太地町の戦略、欧米と連合

皇紀2677年(平成29年)10月11日

 私事ですが、とうとう帯状疱疹だけでなく激しい痛みとともに出血したため、病院で精密検査を受けることになりました。もう駄目かもしれませんね。それでも十月の東京と十一月の大阪での講演は頑張りますので、よろしくお願いします。

■10.29東京「第五回 救国の提言」■
 平成29年10月29日(日曜日) 東京都内で開催決定!
 詳細は、後日お知らせします。皆さんのご参集を心よりお待ち申し上げます。
 なお、大阪でも11月25日(土曜日)開催予定です。

 今後はしばらく短い記事しか配信できませんが、何卒ご了承ください。

太地町がフェロー諸島と提携へ|NHK 和歌山県のニュース

小型のクジラやイルカの漁を行っている和歌山県太地町は同じ漁を行っているデンマークの自治領、フェロー諸島にある町と姉妹都市の提携を結ぶ見通しと…

(NHK NEWS WEB)

 どうしても皆さんに広く知っておいていただきたいのがこれです。捕鯨文化を守ってきた和歌山県東牟婁郡太地町の戦略は、欧米の捕鯨国と連携することでした。

 本来そのような「こざかしい真似」をしなくてもよいのですが、自分たちの過去(生命を粗末に扱ったこと)を棚に上げてわが国にいいがかりをつけてくるのが英連邦を含む欧米勢なので、姉妹都市提携に於いて捕鯨の一点に絞った部分連合を実現させようとしているのです。

 以前にも申しましたが太地町の漁師さんたちは、静かな漁を望んでいます。反対派(テロリスト)はもちろんのことテロリストが来るからこそ保守派も来て声を張り合い、町が物騒になることを嫌ってきました。保守派の応援はありがたいらしいのですが、そもそも「なぜ(生命をありがたくいただいているのに)このような非難をされるのか」という想いが彼らにはあるからです。

 私たちは、改めて「いただきます」の、祭祀の国だからこそのこの言葉の意味と意義について考え、次世代へと伝え育んでいきましょう。

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〇のせいで元に戻らない街

皇紀2677年(平成29年)10月10日

 衆議院議員総選挙公示日。前日まで東京都の小池百合子知事の出馬発表があるといっていた人もいますが、ここでは二日記事ないと申しました。

 その上で、小池都知事率いる希望の党という「第二民進党」(ちなみに立憲民主党は「第二社民党」)の目的は、五日記事で申したように安倍晋三首相を引きずり降ろすことですから、首班指名は自民党の石破茂前衆議院議員あたりを(小池都知事は否定していましたが)考えているのでしょう。だから本人は出ないのです。

若者が神戸を離れ「5大都市」今は昔… 市長選告示:朝日新聞デジタル

 神戸市長選が8日に告示され、前市議の光田あまね氏、再選をめざす現職の久元喜造氏、元兵庫県加西市長の中川暢三氏、共産党兵庫県委員会委員長の松田隆彦氏の4人が無所属で立候補を届け出た。衆院選と同じ22日…

(朝日新聞デジタル)

 さて、この朝日新聞社記事を何気なく読み飛ばさないでほしいのです。神戸のことなんか自分に関係がない、地方の苦戦に興味はない、といった声が聞こえそうですが、実はそういう記事ではありません。震災復興の正体を露呈した内容なのです。

 未だに東日本大震災被災地の復興が進まないまま、東海・東南海・南海地震が一気呵成に発生し、首都圏直下型地震まで起きれば、間違いなくわが国全土が被災地の状態に陥ります。

 そして、生き残った国民はどうなってしまうのか、それが分かる阪神淡路大震災被災地の現状を伝えながら、実のところ朝日の記者は何も分かっていません。せいぜい衆院選と同日投開票の神戸市長選挙に絡んだ三文記事にしかまとめられていないのです。

 私はよく兵庫県の皆さんにお声掛けいただいて神戸市で講演をしますが、先日も別件で神戸を訪問した際、十代・二十代の若年層が市内で遊ばずに大阪市へ行くという話を聞きました。市内におもしろいところがないというのです。

 市の中心駅である三宮駅周辺は、阪急三宮駅がようやく今、建て替え工事に入ったところで、震災から二十年以上も仮駅舎のような状態が続いていました。湾岸の商業施設も大企業主体の運営で迷走が続き、阪急百貨店(神戸阪急 ※三宮阪急は震災で倒壊、そのまま閉店)でさえうまくいかず、その跡地を含め現在なお苦戦が続いているとも聞きました。

 なぜそのようなことになり、挙げ句に深刻な人口流入を招き、かつての「五大都市」の風格を完全に失ったかと申せば、現行憲法(占領憲法)下で初めて起きた大都市震災は、大日本帝國憲法(自主憲法)下で発生した関東大震災とは違い、戒厳令が出せないため、復興に必要な混乱期の統制がまったくできなかったからなのです。

