中韓経済は捨てられた

皇紀2673年(平成25年)4月10日

 北朝鮮が中距離弾道弾「ムスダン」を十日午前にも発射するのではないかという報道の中で、今回ばかりは「開戦の一発になる」かのような緊張感が演出されていますが、そのようなことはありません。いつもの「営業」です。

 それよりも、韓国国防部から発信される情報に今回これまでに増して間違いが多く、米軍からの情報が行き届いていない、或いはもっと申せば韓国は米国から十分な情報をもらえていない可能性の高いことが問題でしょう。防衛省・自衛隊は極めて冷静に動いています。

 ですからまず開戦の一発にはならないと申したのですが、韓国政府が中共との連携を強め、在韓米軍の撤退日程に何らの変更もないことがこれで伺えます。北朝鮮は韓国のこのような状態に危機感を募らせているのです。

 わが国に弾道弾を撃ち込んでくることはありません。今後韓国には再び撃つかもしれませんが、それは韓国市場全体の株価を暴落させて利を得ようとする動きに過ぎないのです。

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 http://newsphere.jp/world-report/20130409-5/
 ▲ニュースフィア:習近平主席の「オープンマーケット化宣言」に潜む、中国の本当の目的とは?

 中共の習近平国家主席が六日から八日まで開かれていた博鰲亜州会合(ボアオ・アジア・フォーラム)で、各国から集まった経済人と対話したことは報じられましたが、いわゆる「反日暴動」を契機に極端に低落した外国企業からの対中投資をもう一度促さなければ中共経済がもたず、現行体制の維持は難しくなるでしょう。

 ソフトバンクの「おうち発電プロジェクト」と組んでいた尚德太陽能電力(サンテック・パワー)が中共企業初の債務不履行に陥ったことはここでも取り上げましたが、実はもう一つソフトバンクと組んでいる中興通訊(ZTE)も赤字への転落が始まりました

 この背景には、特に中韓に対する破壊的衝撃の大きかった日本銀行による百兆円規模の巨額金融緩和策の影響もありますが、それはむしろこれからのことで、ここまではいわば「自滅」と申すべきでしょう。

 ことに韓国に対しては「売り」が激しく、賭博師とも申せる外国人投資家はまるで北朝鮮と同じです。韓国がそのような目に遭うのも、国際金融資本による国家経済の改造を受け、新自由主義を基軸に三星(サムスン)などの財閥が新興されたからに他なりません。

 中共も似たようなものですが、彼らにはさらに「所詮は共産党体制」という政治的問題が首をもたげ、かつて米国内にあった「経済の自由化で中共は(自分たちの都合に合わせて)民主化する」という思惑が全く幻に終わったことを表しています。

 中韓経済は既に国際金融資本に捨てられたのであり、これが資本主義の屋台骨を支える「グローバリズム」の正体、すなわち国際金融資本が国家を潰せる仕組みなのです。

 わが国の経済政策が、輸出国でユーロを支えなければならない独国以外概ね海外で受け入れられているということは、国家資産をいかに温存(言葉は悪いが隠蔽)しながら進めていかなければならないか、自戒が必要だということでしょう。

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NHKの地図に反日的表記

皇紀2673年(平成25年)4月9日

 英国のマーガレット・サッチャー元首相が八日、八十七歳の生涯を閉じました。衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 私は、いわゆる「サッチャリズム」と言われた彼女の新自由主義的経済政策に極めて否定的な立場です。かつて英映画界のピーター・グリーナウェイ監督による映画『コックと泥棒、その妻と愛人』をここでご紹介したのも、この作品がサッチャリズム批判の見事な暗喩に満ちていたからでした。

 そもそもグリーナウェイ作品が好きなのですが、本作は徹底した「悪党」として描かれる泥棒の底なしの欲望(理性)が新自由主義者を象徴しており、伊丹十三監督の映画『タンポポ』の主題にも通じる人間の根源的欲求たる「食」に絡めて全ての殺人が行なわれていきます。

 そしてついに、最期の大舞台に用意されたのは「食人」でした。信仰も知の探究も無意味に陥れたサッチャリズムが生命を奪っていくさまは、失業率の増加と医療崩壊を招いた新自由主義への痛烈な批判です。

 サッチャー元首相は保守党党首としての枠を超えて「保守的」と評価されましたが、実際にはその起源をほとんど忘れたものであり、英真正保守派からの批判もありました。彼女のしたことの中で意味があったのは、国史教科書に於ける「自虐的」内容の是正と、概して労働組合の影響力を削いだことでしょう。

 私たちも大いに学ぶことの多い「鉄の女」の成果は、特にわが国が直面する医療崩壊を防ぐことによって得られるのです。

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 http://www.j-cast.com/2013/04/08172658.html
 ▲J-CASTニュース:NHK使用の地図に日本海と「東海」併記 尖閣諸島や竹島の記載も見当たらず

