すごいぞ! 大阪府警!

皇紀2672年(平成24年)9月28日

 http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120926/……
 ▲産経新聞:顔や特徴忘れん!大阪府警のお家芸「見当たり捜査」逮捕者1・5倍に

 かつてテレビ朝日系列で放送されたドラマ『西部警察』は警視庁が舞台でしたが、その強烈な事件解決方法に昨今の大阪府警察の手法とだぶるものがあります。

 違法な博打行為を摘発すべくいわゆる「闇賭博」の店舗を火薬で爆破し、強制捜査に着手するといったやり方は、治安を守る使命を帯びた警察として云々というよりも、その「物凄さ」にとにかく度肝を抜かれました。竹島や尖閣諸島にも是非行っていただきたいものです。

 目下の大阪府警は本部の方針として「とにかく表に出ろ」ということで、例えば指名手配犯をただ交番や警察署で待つのではなく、自ら街に出て捜し出すという能動的で積極的な姿勢を打ち出しています。

 昨夏も今夏も猛暑でしたが、その中を制服に身を包んだ警官たちが街を警邏している様子は、私も何度もお見かけしました。また、深夜・早朝に至るまで何度も住宅街や駐車場などを巡回してくださっていることにも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

 何度でも申しますが、本来「官と民」が対立するものではありません。そのような抗争に火をつけたのは占領憲法(日本国憲法)とともに誕生した警察・消防・自衛隊以外の公務員労働組合(日教組や自治労ら)や、新自由主義経済を推し進めるべく「官から民へ」を啓蒙した小泉純一郎首相や竹中平蔵経済財政・金融担当相らです。

 公の責任というものは極めて重大で、だからこそ公務員の労に私たちの納税から対価が支払われる、と。一昔前の街の光景とは、俗に言う「お巡りさん」が日々ご近所さんと会話を交わし、互いによく知り合っていたものですが、現在はそうもまいりません。

 自分の家の隣近所に何者が住んでいるのかも分からず、不法滞在の外国人による潜伏をみすみす許すような国家にしてしまったわが国で、この大阪府警の取り組みは全国の基準となるでしょう。巨大組織ですから警察にも不祥事は起きますが、それはまったく別の議論を要するものです。

 今回は「見当たり捜査」で成果を上げる警察の取り組みをどうしてもお伝えしたく取り上げました。私たちは大和(平和)の国を守ること、安全な暮らしを守ることについて、今まさに自分自身が思考して答えを出す時なのです。

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やっぱり自民党…

皇紀2672年(平成24年)9月27日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012092600710
 ▲時事通信:自民総裁選ドキュメント

 最大野党の自由民主党は二十六日午後、総裁選挙を実施しました。予想通り地方票は石破茂元防衛相が圧倒的に制しましたが、決選投票の結果、安倍晋三元首相の返り咲きが決まったのです。

 石原伸晃幹事長の誤算は、安倍元首相の票がこの数日でかなり伸びていたことでしょう。わが国の将来を真剣に憂う多くの人々が「安倍さん以外はありえない」と支持を表明してこられたのですから、これで自民党への期待は今後大きくなると思います。

 私が「実は石破さんと安倍さんの決選投票で安倍さんになるかも」という噂をすでに耳にし、だからこそ安倍元首相を指して「期待してはいけない政治家」と明言してからというもの、各方面から「なぜ遠藤さんは安倍さんを評価しないのか」と相当叩かれました。当ブログのコメント欄にも控えめながらご指摘を頂戴しております。

 本当に痛感しますのは、それほど「日本の力強い再生」を願う人々が再び安倍元首相を強く信じているということでしょう。今、安倍元首相に申したいのは、裏で真正自立再生の主張を蹴って在日米軍依存の主張に集金も集票も頼った過去はともかく、「これだけの国民の厚い期待に必ず応える義務があなたにはある」ということだけです。

 現に他の候補者に比して安倍元首相より「(失礼ながら)まし」な方はおられなかったでしょう。私はかねてより「民主党政権をなかったことにして麻生政権へ戻せ」と主張してきましたが麻生太郎元首相は(下野の責任を背負って)立候補できる環境にありませんでしたし、政治的基軸の明確でない石原幹事長や林芳正参議院議員、自虐史観で国防が担えるはずもない石破元防衛相については、ここで適性を論じるまでもありません。惜しむらくは町村信孝元官房長官ですが、そもそもご自身が選挙に弱く、自民党の「顔」としての弱さに体調不良が祟ってしまいました。