 これが元の住民を路頭に迷わせてしまいます。特に焼失面積が甚大だった長田区では、とうとう元に戻れなかった人たちがたくさんいます。地元の商売も多くが姿を消し、大企業のチェーン店にすり替わっていったのです。

 結果、体裁だけを整えられた街並みは、ひどく無機質で神戸らしさの欠片もないものへと変身してしまいました。これを「復興した」とはいいません。あれから二十二年と十か月、神戸市は未だ震災復興を果たせておらず、もしもの次の震災で私たちがどんな目に遭わされるかを表しています。

 災害列島に於いて震災後元にも戻れなくなった占領憲法行政にまで斬り込んではじめて真実を突き、多くの読者を目覚めさせますが、いわゆる「護憲教」の朝日にはそれができないのです。

■10.29東京「第五回 救国の提言」■
 平成29年10月29日(日曜日) 東京都内で開催決定!
 詳細は、後日お知らせします。皆さんのご参集を心よりお待ち申し上げます。
 なお、大阪でも11月25日(土曜日)開催予定です。

交渉するのかしないのか…

皇紀2677年(平成29年)10月9日

安倍首相:北朝鮮「年末から情勢緊迫」 見方示す – 毎日新聞

 安倍晋三首相は8日夜、インターネットテレビ局「AbemaTV」の番組に出演した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮について「あらゆる手段で圧力を高めていくから、状況は緊迫していく。今年暮れから来年にかけて選挙をする状況ではなくなる」との見方を示した。

(毎日新聞)

 安倍晋三首相のいうような状況に、一体どの国がするのでしょうか。北朝鮮の相手はどこなのかということです。多くの人びとは、さだめし「米国」と答えるのでしょうが、実際に領土・領海の上を弾道弾にまたがれたのはわが国であり、国民を多数拉致したまま取り返せていないのもわが国です。

 朝鮮戦争休戦中とはいえ現下の韓国がいきなり北朝鮮を攻撃することはありません。延坪島を砲撃されても当時の李明博大統領ですら何もしなかったのに、北朝鮮工作員の大統領が大した決断などしませんし、できないのです。

 安倍首相が北朝鮮を「破壊者」と斬り捨てたのは、現行憲法(占領憲法)でなければ大きな意味を持ったはずですが、このままですと北朝鮮とは拉致事件被害者の奪還交渉ができません。

 今までもまともにできていなかったのですが、こうはっきりと「決裂」を宣言してしまいますと、解決への道を自ら封じたことになります。安倍首相は、それを承知の上であの発言をしたのでしょうか。

 占領憲法さえ片づいていれば、通常話し合いの次の段階を指揮官が示唆した場合、現場は踏み込む用意をします。事件被害者の居場所を特定し、奪還すべく突入するのです。

 しかし、占領憲法はそれを無条件に禁じており、ゆえに今までも北朝鮮に足元を見られ、わずか五人しか解決していないのですが、為政者が意味のない言葉を発するのはいただけません。「破壊者」と断じて対話を否定したなら、次を実践しなければならないのに、どうせそれができないのです。できないならいうな、と。

 わが国の問題は、自民党以外の代表や党首が安倍首相よりもっと酷い認識しか持ち合わせず、何もできないどころか、かえって悪化させかねないことです。米中両国で話がつき、北朝鮮を潰しにかかるとして、安倍首相以上の外交的存在感を出せる政治家がまるでいません。

 私たち国民は明日、天皇陛下の公示を賜る衆議院議員総選挙で、拉致事件の解決についても候補者やその政党に質していきましょう。

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リークしてるのTBSだろ

皇紀2677年(平成29年)10月8日

【衆院選】安倍晋三首相の遊説にヤジや妨害相次ぐ 非公表のはずが…ツイッターで飛び交う日程 

安倍晋三首相(自民党総裁)の街頭演説へのヤジや妨害が相次いでいる。自民党は組織的に演説の妨害を計画するグループへの警戒から、演説日程を直前まで公表しない異例の対…

(産経ニュース)

 演説日程が非公表であることに対し、まるで安倍晋三首相が逃げ回っているようにいう人がいますが、警備上の理由なのです。警備を担当する警察官が大変な目に遭っているため、警察のほうから自民党へ非公表の(あくまで)提案があったはずです。

【衆院選】安倍晋三首相の遊説妨害「なぜTBSは至近距離で撮っているのか」 和田政宗参院議員が疑問呈す

元NHKアナウンサー・記者の和田政宗参院議員(自民党)は7日、同日の安倍晋三首相の遊説がプラカードを掲げた一団に妨害された件について、TBSの報道姿勢に疑問を呈…

(産経ニュース)

 で、非公表のはずがなぜ極左暴力集団やその手下連中に筒抜けになっているかと申しますと、漏らしている輩がいるからにほかなりません。共謀しているわけです。

 私もかつて、某国の元首訪日日程を記者からもらいました。もはや放送事業者というより極左暴力集団に指定したほうがよさそうな東京放送(TBS)のJNNは、安倍首相の演説を聞こえなくする妨害者たちと共謀し、よって最も彼らに近い場所でキャメラを構え、全国に向けて「安倍やめろ」の声が高まっていると放送することでさらに「安倍やめろ」を増やそうとしているのです。

