自公民はもはやダメ!

皇紀2672年(平成24年)6月16日

 日本銀行の白川方明総裁が十五日、希国(ギリシャ)の選挙後に金融不安が高まるようなら「しっかりと流動性を供給して不安を鎮める」と述べましたが、金融機関の流動性のみを守るための資金供給ではほとんど意味がありません。

 これは日銀が市場に大量に資金を供給すると言っても、例えば二~三%の給与・物価上昇(インフレーション)を目指すための量的金融緩和とはぜんぜん違います。ですから、この発言を受けても為替市場(博打集団)は何ら反応しませんでした。

 わが国の景気をよくするための方策など、もう誰も考えていないとしか思えません。

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 http://blogos.com/article/40983/
 ▲BLOGOS:弱きをくじく失政(田中康夫)

 そこでご紹介したいのが、新党日本の田中康夫代表による税制提言です。私はまだ一度もお会いしたことがありませんが、田中氏の「目利き」とはなぜか合致する点が多いと感じています。調査や取材の対象が同じで「(あわや?)鉢合わせ」ということもありました。

 無論田中氏の提言にすべて賛成しているわけではなく、発送電分離に関して私は原則公設・公営が望ましい(ここは恐らく田中氏と意見が対立する)と考えていますから、この惹句(コピー)を直ちに「エンロンの二の舞」とは結論づけません。

 それより氏の提言で最も重要な点は、取引明細書=インヴォイスの導入と外形標準化の導入です。軽減税率も導入すべきですが、これだけでは抜本的な税制改正にならないことを田中氏は言っています。

 しかも、財務省が嫌がる軽減税率の議論の裾野に、業界団体や所掌官庁による品目選定の卑しい議論を予告しており、その導入を提言している私も一方でまったく同じ危険性を感じてきたのです。

 徴収すべきところから適正に徴収できていないままの税制で、社会福祉との一体的改正案を三党で合意するか否かなど、まるで国政の議論になっていません。

 民主党と創価学会=公明党は言うまでもなく、自民党も何を考えて「(年金や医療制度について)現行案を基礎とするか」などと民主党に迫っていたのか、もはや「信なくば立たず」において自らが民の信頼など何一つ得られていないことを思い知るべきです。

 生活保護の不正受給を叱るのと同様、田中氏の指摘する「株式会社の七割、連結決算を導入する超大企業の六十六%が法人税も法人事業税も納めていない」現状にも改善の声を上げましょう。「弱きを助ける」ふりをして数万円をばら撒こうともする(また余計な行政支出を増やそうとする)自公民三党は、絶対にこの問題に手をつけませんから。

 それは国民経済と生活に対する裏切りであり、国家存続の危機の放置、すなわち国体破壊へと繋がっていくのです。

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防衛政務官と暴力と民団

皇紀2672年(平成24年)6月15日

 http://www.news-postseven.com/archives/20120613_118014.html
 ▲NEWSポストセブン:民主党防衛政務官「民団」団長から310万円の問題献金が判明

 野田内閣においてどれほど防衛相が交代しようとも、微動だにせず防衛相政務官でい続けているのが下条みつ衆議院議員(長野二区)です。

 民主党閣僚が在日韓国人から違法に献金を受けていたという話はこれまでにも山ほどあり、はっきり申し上げて「聞いたこともないような」民主党所属の全国会議員の政治資金収支報告書をすべて洗っている時間もなく、下条政務官の話も「ああ、またか」と思ってしまいました。

 在日本大韓民国民団の呉公太団長は政治資金規正法の抜け道を悪用したかのように、下条政務官の政治資金パーティーに過去三年で約三百万円を支払っていますが、これが違法な外国人による寄付行為に当たらないものですから、彼らを非難するより先に法の改正を急ぐべきです。

 少なくとも、民団団長と刎頚の友であるやの噂が立ち、在日韓国・中共人限定(差別的)地方参政権付与にも賛成してしまうような代議士を、防衛相のそばにつけ続ける野田佳彦首相の任命責任は、むしろ田中直紀前防衛相という人事のそれより重いかもしれません。

 下條政務官については、過去にも元秘書から政治資金規正法違反を告発され、精神的・肉体的暴力までもを振るわれたと訴えられていますから、野田首相はそもそも入閣させることに慎重であるべきでした。

