葬られたのは過激派と朝日

皇紀2682年(令和4年)9月28日

【動画】【安倍元首相国葬】菅義偉前首相「真のリーダーでした」 友人代表の追悼の辞全文

27日に営まれた安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)で、自民党の菅義偉前首相は友人代表として追悼の辞を述べた。菅氏は安倍氏との出会いや第2次安倍政権時代の日々を振り返り、「あら…

(産經新聞社)

 これは菅義偉前首相も「再登板」を狙っていますね。それだけはやめていただきたいものです。この方の正体は、約七年も仕えた安倍晋三元首相とは似て非なる貧困な思想の持ち主であり、あまりよくないほうの利権誘導型の政治家ですから。

 それはともかく、安倍元首相の国葬儀に於ける友人代表の弔辞は、確かに聞き応えのあるものでした。思わず目頭が熱くなり、国葬儀の意義を強調するものでさえありました。

 菅前首相が語ったように、国葬儀には約二万人もの国民が献花の列に並び、若年層が非常に多かったように思います。

 各社最新の世論調査でも、十八歳以上二十代と三十代の約六割以上が国葬儀に賛成し、一方で七十代以上の約六割が反対するという、安倍元首相に対する考え方の世代間格差が発生していました。

 まさに次世代を担う若者のために、中韓になんぞ「二度と謝罪しない」と釘を打った「初の戦後生まれの首相」は、大東亜戦争終結によって「日本はよくなった」と信じたい何でも「お国に騙された」で片づける高齢者層には嫌われたようです。

 しかし、そんな彼らの命もせいぜい後長くて二十年。若者はこれから六十年も七十年も生き続けます。

 その彼らが過激派の妨害行動にもめげず献花に訪れ、平日ゆえに参列できなかった者は、静かに心の中で祈りました。二万人という目に見える人数だけでも、到底すべて国民の六割が反対していたとは思えません。

 翻って妨害行動に加わった過激派どもは、たったの三百人でした。これも参加できなかった活動家もいたでしょうが、それにしても「反対六割」を反映していたとはどうしても思えないのです。

 昨日の国葬儀で、弔砲と弔花によって本当に葬られたのは過激派どもであり、これを嬉嬉として大きく伝え続けた朝日新聞社ではなかったでしょうか。

 彼らが煽り続けた「加害者(暗殺の容疑者)はやむにやまれず」「被害者(安倍元首相)はやられて当然」という異常な報道は、東京都港区の在日米国大使館に手製の火薬を投げつけようとして八月八日に警視庁公安部に逮捕された「第二の山上」を生みました。

 また、朝日が追い続けた「山上」の映画は、日本赤軍の元構成員として国家を否定し続けながら生活保護受給者の足立正生氏が演出し、やはり共産主義者同盟(ブント)の元構成員にして未だ極左思想を捨てきれない(ライブハウス経営の)ロフトプロジェクトの平野悠氏が製作(資金提供)しました。

 鹿児島県内の上映予定館がこれを中止しましたが、国葬儀当日に、しかも無理矢理の嫌がらせが目的のため未完成のまま公開されるという異常行動に、朝日は何の批判も加えません。

 極めて保守的思想の映画が上映される自由と共に、危険思想とはいえ極左的思想の映画が上映されるのも自由です。よって上映中止に追い込むような過激な行為は、決して褒められたものではありませんが、批判する自由はあります。

 だからこそ私は、この企画自体と公開形態を批判したのですが、彼らにさんざん揶揄され続けた安倍元首相の国葬儀は、かくのごとく深い意義を持って幕を閉じたのです。

 ここで話を最初に戻しますと、菅前首相がわざわざ(安倍元首相が読みかけていた一冊を例示し)取り上げた山縣有朋元首相の「詠」は、満洲国にて暗殺された伊藤博文元首相を想って詠んだものですが、実は伊藤元首相と山縣元首相は、それこそ基本的政策で対立していました。

 何やら私には、菅前首相が「詠むけれど、安倍元首相と思想や政策は違います」と自ら暗喩したような……。

スポンサードリンク

国葬儀妨害と中国の現状

皇紀2682年(令和4年)9月27日

 本日は、憲政史上最も長く在任しながら暗殺された安倍晋三元首相の国葬儀が、内閣府設置法に基づき執り行われます。改めて深い哀悼の意を表します。

 そんな中、中共の習近平国家主席が自宅軟禁の上、共産党人民解放軍による革命(クーデター)が起きた、という噂が世界中を駆け巡りました。

 これが事実なら「弔砲」も「祝砲」に変わるというものでしたが、残念ながらそれを裏づける証拠は何もありません。最近、共産党幹部の裁判が続き、有罪判決も出ているため、表立って習主席への批判が出ていることから、このような噂が立ったのでしょう。

