皇紀2679年(令和元年)10月31日
俳優(女優)の八千草薫さんが亡くなられたという報は、癌を告知されたことを公表されていたとはいえ残念でなりませんでした。衷心よりお悔やみを申し上げます。巨匠・稲垣浩監督の映画『宮本武蔵』(東宝/名作が多数公開された昭和二十九年)は、米アカデミー賞名誉賞(現在の外国語映画賞に相当)を受賞しましたが、本作に出ておられた八千草さんのあまりの美しさに、日本女性本来の美を見たような思いがしたものです。
さて、沖縄県の世界遺産・首里城(那覇市)で午前二時五十分ごろ、通報を受け火災発生を確認、消防の活躍もむなしく未明には正殿・北殿・南殿がほぼ全焼しました。
対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)活動が大いに悪用してきた「琉球独立」の呪いのような雄たけびの中、琉球王国の御城(グスク)址は、跡形もなく姿を消してしまったのです。
県内の(わが国の主権を懸けた闘いではなく)対日ヘイト活動と連動しただけの「反基地闘争」には、県民以外の参加が多く、中には中共や韓国からわざわざののしりにやって来る莫迦も多数確認されていますが、首里城がまるでソウル特別市にあった(復元済の)南大門のように激しく焼け落ちたことは、全て何をかいわんやの顛末だったのではないでしょうか。
さてさて、ここで表題の一件。米国に意味もなく訪問し倒していただけの河井克行法相が本日、妻の河井案里参議院議員(広島県選挙区)の公職選挙法違反の疑いに関する週刊文春報道を受け、辞任しました。菅原一秀前経済産業相の辞任に続き、安倍晋三首相が「とりあえず大臣歴任」の経歴を数名に与えざるを得なかった軽薄な組閣の顛末もまた、そもそも自明の理でした。
この夫婦は、もともと極めて悪評高く、河井法相については以前からここでも申してきましたが、案里議員の強引且つ悪質な選挙戦は、いずれ問題が表に出てもおかしくなかったほどです。
日米関係に於いても、何ら役に立たないどころか悪影響しかない河井夫婦の再登場が決してありませんように。
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皇紀2679年(令和元年)10月30日
辺野古移設、沖縄県が敗訴 「訴訟の対象外」高裁那覇
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県の埋め立て承認撤回を取り消す裁決に国土交通相が関与したのは違法だとして、県が国に裁決取り消しを求めた訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部は23日、「訴訟の対象にならない」として、訴えを却下した。
(一般社団法人共同通信社)
そういえば、こんな莫迦な知事がいました。カネと権力欲しさに変節しただけの前知事といい、沖縄県にはまともな知事がいません。「こんな判決、残念だ」というより「おまえの存在が残念だよ」なのです。
私は在日米軍普天間飛行場の返還に賛成し、移設に反対の立場ですが、それは現有(普天間抜き)の在日米軍規模と自衛隊の協力で太平洋防衛は十分であると理解しているからであり、米国防総省の本音も実はそこにあります。
にもかかわらず、よりにもよってわが国の自然資源にあふれる辺野古沖へ移転するという話は、太平洋防衛とも国家防衛とも全く別の利権が絡んで進められた話であり、だからこそ日米安全保障(在日米軍基地提供)条約というより現行憲法(占領憲法)政治の欺瞞を指摘せずにはいられません。
ところが、中共福建省福州市名誉市民だった前知事にしろ、タレント崩れの現知事にしろ、ならば自衛隊による県民防衛はどうか、或いは中共の公船が侵入を繰り返すことについてどうか、と尋ねられるとまともな答えをしないので、全く論外の「反基地闘争」でしかないのです。県民を守る気など微塵もないのがこんな運動をしている連中であり、沖縄県にもしものことがあれば一目散に本州へ逃げるような「人でなし」に違いありません。
さて、使い物にならない地方政治家といえば、東京都の小池百合子知事も同じです。夏季五輪東京大会の花形にして最後を飾るマラソン競技の開催地について、国際五輪委員会(IOC)と大会組織委員会の判断で「北海道札幌市がよいのでは」との意見にまとまりつつある中、なぜ彼女がそのことを全く知らされなかったのでしょうか。