 私はかつて安倍政権誕生直前にも彼を徹底的に批判し、その政権に何の期待もすべきではないと書き続けましたが、政権誕生後のいわゆる「安倍叩き」に対しては逆に徹底して安倍首相を擁護したものです。

 仮にも再政権交代が起きてこのまま第二次安倍政権が誕生したとしても、それはあくまで「日本解体運動」を盛んにさせる対立軸の再登板にしかならないでしょう。だから私は「嬉しそうな安倍叩き」には喰ってかかったのです。そうはさせるか、と。このからくりがお分かりになりましょうか。

 朝日新聞社は早速わざわざ韓国の報道を引用して「極右へ舵を切った」などと安倍新総裁が周辺国に一切歓迎されていない印象を読者に与えようとしていますが、もう社是として心の底から嬉しそうです。石原新総裁や石破新総裁だったならばこうはいかず、彼らはさぞがっかりしたことでしょう。

 これは、わが国の「保守」が占領統治体制(実は安倍元首相が脱却を目指すという「戦後レジーム」)の手の平の上で右に転ぶか左に転ぶかといったことをしているだけだからであり、かつて先人たちが血と汗にまみれて勝ち取ったような真の自立を決して誰も唱えていないからです。

 そのような枠の中で繰り返される政権交代でわが国の政治がよくなったりはしません。自立再生の道を知りながらあえて避けようとする人に国家の将来を委ねるほど危ないことはないのです。

 安倍新総裁を強く支持する皆様にお願い申し上げたいのは、今度こそ私たちが彼を支えて独りぼっちにしないことであり、自立再生の道を彼に突きつけてください。この道を行くのか否か、と。その声が大きくなれば、ひょっとすると安倍新総裁はわが国の真の自立を実践しやすくなるかもしれません。

 いつもながら私も決まってしまったことを指して文句を言い続けるだけの日々を送るのは嫌いな性分ですので、改めて安倍新総裁にあらゆることを問いただし、「ああ、やっぱり自民党だったね」と落胆する前にもう一仕事してみます。

韓国が自衛艦寄港を拒否?

皇紀2672年(平成24年)9月26日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/120925/kor120925……
 ▲産経新聞:韓国が自衛艦寄港を拒否 26日からPSI訓練 日本側「極めて非礼」

 日米韓豪の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)訓練が韓国南部海域で実施される際、わが国の海上自衛隊護衛艦だけが釜山に寄港することを韓国政府に拒否された、と産経新聞社が報じました。

 一次情報では海自のほうが寄港しない判断を下したというものだったはずですが、一体どちらが正しいのでしょうか。

 もしもわが国政府が「多国間訓練の主催国として極めて非礼」とまで抗議したのであれば、もはや訓練の参加そのものを中止して徹底的に韓国政府を非難すべきです。これは私も事実関係を確認して然るべき対応を政府に求めます。

 さて、訓練は主として日米が兵站を(一応)共有する太平洋防衛を基本とし、朝鮮戦争がいまだ休戦中であることも想定して韓国軍に参加させるものですが、韓国政府がこれほど幼稚なのであれば加えるに値しません。

 北朝鮮による延坪島砲撃に何ら反撃できなかった韓国政府が仮にも全土侵略を受けた場合、日米に助けを求めるにもかかわらずこの態度なのか……と思いきや、ここには大きく二つの問題があります。

 まず、何度も申してまいりましたように韓国は最近中共との通貨交換こそが「最大の救いだった」と感じ始めており、日米を以前ほど頼りにしなくなりました。だからこそ李明博大統領は昨年断念した島根県隠岐郡隠岐の島町竹島への不法上陸を本年同時期に断行したのです。

 ところが、その中共はすでに北朝鮮の日本海側にある重要な二港の租借権を手に入れており、ともすれば本当に朝鮮半島は「中共=北朝鮮」によって統一されるかもしれません。その時、韓国はかつてほど抵抗できず、米軍もあまり関わらないだろうとの予測もあるほどです。

 そしてもう一つは、自立した米軍に対し、占領憲法(日本国憲法)の有効を信じて六十年間をただ過ごしてきたわが国の自衛隊はいざ実戦に出られないということに尽きます。たとえ私たちが勇ましいことを口にしてみても、これは現行占領憲法政府が絶対に覆せない「縛り」です。