 安倍元首相が七月末に台湾を訪問する予定だったところを、中共が北朝鮮工作員まで使って「何としても阻止せよ」との指令を出した話は以前にもしましたが、習主席体制がピリピリしているのは確かです。

 そして、安倍元首相は同月八日、暗殺されてしまいました。訪台が阻止されたのです。

 よって安倍元首相の国葬儀は、中朝の指令に従ってきた対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)の過激派から蛇蝎のごとく嫌がられ、決して歓迎されません。これも「何が何でも妨害する」という既定路線です。

 暗殺直後の国葬儀決定に半数以上の国民が賛成していた「日本人らしい」状況は、彼らの妨害工作によってまんまと塗り替えられていき、諸外国在日公館にまで行き渡って、最大公約数的日本人の感覚からほど遠い「えげつない妨害」が繰り広げられています。

 過激派の活動家たちは、国葬儀に於ける黙禱の瞬間に「とにかく音を鳴らして妨害せよ」などと呼びかけ、千葉県松戸市では、市長宛てに「国葬儀を中止しなければ市内の女子小学生五百十四人を誘拐し、危害を加える」「その現場を見た者は、密輸した銃で射殺する」などと送りつけました。

 なぜ(行事決定した内閣ではなく)松戸市長に国葬儀を中止させるのでしょうか。全く意味が分かりません。

 子供の身体・安全・生命を脅迫材料に用いる手口は、あまりにも常軌を逸しています。これが国葬儀に反対するよう私たちの頭の中にまで手を突っ込んできた過激派の正体です。

 警視庁、警察庁が全力を挙げてこうした事態と対峙しており、特に日本武道館周辺警備に当たる警察官諸兄には、衷心より感謝申し上げます。

 出来るだけ静かにその時を迎え、安倍元首相の政策に対する数数の批判を改めるようなこともせず、国葬儀の一日を終えたいと思います。

鳩山、川勝、奥野バカ祭り

皇紀2682年(令和4年)9月26日

 わが国の憲政史からその首相在任歴を抹消すべき立憲民主党の鳩山由紀夫氏が、韓国南西部・全羅北道井邑市で開かれた講演で、日韓関係について「日本が『無限責任』の姿勢を持てば問題解決は可能」などと吐き散らしたことが問題になっています。

 鳩山氏の対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)は、これまでにもたびたび問題視されてきましたが、日本人だから日本人に「(自己批判の度を越した)ヘイト」を吐いても許されるというわけではありません。

 まして海外でわざわざ憎悪感情を煽る行為は、厳しく非難されるものです。日韓関係が何度も悪化するのは、都度に表れるこうした鳩山氏のような言動こそが原因であり、これを喜ぶのは中共と北朝鮮にほかなりません。

 外交に於いて「無限責任」などという概念を持ち出せば人類は、異人種相互の歴史的何らかの憎悪を断ち切れず、何度でも戦争を繰り返すことになります。過去に併合条約を締結した日韓の未来に戦争をもたらしたいのか、これほど好戦的言動はありません。

 鳩山氏は間違いなく、中共・共産党との連携の上でこうした言動を繰り返しています。まさしく「中共の犬」です。いや、伝書鳩か。

 頭がとち狂っているとしか思えないのですが、もはや「病院行き」なのが静岡県の川勝平太知事です。

 十三日記事でも触れた東海旅客鉄道(JR東海)に対する執拗を極めた嫌がらせで工事が頓挫したリニアモーターカーの開業について、その遅れを何度も神奈川県のせいにする「記憶障害」は、もう本当に病院へ行くことをお勧めします。

 だから前の知事選挙で「川勝氏を当選させては駄目」と警告しました。この輩もまた、リニアモーターカーの開発を目指す中共のために、わが国の開業を妨害したのではないかとの疑いもあります。

 先日来の台風接近により静岡市清水区で続く断水に、なぜか川勝知事が自衛隊に給水支援の出動要請をしないのも、根っからの対日ヘイト根性からくるものに違いありません。

 八年前、御殿場市が豪雪にあえいだ際も、市長が川勝知事に自衛隊要請を何度も打診したにもかかわらず「それほどの被害ではない」などと払いのけました。結果、市民が何日もかけて除雪にあたり、酷い目に遭わされたのです。

 なのに川勝氏をまたも知事に当選させてしまったことが、同種の悲劇を再現しています。

 安倍晋三元首相の国葬儀を妨害する過激派から「国葬儀のせいで自衛隊が出ない」などと、出鱈目な発信がされていますが、川勝知事が頑なに要請しないことが原因です。抗議なら静岡県庁にしなさい。そもそも君たちも自衛隊が大嫌いなくせに。

