本当の「国民の権利」とは

皇紀2676年(平成28年)1月4日

 http://www.bbc.com/japanese/35188098……
 ▲BBCニュース(英国):南沙諸島にフィリピン学生ら上陸 領有権で中国に対抗

 韓国に不法武装占拠されている島根県隠岐郡隠岐の島町竹島や、中共に狙われ始めた沖縄県石垣市尖閣諸島に、私たち国民が簡単に上陸できません。むしろ海上保安庁から警告を受け、彼らの捜査権限に於いて身柄を拘束されてしまいます。

 またぞろ法政大学の山口二郎教授(北海道大学名誉教授、民主党「改革創生会議」議長代行)に倣えば、政府の公式見解は、北海道のいわゆる「北方領土」も竹島も尖閣諸島もわが国の領土ですから、私たちが自由に(私有地でない限り)入れないのはおかしいのです。

 ただし、国定の環境保護区域ということであれば自由に入れないのも致し方ないところではありますから、そう考えれば納得できないこともありませんが、フィリピン(比国)政府の旧年中の措置は、立派なものです。

 日韓外相会談をもって中韓の異様な「反日」共闘が瓦解し、これから本格的に中共の脅威と日米韓で立ち向かっていかなければなりません。英国紙ガーディアンがそれを「日米の勝利」と大きく報じたのも、何度も申しますが、中共の領土・領海侵略が国際社会の懸念するところになり始めているからです。

 一方で、日米韓の連携再構築は、竹島問題の長期化を意味してしまい痛し痒しではありますが、とりあえず沖縄県を守らなければ、ことのほか知事があの有様ですから、安倍晋三首相も安全保障上のプライオリティに従った結果だったでしょう。

 私たちは、東南亜各国が中共の暴挙にかくのごとく対抗している現実を見据え、覚悟を決めて政府に提言すべきことを整理しなくてはなりません。本年は特に、日本国憲法(占領憲法)の問題から目を背けることができないでしょう。

 私たちが有しているはずの「祖国防衛権」のことです。

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元慰安婦に朝日新聞が払え

皇紀2676年(平成28年)1月3日

 https://www.change.org/p/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E……
 ▲Change.org:慰安婦見舞金は朝日新聞が払え(電子署名サイト)

 森口朗さんという方が、朝日新聞社を宛先とする興味深い署名を立ち上げられました。目的は以下の通りです。

 「日本と韓国がいわゆる慰安婦問題の解決に向けて交渉に入りました。 慰安婦問題は日韓基本条約締結により解決済というのが日本政府の立場であり、これが政治問題になる事も長らくありませんでした。 ところが1980年代に朝日新聞紙上で行われた「慰安婦狩り」という捏造記事により、この問題が日韓の政治問題化し、元慰安婦の方々の忌わしい記憶を呼び起こしてしまいました。韓国文化では親族の為に売春婦になった人でも一生社会から軽蔑され続けます。それゆえ彼女達は朝日新聞の嘘に乗るしかなかった。 この問題を解決する唯一の方法は、朝日新聞が改めて世界に「慰安婦狩り」という捏造記事記事への謝罪をし、日本政府や日本国民に一点の間違いもないと表明し、元慰安婦の古傷をえぐった償いとして基金を設立する事だと思います」(原文まま)

 朝日新聞社は、また薄笑いを浮かべて相手にしないかもしれませんが、虚報を認めたのは事実です。そしてお詫びしていません。その代償として、韓国側の財団設立を前提とした基金に拠出するとした十億円の全額を朝日新聞社が寄付すれば、多くの国民が過去の間違いを詫びたものと認めるでしょう。ともすれば購読数が跳ね上がるかも知れません。

 少なくともそのような声が国民の中にあることを示すのは、意義があると思います。

国旗を掲揚して何が悪い?

