東京五輪、しっかりせぃ!

皇紀2678年(平成30年)9月2日

 ※ 本日の記事配信に手違いがありましたことをお詫び申し上げます。

夏時間、EU市民が「ノー」=日本の導入議論に逆風:時事ドットコム

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会が現行の夏時間制度の廃止を加盟各国に提案する。欧州委は当初、制度変更に慎重だったが、意見公募で8割超の圧倒的多数の市民が健康への悪影響や交通事故増加などを理由に「ノー」を突き付けたことで流れが決まった。【サマータイム】本当にやる? 数十年にわたり夏時間を実施してきた欧州の方向転換は、2020年の東京五輪・パラリンピックでの暑さ対策として導入を検討している日本の議論には逆風となりそうだ。 欧州委が夏時間の存廃に関し7~8月に実施した調査で集まった市民

(時事ドットコム)

 この件については、先月七日記事で申した通りです。明治維新以降、基督教文化などの流入により働き方が大きく変わってしまったわが国で、いわゆる「サマータイム」は自然に寄り添う考え方に基づく制度でも何でもありません。また一つ欧米のご都合主義に踊らされるだけなのです。

 その欧州でさえ、さすがに人びとの苦痛が積もり積もって「もうやめよう」という制度を、東京夏季五輪大会に合わせて導入しようというわが国はどうかしています。

 本年の猛暑からしか二年後を想像せずに語るとすれば、開催期間を前回の東京五輪と同じ十月にずらせばよいでしょう。しかし、それはできません。多国籍企業の利権事業と化した五輪大会は、例えば米国の商業主義丸出しの各種競技開催期間を決して邪魔してはいけないからです。

 私たち日本人の生活がまたもかき乱されることを犠牲にしてでもサマータイムを導入しようと提案するなど、あたかも現行憲法(占領憲法)根性丸出しです。欧米のみならず残念ながらわが国もまともではありません。

 さらに、とうとう「ブラックボランティア」とまで揶揄され始めた東京五輪ボランティアの募集を見ていても、そもそもわが国が「ボランティア」という「制度」に馴染まないのが明け透けです。自発的にいわば手弁当で何かを助けるのと、ボランティアとして何かに参加するのとでは大きな違いがあります。

 無思考・無批判・無気力に欧米の模倣をしても、祭祀の国でひずみが出るのは当然であり、この機会にわが国本来の働き方と申しますか、生き方を取り戻す議論をすべきです。

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残念だが「逃げたらダメ」

皇紀2678年(平成30年)9月1日

 八月十五日記事で言及した事件に関連し、大阪府警察が樋田淳也容疑者に似た男の目撃情報に基づきオートバイを追跡したところ、大阪市港区弁天の路上でバス停留所に突っ込み、その後亡くなりました。逃走したのは、十七歳の高校生だったということです。

 驚いたのは、一部かもしれませんが「大阪府警が間違って追跡して高校生を殺した」或いは「必死だったのだろうがそもそも富田林警察署が容疑者を逃がさなければ起きなかった悲劇」といった意見が出たことです。

 重要なのは、この高校生が無免許で且つオートバイは港区内で盗まれたものだったことであり、よってこの高校生は警察の追跡から逃れ続けたのでしょう。単に「人違い」案件であれば、運転者はすぐに停車して件の容疑者でないことを警察が確認できました。

 確かに亡くなったことは残念であり(望みとして更生の余地があったに違いなく)お悔やみを申し上げますが、まるで大阪府警が悪いようにいうのは間違っています。樋田容疑者の事件とは別に、追跡されて当然の別の事件でした。

 東京発信の報道では、もうほとんど伝えられなくなりましたが、実に計画的に留置施設から逃げ出した樋田容疑者を大阪府警は必死に捜しています。私たちにも情報は行き渡っており、変装を想定した顔写真もあちこちに配布されました。逃げられたことは確かに痛恨のミスでしたが、今一度警察を取り巻く厳しい環境について、私たち国民も政治課題として考えたいと思います。