RIZINの榊原信行CEO、ごぼうの党代表のメイウェザーへの花束投げ捨てを謝罪「日本人の恥をさらすことになった」

格闘技興行「超(スーパー)RIZIN」が25日、さいたまスーパーアリーナで行われた。メインイベントで、ボクシングルールのエキシビションマッチに出場したプロボクシ…

(サンケイスポーツ|産經新聞社)

 さて、何と申しても昨日、最も「日本の恥」を世界に晒したのが「ごぼうの党」とかいう政治団体の奥野卓志代表です。

 芸能界人脈が頼りの怪しい男を報道各社が持ち上げ、先の参議院議員選挙では、公示前に何度も扱われながら一議席も獲れなかったのが不幸中の幸いといったところでしょうか。

 一方で、他人の私生活を暴露するしか能がない類いを当選させてしまったことから、ともすればこの「恥」も、私たちの手で議員にしてしまっていたかもしれません。

 少なくとも政治活動をする者が、四百二十万円の電子券購入特典として格闘技のリングに上がり、他国からの招待選手を著しく侮辱する行為をもって、その政治活動生命は終了したと考えるべきです。「品性下劣」どころではありません。

 米国のフロイド・メイウェザー選手(ボクシング元五階級制覇王者)の紳士的態度で事なきを得たとはいえ、奥野氏はまず、彼に謝罪すべきです。私たち国民への政治団体代表としての弁明は、その後で結構です。

 立民やれいわ新選組らの「わめくだけの政治」を見慣れてしまった私たち国民の「民度」が、かくも低落しています。これが「やつら」の狙いです。

 本日記事で挙げた連中は、もはや「日本人ではない」と思って自らを律しなければ、孟子の血脈が文化大革命で絶えた中共のごとく、水は低きに流れ、人は易きに流れるのです。

中核派の妨害デモは犯罪だ

皇紀2682年(令和4年)9月25日

台湾に安倍元首相の等身大銅像 24日に除幕式

【台北=矢板明夫】台湾南部の高雄市にある廟(びょう)「紅毛港保安堂」に、日台親善を推進した安倍晋三元首相の功績をたたえ、等身大の銅像が建てられた。24日に除幕式…

(産經新聞社)

 暗殺された安倍晋三元首相の国葬儀を二十七日に控え、極左暴力集団の過激な妨害行動が佳境に差し掛かっています。

 わが国にありながら対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)を繰り返してきた日本教職員組合(日教組)や各労働組合の暴徒に加え、中核派の破壊活動家(テロリスト)が主導していることも明白になりました。

 ここでも令和元年六月四日記事や、同二年三月十二日記事で扱った渋谷暴動事件の大坂正明被告について「無罪」と掲げる幟を手に行進する中核派テロリストが、妨害デモを伝える報道写真に写っていたのです。

 わずか二十一歳の機動隊員を判別不能になるまで焼き殺したテロリストが全く無罪のはずなどありません。

 安倍元首相が暗殺されて数日のうちから、わが国の左傾化を主導してきた(中道左派の産經新聞社以外すべての)報道各社は、岸田内閣が決定した国葬儀に反旗を翻し続け、普段はしない「きめ細やかな仕事=世論調査を文字通り小刻みに」繰り返して、とうとう半数以上の国民世論を国葬儀反対へと誘導・操作してみせました。

 この有り様に呆れた国民からは、反対派・妨害派を極左暴力集団と結びつける指摘をしてきましたが、誘導されたらしい人びとが「ならば国民の半数が極左暴力集団なのか」などと莫迦丸出しの反論に留まるのも、テロリストどもにまんまと操作されたと気づいたバツの悪さからでしょうか。大東亜戦争を「お国に騙された」で片づけた日本人の悪癖です。

 殺人と破壊の限りを尽くしてきた凶悪犯罪集団に、極論のようですが本来言論・表現・集会の自由は許されていません。周知の事実として犯罪は自由ではないからです。

 わが国の法治は、何度陳情してもスパイ防止法を議論できない立法と共に、この点に於いて極めて甘いと申さざるをえません。現に中核派や革マル派が未だにデモを挙行しています。

 韓国の朴槿恵元大統領を引きずりおろそうとした北朝鮮工作員主導の(文在寅工作員を大統領にするための)デモに、JR総連ら中核派と連携するテロリストどもが渡航・潜入していたことも、まさにわが国の恥と申すほかないのです。

