憲法論議を日教組らに委ね

皇紀2674年(平成26年)3月23日

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140322/stt140322……
 ▲産經新聞:【安倍政権考】 国民投票法が「改憲阻止法」に

 占領憲法(日本国憲法)改正手続きを定めた国民投票法の改正を巡り、自民党は、全日本自治団体労働組合(自治労)や全日本教職員組合(日教組)などの公務員労組に、組織的な「改憲の賛否を働きかける勧誘運動」を認める案で民主党と合意しました。

 国家公務員法百二条及びそれに準ずる地方公務員法三十六条、人事院規則十四の七に違反する彼らの政治活動を、なぜか憲法論議では認めてしまえば、産經新聞社の榊原智論説委員が指摘する通り間違いなく猛烈な「反改憲闘争」を許すことになります。

 自民党の判断は違法行為の黙認であり、そのような法改正はそれ自体が違法です。

 占領憲法改正に賛成か反対かはともかくとして、榊原委員と同じ「自民党総裁の安倍晋三首相は、それで構わないのだろうか」という問いを、私たちも国会に向けて投げかけなければなりません。

 なぜ民主党に対して最もしてはならない条項の譲歩を許すのか、全く理解に苦しみますが、安倍首相が言及してきた自衛権行使問題に於いても、もはや彼がどこまで本気でわが国の外交・安全保障、防衛のことを考えているのか、まるで分からなくなりました。

 何度も申しますが、解釈改憲はわが国の「体力」を減退させます。これまでもその積み重ねで弱り続けてきたのであり、私たちの周りで増長した「反日」の燃料にしかなりませんでした。現状での自衛権解釈の変更で、わが国の防衛力が強まると思ったら大間違いです。

 この与党案に反対しましょう。

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河野談話見直し要求署名

皇紀2674年(平成26年)3月22日

 http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014031201002347.html
 ▲47NEWS(共同通信):マック赤坂氏に暴行か 橋下氏演説会場でトラブル

 大阪市長選挙の投開票日はいつでしたかね? はい、わざとです。私はこれまで、選挙のたびに「投票しましょう」と呼びかけたことはあっても、その逆を提案したことは一度もありません。

 しかし私は今回、親しい大阪市民に「投票を拒否(ボイコット)すれば?」と申しています。投票率が三十%を下回れば、たとえ新市長が選出されても市議会でその正当性を追及出来るでしょう。されればよいのです。

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 http://nakayamanariaki.com/pdf/20140220.pdf
 ▲中山成彬ホームページ:「慰安婦問題」に関する河野談話の見直しを求める国民運動(署名用紙PDF)

 欧米各国に於いて、韓国人慰安婦問題の誤解を正すことすら困難を極めた現状の創出は、韓国政府の「反日」工作に根拠をもたらしただけの、いわゆる「河野談話」です。

 何度も申しますが、安倍晋三首相はその見直しを否定したことで、検証すら出来なくしてしまいました。政府は「見直し」と「検証」を違うものと考えていますが、既に少なくとも米政府は同義と捉えており、もし検証を始めれば必ず非難されます。

 このような政治家の出鱈目な態度がそもそも河野談話を生み出しており、旧太陽の党(日本維新の会)の国会議員が諸悪の根源の除去に向けて立ち上がりました。中山成彬元文部科学相が用意された署名用紙を印刷の上、一人でも多くのご署名を集めていただき、下記までご送付ください締め切りは今月末日必着です

 すぐさま「白紙撤回」とはいきません。しかし、見直す可能性にも言及する検証の開始は、本来政府が諸外国に説明して回り、理解を得ておくべきことです。私たちがそれを求めましょう。

 日本維新の会国会議員団本部
  〒107-0052 東京都港区赤坂1-11-28常和赤坂一丁目ビル内
  専用FAX 03-3508-5229

 中山成彬事務所
  〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2衆議院第二議員会館908号
  FAX 03-3508-3830

控除の見直しはするのに…

皇紀2674年(平成26年)3月21日

 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140319/fnc140319……
 ▲産經新聞:配偶者控除の見直し指示 安倍首相、女性の活躍促進

 安倍晋三首相と昭恵夫人には子供がいないから分からない、いや、そもそもお金持ちの家の子供たちが結婚した夫婦だから苦労を知らない、といった批判を政治家がされるようではいけません。

 たとえ結婚していなくても、子供がいなくても、お金持ちでも貧しい家の出でも、多くの国民の喜びや悲しみを想像すら出来ないようでは、決して政策を決定することは出来ないのです。

