皇紀2674年(平成26年)11月8日
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF06H06_W4……
▲日本經濟新聞:次世代燃料開発、日米で正式に覚書
わが国の近い将来を考える上で、資源や食糧を海外に依存し続けることは、極めて危険であり、それが危険だという認識がないことも危険です。
資源輸入国から「資源自給国」または「資源輸出国」への政策転換は、メタンハイドレートやオーランチオキトリウムなどを紹介することで、私はかなり前から各所で提言してきました。
第二次安倍内閣の発足直後、経済産業省が「メタンハイドレートの五年後(当時)の商業化を目指す」という方針を打ち出したため、安倍晋三首相の掲げる成長戦略として大大的に発表、いよいよ官民を挙げて推進される(=内需回復の起爆剤)かと思いきや、以前にもご報告申し上げたとおり、首相官邸も経産省もまったく動いていなかったのです。
一方、独立総合研究所の青山繁晴氏らが独自に採掘調査を手がけ、一部の地方首長が動き始めたことは、官邸も経産省もよく知っていましたから、まもなく何らかの判断が下るとは思っていました。
そこで一つ申しますと、資源開発の難しさとは、一国だけで利益を取り込んでしまおうとすると必ず「攻撃」を受けることです。私が周辺に提案していたのは、日米の共同開発でした。昨年、或る講演を聞きに来てくれた方にもそう申していました。
ともすれば「対米売国」との批判を受けるかもしれませんが、頁岩(シェール)ガスに事実上期待が持てなくなった米政府、いえ、正確には国際金融資本にとって、次の可能性はメタンハイドレートであり、高度な採掘技術をすでに民間が有している日本を動かしたがったでしょうし、わが国としては、このまま攻撃を恐れて動けないくらいなら米国を巻き込んで事を進めるほうが得策です。
問題は、利益を米国に吸い上げられないよう、基本合意で「中途半端な返事」をしないことでしょう。「とりあえず」というような交渉は、交渉ではありません。この件では、わが国のほうが立場は上なのです。
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皇紀2674年(平成26年)11月7日
http://www.j-cast.com/2014/11/04220028.html
▲J-CASTニュース:「12月2日衆院解散、12月14日投開票」 飯島勲内閣官房参与のテレビ発言で騒然
先週以来、いわゆる「解散風」が吹き始めています。首相がついてよい嘘は二つあって、「解散の時期と公定歩合について」とよく言われますから、飯島勲内閣官房参与の発言が正しいとは申せません。
しかし、何度でも申しますが、消費税率を法定どおり再引き上げすることに反対だった安倍晋三首相を揺るがす勢力は、内閣改造直後から「引き上げ決定」などと触れ回ってきましたし、一時は私も情報を精査しにくくなったほどです。
そもそも八%にさえ引き上げるべきではありませんでしたが、安倍首相にとって最大の難関は、十%への引き上げを一旦中止するための法改正手続きにほかなりません。
飯島参与の指摘どおり、今月十七日には国内総生産(GDP)の速報値が出て、消費税率の再引き上げをするか否かを判断する材料を首相が得ます。決断はその後ということになりますが、引き上げ反対を掲げて安倍首相が「衆議院議員を入れ替えるぞ」と脅す可能性は、決して否定できません。
先日も申しましたが、安倍首相は、内閣改造の「リスク・マネジメント」に成功しました。内閣支持率の下げ幅を小さく抑えられたのです。
そして、「解散していただいて結構」とか何とか言っていた民主党の幹事長自身が、金銭問題を抱えて追及されています。前回ほども自民党は勝てないでしょうが、民主党が議席を増やすことだけはありません。
あとはどの野党と連携していくかです。次世代の党および太陽の党か、残り物か、とにかく「デフレ(給与下落)対策」を掲げて消費税率の引き上げに反対し、内需回復で国際的信用を得る日本にすることを明言しないと、この「バス」に乗り遅れるでしょう。
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皇紀2674年(平成26年)11月6日
http://www.sankei.com/west/news/141104/wst141104……
▲産經新聞:「警察官無断立ち入り誠に遺憾」京大副学長がコメント 警官取り囲みで
京都大学の学生に拉致・監禁されたのは、京都府警察警備二課の男性警察官ですが、私が聞いたところでは、彼は公安に協力していたということです。
この事件の発端は、四日記事(訂正あり)で取り上げた東京都中央区銀座のデモであり、逮捕された中核派と思われる三名のうち二名が京大生でした。
犯罪捜査のため、警察がいわば「内偵」していたことに対し、学生たちの監禁行為を棚に上げて「事前通告なしに警察官が構内に立ち入ることは誠に遺憾」などと述べた京大副学長もどうかしています。事前通告を求める場合に該当しないのは、明らかではありませんか。すでに犯罪が起きたのです。
どうして教育機関というのは、いつも被害者面でいられるのでしょうか。
さらに申しますと、これは最高裁判所判例に沿っても、大学の自治の問題とは一切関係ありません。大学の自治とは、学問・研究の自由が守られるものであり、政治的活動はこれに関連しないのです。
よって、犯罪捜査に関連し、中核派学生逮捕に抗議する活動で沸く吉田南キャンパス(京都市左京区)に警察官が立ち入ったとしても、大学の学問の自由と自治を犯すものではありません。これがいわゆる「東大ポポロ事件」に対する判決以来の定義です。
二日記事でも申しましたが、勘違いも甚だしい「大学の自治を守る」類いの政治活動を、「そうか」と黙って見ていてはいけません。中核派や革マル派といった破壊活動を勧誘する大学学内の自治とやらから、学生たちを守らなければならないのです。
