皇紀2678年(平成30年)7月15日
迷走「クールジャパン」 相次ぐプロジェクト失敗でムダ金に – FNN.jpプライムオンライン

伊藤聖 アベノミクスの1つ「クールジャパン」が死屍累々 マレーシアの百貨店は1年半で“撤退” 映画会社に22億円出資も製作ゼロ 「クールジャパン」。日本の文化やポップカルチャーなど、外国人がクール(
(FNN.jpプライムオンライン)
ここでは以前から「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」の出鱈目と、ではどうすればよいかを申してきましたが、一向に改善される気配もなく、それを追及すれば「株式会社になっちゃってるんで」「あれは官邸の今井さんが」などのくだらない言い訳ばかりを聞かされます。すなわち「利権」を生み落としただけだったのです。
フジテレビがこれを追及したのは意外でしたが、取り上げられた二件のうち、マレーシア(馬国)の首都クアラ・ルンプール(KL)の案件は、もともと繁華街ブキッ・ビンタン(星ケ丘)にあるショッピングモール「LOT10」に伊勢丹は出店しており(KL伊勢丹LOT10店)、それをわざわざ新装開店させて盛大に失敗しました。
フジの取材記事に氏名こそ伏せられつつもある通りクールジャパンの太田伸之社長と、三越伊勢丹の大西洋前社長の親密な関係だけで発足された共同出資の子会社は、その顛末から考えて当初からもはや「税金泥棒」を企んでいたのではないかとさえ思えます。
クールジャパンのみならず私はこれまで何度も伊勢丹も批判してきましたが、大西前社長の後継がまた伊勢丹閥から出たのは、彼らの経営手腕から考えて全くありえません。「伊勢丹バイヤー」の致命的なまでのセンスのなさと、外商ですら一人一人の客をまるで分析できない商品の売り込み方は、遠く三越の手腕に及ばないのです。
そして、フジが取り上げていないもう一つのクールジャパンの顛末を追及するならば、タイ(泰王国)の例は欠かせません。アニメやゲームといった「日本について勘違いさせかねないコンテンツ」をテーマにした「クリエイティヴ・カフェ『Hiyori Tokyo Bar』」があるのは、何と首都バンコクの都心から約二十kmも離れたノンタブリー県内であり、かといって「ど田舎」では決してありませんが、泰国人に売り込むなら例えばそれこそ伊勢丹が出店しているエリア(ラーチャダムリや、或いはサヤームセンター周辺)でなければ「最先端」感をアピールできないのです。
現に当初の事業目標をはるかに下回る惨憺たる有り様で、華華しい(?)開店から二か月時点の来場者数は、一万五千人の目標に対してたったの百八十三人でした。当たり前です。泰国人の国民性を知っていれば誰もノンタブリーに日本文化喧伝施設を造ろうなどというはずがありません。
これも、当初から血税投入を当て込んだだけの出鱈目商売だったのではないか、と。
かくもくだらないことに政府が一件当たり何十億円も出資し、まんまとインチキ企業に持っていかれる(株式を売却される)のですから、クールジャパン利権だけが残り、あとには何もありません。わが国の災害対策(社会基盤再整備)などに使われるべきお金が、盗人どもの企みでごっそりやられただけなのです。
これでも消費税率を引き上げる気なのでしょうか。だとすれば正気の沙汰ではありませんし、私たちは真面目にこの点を追及すべきです。
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皇紀2678年(平成30年)7月14日
今月二日に亡くなられた落語家の桂歌丸さん。改めて衷心よりお悔やみを申し上げます。あれよあれよという間に平成三十年七月豪雨(西日本大水害)が発生し、申しそびれておりました。
私は、落語にせよ音楽にせよ古典の面白さを父方の祖父から教えられました。そうして始めたのがヴァイオリンだったわけですが、落語を自ら習うことはなかったものの江戸落語では、平成十五年六月に亡くなった五代目春風亭柳昇さんのファンでした。これも完全に祖父の影響です。