 安倍首相の提案は、女性の働きやすさを考え、俗に言う「百三万円の壁」を取り払おうというのでしょうが、それでは一人とて子供を産み育てることが出来なくなります

 もともと所得の多い女性には関係のない制度改正案ですが、育児と仕事を両立させて家計をやりくりしている女性にとっては、まるで政府に「産むな」「既に産んでしまった人は仕事なんかやめて夫に稼がせろ」と言われるも同然です。

 で、夫が稼げる世の中になるのかと申せば、決してそうはなりません。私たちの殆どが過去に下げられた給与水準のままか、或いは第二次安倍政権になってさらに給与が下がった例も多数あります。

 育児はとてつもなく大変です。私のように人様の子供をお預かりしてきただけの身にも、それは想像に難くありません。夫に対して妻が専業主婦でいられればよいかもしれませんが、もともとわが国の家族の形というのは、女性も内外で働いているものでした。

 そうあるのが伝統だ、とは申しません。私たちの暮らしは自由であるべきです。しかし、「女性は家にいるもの」という考え方が伝統ではないのも確かなのです。

 とすると安倍首相の控除見直しは、いわゆる「河野談話」の見直しも出来ないくせに、それはともかく、言っていることと招く結果があべこべになります。ここは麻生太郎副首相兼財務相に反対の意志を貫いていただくほかありません。

共産支持者も慰安婦検証を

皇紀2674年(平成26年)3月20日

 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/03/post-3213.php
 ▲ニューズウィーク:党派を超えて広がる「慰安婦」再検証論 Revisiting Kono Statement 慰安婦募集の強制性を認めた河野談話を見直すべきという世論が日本で高まっている

 韓国人慰安婦が「従軍慰安婦」「性奴隷」へと書き換えられた諸悪の根源は、閣議決定すらされていない「河野談話」であり、その見直し及び検証があたかも安倍政権の「右傾化」を象徴するように言われてきましたが、産經新聞社らの世論調査で判明したのは、なんと日本共産党支持層の約六十四%もが「検証すべき」と回答したことです。

 これはもはや、嘘や出鱈目で韓国人に攻撃されることに、殆どの日本人がうんざりし始めていることの証左でしょう。悪質な歴史修正のない事実の検証を求めることに、思想の左右は関係ありません。

 何度も申しますが、韓国政府は日韓対立の扇動をやりすぎたがために、当初の目的から考えて、政策的には大失敗したといえます。日本人を「申し訳ない」気持ちにさせ、日本政府からカネを引き出そうとしましたが、今や多くの日本人が呆れて怒り出し、もし日本政府が再び韓国に謝罪すれば、政権が維持出来ないかもしれなくなりました。

 この報道は米誌の日本語版ですが、本国の政治家や官僚にも読ませなくてはなりません。

日本は露編入条約を認めよ

皇紀2674年(平成26年)3月19日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp140318……
 ▲産經新聞:露、クリミア独立を承認 「併合」加速へ プーチン氏、見解表明

 ウクライナ情勢を巡り、私が露国寄りの論評を繰り返してきたように思う方もおられるでしょうが、物事の筋を申してきただけです。その「筋」には法理原則も含まれますが、特に米国が「国際法違反」とする根拠は何でしょうか。

 武力による国境の書き換えがなされたことを指すのなら、現ウクライナ暫定政権こそ武力による政権転覆の上に成り立ったものであり、創出された政情不安によってクリミア自治共和国が何らかの住民投票を実施し、非正統な武装政権に背を向けて何らかの政治決断を下したのですから、それを欧米各国が無視することは出来ません。

 クリミアに露軍がいたのは駐留協定に基づいており、しかしながら姿を隠した鮮やかさが批判の対象になるとしても、ウクライナを混乱に陥れた武器弾薬こそどこから来たのか、徹底的に調べ上げて制裁すべきです。

 とにかく、露国とクリミア共和国が編入条約を締結しました。わが国は認めるべきです。

 ただ、これには賛否が入り乱れ、結局はわが国政府が何の決断も出来ないまま日露交渉を停滞させるだけに終わるかもしれません。なぜなら、中共に「米オバマ政権は恐れるに足らず」とますます思わせるような決断は得策でないという考えが、政府内に厳然と存在しているからです。

 しかし、対中包囲に露国が必要なのは何度も申すまでもありません。オバマ政権がわが国にとってその点で全く役に立たないことも明白です。

 このままではプーチン政権の対日不信を煽り、日露交渉の着地点で私たちは必ず「失望」します。露政府はただでさえ占領憲法(日本国憲法)有効論をとる日本政府に、決して甘い顔はしません。今は態度を明確にして交渉する時なのです。