ネットにはびこる中国の影

皇紀2680年(令和2年)5月20日

ツイッター、中国系AI学者を独立取締役に就任 共産党プロパガンダ増加の懸念

ソーシャルメディア・プラットフォームのツイッター(Twitter)は5月11日、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行の誤った情報を取り締まると発表した。同日、人工知能分野で著名な中国の学者・李飛飛氏(リー・フェイフェイ、43)が独立取締役に就任したことも発表した。李飛飛氏は過去、中国ハイレベル人材招へい計画「千人計画」に参加し、中国共産党思想を掲げていた…

(大紀元)

YouTube、中国政府に批判的なフレーズを自動的に削除

中国のネットユーザーらがによると、YouTubeは、中国共産党を批判する際によく使われる中国語のフレーズを含んだコメントを自動的に削除している。(中略)グーグルは、中国共産党に協力していると繰り返し非難されている…

(大紀元)

 十四日記事でも申しましたが、湖北省武漢市から全世界へ漏れた武漢肺炎ウイルス(新型コロナウイルス)の感染爆発(パンデミック)による悪印象を削ごうと、中共の共産党は、私たちが利用するSNSや検索サイト、動画サイトに潜り込んでいます。

 もともと中共に批判的な大紀元の記事ではありますが、実際に中共批判に当たる言葉を打ち込んで数十秒で削除されたというのですから、共産党が中共国内の言論統制を世界基準にしようとしているようです。

 ユーチューブは、以前から特に韓国批判に対して削除や利益化除外が激しく、私も莫迦らしくなって公式チャンネルの配信を止めてしまいましたが、経営陣に韓国人がいたり、中共がお金を出してしまいますと、所詮は民間企業ですから簡単に転びます。いわば仕方がないことです。

 問題なのは、これが今後もそのままになるかということでしょうが、恐らくなりません。何度も申していますように、米中は既に戦時へ突入しており、欧州各国もこれに追従します。今度ばかりは、独国も伊国も米国側につくのです。

 さて、タイ国際航空(THA)がいわゆる経営破綻に堕ちました。泰王国財務省の所有と申して過言ではない「フラッグ・キャリア」が武漢肺炎ウイルスをきっかけに、ついに陥落した形ですが、以前より主に華僑系富裕層に「食い物にされてきた、されるがままにしてきた」という経営体質に著しい問題があり、倒れるべくして倒れたとも申せます。

 航空会社というのは、そもそも利益を上げるのが決して簡単ではない業種であり、実はわが国でも稲盛航空……ではなくて日本航空(JAL)よりも、全日本空輸(ANA)がこれ以上の「欠航続き」に耐えられるかどうかわかりません。

 以前にも申しましたが、武漢肺炎ウイルスを端緒にした経済停滞で潰れていく会社を中共に安値で買いたたかれてはどうにもならず、そうなってからでは遅いですから、わが国政府が何としても公的資金を投入して救わねばならないのです。

 見渡せば世界中が「中共のお金に堕ちた」ということにならないよう、世界的航空戦略を立ててむしろわが国がTHAを買い取れば(資金を提供してANAに買い取らせると)面白いことになるでしょう。

 この案の是非はともかく、そういうことが成長戦略なのであって、ただ中共からの観光客頼みだった「インバウンド」なんぞ、ひたすら観光地や商業地から日本人を追い出す恐るべき内需委縮策でしかなかったのです。

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『ネットにはびこる中国の影』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    中国の「マスク外交」に対抗して、日本は「アビガン外交」を開始したという報道もありましたが、アビガンの承認に否定的な動きが目立っていますが、大丈夫なのでしょうか?

    アメリカのレムデシビルは確か、時に肝機能や腎機能の低下を招き、海外では死者も出たり、「効かない」という報告がありながらも速やかに承認されました。

    一方のアビガンは、タレントやマスコミ関係者や球界関係者らをはじめ大勢の患者さんが「効いた」と仰っているようですが、早期承認の目途が立っていないようです。

    治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00000217-kyodonews-soci

  2. js:

    まだ希望はありますが外務省の広報を見る限り自民の姿勢はまだ習近平国賓来日を調整中ということらしく、そうなると今期の「大戦」も負け陣営かな

    晩餐会において国賓は必ず演説をし、陛下はそれに儀礼的に賛辞を贈ることになります。私が心配するのは習がこの場で米英の態度に非難の言葉を投げること。みすみす離間工作の場を与えてしまうこと
    早めに、日本側からこの件はもうあり得ないことを通告することが目安となるのでしょう。自然消滅を願う向きもあるようですが、それではもうだめかもしれません