 自分たちは「極左暴力集団のレッテルを貼るな」などとわめき散らすくせに、安倍元首相の国葬儀に同意・賛成する国民を「統一教会(世界平和統一家庭連合)信者」「壺仲間」などと決めつける頭の悪さには、なるほど世論操作の容易を示す対象だと妙に納得させられます。要するに「チョロい」のです。

 さて、台湾南部・高尾市の紅毛港保安堂に建立された安倍元首相の銅像も、今後こうしたテロリストどもに何をされるか分かりません。

 私は個人崇拝を好みませんが、国葬儀にも同意しましたし、わざわざ建立してくれた台湾高尾の方がたに衷心より感謝申し上げます。

日韓スワップ狙いだったか

皇紀2682年(令和4年)9月24日

 日本銀行は二十二日、約二十四年ぶりに円買い・ドル売りの為替介入に踏み切りました。為替介入自体も約十一年ぶりで、それは当然、1ドル75円という円高地獄の「最凶期」に円売り・ドル買いしたものです。

 為替介入は、共に国際決済通貨である円(日本)とドル(米国)の「協調介入」でなければ、期待する効果がほとんど得られません。

 よって為替操作のそしりを免れるべく、慎重に行われます。私たちは、円買い・ドル売りが「二十四年ぶり」であることに注目しなければならないのです。

 二十四年前は、まさに中共経済への危険な依存を日米が強めた中で起きた円高解消に、わが国がみっともなく慌て、米国も物価下落にあえいで日銀によるドル売りを歓迎しました。

 ほんの十一年前にも異常な円高を極め、ドル買いに奔ったことを思えば、二十四年前の「瞬間的円高解消」にわが国が慌てたほど、平成の内需委縮で延延と円高が続いてきたのです。

 それはまるで、拉致された人が犯人に依存(円高慣れ)し、急に犯人に解放されて不安になる(円安に慌てる)ようなもので、金融のストックホルム症候群とでも申しましょうか。異常な円高を脱した(お家に帰れる)なら、本来は歓迎すべきです。

 にもかかわらず「円安だ」「困った」と頭を抱えているわが国の現状については、何度も申してきた通り何から何まで輸入に頼り、内需回復策も講じずに給与下落を放置したまま外的要因による物価上昇(最悪のスタグフレーション)を引き起こしているからにほかなりません。

 今回の為替介入は、日米協調ではありませんでした。米財務省は、日銀に理解を示しましたし、そのように根回しぐらいはしたようですが、今回の介入にほぼ効果はないと申しておきます。

 なぜなら、岸田文雄首相が前出の根本原因に全くメスを入れないからです。安倍晋三元首相の経済政策(アベノミクス)が失敗したのも、日銀の量的金融緩和を先行させ、それだけに終わったからで、政府は日銀の金融政策に頼りながら財務省の財政政策に引きずられています。

 日銀がアクセルを踏み、財務省がしつこくブレーキを踏み続けるせいで、一向に問題が解決しません。どちらの道を行くかも判断しない運転手(岸田首相)がまるで意識混濁でハンドルを握っているようなもので、まさに「免許証返納もの」です。

 そのような岸田首相が相手でも、どうしても「会ってほしい」と懇願した韓国の尹錫悦大統領が本当にわが国に頼みたいことは、日韓通貨交換(スワップ)の再開でしょう。

日韓通貨スワップ、麻生大臣「話にならぬ!」 / 財政金融委員会 音喜多駿

麻生太郎財務相「向こうの財務大臣に『大丈夫かと、カネ回んなくなるだろうが?』って言ったら『いや大丈夫だ』と、『あーそう?』って言ってほっといたら、何か困った様な顔になって来たんですけど、もう一回だけ『ゆーて大丈夫か』って?言ったら『そっちが借りてくれと言えば、借りてやらないこともない』とぬかしたもんですから、ふざけるなと思って、そのまま席を立って『ハイ、サイナラ』。それが最後です…

(YOUTUBE)

 しかし、わが国の一貫した立場は、かつて参議院財務金融委員会で麻生太郎副首相兼財務相が答弁したことに尽きます。尹大統領は、岸田首相のあまりにも冷たい態度に、望みがないことを思い知ったでしょう。

 米韓通貨交換の検討が始まりますが、これもどうなりますか。韓国のように国際決済通貨を持たず、政府資産もなく経済が崩壊を始めれば、たちまち財政破綻を起こして終了します。

 わが国は、賭博師たちの瞬間的円売りが始まろうとも世界一の債権国(カネを借りているのではなく貸してやっている国)にして莫大な政府資産を保有しており、国債によって国家を運営できる国です。

 円高解消局面の好機を迎えているという認識に立って、内需回復に邁進し、国力を強化することこそ国家安全保障の基本であると心得てほしい。