける中共(支那と、毎日新聞社記事では紹介されていませんが「いかなる代償を払っても阻止する」と表明した北韓(北朝鮮)核保有に拘泥する国と地域に口を挟まれるいわれはありません。また、それらに私たち国民の言論を統制される必要もないのです。

 むしろ核保有国のこうした反応こそ、非核保有国に「やはり核兵器を持たなければ国際社会で発言権を得られないのか」と思わせてしまいます。しかし、例えばこれも切り取られますと、反戦・非核論者の私が「『日本も核兵器を持つべき』と発言した」と言われ、途端に「けしからん」の大合唱でまともな議論を望めません。

 そのくせ核爆発のいわゆる「キノコ雲」を模した室内照明を「かわいい」と言った韓国の女性グループ「aespa(エスパ)」の中共人メンバーを、年末の歌番組に問題なく出演させる日本放送協会(NHK)はいかがでしょう。これに対する批判は抑制されるのに、核保有の議論は一方的非難されるという「日本のアベコベ」に強烈な違和感を禁じえません。

 それは、奇しくも立憲民主党の岡田克也氏が昨日の討論番組で、高市早苗首相の対中外交を評価する世論に対して「そういう国民感情をしっかりとコントロール(統制)していかないと」などと吐いた(デイリースポーツ記事を参照)ようなものです。

 対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日)左翼・極左がいる限り、議論にもならないよう私たち国民の言論・表現の自由が彼らによって統制されてしまいます。岡田氏の発言こそ反日左翼の魂胆を暴露したものであり、まして国会議員として致命的問題発言です。

 最近になって四日市岡田家(岡田屋)の純然たる子孫ではなかったことが明かされ、これまでの言動の異常もそれで説明がついてしまった岡田氏の政治生命も、もはやこれまででしょう。

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 高市首相の対中姿勢をめぐっても、反日左翼の報道権力が繰り返し「米国の理解さえ得ていない」と喧伝し、私たち国民に「高市外交は失敗している」と思わせようとしています。米国のマルコ・ルビオ国務長官が十九日に会見した内容にしても、報道では日米関係の重要性を語った部分がほぼありませんでした。

 ここで何度も申してきた通り米国のドナルド・トランプ大統領が実は米中関税交渉よりも重大な「表向きはヴェネズエラ、その背後に控える正体は中共」との麻薬撲滅戦争に手をかけており、国務省も外交戦略上、対中批判を抑制して様子を見ている只中です。

 対中強硬派のルビオ長官が「米中の協力関係」に言及したのは事実ですが、ならば茂木敏充外相も記者からの「米国の同意を得られていないのでは?」の質問に「これまでもいちいち米国の同意なんか得ていませんよ」と答えたのも事実で、これを切り取れば「日本は米国の同意を必要とせず」「日米同盟破綻か」とでもなるのでしょうか。莫迦らしい。

中国、中央アジアで影響力拡大急ぐ 高市首相答弁で対日圧力への同調呼びかけも

【北京=三塚聖平】中国はここ数年、経済協力をテコに、中央アジア諸国への影響力拡大を急ピッチで進めてきた。高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を巡り、対日圧力…

(産經新聞社:産経ニュース)

 一方でもっと気がかりなのは、中共の「反日告げ口外交」に対抗して高市首相が中央亜五か国首脳を東京都内に招いての会談に臨んだことです。これ自体は大変意義のある会談でしたが、露国との距離感に狡猾な戦略性を全く感じません。

 高市首相は、ウクライナに約六十億ドル(約九千五百万円)の少額とは言え追加支援を決定し、十九日には「腐敗したお笑い大統領」にSNS上で軽薄な感謝を述べられてしまいました(時事通信社記事を参照)。中央亜と中共の関係に楔を打ち込む外交目標を達するなら、たとえ「ずるい」と罵られても岸田文雄政権以来の対ウクライナ方針を転換す(中央亜と関係の深い露国を引き寄せる)べきです。

 よく言われる露国・中共・北韓の緊密な関係とは、実のところ「紙一枚の薄さ」に過ぎず、露国のウラジーミル・プーチン大統領は、中共や北韓の独裁者なんぞ一切信用していません。ならばわが国も露国に、当然「紙一枚」と心得て絡んでいけばよいのですが、わが国保守派の「旧ソアレルギー」がそうした議論の弊害になっています。

 安倍晋三元首相は、これを乗り越えようとしましたが、高市首相にその意思があるのか否か、それが全く見えてこないのです。岸田氏のような(当時の)米民主党屈従の思考停止外交を繰り返すことだけは、やめてもらわねばなりません。