 自衛官は日々あらゆる訓練に勤しんでいますが、役に立たないと始めからばれている組織を外国政府に軽んじられても文句は言えません。そのように放置してきたのは私たちの責任です。この自覚なくしてわが国が自立することはないのです。

 ◎ 世界遺産の吉水神社は明日二十七日、秋の例祭を開催されます。
   →吉水神社の公式ホームページ

拉致された国民と国土を…

皇紀2672年(平成24年)9月25日

 http://www.ganbare-nippon.net/event/diary.cgi?no=308
 ▲頑張れ!日本 全国行動委員会:10/7(日) 拉致された国民と国土を取り戻す

【奈良県奈良市】 10/7(日) 拉致された国民と国土を取り戻す・・・頑張れ日本!・救う会奈良ジョイント大会

 日 時  平成24年10月7日 日曜日 13:00~集会 16:00~デモ行進
 場 所  奈良県文化会館(近鉄奈良駅下車、徒歩3分)
 入場料  無料
 来 賓  田母神俊雄(頑張れ日本!全国行動委員会会長)
       荒木和博(特定失踪者問題調査会代表) ほか
 主 催  頑張れ日本!全国行動委員会・奈良/救う会・奈良
 連絡先  佐藤一彦 TEL:07463-2-3024 Email:sukuukainara@gmail.com
        HP:http://blogs.yahoo.co.jp/sukuukai_nara
        (所在地:吉野郡吉野町吉野山579、吉水神社内)

 国民を拉致され、領土・領海に不法侵入され続けるわが国において、私たちは何を覚悟すべきでしょうか。盗られたものを取り返すには、軍を出すのか出さないのか(占領憲法のままでいくのかいかないのか)、まず国民が腹をくくって政治に訴えなければなりません。政治家や官僚は、私たちにその覚悟がないのを知っていて「過激なことは言えない」などと解決を先延ばしにしてきたのです。

 それはすなわち、拉致被害者とそのご家族の「死亡」を願うかのような非人道的政治であり、わが国近海をことのほか「危険水域」にして漁民から死者を出すほうがよいとでも言うような姿勢ではありませんか。こちらのほうがよほど「過激」或いは「危険思想」なのです。

 盗られたものを取り返すことは「普通のこと」だと思いませんか? 今改めて私たちは世論に「覚悟」を問いたいのです。私にも登壇の要請がございましたので、当日皆様と共に訴えてまいりたいと思います。是非ご参集ください。

自ら思考し批判する日本

皇紀2672年(平成24年)9月24日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2012092200016
 ▲時事通信:右傾化する日本=米紙

 米国紙ワシントン・ポストは二十一日、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島や沖縄県石垣市尖閣諸島をめぐる問題で「日本は徐々にだが右傾化への重要な変化の途上にある」との記事を掲載しました。

 http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/……
 ▲The Washington Post:With China’s rise, Japan shifts to the right

 まったく的外れな記事です。昨日も申しましたが、自国領を取り返したり守ったりすることは政治思想における右翼や左翼とは無関係であり、そもそもわが国のそれは仏国発祥の分類に該当しません。

 よって「中道に路線を修正しつつあるに過ぎない」との論評も、慶応義塾大学の教授らにまで取材しながら詳細な日本政治の研究と分析を経たものとは思えず、これがほとんどの米国人読者の興味をひかないにもかかわらず書かれた(多少言いすぎですが)日本人向けの世論誘導記事だと分かります。

 あえて申せば、これまでのわが国は米軍による占領統治体制の中で朝鮮戦争以来「韓国右翼化」してきたのであり、共産主義との対立を掲げながら日中国交回復以降は特にその派生としての「屈中」を繰り返してきたのです。つまり思想的には韓国右翼が日本左翼であり、その対立軸としての日本右翼があるだけでした。だから実はすべて繋がっていたりもするのです。

 このまま占領憲法(日本国憲法)を改正してしまえば、わが国が米軍の系譜に書き換えられるのであり、それはすなわち皇国であることに対する「返ることのできない否定」となり、太平洋防衛の共通目標を有する日米の同盟ではなく「内政に至る一切の対米服従」になってしまいます。そして、この出鱈目な国家の存在は必ず近い将来に米国政府の抱えきれない負担と足枷になるでしょう。

 私たちは自ら考え、批判する気力を持ち、わが皇国本来の憲法(大日本帝國憲法)を取り戻さなければなりません。それから「右傾化」や「左傾化」を評論したければすればよいのであって、目下のわが国には「中道」も含めて何もないのです。