中国よ、やれるもんならやってみろ
露国はもとより米軍によるヴェネズエラの斬首作戦で最も肩を落としているのは、露国から地対空誘導弾「S-300(派生型を含む)」を輸入し、軍の防空体系として運用している中共(支那)です。これが全く使い物にならなかったことこそ、米軍にとって最大の戦果でした。
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某氏より「今回のことを高市早苗首相がどう説明するのがわが国政府として最適解だろうか」と尋ねられましたので、一つの案として五日記事の中段で指摘したことも含め、以下の通りお答えしました。
「ノーベル賞平和賞を受賞したヴェネズエラ野党スマテのマリア・コリナ・マチャド元国民議会議員や、或いはデルシー・ロドリゲス副大統領(現暫定大統領)が今回の作戦を事前に知っていたか否かで、米国の国際法違反の可能性は大きく変わる。
同盟国が必ずしも友好関係にあるとは限らず、武力による現状変更を認めないわが国の方針に一切変わりはない。ただ、ヴェネズエラ国民と一部の政治家が望んで独裁体制から政権を奪取すること(クーデター)に米軍が協力したというのなら、著しい国際法違反との指摘を免れるだろう。
わが国は今後、米政府とヴェネズエラ政府双方の説明を求める」
ご承知の通り「同盟国が」云云の部分は、高市首相の存立危機事態発言に対するドナルド・トランプ大統領の反応をわざと拝借し、わが国の基本方針に基づく「米国への嫌味」を盛り込みますが結局、米国の国際法違反を避ける提案をわが国がするものです。
これが最も私たち国民の理解を得やすい答弁案であり、いわば「ヴェネズエラ自身が望んだクーデターだった」ということで米国に対する国際法違反の追及を軽減しうる、とわが国がトランプ大統領に示唆すれば「高市首相が救いの手を差し伸べた」と感謝もされるでしょう。
国際法の原理原則は、この案と別のところにありますが、国際外交とはこのようなものです。某氏がこの案をどうするかは知りませんが、私が思うにこれくらいの方便しかないでしょう。
その上で、台湾問題で勢いづく中共が実は今、最も青ざめていることを前提に、高市首相に対する倒閣工作として早い話が重・軽希土類を本気で中共が対日禁輸に踏み切るか否かですが、恐らく難しいでしょう。
米軍の戦闘機「F-35」や最新鋭の原子力潜水艦でさえ、その製造を中共の重希土類(ジスプロシウム、テルビウムなど)に依存しています。それでもわが国の商社「双日」がかつて経営難に陥っていた英連邦豪州の今や資源大手「ライナス・レア・アース」に莫大な投資をして独自に重希土類を確保していることに同調していません。
言い換えてみますとわが国は既に、価格面の不利はあるものの中共依存を大きく減らしています。トランプ大統領がこれほどあからさまに中共産党を苦境に落とし込みながら対中批判を抑えるのは、わが国ほど中共を供給網(サプライチェーン)から外しきれていないせいもあるでしょう。
北京政府商務部や外交部の発表では、何をわが国の誰に対して禁輸するのか全く判然とせず、つまりは中共人民向けの「ガス抜き」でしかありません。本当に全面禁輸すれば、わが国への打撃が少ないにもかかわらず中共が国際市場の信用を著しく損じ、ますます代替手段を各国に促してしまいます。
旧年十二月二十五日記事の後段で取り上げた東京都小笠原村南鳥島沖の海底希土類の試掘がうまくいけば、わが国の中共依存解消はさらに進むでしょう。残るは東支那海のガス田開発で、またも中共の掘削船が海上保安庁の航行警報を無視して日中中間線ギリギリの位置に停泊した問題です。
外務省が今月二日に抗議していますが、もはやわが国も掘削基地を設置して対抗しなければなりません。平成二十年の合同開発合意を、平然と破ったのは中共なのですから。