祖父はよく私に「よいものを知っておかなければならない」といい、たびたび「これを聞いてみろ」といっていろんなものを私に伝えてくれます。そんな祖父もずいぶん耳が遠くなりましたが、未だほとんど関西弁を話さないせいか上方落語(私は亡くなった桂米朝さんと桂枝雀さんのファンでした)よりも江戸落語のほうが好きなようで、(日本テレビ系「笑点」の大喜利はともかく)やはり気品ある落語をされていた歌丸さんご逝去の報に触れ、子供のころの祖父とのことを思い出した次第です。
【阿比留瑠比の極言御免】日朝正常化議連の怪

約10年ぶりに活動を再開した超党派の日朝国交正常化推進議員連盟(衛藤征士郎会長)が、どうにも怪しい。会合に招いた講師の顔ぶれから、尋常ではない。6月21日の会合…
(産経ニュース)
さて、一気に話がきな臭くなります。十二日に開催予定だった米朝実務協議は、米国側が四時間も待ちぼうけを喰らい、北朝鮮側は連絡もなく姿を見せないまま中止になりました。
この協議は、韓半島戦争(朝鮮戦争)に於ける米兵のご遺骨返還交渉でしたが、かつて一柱約三万ドルを支払ったとされる大間違いをやらかした米政府は、今度こそビタ一文払わないという姿勢で臨んだため、この対応だったのではないかとされています。
とはいえ外交上、北朝鮮のようなことをする「国」はほとんどありません。首脳が会談に遅刻してくることはたびたびありますが、事務レヴェルの会合で当局者が無連絡のまま来ないなど、世が世なら「宣戦布告」です。わが国は北朝鮮を国と認めていませんが、日朝国交正常化推進議員連盟は、北朝鮮を一体何だと思っているのでしょうか。
先月の米朝首脳会談以降、北朝鮮に対する制裁のたがが外れだしています。中共が従前のようにこっそりではなく堂堂と石油などの対朝輸出を始めており、さらに裏でも今なお瀬取り(洋上で船舶の積み荷を差し替える)の手口で石油精製品などを北朝鮮が手に入れているのです。
また、北朝鮮工作員だらけの韓国文在寅政権発足以来、南から北へどれだけのカネが流れたか分かったものではありません。何度も申しますがそれで北朝鮮が非核化するなど、決してありえないのです。
いわば米国が相手でもこの態度の北朝鮮に、現行憲法(占領憲法)を「憲法」だと思っているようなわが国が勝てるはずはありません。その上で、日朝議連の再始動がいかに莫迦らしくて危険なものか、私たちが注視することでおかしなほうへ話が転げ堕ちないようにしましょう。
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皇紀2678年(平成30年)7月13日
トランプ氏、防衛費2%「直ちに払え」 NATO共同宣言直後にツイッター

【ブリュッセル=宮下日出男】北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議出席のため、ブリュッセルを訪問中のトランプ米大統領は11日、NATOが国内総生産(GDP)比2…
(産経ニュース)
ここまで来ますと米国のドナルド・トランプ大統領も独国のアンゲラ・メルケル首相(東独出身)も、露国のスパイに見えてきました。案外真相はそうなのかもしれない、と。
露国のウラジーミル・プーチン大統領は、二度と祖国がユダヤ・マネーの介入で汚されないよう(露共産主義革命の正体は、結局ユダヤ人による露帝国破壊でしたから)強権をふるい続けてきたわけですが、トランプ大統領がユダヤ・マネーにまみれていることは承知の上で、米国がどうなろうとプーチン大統領の知ったことでは当然ありませんし、イスラエルとの密着ぶりを見下ろしながら米国が疲弊するのを楽しみにしているのかもしれません。
一方、中共との間で始まった「貿易戦争」も、プーチン大統領から見れば米中の共倒れを狙ってのことかもしれず、現状ではどう考えても中共の習近平国家主席の分が悪いです(米中の輸出入額から考えて、このまま報復関税をかけ合えば確実に中共が先に倒れる)から、トランプ大統領に仕掛けさせたようにも見えます。
いえ、これは単なる仮説です。そう見ればそう見えるという話で、現に韓国では、北朝鮮工作員の文在寅氏が大統領になりましたから、全くない話ではありません。
或いは、米中の貿易戦争から「漁夫の利」を得る戦略がわが国にあるかという提起です。現行憲法(占領憲法)のままではどうにもなりません。