池谷幸雄氏、生放送で号泣…速見コーチの暴力を協会に報告したのが「千恵子先生にしか思えないことが残念」

31日放送のフジテレビ系「バイキング」(月〜金曜・前11時55分)で体操女子で16年リオ五輪代表の宮川紗江(18)が、日本体操協会の塚原千恵子・強化本部長(71)からパワハラを受けたと告発した問題を特集した。生出演した体操のバルセロナ五輪銀メダリストの池谷幸雄氏(47)が号泣する場面があった…

(スポーツ報知)

 さて、もう一件。八月三十日記事本能と体罰の問題に言及しましたが、どうしても教育を目的とした有形力の行使を暴力にしたがる風潮の中で、勇気をもって告発した宮川紗江選手も「暴力」という言葉を使わざるをえませんでしたし、教育した側の速見佑斗コーチも「暴力」という言葉を用いて身を引きました。

 私は仕事でこの放送を見られませんが、速見コーチが処分に対する異議申し立てを取り下げ、謝罪文まで出したと聞いて、恐らく池谷幸雄氏と同じと思われる感想を抱きました。すべてはこの風潮にあって、宮川選手のことだけを考えた決断を、涙を呑んでしたのだろう、と。

 本来は徹底的に「暴力ではない」といって闘ってほしかったのですが、彼は最初からそこは引いて日本体操協会と争う決意だったようですから、この問題は子供の教育に携わるすべての国民で議論するしかありません。

 暴力の被害者とされた宮川選手の速見コーチに対する今なお変わらぬ想いを指して「『暴力を振るわれるのは自分が悪い』と思い込まされているだけ」といった指摘が大半を占めているようですが、まさか拉致・監禁などの犯罪被害者がかかるとされるストックホルム症候群のことをいっているのではあるまいな、と。

 あれは犯人と被害者という何の信頼関係もない間柄に発生する現象であり、教育者と生徒の間に信頼関係が構築されていれば、過度な連帯感や好意が生じるのとは違います。

 人と人との信頼関係というものを、その程度にしか論じられない心の貧しい人たちにはうんざりさせられます。どうしても速見コーチのした体罰を「暴力」にしたくて持ち出された無理筋としか考えられないのです。

 一連の報道の中で、一貫して体罰の問題が簡単に片づけられていきますが、どうか皆さんは大いに引っかかってください。

真珠湾…忘れなくて結構

皇紀2678年(平成30年)8月31日

 ※ 本日の記事配信に手違いがありましたことをお詫び申し上げます。

 自民党総裁選挙を前にして、石破茂衆議院議員(鳥取一区)のホームページにある「略歴」に、自民党離党の記載がありません。今さら隠しても、自民党が最も苦しい時にさっさと後ろ足で砂をかけるように出て行った石破氏のことを覚えている方は多く、「正直、公正」が聞いて呆れます。脇が甘いだけの安倍晋三首相を中傷したかったのでしょうが、最も「嘘つき、不公正」なのは石破氏でした。

 世にいう「人手不足」は、自民党総裁選のことではないでしょうか。

政府「真珠湾」発言否定に躍起=揺らぐ日米蜜月:時事ドットコム

 トランプ米大統領が6月の日米首脳会談で日本の通商政策をめぐり「真珠湾を忘れていない」と強い不満を示していたとする米紙ワシントン・ポストの報道を受け、日本政府は事実関係の否定に躍起になっている。日米関係の蜜月ぶりを誇ってきた安倍晋三首相の言葉に疑問符が付きかねない内容のためだ。トランプ大統領「真珠湾忘れぬ」と安倍首相に不満=7月に日朝高官が極秘接触 「指摘のような事実はない」。菅義偉官房長官は29日の記者会見で、トランプ氏から批判を受けたのは事実か問われると、きっぱりと否定した。同じポスト紙が報

(時事ドットコム)

 さて、仮にこれが事実なら首相官邸が必死に隠しているということですが、会談に於ける一言一句に至るまで「仲良し」でなければその二国間関係が悪化した、と騒ぎたがる報道権力に問題があります。