 日本放送協会(NHK)が所有映像の無料配信を提供している「NHK映像マップみちしる」で、見たい動画の関連都道府県別など検索に於いて表示されるわが国地図に、政府の公式見解に反する日本海の「東海」併記があったことが分かりました。

 韓国政府が突如日本海を「東海」と呼称したがり始めた経緯を説明でもするのならまだしも、地図の表記は性質上説明の余地がなく、利用している「グーグルマップ」にも書かれていない「架空の名称」をわざわざNHKが書き加えたのはなぜでしょうか。

 また、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島は島そのものが消されており、沖縄県石垣市尖閣諸島は消されていないものの名称表記がなくなっていました。

 NHK内には共産党員の組織した団体があるようですが、北朝鮮系の工作員が紛れて込んでいる可能性を指摘する声まで上がり始めています。国際ハッカー集団「アノニマス」がもたらしたとされるこの情報の信憑性はともかく、行なわれていることの異常性は現実です。

 占領憲法(日本国憲法)政府の信用力も決して高いとは言えませんが、わが国の領土・領海とその公式名称を全く無視し、他国の侵略的主張を取り入れる報道機関の信用など皆無と申さざるを得ません

 八日午後には「東海」併記が消されたようですが、NHKはJCASTの取材にまるで答えておらず、ならば国会で追及すればよいでしょう。地図にいわば「いたずら書き」した職員が何者なのか、内部調査を命じていただきます。

与那国島で慰安婦慰霊祭?

皇紀2673年(平成25年)4月8日

 http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130406……
 ▲zakzak(産経新聞社):与那国島“慰安婦慰霊祭”のウラ 自衛隊配備阻止が狙い?
 http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&s……
 ▲NEWS NAVER(韓国語):“한국인을 쫓아내라” 美위안부기림비 갈등, 지역주민 반감

 沖縄県与那国島はわが国最西端にあり、国境の島です。ところが、島民の安全、生命と財産の防衛にたった二丁の拳銃(警察官二名)しか配備されていないことは、かねてより問題視され、与那国町議会が自衛隊の誘致を決議してから五年の歳月が無為に過ぎました。

 しかし、いざ陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備計画が提示されると、外間守吉町長は「迷惑料」として十億円を政府に要求する始末です。防衛省は既に与那国島の安全確保を半ば断念し、仮にも中共の海洋侵略行為で町民から犠牲者が出ても、石垣島への配備に変更する案を模索し始めています。それでよいのでしょうか。

 糸数健一町議会議員らが指摘する通り、与那国で聞いたこともない「慰安婦」話を吹聴され、在韓日本大使館前に無許可で慰安婦像を建てた市民団体までもが参加した「慰安婦慰霊祭」を開催されてしまった背景には、沖縄本島での「在日米軍基地反対活動」と同様の、全く地元と無関係な「自衛隊基地反対活動」を企てる意図が彼らにあるに違いありません。

 外間町長も「迷惑料」の要求根拠を「反対派が動き始めたことにある」と示唆しており、のちに「市町村協力費」という言葉に置き換えています。

 一方私たちが知っておくべきは、三月二十五日記事に取り上げた米ニュー・ジャージー州で、在米韓国人に対する地元の或る意識の変化が起きているかもしれないことです。その変化とは、州下院議会が日本政府に「慰安婦」の責任を認めるよう求める決議案を全会一致で可決したにもかかわらず、慰安婦像の設置を巡ってフォートリー町民が大いなる疑問を抱き始めたことです。

 韓国のインターネット・ニュース・メディア「NEWSis」が米特派員からの報道として伝えているのは、慰安婦追慕委員会という在米韓国人団体が像の設置を町議会に要請し、議会側が「性奴隷」や「強制」といった文言を削除し、「旭日旗と少女」というデザインの変更を条件に許可したところ、別の韓国人団体から条件がついたことに対して脅迫的な抗議を受け、議会は別の団体がつぎつぎと現れては騒いでいくことに嫌気が差し始め、ついに地元住民からも「なぜ売春婦像を建てるのか」といった強烈な文言での抗議さえ沸き起こり出したといいます。

 前にも申しましたが、カリフォルニア州、ニュー・ヨーク州、ニュー・ジャージー州は在米韓国人の数が多い順であり、この順番通りに「慰安婦」決議案が州議会で可決されました。ですから私は「次はヴァージニア州」と皮肉を申したのです。

 フォートリーのもともとの住民が疑問を呈するように、彼らの「反日」活動は異様なのであり、あまりにも度が過ぎた「わが国への怒り」の表現がごく一般の人に理解されないのは当然でしょう。彼らは活動に失敗したのです。

 わが国に国境の島嶼防衛をさせまいと画策する韓国人破壊活動家を二度と入国させてはならず、彼らに騙されてもなりません。しかも主として与那国の防衛対象は中共からの侵略行為です。それほど中共へ寄って組んでいけば、ますます米国は韓国を見捨てます。もう手遅れでしょうが。

反日デモには対処しないが

皇紀2673年(平成25年)4月7日

 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=3041
 ▲週刊金曜日ニュース:極右「在特会」の「被害届」に便乗して市民団体を強制捜索――大阪の公安が相次ぎ運動弾圧

