安倍首相が国粋主義者?

皇紀2675年(平成27年)1月19日

 http://www.sankei.com/world/news/150118/wor150118……
 ▲産經新聞:日米関係めぐる米議会調査局報告書 安倍首相を「国粋主義者」 事実誤認も

 最も緊密とされる日米間でもこれでは、先が思いやられます。或いは、わが国が占領憲法(日本国憲法)を維持したままで何らかの現状変更をする際、いちいち米国に強い疑問を呈され、圧力をかけ続けられるのでしょうか。

 安倍晋三首相のことを「ヒトラー」に喩えて誹謗したがるのは、朝日新聞社や東京放送(TBS)系列の情報番組『サンデーモーニング』ですが、これに関わり支持しているような人たちはともかく、安倍首相のことを「国粋主義者」「歴史修正主義的」(「日本が大好き」などという程度とは違う)と断じている国民は恐らくほとんどいないはずで、保守派にはまったく物足りないと思われているでしょう。

 にもかかわらず、米連邦議会調査局の報告書に登場する「複数の評論家」という正体不明の存在を推し量れば、前段の前者に分類される特定思想の影響を米連邦議会が受け続けていると分かります。

 目下、在米日本国大使館(佐々江賢一郎大使)は、戦略国際問題研究所(CSIS)との関係強化で連邦議会に入り込もうとしているようですが、私はこの作戦を支持しません。

 なぜならCSISこそ「怪しげなジャパン・ハンドラーズ(対日占領統治派)」の巣窟であり、米下院議会の「ジャパン・コーカス(知日議員連盟)」がまるで役に立たないと大使館も認識できている以上、CSISの一切の利用価値を認めないわけではありませんが、彼らが「口利き」をしてくれるという保証など当然ながらないのです。現に議会に浸透できていません。

 中共共産党の対米工作に勝てないのは、占領憲法政治の典型的限界であり、奇しくもこれを取り払わなければ、真の緊密な日米関係すら危ういのです。

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