本来であれば開催都市としてあらゆる調達をしてきた東京都に対する不義理も甚だしく、厳しい批判の対象です。しかし、小池都知事が外されたのは、外されるほど「話しても何の意味もない人」として処理されてしまったからに他なりません。
豊洲市場への移転延期という壮大な時間と経費の無駄に関連し、極左暴力集団に与する環境省元事務次官(私立大学へ天下り)なんぞと組んだことに始まり、あらゆる人びとの不信を買ったことは申すまでもなく、既に政治生命の「終わった人」と認識されている以上、これからも小池都知事に重要事項の相談が届くことはないでしょう。
何が「今回ばかりは小池都知事がかわいそうだ」ですか。こんな厚化粧(厚顔無恥)の莫迦女を知事にしたのが、いや猪瀬直樹知事(当時)をわずか五千万円の個人的な借入金で騒いで無理矢理引きずりおろしたのが間違いだったのです。
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皇紀2679年(令和元年)10月29日
韓国の高校生、学校の「反日教育」に対して「史上初」の集団行動│韓国政治・外交│wowKora(ワウコリア)
22日、ソウルの仁憲(インホン)高校の在学生150人がソウル教育庁に「学校の監査」を要求する請願を提出したこと。学生らは政治に偏った教師たちが校内行事の時、学生たちに「日本の経済侵略、反対する、反対する」「安倍の自民党、亡びる、亡びる」などを叫ぶように強要していた…
(WOW! Korea)
先週、瞬く間にインターネット上を駆け巡ったこの報道は、確かにソウル特別市南部の冠岳区奉天洞にある仁憲高等学校の生徒たちが教員の校内政治活動に強い疑問を呈したものです。わが国で例えるなら、日本教職員組合(日教組)や日本共産党系の全日本教職員組合(全教)らによる地方公務員法および教職公務員法違反の政治活動に対して生徒たちが立ち上がるようなものですが、なかなかこのような行動は勇気がいります。
日韓ともに教員側に共通しているのは、どちらも「左翼」を自認し、或いはそのように区分され、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)を吐き散らして開き直る一種異様な思想に憑りつかれた人びとということでしょう。
そのような異常な教員から「イルベ(電子掲示板の名前に由来する右翼)」呼ばわりされてきた生徒たちは、フェイスブックに「仁憲高校生守護連合」というアカウントを作って自分たちの自由な考えを発信してきました。それによりますと、北朝鮮を批判し、文在寅大統領を批判し、曹国前法務部長官を批判しただけで徹底的に教員から罵倒されたといいます。
実は、彼らの怒りのきっかけはそれだったのです。ワウコリアの記事のまとめ方ですと、突如として韓国の高校生たちが「反日教育」に疑問を呈したようになっていますが、あまりにも「文(北朝鮮工作員)政権万歳」の授業から教員の全ての発言に対する不信が広がり、よって「反日教育」も全て嘘なのではないかという考えに至ったのでした。
しかしながら、これは分かりやすい例でしょう。あまりにも強烈に絶え間なく極左洗脳を試み、対日ヘイトを吹き込めば吹き込むほど、人は「何かおかしい」と気づくのです。いや、気づかずにそのまま洗脳される人も多いので、やはりこの高校生たちは非常に優秀と申せましょう。
私が何度も「文政権を擁護するような発言こそ韓半島(朝鮮半島)から韓国を消そうとする嫌韓のヘイトスピーチだ」と申してきたように、高校生たちは自分たちの国を守るために気づいたのです。
一刻も早く全て韓国国民が、これまで親北派がついてきた嘘に気づきますように。
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皇紀2679年(令和元年)10月28日
日本の心を学ぶ会・百回記念講演と第十一回救国の提言講演会・東京が昨日、それぞれ偕行社(東京都千代田区)とシビックセンター(同文京区)で開かれました。久しぶりに多くの皆様とお会いでき、とても充実した一日でした。本当にありがとうございます。またお会いしましょう。
