「林の微笑」世に伝わる
三宅一生氏が亡くなられたかと思いきや、森英恵女史も亡くなられました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
彼らは、私から見てまだ「大先輩世代」ですからそれほどでもありませんが、自分と同じ世代の訃報が相次ぎますと、なぜか人は気力を減衰させていくようです。不思議なものですが、やはり心のどこかで「自分もそろそろ」「いよいよ駄目かも」と思うのでしょう。
そのようなことは決してありませんから、どうか皆さん、末永くお元気で。
そういえば映画『U・ボート』や『エアフォース・ワン』などで知られる独国出身のウォルフガング・ペーターゼン監督も亡くなられました。
ほかにも子供の頃に見た『ネヴァーエンディング・ストーリー』や、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)とは大違いの「本当に怖い(一類)感染症の恐怖」を扱った『アウトブレイク』などもあり、好きな映画監督のお一人でした。お悔やみ申し上げます。
さて、蘭国出身のポール・ヴァーホーヴェン監督の映画に『氷の微笑』がありましたが、この邦題はうまいと思ったものです。原題は『Basic Instinct(基本的本能)』ですから、これではわが国で興行的成功を収められません。
そのまさに「氷の微笑」といえる「人の心など失った政治家の冷たく、気味の悪い笑み」を、暗殺された安倍晋三元首相が亡くなったという連絡を受け浮かべた林芳正外相の話を、七月十四日記事で申しました。
それがとうとう週刊誌報道ではありますが世に出たようです。ひょっとすると林外相の穢れた微笑を「目撃した」と私に話してくれた外務省職員は、各紙政治部記者も聞いたというのと同じ人かもしれません笑。
また最近、讀賣新聞社の取材に「涙が止まらなかった」などと嘘をついた西村康稔経済産業相を始め、清和政策研究会(清和会・安倍派)の中で、自分のことしか考えずにウロウロしただけの輩もいました。
因みに、林外相は昨日、武漢ウイルスで「まだ騒いでくれる阿呆な日本」にまだ何か要求しにのこのこやってきたビル・ゲイツ氏なんぞと面会し、珍騒動前に授与するはずだった旭日大綬章を手渡しています。これに大綬章を与えること自体、決めたわが国政府の愚かさに開いた口が塞がりません。
大東亜戦争時、日本各地への大規模空襲(日本人大虐殺)が非人道的と知りつつも指揮し続けたカーティス・ルメイ元少佐に旧勲一等旭日大綬章を授与した政府ですから、何度でも国民が犠牲になってよいということなのでしょう。
これぞ「地獄絵図」という二人の写真等は、どうかよそでご覧ください。