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皇紀2674年(平成26年)11月5日
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000m01008……
▲毎日新聞:ヘイトスピーチ 韓国での実態など調査求める 自民党PT
http://www.sankei.com/world/news/141104/wor141104……
▲産經新聞:韓国が竹島の施設建設を中止 「対日摩擦回避」と韓国紙
いまだ定義が不明確ないわゆる「ヘイトスピーチ」について、私は八月十七日記事で皆さんに一つの戦術をご提案申し上げて以来、隠密行動で自民党の「ヘイトスピーチ対策等に関する検討プロジェクト・チーム(PT)」(平沢勝栄座長)に迫ってきました。
そして、まず八月三十一日記事、続く九月二十二日記事でその成果をお伝えしています。平沢衆議院議員の過去の評価はともかく、氏はこの件で物事の筋をはっきりと通しているのです。
この戦術の大きな節目は、まさに韓国の「対日ヘイトスピーチ」の実態を明らかにし、韓国政府にこそ対策を求めることでした。その局面をいよいよ迎えたのです。
つい先日も、東京で「日本人差別をやめろ」という行動が実施されたと聞いていますが、この言い回しは、私が六年前に発想して街頭で申したものにほかなりません。→参照動画1(京都)・参照動画2(東京)(ともにニコニコ動画)
五、六年前の街頭演説というのは、私自身は「今ならこうは言わない」と思う箇所もあり、恥ずかしくて聞いていられませんが、できるだけ多くの国民に今何が起きているのか分かっていただくには、日本人に対する人種的偏見(レイシャル・プレジュディス)が中韓などで横行し始めたことを端的に伝えなくてはならないのです。
韓国政府は、日韓首脳会談の実施を必然とはしなくなった安倍政権が怖くなっています。一方、朴政権のような「反日」を貫く体制で一度も吐かれたことのない「日本を刺激するからやめる」という言葉を、韓国国内に流布し、反日団体の奮起を促しているようにすら見えるのです。
しかし、彼らが私たちに向かって「死ねばいい」「消えてなくなれ」などと吐く暴言は、果たして言論・表現の自由に当たるのか、そもそも産經新聞社の加藤達也前ソウル支局長を出国禁止の上に起訴したような国が、多くの日本人を激昂させた対日差別発言を言論・表現の自由といって逃げることはできないでしょう。
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皇紀2674年(平成26年)11月4日
http://www.sankei.com/politics/news/141102/plt141102……
▲産經新聞:枝野氏、首相のフェイスブックに反論 「批判される筋合いない」
http://www.sankei.com/affairs/news/141102/afr141102……
▲産經新聞:デモ行進中、公務執行妨害容疑で男3人逮捕 警視庁
民主党の有田芳生参議院議員や日本共産党の小池晃参議院議員は、大丈夫なのでしょうか。有田議員は、ご自身のツイッターに「あー楽しかった。差別に反対する東京大行進が終わりました。昨年を上回る約3000人が、新宿の街を歩きました」と書かれていますが、同日銀座での同種行動では、暴力による逮捕者を三人も出しています。
政治活動をしていれば何らかの政治的な思惑によって警察に逮捕される場合もあり、米国では、映画やテレビドラマで何度も大統領役を演じた名優マーティン・シーンさんが百回以上も逮捕されていますから、必ずしもそれだけで同じ行動を取った、或いは同じ写真に納まったことで非難されるいわれはないでしょう。
しかし、是非とも韓国へ行ってやっていただきたい「ノーヘイト」行動には、中核派や革マル派の構成員が参加している実態があります。
政治家は、政治家だからこそ政治活動家らに熱烈な支援を受けることもあり、保守系団体に暴力で対抗する「しばき隊(現・対レイシスト行動集団)」と有田議員が行動をともにし、写真に納まっていることも、一つの現象にすぎません。
ところが、その有田議員が山谷えり子国家公安委員長の或る写真について「問題にする」などと息巻いたので、それは話がおかしい、と。ならばあなたはどうなんだ、となるわけです。
この問題に対し、私も少なからず当事者で、各方面から週刊文春九月二十五日号掲載の写真について尋ねられましたが、民主党の野田国義参議院議員が「ねんごろ」などと野次を飛ばしたのは、いかに事実を調べてもいないかが分かるもので、思わず失笑してしまいました。私に聞けばよいのに。
民主党の枝野幸男幹事長と革マル派との関係は、すでに平成二十二年七月二十一日記事で取り上げており、同年五月十一日の閣議決定(答弁書:内閣衆質百七十四第四百三十号)で「JR総連及びJR東労組内には、影響力を行使しうる立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識」としたのは、民主党鳩山内閣です。
この前年、東京地方裁判所が調べきれないまま双方無関係であるような判断を下していますが、過去の事件を見ても分かるとおり、それほど巧妙に、私たちの暮らしを守るためではなく、私たちの暮らしを壊すために活動することが、残念ながら極左思想の行き着く先なのです。
左であれ右であれ、極端な思想は人の自由を縛ってしまいますが、原則として極右活動に「殺人」や「破壊」の概念を聞いたことがありません。だから枝野幹事長や有田議員こそ大問題なのです。
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