 まして相手は米国のドナルド・トランプ大統領であり、そもそも幼稚なけん制のつもりで何をいい出すか分かったものではありません。通商交渉では、かねてより日米は仮想敵国関係にありますから、トランプ大統領であればたとえ安倍首相に対してもこのぐらいの暴言を吐いた可能性はあります。

 しかし、報道権力が騒ぐので官邸も否定しているのでしょう。さだめし安倍首相は、トランプ大統領の性質を知っていますから、例えばすぐその場で「そうですか。忘れなくて結構です。こちらも日本全土への執拗な大空襲二発も原子爆弾を落として民間人を、独ナチス党以上に大虐殺したことを今でもはっきり覚えていますから、ああ、通商交渉を前にあなたのおかげで記憶がよみがえってきました」といいかえすことなく話を進めたはずです。

 いや、もしもいい返すなら「皇室典範を書き換え、現行憲法(占領憲法)を置き、すべてわが国民に大東亜戦争に対する猛省を強要して『日本人が悪い』と洗脳しましたね」というほうがよいかもしれません。

殺人鬼と教育者の「暴力」

皇紀2678年(平成30年)8月30日

 台湾の新北市土城区に本社があるというだけで中身は完全な中共の共産党企業と認識すべき鴻海精密工業(ホンハイ)が、技術の盗み獲りを終えた「残りカス」のシャープを放り投げて身内(ほかの共産党企業)に叩き売るかもしれないそうです。

 だからいわんこっちゃない……。

【体操】宮川紗江選手「納得いかない」 暴力で体操コーチに無期限登録抹消処分

体操の世界選手権(10~11月・ドーハ)女子代表候補の宮川紗江選手(18)が練習中に暴力を受けたもののパワハラではないとの認識を示し、速見佑斗コーチ(34)に対…

(産経ニュース)

 さて、表題の件。まず教育者とは、体操の速見佑斗コーチのことであり、一方の殺人鬼とは、昭和六十四年に東京都足立区綾瀬で女子高校生コンクリート詰め殺人事件を起こした犯人四人のうちの湊伸治元被告のことです。どうやら彼がまたも殺人未遂事件を起こして逮捕されたというのは本当でした。

 この事件は、平成元年最初の衝撃だったと申して過言ではありません。当時未成年だった四人は、いわゆる「永山基準」で死刑にも無期懲役にもならず、実はこれで四人のうち三人もが出所後に再び逮捕されたことになるのです。

 うち一人は詐欺事件ですが、神作譲(旧姓=小倉)元被告も湊容疑者も逮捕監禁致傷事件と殺人未遂事件を起こしたわけで、司法権力がどれほどの間違いを犯したか、どこにでも「死刑反対」といって現れる「人権」が口癖の活動家もしかりですが、彼らによく思い知らせなければなりません。

 私はたびたび、本能と理性のことをお話ししますが、本能に内包された理性でものを考えるのが人間であり、生きるためではない(本能ではない)殺生をするのは人間だけです。ということは、よほどこの理性というのは疑わしい代物なわけです。

 人を傷つけることを目的とした有形力の行使は、申すまでもなく暴力であり、人を育てることを目的とした有形力の行使は、暴力ではなく現在は大いに誤用されている体罰であり、誤用する莫迦の程度に合わせて申せば教育的指導とでも申したほうがよいでしょうか。

 報道権力も身勝手なもので、例えばシンクロナイズド・スイミングの井村雅代コーチのスパルタ指導を絶賛しながら、速見コーチのスパルタ指導について検証もせずに一斉に非難しました。

 日本体操協会の狙いは、まず「暴力があった」といえばそう報じられ、速見コーチを社会的に抹殺できると考えたのでしょう。指導を受けていた宮川紗江選手は、平手で叩かれたことと髪を引っ張られたことを認めていますが、怪しげな思惑を持った協会では、そうと気づいて一切証言を拒否したようです。