皇紀2676年(平成28年)1月2日

 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=759513337517149&set……
 ▲徳永えり参議院議員(民主党 北海道):何だろうこの国旗の波。特別な祝日でもないのに…。

 旧年十二月二十六日のフェイスブックに、民主党の徳永えり参議院議員が東京都内の様子を写真に収め、わが国の国旗(日章旗)が並んでいたことに「何だろうこの国旗の波。特別な祝日でもないのに…」とつぶやきました。

 法政大学の山口二郎教授(北海道大学名誉教授、民主党「改革創生会議」議長代行)に倣えば、政府の公式見解に反した場合、処分すべき(詳細はこちらを参照)でしょうから「徳永議員のこの言論を弾圧してください」ということになってしまうのでしょう。それはそれでやはり恐ろしいです。

 しかし、グレゴリオ暦に於ける年末年始に備え、街のあちこちで国旗が掲揚されるのは、決して異様なことでも何でもありません。例えば「右翼的」なども全く的外れな指摘であり、国内の「反日」しか知らない井の中の蛙に過ぎます。

 私が訪れた東南亜各国では、やはり首都の幹線道路に国旗がズラリと並べられており、それを見て「この国は右翼に侵されている」などと漏らす奇天烈な思想の持ち主など、恐れ入りますがわが国に存する「反日」の方がただけではないでしょうか。

 各地の商店街にも正月には、巨大な国旗が掲げられています。多くの人びとの間で「初の日の出」を愉しむ習慣がありますが、わが国の国旗はいつ見てもめでたいものです。

謹賀新年 平成二十八年

皇紀2676年(平成28年)1月1日

 新年のお慶びを申し上げます

 http://www.fujitv.co.jp/takeshi/takeshi/column/koshitsu/……
 ▲フジテレビジョン:皇室のきょうかしょ(竹田恒泰)vol.88 正月の宮中祭祀

 グレゴリオ暦に於ける「新年」に過ぎませんが……と毎年お断りしておりますが、本年のいわゆる「旧正月」は、二月八日です。

 旧年中に大分県で、「大安」や「仏滅」などの六曜が掲載されたカレンダーについて、「偏見や差別など人権問題につながる恐れがある」などという一人の抗議で配布の中止と回収の騒ぎが起きましたが、六曜が「非科学的な迷信で人権差別になる」というなら、グレゴリオ暦に従うことこそ最も「非科学的迷信に基づいた特定宗教の押売りであり、人権差別につながる」と叫んでみたいところでしょう。

 そのようなことを日本政策協会の法人理事諸氏と話していたのですが、この種の権利闘争が人と人との対立と憎悪を生み出していくのです。本年は、この問題でも誤りを指摘していく活動が多くなりそうです。

 本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

民主党議員、欠席酷かった

皇紀2675年(平成27年)12月31日

 安倍晋三首相は、二十八日を「仕事納め」とし、平成二十八年一月四日に天皇陛下の召集を賜って開かれる第百九十回通常国会に備え、例年通りグランド・ハイアット東京(東京都港区六本木)で静養します。周辺の一部上級職員は、二十九日まではたらいていましたが、本日もはたらいてる方がいますから頭の下がる思いです。

 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-07-04/02_03.html……
 ▲日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」:7選挙区議員 自民、公明、民主の本会議出席率は…

 本年最後の記事として、今夏最も白熱したいわゆる「安全保障関連諸法案」に関わる面白い話をしましょう。或る方から「約十年前の記事ですが、興味深いものを見つけました」と言われ、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」を拝見しましたが、それが単なる自画自賛記事ではありませんでした。

 不正追及記事に於いて、時として確かに興味深い記述が散見される赤旗紙ですが、当時共産党選出の参議院議員七選挙区(東京、神奈川、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)で他党選出議員の本会議出欠状況を報告しています。

 第百九十回通常国会から天皇陛下ご臨席の開会式に出席する意向を固めた(これまでは皇室への誤った敵意からわざと欠席していた)共産党は、所属議員が本会議に一度も欠席していないことを誇っており、自民党と公明党の所属議員が各一人ずつ欠席日のあることを指摘する一方、何と民主党所属議員六人が欠席だらけであることを暴いていました。

 実際に政権を担当して無能の正体が発覚する以前の民主党は、勢いに乗って当選者を増やしていたこともありますが、その悪名高き「常習欠席議員」と赤旗に書かれていたのが福山哲郎参院議員(京都)です。今夏の国会で最も「立憲主義」がどうのと一人で大騒ぎしていた政治家です。

 浅尾慶一郎参院議員(当時 現衆議院議員=無所属)もよく休んでいます。このほかにも欠席し倒していた木俣佳丈、佐藤泰介両議員(当時 ともに愛知)は、既に議員ではなくなっており、もう申し上げることもありませんが、千葉景子元議員の出席率も低かったことをつけ加えておきましょう。

 偉そうに何か言う前に国会議員としての職責ぐらい果たしてほしいものです。

 では皆さん、よいお年を!