 しかしながら、ご自身も千葉の民団と関係を持っていますから、知っていてやっているのでしょう。今すぐ倒さなくてはならない内閣です。

政治塾という流行に疑問

皇紀2672年(平成24年)6月14日

 http://www.asahi.com/politics/update/0612/OSK201206110173.html
 ▲朝日新聞:維新塾、国政候補に915人 受講者2千人から絞り込み

 政治塾といえば「松下政経塾」がよく知られていますが、残念ながらその無意味は民主党政権によって証明されてしまいました。

 ほかにも、何やらご夫人から「放射能が怖くて岩手県から逃げたような郷土のためにも国のためにもならない人」と三行半を突きつけられたとの噂がある民主党の小沢一郎元代表が「小沢一郎政治塾」というのを開いています。

 しかし、今最も注目されているのは、やはり「大阪維新の会」が開いた「維新政治塾」でしょう。現実的問題として「選挙資金がない」受講生を全員引きずり下ろしたわけですが、かねてより私が指摘してきた「政治塾という新しい集金装置」という性質が露呈してきただけにも見えます。

 このような仕組みで「国会議員の卵」を見つける必要はありません。国政を志す者は皆、自分の力で知識を得て信念を築いていくものですし、仮にも政治塾の存在価値を見い出すならば、選挙に関する知恵と資金を提供すればよいのです。そのための審査があるという話なら理解できます。

 ところが、維新政治塾はまったくその逆です。わざわざ「何らかの考えをお前の頭に植え付けてやるからカネを払え」「カネのないやつは来るな」というのですから、政治を商売道具にしているとしか思えません。だから私は受講を誘われても断ったのです。

 滋賀県の嘉田由紀子知事が塾長を務める「未来政治塾」にしても、田原総一朗氏を講師に招いて何をどうしたいのかまったく分かりません。地方首長が乱立させる政治塾はもういい加減にすべきであり、私たちがこれらに期待を寄せるほど莫迦莫迦しいことはないのです。

これでも占領憲法がいい?

皇紀2672年(平成24年)6月13日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012061100018
 ▲時事通信:自民、10%へ2段階上げ同意=軽減税率を主張-消費税3党協議

 まんまと政権の座を強奪してみせた民主党は、その際の公約に「消費増税をする前には選挙で国民に信を問う」と明記していました。それを破って自民党と合意し、よもや両党の中に「大連立」だの「話し合い解散」だのと口走るものまで出ています。

 これを「民主主義に対する冒涜」「国民主権の無視」と批判する声がありますが、いいえ、これらは普通選挙制(改正衆議院議員選挙法)におけるあくまで理念の部分を無視しているに過ぎません。

 自民党もこれまで散々無視してきましたが、のちのいわゆる「四十日抗争」の引き金を引いた大平正芳首相による増税発言が選挙の争点になり、自民党が大敗を喫したことから、これ以降は中曽根康弘首相も竹下登首相も橋本龍太郎首相も選挙の争点になることを避け、強行したのちの選挙で(すぐに「売上税導入」を引っ込めた中曽根首相以外)いずれも大敗しています。

 民主党もこれで次の選挙に勝てなくなったと断じて過言ではないでしょう。このままでは自民党も決して勝ちません。つまり、以前から指摘していますように、次の選挙は勝利する政党のない後味の悪い結果をもたらすものとなるのです。

 そこで「大連立」という話が創価学会=公明党からも出てくるのでしょうが、これまた何度も申しますが、ほぼ現在の構成のまま三党が大連立することはありません。自民党からも民主党からも(落選する者という意味ではなく)必ず「脱出組」が出るのです。

 私が皆様に申したいのは、それでも「大連立」ということになれば、普通選挙制の理念として「数」は必要ですからやむをえないにせよ、そもそもこれを無視した結果としての罪を彼らに問わねば、私たちはまさにこの罪人たちの共犯ということになりますよ、と。

 大日本帝国憲法下で「国民に自由がなかった」などと無知蒙昧なことを吹聴する占領統治期以降の文化人たちがいますが、あれは大東亜戦争に突入しようという末期に内務省が次々とその種の法律を乱立させたからであり、近衛文麿首相の側近にして朝日新聞社記者だった尾崎秀実氏のような共産主義者の夢だった大政翼賛会が当然まったく無批判な体制だったためです。