 東京都新宿区新大久保で先月末日、韓国による「反日」に抗議する大規模な行動が見られたようですが、それらに対してさらに「反日」で殴り込みをかけるといった反動があったようです。

 彼らは「レイシストしばき隊」というのだそうですが、もはやどちらが特定人種蔑視(人種差別)主義者の集団なのか分かりません。今回のいわゆる「反韓」行動では、例えば「私たちの竹島を返してください」「仏像を返せ」などの主張が叫ばれましたが、「反日」側は参加者に向かって中指を立てたり、「死ね」といった罵詈雑言を吐いていたようです。

 私は決して在日特権を許さない市民の会(在特会)の側に立っていませんし、彼らの「反韓」言論を法律で規制しようとする有田芳生参議院議員の企みを叩き潰すべく目下別の動きを試みていますが、そもそも国会議員は「反日」行動に於ける私たちへの蔑視(差別)言論をさんざん見逃してきたではありませんか。

 日本民族は蔑視されてもよいが、韓民族の行いに激しく抗議しようとする日本民族は弾圧さえされるというのです。なぜわが国の立法も行政も私たちより中韓を守ろうとするのでしょうか。どう考えてもおかしなことであり、これが欧米ならば連日路上が火の海になるほどの抗議活動で国家権力のほうが断罪されるでしょう。

 国民的運動を目標に言葉遣いを慎重に選んできた私は、どうにも在特会との相性がよくありませんでしたが、今回の行動を主催したのは新日友会という新しい市民団体のようです。言葉遣いも丁寧だったと聞いています。

 在特会こそが中韓両国民に対して罵詈雑言を吐いてきたなどと主張する「反日」側を出鱈目だとは申しませんが、彼らの祖国が官民を挙げてどれほど日本民族を蔑視し、考えられる限りの過激な行動に奔ってきたか、それをないことにして、今さら「被害者」を装うのはやめてもらわなければなりません

 罵られたから罵り返す、というのは間違いです。「反韓」行動の根本にそのような「反日」行動の基軸を持ち込んではなりません。しかし、定めし参加された方の多くも私も、広く国民の意識を高めたいだけなのです。

 有田議員が制定しようとしている法案は、かつて内務省が創った言論弾圧のための数多の法律と同列のものであり、現下で申せば法務省が何度も成立を図ってきた人権擁護または人権救済法案にも通じるものがあります。仮にも「下品」という指摘は個人の主観であり、それで言論を弾圧出来ないからこそ東京都は行動の許可を出したのです。

 慰安婦問題に於ける「反日」行動も著しく品性に欠けますが、それでも許されてきたのはこのような訳であり、警察は思想的に偏向していません。偏向してきたのはむしろ警察に命令(予算や人事)を下す側なのです。

中共海警局新設は米軍封じ

皇紀2673年(平成25年)4月6日

 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37450
 ▲JB PRESS:中国に「海警局」が誕生、海上保安庁は巡視船で対応できるのか

 中共共産党の習近平総書記が国家主席に就任した先月の全国人民代表大会(全人代)で、国家海洋局の中に「海警局」を創設しました。初代局長には公安部次官の孟宏偉氏が任命されています。

 海警局はこれまでの海洋活動を統合し、警察権を付与したものですが、それが明確に「準軍」であることを指摘すべきです。さもなくば特に沖縄県石垣市尖閣諸島を海警局の行動から守ることは出来ません。

 もはや共産党のための軍隊である人民解放軍に共産党自体が支配されているかのような中共の現状にあって、彼らがいかにわが国の領土・領海を強奪しようかと思考すれば、必ず在日米軍の登場を回避する作戦を練る必要に迫られます。

 そこで警察組織として統合することが考え出され、日米安全保障条約に基づく在日米軍の出動事案対象外に持ち込もうとしたようです。警察が相手という体裁であれば軍は出せません。

 だからこそ「海警局は明らかに『準軍』だ」とわが国政府が宣言しなければならないのです。それでも在日米軍が出ないにせよ、準軍事組織による侵略的行為には自衛隊が治安出動の閣議決定を受けて出撃出来ます

 しかし、中共の作戦は二面に対してかねてより用意周到で、その一面は既に米軍のこととご説明申し上げましたが、もう一面はまさに私たちのことです。中共がわが国に敵対しても私たちは中共に敵対してはならない、自衛隊を周辺国に対して使用してはならない、といった世論誘導は今も報道各社や一部の国会議員や官僚から発信されています。

 そのようにして私たちの言論を封じ込め、米軍を封じ込め、まんまと沖縄県を強奪してしまおうという誘惑に駆られているのが現在の中共なのです。

 私たちは無思考・無気力・無批判に陥ってはなりません。政府が領土・領海という私たちの財産を守るよう訴えてまいりましょう。

 http://www.shinhoshu.com/2013/03/post-268.html
 ▲【重要】 いよいよ明日です!