 権力者の演説を黙って聞かなければならないことなど決してありませんし、まして安倍首相の政策には、思わず首を傾げるどころではないおかしな点が散見されますが、安倍首相が被害者の立場に追いやられたいわゆる「二つの学園問題」などを引き合いに出し、事実関係を良く調べもしないで演説中ずっとわめき続ける小集団は、明らかに邪魔でしかありません。

 安倍首相の演説を聞いて投票行動を決めたいという人にとって、酷い迷惑行為なのです。これこそが彼らの大好きな「民主主義」「平和主義」に対する敵対行為であり、日ごろの主張から考えて言行不一致の典型例でしょう。安倍首相に向かって「おまえが国難」という以前に、この人たちの存在こそが国難です。

 前原誠司代表によって破壊された旧民進党の極左組残党で、副国土交通相時代に二人で抱き合った辻元清美立憲民主党政調会長は七日、大阪市内で「悪いけど、あの人(安倍首相)は終わったんちゃいますか」などと演説しましたが、終わっているのは辻元氏のほうでしょう。それでも高槻市で楽に当選できるのですから恐ろしいものです。

 東京都の小池百合子知事も、希望の党代表として演説などしている場合ではありません。豊洲新市場の安全対策工事など九件の入札のうち四件が不発に終わり、またも中止になりました。

 極左活動家で元環境省の天下り教授と組んで国民的不安を煽った張本人が、科学的に安全を確認しているのに安全宣言をしないからこうなるのです。

 こんな政治家に振り回される私たち国民の、これが民度の限界なのでしょうか。だとすればこれほど恥ずかしいことはありません。あながち安倍首相が「こんな国民に負けるわけにはいかないんです(誰が投票すると思っているの)」と演説し出してもおかしくない状況になり始めているのです。

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暮らしの邪魔する希望公約

皇紀2677年(平成29年)10月7日

【衆院選】保身の権化のような政党が「身を切る改革」…どの口が言うか 希望の党公約発表

小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」が6日に発表した衆院選公約に苦笑を禁じ得なかった。「国会議員みずから身を切る改革を…」。議員バッジほしさに「踏み絵」を…

(産経ニュース)

 国家権力(立法・行政・司法)と報道権力(新聞社・放送局・ネットニュース)が絶対にやってはいけないのが国民の自由な暮らしに介入することです。そこを決して侵さず、守るための立法と行政、司法、報道でなければいけません。

 それが分からない政治家ほど余計な政治活動にばかり執心します。東京都の小池百合子知事率いる希望の党の公約は、とにかく「ゼロ」をつけるというキャッチーな手法をとったわけですが、既に新潟県の米山隆一知事に指摘された通り「花粉症ゼロ」といっても政治にできることはせいぜい新薬の開発助成ぐらいであり、わが国をはげ山だらけにするとでもいい出すならむしろすぐに制止しなければなりません。

 また、「受動喫煙ゼロ」に絡み、先に東京都議会で「子供のいる家庭は絶対禁煙」の条例を可決させてしまいましたが、これこそ国民の暮らしに介入する権力の悪そのものです。「子供にたばこの煙を吸わせないほうがよいのだから」というのは、家族の勝手であり、権力が法や条例に定めて国民に押しつけることではありません。

 私がかねてより思うのは、家族や個人の自由を侵すのではない公共のための政治として、まずポイ捨ての厳罰化が先です。これは、たばこの吸い殻は当然のこと、缶や瓶、ペットボトルなどのポイ捨ては、正確に申せば廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)違反に当たりますが、実際にはたとえ巡回中の警察官の前でポイ捨てをしても、ほとんど見逃されています。

 これを(シンガポールなどと同様に対象を外国人観光客も含め)徹底的に厳罰化(十年以下の懲役または五十万円以下の罰金ぐらいにして必ず逮捕、起訴)せよ、というのです。以前にも申したように科学的根拠をめぐって、実のところ「議論は尽くされた」などととてもいえない受動喫煙について、政治家が勝手に健康被害の一つと断定する暴走に加え、法や条例でそれを取り締まろうというのは、わが国土のためにすべきこともせず、政治家個人の思い込みで私たち国民を圧政で踏みつける手口そのものと指摘せずにはいられません。

 大企業の内部留保に課税するかのような政策提言も、麻生太郎副首相兼財務相のいう通り「二重課税」である以前に、デフレーションからの脱却なくして内部留保の解放はないということを知らないのか、或いはデフレ脱却に自信がないので気づかないふりをしているのでしょう。もうここまでくると私たち国民を莫迦にしているとしか思えません。

 安倍晋三首相を引きずり降ろすためだけの戦いに乗った小池都知事の「ユリノミクス」なんぞ、まるで「小便経済」にしか聞こえませんし、エンジンから煙を吹いて止まっているアベノミクスを再稼働させて健全化するには、あまりにも邪魔なことばかりいい出したのが小池の希望なのです。

■10.29東京「第五回 救国の提言」■
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