さて、今上陛下の御即位に際し、開かれている饗宴の儀は、明日にも三回目、三十一日に四回目が催されます。国内外から出席する全賓客数は、約二千人にも及ぶ予定です。
東南亜のタイ王国(泰国)からは、プラーユット・チャンオチャー首相夫妻が二十二日に出席していますが、目下泰王室が混乱しています。
既に報じられましたが、ラーマ十世ワチラーロンコーン国王陛下は二十一日、下した勅令で、配偶者だった元国軍看護師のシリーナート・ウォンワチラーパックさんの全ての称号を剥奪しました。
そもそもこの称号は、スティダー王妃とは別に「チャオクンプラー(高貴な配偶者)」というもので、およそ一世紀ぶりに「一夫多妻にするつもりか」などのごく秘かな一部泰国民の反感を買っていたところ、国王が突如「王妃にとって替わろうとした不実により」と与えたばかりの称号と国軍の階級までもを剥奪したのです。
さらに泰王室は二十三日にも、寝室警護隊の看護師と獣医師を含む高官六名の解雇を発表しました。理由は「権力の乱用」とされていますが、恐らくシリーナートさんの称号剥奪と関連している(この六名はシリーナートさんに協力的だった?)と思われます。
問題はこれらに対する泰国民の反応です。先述の通りシリーナートさんにチャオクンプラーの称号が与えられた約三か月前から、公言すれば不敬罪に問われるので密やかにではありますが、国王の判断が一部国民の反感を買っててきたため、今度はその称号が荒っぽく剥奪されたことに泰国内のSNS上では、シリーナートさんの愛称(泰国民はこちらのほうでお互いを呼び合う)である「コイ(Koi)」を使った「#SaveKoi(コイを救え)」がトレンド入りしてしまっています。
ここでも何度も申してきましたが、ワチラーロンコーン国王陛下は、王太子殿下の頃から国民的不評(複数の女性とのみだらな関係や暴力、殺人疑惑まで)を買っており、多くの国民があくまで密かにテープ殿下・シリントーン王女(学習院大学名誉博士)の王位継承を望んできました。私の親しいチュラーロンコーン大学やタンマサート大学の教授たちもそうです。
これに目をつけたのが中共の共産党と深い関係を持った「偽愛国」のタクシン・チンナワット元首相(当時の与党タイ・ラック・タイ党=泰愛国党党首)でした。彼が一貫して泰王室を軽んじる態度をとり、まるで独裁者のように振舞ったことこそが失脚の原因だったのです。
ラーマ九世からの継承劇で、必ず泰王室に対する国民的尊敬(汎泰主義の基礎中の基礎)が減退すると見た中共の思惑通り、ワチラーロンコーン国王はまるで国民的敬意を得るに至っていません。祭祀を司られる皇室と違い、権力に近い王室は、実に恐ろしい(私たちが安易に口にしてはならない)極左暴力用語ですが「革命」という名の国民の反乱によってうち滅ぼされてしまうのです。
しかし、この風潮はわが国にも間違って持ち込まれており、今上陛下御即位に際して私たちがもう一度よく考えなければならないのです。
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皇紀2679年(令和元年)10月26日
明日は、以下の通り東京都文京区のシビックセンターで講演会がございます。参加された皆さんからも政策提言を頂戴します(ご自由です)ので、奮ってご参加ください。お待ちしています。
選挙年だった本年は、私の家族の都合もあって年四回(東京で二回、大阪または神戸で二回)の講演予定を全くこなせませんでした。特に、一度も開けなかった関西の皆さんには、申し訳ないことをしたと思っています。近く機会を設けられればと考えていますので、何卒今後ともよろしくお願いします。
第11回 救国の提言講演会<東京>
日 時 令和元年10月27日(日曜日)午後18時30分(10分前開場)~
場 所 文京区シビックセンター 3階(案内図 アクセス・地図)
内 容 「令和を迎えて~日米韓関係の将来」
・文在寅政権の行方 ・関西電力問題と地方行政と日米原子力協定 など
講 演 遠藤健太郎(一般社団法人日本政策協会理事長)
参加費 1,000円(資料代・お茶&お茶菓子代込み)
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