プーチン大統領が安倍晋三首相との会談を重ねながら、領土問題を含む日露講和(大東亜戦争終結の平和条約締結)を棚に上げたままにするのも、占領憲法をどうにかする気があるようでない安倍首相に見切りをつけ、トランプ大統領に「飼育」させることにしたからではないか、と。
私たちにしてみれば「何と屈辱的」な話ですが、占領憲法を「憲法」と信じ込んでいるほうも悪いのです。
プーチン大統領がトランプ政権の誕生を望んだ理由や、途中から講和保留へ大きく舵を切った理由がこれで説明できてしまうかもしれないとすれば、どうでしょうか。つまり、国際外交はさまざまな可能性を想定し、相手を疑いながら進めないと得られるものを逃すのであり、わが国に致命的に欠けている思考回路だということを申しているのです。
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皇紀2678年(平成30年)7月12日
土砂の袋を運ぶ高校生:時事ドットコム

道路に流れ出た土砂を詰めた袋を自衛隊のトラックに載せる地元の高校生ら=11日午後、広島市安芸区
(時事ドットコム)
平成三十年七月豪雨(西日本大水害)対策をだしに与党を叩くことしか考えていない野党議員や、これを自公連立政権支持に利用することしか考えない与党議員は、被災地で自衛隊員たちと汗をかく地元の高校生たちの姿をよく見るがいい。
私を含め、いかに「理屈・論争よりも実践」かを思い知ります。
ここでさまざまなことを申してきましたが、私は彼らに敵いません。会社を休めない、まだ病気が治っていない、といった理由ももはやただの言い訳に思えてきました。
とはいえ人にはそれぞれの人の身の丈があり、たとえ被災地に駆けつけられなくてもできることはあります。自治体や企業が食べ物や夏用の服など救援物資を被災された方がたに届け始めました。一方、現状で最も信頼できる日本赤十字社の義援金募集を再掲しておきます。
日本赤十字社 平成30年7月豪雨災害義援金
自宅の一階が浸水してしまった場合、そのままでは次は地震に怯えて暮らすことになります。当然床を剥がし、一部で壁も剥がし、水に浸かった柱などをどうにかしなければなりませんが、そこで目の前が真っ暗になるとしたらお金の問題なのです。これも理屈ではなく、私の活動でさえこの問題にこれまで何度もぶつかってきました。
お金の目処さえ立てば、ほんの少しは気持ちを前に進められるはずです。先人たちから受け継いだこの日本列島を、次の世代ががんばって守ろうとしています。四の五のいっていないで私たち日本国民同士が相和、相信じ、博愛を彼らのためにも及ぼそうではありませんか。
特に放送報道各社は、先に北海道の石狩川が氾濫し、旭川市などで住宅浸水の被害が出ていることをほとんど取り上げていません。昨日記事で申したように政治家だけではない報道権力の出鱈目ぶりは深刻で、被災地の高校生たちさえも彼らの「視聴率(=カネ)の道具」にされかねません。
そして、最も国民の安全を捨てる行為を票とカネにかえようとした出鱈目な連中が旧民主党(現在の立憲民主党や国民民主党ら)です。
日を置いて発生した広島県安芸郡府中町の災害を見ても分かる通り、もし上流に複数設置されていた砂防ダムがなかったらさらにどうなっていたかということであり、岡山県倉敷市真備町の大惨事に至っては、高梁川と小田川の合流地点をつけ替える治水工事が旧民主党の「事業仕分け」で捨てられ、既に四年前着工予定だったものが遅れたことによる人災と申して過言ではありません。
すなわち蓮舫現立憲民主党副代表らは、「コンクリートから人殺しへ」をやって称賛を浴びようとし、またこれを称賛した莫迦がいたという話です。自然を甘く見て、備えることをしない「現世個人の理性至上主義(津波なんぞ走って逃げれば助かる、百年に一度なんぞいつ来るか分からない)という左翼思想」が災害を拡大させます。
敢えて申せば、その辺の者が左翼に染まって勝手に被災死するのは自由と権利の行使でしょうが、政治家や報道記者がこれに染まる、或いは染まった者がそれらの職に就くというのは、私たち国民に向かって「走って逃げろ。おまえらに回すカネはない。逃げきれなかったら死ねば?」「百年に一度が来たら、ま、その時は死になさいよ。あたしゃ権力の中枢で守られて生き残るがね」と吐き捨てることにほかならないのです。