 日本国憲法はよいという人がいます。本当ですか? これほど多くの学者を含む私たちの警告を無視する政党政治が現に繰り広げられていても、日本国憲法は素晴らしく、大日本帝国憲法は危険な存在だったと言うのでしょうか。私たちは騙されているのです。

 私たちがわが国本物の憲法たる大日本帝国憲法の現存を確認せよと申してきたのは、せめて国家のかたち(國體)を取り戻さない限り何も進まないからにほかなりません。そうしてこそ初めて私たちは先人たちの失敗に学び、臣民の意見を反映する真の政治の実現を目指す位置に立てると信じます。

 政治はいい加減、憲法は占領統治のままということでは、日本がいざ長期にわたって弱体化した経済を立て直すという初の大事業や、領土防衛、社会福祉の改善、資源エネルギー政策の自立など、何一つ果たしえないのです。

 よって本当の次期選挙の争点は、各候補者が占領憲法の制定過程に瑕疵があったと理解しているか否かであり、それによって政界再編を成し遂げ、まさしく「凶悪」大連立体制に立ち向かっていくこと以外にありません。消費増税議論の背後にこの大きな主題があることからもし目を背けるなら、あなたは一部の卑怯な政治家や官僚たちとまったくの同類に堕ちるのです。

尖閣購入への中傷工作が…

皇紀2672年(平成24年)6月12日

 http://www.youtube.com/watch?v=CyrteYbPf8Q
 ▲YOUTUBE:H24/06/11衆院決算行政監視委・尖閣諸島諸問題参考人意見【石原都知事】

 東京都の石原慎太郎知事は十一日、衆議院決算行政監視委員会に参考人として招かれ、沖縄県石垣市尖閣諸島について政府のこれまでの対応を強い口調で批判しました。

 その中で、私がこれまで散々各所から寄せられた「石原非難」に対して答えてきましたとおり、石原都知事ご自身が「『都がやるのは筋違いだ』と。筋違いだよ。国(政府)がやらないからやらざるをえない」と述べています。分かっていてやっている、と。

 実は八日の決起集会で、西田昌司参議院議員が九日、尖閣諸島の視察に行かれることを発表し、一方でかつて上陸した西村眞悟前衆議院議員は「(視察の誘いは多いが)上陸できんのなら私を誘うな」と言っておられました。

 この九日の尖閣視察には、早速中共外交部が批判する声明を発表しましたが、彼らに何も言う資格は国際法上ありません。占領憲法(日本国憲法)無効確認の話の流れで尖閣購入を発表した石原都知事への批判も同様です。都の購入の是非はわが国内の問題なのです。

 目下、今度は島の所有者である栗原さん一族への誹謗中傷が展開されつつあります。そこには菅原通済氏の名前が出され、すでに故人である氏が暴力団と関係のある「怪しい人物」であり、その運転手だった栗原國起氏も同様であるというような主旨です。

 菅原氏といえば、尊敬する小津安二郎監督の映画『秋刀魚の味』などに出演された方として知ったのが私の場合は最初でしたが、晩節に新興宗教との関係を持ったことはあっても、彼が暴力団、当時の山口組の田岡一雄組長らと関係を持ったのは、あくまで菅原氏の「麻薬追放・国土浄化運動」に田岡氏らが賛同したからであり、暴力団に入ったとはいえ田岡氏がどのような人物だったかについても、よく調べてから言うべきでしょう。

 現在の最大公約数的認識における「暴力団」と、占領統治期における性質としての「暴力団」、ことのほか田岡氏のような人物との齟齬が、このような栗原さん一族と尖閣購入構想への誹謗中傷を極めて現実的なものにしてしまいます。ほかにも戦時中と占領統治期以降の言葉の使い方が違うことを知っていて、わざと「日本はこれほど悪い国だった」と喧伝する手法もあるのです。

 騙されるということは、それ自体が私たちの文化的無気力、或いは無批判や無思考が巻き起こす「悪」であり、私はすべて石原都知事に従うことを皆様に勧めているのではなく、私たちの家を守るためにどうすべきか自分で考えて答えを出してください、と。ですから敢えてこのような中傷情報も紹介しておきました。

 私は石原都知事の尖閣諸島に対する認識は当然のものと断じ、仮にも購入構想が栗原さん一族の経済状態を支えるためになるのなら、それでよいではないかと思います。だから都は寄付金を募ったのです。

 さぁ、中傷作戦実行部隊の諸君、次は何かね?