始まった?第三次世界大戦

皇紀2680年(令和2年)5月19日

トランプ氏、中国との断交示唆 習氏と対話望まず

【5月15日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)への中国の対応を批判する姿勢を一段と強め、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との対話はもはや望んでいないとし、中国との国交断絶の可能性にも言及した…

(AFP通信社)

 十七日記事に対し、安倍晋三首相はこれまでに何度も台湾を擁護してきた旨のご指摘をいただき、また保守派の多くが「安倍首相は親台派だ」と認識していることでしょうが、実は彼は、口では何とでもいうが何もしてこなかった人です。

 全く何も、というと異論もあるでしょうが、既に親台派の国会議員や地方議員、元職らが軌道を敷いた上に乗じた行動がそのほとんどで、自ら何かを大胆に決裁したことはないと申して過言ではありません。

 前出の記事で「政府にその発想はなく(中略)主要国に迎合するだけの「何となく外交」しかできない」と厳しく指摘したのは、むしろ安倍政権が中共や韓国からの「ビジネス目的の入国を再開させろ」という圧力に、どうやら屈しそうだという情報を得たからです。

 確かにこれまでは、その執拗な要請という名の恫喝を何とか蹴ってきましたが、安倍首相自らが緊急事態宣言の解除に言及した日を境に、事実上の出入国規制の緩和を「まず中共と韓国から」という方向で現在調整中だというではありませんか。これは撤回させねばなりません。

 安倍政権はここへきて、中共に迎合しようとしています。

 しかし、米国をはじめ欧州各国や印国らは、武漢肺炎ウイルス(新型コロナウイルス)の感染爆発(パンデミック)をめぐる隠蔽など一連の責任を中共に求め、追及しようとしており、ドナルド・トランプ大統領は国交断絶にまで言及しました。

 これをトランプ大統領「個人の暴走」と見てはいけません。むしろ連邦議会上下両院の、しかも共和党も民主党も中共に対してはトランプ大統領以上に強硬です。米国内の中共系資産の凍結準備が既に始まっています。

 まさしくこれは「戦争前夜」であり、安倍政権は間違ったほうへ迎合しようとしているのです。この読み違いは、極めて国を危うくします。もしこれから全世界に叩かれる中共側に日本がつけば、私たちは中共と共に滅ぼされるでしょう。

 首相官邸は目下、あまりにも多くの緊急事態に対処しようとして機能不全に陥っています。大局も見えていませんし、人の話も聞きません。愚かな首相補佐官や秘書官ら職員たちが「戦時」対応できずにいわば「決裁渋滞」を引き起こしており、検察庁法改正案を引っ込めたことといい、あらゆる判断が狂い始めているのです。

 極端な表題をつけましたが、第三次世界大戦はもう始まっています。わが国は確実に出遅れているのです。この狂いと遅れがわが国の敗北を決定づけてしまいます。私たち国民は、検察庁法改正に抗議している場合ではありませんでした。首相官邸の有り様そのものに激しく異議を唱えなければ、日本は再び「赤化工作の前線基地」扱いを受け、世界各国から攻撃されるに堕ちるのです。

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『始まった?第三次世界大戦』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    ドイツなども一部の国々に対して国境を開くようです。
    ドイツはまだしも、あのイタリアが、自国の観光産業を守る為に外国人を呼び込もうとしていることに対しては若干の恐怖を覚えます。

    東南アジアの一部国家でも、「コロナ対策の優等生」とされるところの、韓国人や中国人に対して規制を緩和する動きがありますね。

    安倍総理も、「コロナの時代の新たな日常」と再三に渡り仰っています。(「コロナの時代」とは、いったい何なのでしょうか!?怒)
    世界中の指導者が、「経済」を念頭に、コロナ「撲滅」を諦め「共存」へと方針を切り替えたようです。

    イギリスの首相は「痩せて健康になろう!」と呼びかけ始めたようです。

    コロナ、肥満で重症化の恐れ 退院の英首相、対策強化へ
    https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020051701001407.html

    「コロナの時代」は、きっと、禁煙と細マッチョがブームになるのでしょう。

  2. js:

    台湾防衛はほぼ尖閣防衛と同義です。尖閣をほったらかしにする政権が台湾加油は笑わせる。ありえない
    現政権は中国の機嫌を損ねない微妙な匙加減の行動が多いのが気になります。WHOにくぎを刺したようでいながら、きっちり資金提供はする、など
    安倍応援団の言い分ではトランプとの裏約束ができていていかにも中国寄りの行動をしながら最後は米に付く、ということなのですが、むしろ中国とかなり綿密な打ち合わせができているような気がするのは私だけ?