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皇紀2678年(平成30年)7月11日
三日記事で取り上げたタイ(泰王国)チェン・ライ県のタム・ルアン洞窟に閉じ込められていたサッカー少年十二人とコーチ一人の全員が十日、無事に救出されたと聞いて安心しました。ただ救出活動の最中、潜水中に泰王国海軍の元特殊部隊員の男性が亡くなられたのは、本当に無念でした。
一方のわが国では、平成三十年七月豪雨(西日本大水害)の影響が十日になっても止まらず、非常に強い勢力を保ったまま沖縄県宮古島や石垣島を台風八号が通過しました。
昨日記事でもついぞ申しましたが、まさかこんなことになるとは思ってもおらず、大雨が上がり一夜明けたばかりの広島県安芸郡府中町の皆さんも、よもや晴れてから川が氾濫し始めるとは思いもよらなかったに違いありません。
つくづく自然の力は、私たち現世個人なんぞの意思や心情、理性など遠く及ばないものだと痛感させられます。それでも「現世個人の理性を絶対のもの」とする傲慢な左翼思想こそが、災害を増幅させるのでしょう。
そんな中、パチンコ一掃とバーターにしなかった「大阪維新の会と自民党の狂騒曲法案(いわゆる「IR法案」)」などひねり潰してしまえばよいのですが、その国土交通委員会審議をめぐって維新以外の野党議員たちが「災害対策を優先しなくていいんですか」などととぼける姿に怒りを禁じえません。
と申しますのも、前出昨日記事でも取り上げましたように立憲民主党は、災害対応を開始した内閣に対して不信任決議案の提出を優先しようとしました。
それに委員会日程というのは、事前に与野党で話し合って決めるもので、何が何でも開くべきでない、つまり公明党(創価学会)の国土交通相を災害対応の陣頭指揮に当たらせるべきだと考えるなら、徹底的に委員会開催に抵抗すればよかったのです。そうもせず開催してから文句をいうのは、単に私たち国民向けの醜悪なパフォーマンスに過ぎません。「IRを通そうとする与党が開きたがった」という言い訳は通用しないのです。
豪雨前の赤坂自民亭「慎んだ方がよかった」自民・森山氏:朝日新聞デジタル

自民党の森山裕国会対策委員長は10日の記者会見で、記録的な大雨になる恐れがあると気象庁が発表した5日の夜、安倍晋三首相らが自民党議員の懇親会に出席したことについて「大雨や災害が予測される時は、できる…
(朝日新聞デジタル)
また、赤坂議員宿舎(東京都港区)で五日の木曜日に開かれたとされる自民党の定例懇親会(通称「赤坂自民亭」)に対する批判は、確かにその通りでもあるのですが、水不足すら心配される関東地方の人びとがその時点で西日本の大水害を予見できたかというと、大雨が降り始めたところの西日本各地の人びとですらほぼ予想だにしていませんでした。本格的に「まずい」と感じたのは、翌日の六日金曜日です。
よって立憲民主党も五日、辻元清美国会対策委員長(大阪十区)の「筆頭部下」に当たる手塚仁雄国対筆頭副委員長(東京五区)の「政治活動二十五周年感謝の集い」を予定通り憲政記念館(東京都千代田区)で開き、枝野幸男代表や蓮舫副代表らも駆けつけて宴席を開いています。
東京都内の報道各社も、涼しい顔で彼らを批判できるでしょうか。都内の災害には大騒ぎをするくせに、いわば都民以外の圧倒的多数の国民にとって関係がないと申してしまえばそれまでのことにも大声を出しながら、地方の災害はどこか他人事です。
象徴的だったのは東日本大震災発生時、日本テレビ系の情報番組「ミヤネ屋」が製作は讀賣テレビ(大阪市中央区)であるがゆえに、さかんに司会者が「大阪も揺れています」を繰り返し、東日本の様子を伝えるどころではなかったのと同じことを、東京キー局は日常的にやらかしています。
日本赤十字社 平成30年7月豪雨災害義援金
これが現行憲法(占領憲法)に浸りきった私たちの情けない姿なのかもしれません。昨日も申しましたように占領憲法では被災地復興ができません。いずれにしても占領憲法信奉の政治家たちは、全く頼りにならないのです。私たちが共助の精神でもって被災された方がたを支援しましょう。
分類:亜州・太平洋関連, 日本関連 | コメント3件 »