 体操競技は、一歩間違えれば仮にも半身不随になるような事故に発展しかねません。指導する教育者は、選手の気のゆるみをも見極め、厳しくいい聞かせないと生命にかかわるのです。となれば口先だけの指導では駄目で、手が出ることも足が出ることもあって当然でしょう。

 それを暴力と主張してはばからない者は、明らかに本能が退化して、無駄な殺生も平気でする理性の塊と化しています。大切な人を守りたいがあまり危険な瞬間にとっさに手が出る、ということも否定されねばならないのでしょうか。

 体操協会の塚原光男副会長・塚原千恵子女子強化本部長の夫妻は、本人たちもそうであるか或いは本能の退化してしまった多くの日本国民を利用して、自分たち(朝日生命体操クラブ)の利益のために邪魔な速見コーチを消すべく暴力騒動をでっちあげ、未成年の宮川選手を追い込みました。絶対に許せません。

 「少年」が「一人」しか殺していないからといってその手口が残虐極まりなかったにもかかわらず無期懲役にもしなかった最高裁判所第三小法廷(故・可部恒雄裁判長)の一方で、「少女」を利益の「対象物」にして平気で大人の事情に巻き込んだ塚原夫妻がいます。

 今回の二つの事件から是非とも皆さんにも「本能と体罰」について、真剣にお考えいただきたいのです。本能が退化し、体罰を否定するような国で、憲法も国防もまともな議論にはならないからです。

関西生コンのトップを逮捕

皇紀2678年(平成30年)8月29日

 昨日記事と同じ始まり方で恐縮ですが自民党総裁選挙を前に石破茂衆議院議員(鳥取一区)が発表した恐ろしく中身のない「石破ヴィジョン」の中に、北朝鮮の平壌に連絡事務所を置く構想が示されていました。十五日記事で申した通りやはりこの人は北朝鮮に「玉を握られている」のでしょう。

関西生コンのトップを逮捕 滋賀の生コン業者の恐喝未遂事件 契約断った商社に「大変なことになりますよ」

準大手ゼネコンが進めていた倉庫建設工事をめぐる恐喝未遂事件で、湖東生コン協同組合(滋賀県東近江市)の加盟業者と契約するよう商社の支店長を脅したとして、滋賀県警組織犯罪対策課は28日、恐喝未遂容疑で、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長、武建一容疑者(76)=大阪府池田市=を逮捕した。

(産經WEST)

 さて、北朝鮮の話をしたまま……十日記事で申したように、やはり「ドカーン」ときました。ついに連帯ユニオン関西地区生コン支部(大阪市西区)の武建一執行委員長が逮捕されたのです。

 それにしましても産經新聞社記事の画像を拝見する限り、武容疑者はまるで暴力団の組長のようですし、その背後に写っている滋賀県警察の捜査員の方が本当に怖い! 皆さん、ふざけるのはいい加減にしておきましょう(笑) 警察官を怒らせるとはり倒されますよ!?

 いや、やはり警察官は頼りがいのある方がほとんどです。こうでなくてはいけません。

 滋賀県警が武容疑者逮捕のために関西生コン支部に踏み込んだ様子を、十日記事でご紹介申し上げた渡邊昇氏による動画配信(こちら)で見る限り、暴力団の組事務所に踏み込むのとほぼ同じ装備だったことが分かります。

 関西生コン支部が決して一般的な労働組合ではないことがこれで明白であり、当時全く報じられませんでしたが先に踏み込んでいた大阪府警察(三月十四日記事)が認識していた通り暴力的且つ危険な組織に踏み込む用意をして滋賀県警が容疑者逮捕に臨んだのです。いわば「(何らかの法律違反容疑はかかっているが)普通の人」を逮捕するために、警察がシールド(盾)を装備することはありません。

 しかしながら取り調べの過程で是非追及していただきたいのが、関西生コン支部とナントカ民主党の辻元清美国会対策委員長(大阪十区)の関係です。いわゆる「森友学園問題」は、そこから始まったとさえいわれていますし、このことは自民党が入手した情報に基づき文書が作成され、国会でも指摘されています。

 せっかく「ドカーン」といかれたのですから徹底的に締めてください。お願いします。