国葬儀妨害と中国の現状

皇紀2682年(令和4年)9月27日

 本日は、憲政史上最も長く在任しながら暗殺された安倍晋三元首相の国葬儀が、内閣府設置法に基づき執り行われます。改めて深い哀悼の意を表します。

 そんな中、中共の習近平国家主席が自宅軟禁の上、共産党人民解放軍による革命(クーデター)が起きた、という噂が世界中を駆け巡りました。

 これが事実なら「弔砲」も「祝砲」に変わるというものでしたが、残念ながらそれを裏づける証拠は何もありません。最近、共産党幹部の裁判が続き、有罪判決も出ているため、表立って習主席への批判が出ていることから、このような噂が立ったのでしょう。

 安倍元首相が七月末に台湾を訪問する予定だったところを、中共が北朝鮮工作員まで使って「何としても阻止せよ」との指令を出した話は以前にもしましたが、習主席体制がピリピリしているのは確かです。

 そして、安倍元首相は同月八日、暗殺されてしまいました。訪台が阻止されたのです。

 よって安倍元首相の国葬儀は、中朝の指令に従ってきた対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)の過激派から蛇蝎のごとく嫌がられ、決して歓迎されません。これも「何が何でも妨害する」という既定路線です。

 暗殺直後の国葬儀決定に半数以上の国民が賛成していた「日本人らしい」状況は、彼らの妨害工作によってまんまと塗り替えられていき、諸外国在日公館にまで行き渡って、最大公約数的日本人の感覚からほど遠い「えげつない妨害」が繰り広げられています。

 過激派の活動家たちは、国葬儀に於ける黙禱の瞬間に「とにかく音を鳴らして妨害せよ」などと呼びかけ、千葉県松戸市では、市長宛てに「国葬儀を中止しなければ市内の女子小学生五百十四人を誘拐し、危害を加える」「その現場を見た者は、密輸した銃で射殺する」などと送りつけました。

 なぜ(行事決定した内閣ではなく)松戸市長に国葬儀を中止させるのでしょうか。全く意味が分かりません。

 子供の身体・安全・生命を脅迫材料に用いる手口は、あまりにも常軌を逸しています。これが国葬儀に反対するよう私たちの頭の中にまで手を突っ込んできた過激派の正体です。

 警視庁、警察庁が全力を挙げてこうした事態と対峙しており、特に日本武道館周辺警備に当たる警察官諸兄には、衷心より感謝申し上げます。

 出来るだけ静かにその時を迎え、安倍元首相の政策に対する数数の批判を改めるようなこともせず、国葬儀の一日を終えたいと思います。

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