皇紀2674年(平成26年)10月29日
http://www.sankei.com/economy/news/141024/ecn141024……
▲産經新聞:中国の住宅下落さらに加速 9月は70都市中69都市で
中共共産党によるいわゆる「官製バブル」が崩壊し、韓国も金融機関の出鱈目がつぎつぎに発覚しており、たとえ私たちが「中韓なんか関係ない」と強がってみたところで、少なくとも中共経済の破綻は、わが国を含む先進諸国に与える悪影響が少なくありません。
二十六日の講演後の質疑応答では、その理由について不確定要素が多すぎて、ただ「分からない」としか申しませんでしたが、安倍晋三首相はほぼ間違いなく、小渕優子前経済産業相のおかしな政治資金収支報告書の件を、任命前からご存知でした。
ということは、十月十九日記事で示唆した「『将来の首相候補』とまで言われてきた彼女の芽を潰しておくための(身を切って膿を出す)中共への反撃」という可能性もありますが、内閣改造後の本当の「リスク・マネジメント」は、必ず一旦下がる内閣支持率を回復させられるか、ということに尽きるでしょう。
例えば、小渕前経産相の「ワイン」疑惑をいわば「告発」したのは、群馬県渋川市の自民党系元市議会議員で、中曽根康弘元首相のころからの「中曽根派」でした。安倍首相は、彼女が転落するのを知っていて任命したのです。
後任の宮沢洋一経産相も、官邸がさすがに知らない部分もあったでしょうが、「絶対に何もない」と言われていた上川陽子法相ほどの評判はありませんでした。宮沢経産相は、消費税率引き上げ推進派です。
どうにもおかしいのは、十月二十二日記事で指摘したのとは逆に、目下の改造人事の失敗に対し、財務省こそ「やられた」と感じているのではないでしょうか。誰に聞いたとは申せませんが、その節があるのです。
すなわち、安倍首相と菅義偉官房長官の頭の中には、消費税率の再引き上げを「予定通り」法改正して中止にすること、それによって支持率を回復できること、という二点があるでしょう。
今回の内閣改造は、財務省ら引き上げ圧力に対する安倍首相の「自爆テロ(なのに本人は無事)」だったかもしれないのです。
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皇紀2674年(平成26年)10月28日
http://www.afpbb.com/articles/-/3029776
▲AFP(仏通信社):北朝鮮、エボラ熱懸念で外国人観光客の入国を禁止
昨日記事で申した二大「ウイルス」のうちのエボラ出血熱について、二十六日の上京ついでの隠密活動で分かったことは、感染の疑いのある者が入国または再入国した場合、直ちに隔離してその有無を確認し、厚生労働省が未承認薬を投与する許可を医療機関に与えたまでであり、国立感染症研究所村山庁舎のバイオ・セーフティ・レヴェル(BSL)4の設備が稼動できていないため、血清の確保や完治の確認ができないのです。
そこへ飛び込んだ成田国際空港での騒動(二十七日午後)。初期段階ではウイルス量が少ないため、陰性との結果が出るかもしれませんが、恐らく当分隔離が続きます。
装備はあるが使えない。どこかで聞いたような話です。わが国のような体制で陽性と診断され、隔離されることは、ご本人にとって不幸でしょう。単なる発熱であることを祈ります。
やはりエボラの件で最初に述べたように、水際で収めるしかないのですが、これはかなり難しいと腹を括らなくてはなりません。北朝鮮のような対応は、いわば北朝鮮だからできるのです。
いや、ともすれば国内情勢が余りにも不安定で、エボラ出血熱にかこつけて不要不急の人の出入りをできるだけ抑えたいだけなのかもしれません。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141023/……
▲夕刊フジ(zakzak):韓国姑息…竹島に地震計設置、不法占拠正当化する宣伝工作
朝鮮半島に関連してもう一つ。島根県隠岐郡隠岐の島町竹島に、韓国の地質資源研究院が勝手に地震計を設置したという報道。確かに「姑息」なのですが、韓国の不法占拠に対処してこなかったから起きたことです。
わが国がいまだ占領憲法(日本国憲法)有効論をとっているがために、日米同盟の重要を証明できず米韓同盟に遠慮せずにはいられません。
その米韓同盟の終わりは近づいていますが、韓国はゆえに米国地震学連合(IRIS)のような組織との「学術的連携」をきっかけに、米国をひきつけて不法行為を開き直ろうとしているのです。
泥棒は必死に物を盗ろうとします。それに対して家主(日本)が鍵をかけたり防犯具を設置したりしないからこうなるので、私たちの竹島への意識のなさが政治をまったく動かさないのです。
韓国の一部有識者は、米韓同盟が事実上終われば日本が竹島を取り返しに来ると考えています。それは事実であり、そうすべきですが、その前に取り返そうではありませんか。
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皇紀2674年(平成26年)10月27日
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10093453740784633536……
▲ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル:カナダ議会乱射犯、シリア行き目指していた
加州連邦議会議事堂の外で二十三日、マイケル・ゼハフ=ビボー容疑者が兵士一人を射殺し、議会開会中の議事堂内に侵入しようとして射殺された事件は、驚きをもって全世界で報じられました。
最近では、まるで映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』や『ホワイトハウス・ダウン』さながら、米大統領官邸への不法侵入事件も相次いでいます。
目下の世界経済に悪影響をもたらし始めているのは、二つの「ウイルス」と言われており、それがエボラ出血熱と過激派組織「イスラム国」です。
姑息で刹那的な武装工作によって創出された問題で、欧米各国が自らの首を絞めるという点においては、これにウクライナ前政権転覆事件と、それに伴う露国のウラジーミル・プーチン大統領への不当な印象操作も挙げるべきでしょうが、イスラム国という組織がもたらす思想喧伝と、グローバリズムの正当化と新自由主義経済の蔓延による相乗効果は、計り知れない恐怖の連鎖を生み出しています。
わが国も他人事ではありません。加州での事件は、すべての国の国家安全保障を脅かす次元の話であり、「まぬけなこともあるもんだ」どころではないのです。
国会議事堂で今月十九日午後三時二十分ごろ、衆議院側の柵の隙間から男が侵入し、約九十分間も国会内を逃げ回られたという事件が起きていました。
問題は、国会法第百十四条(または衆議院規則第二百八条、参議院規則第二百十七条)などで定めるところの議院警察権であり、衛視が議事堂内、警察官が議事堂外と持ち場が決まっており、議会(立法)内に警察(行政)の捜査権を及ぼすには、議長の許可を得て国会の要請を必要とするのです。
実は、侵入した男を九十分間も逮捕できなかったのは、この手続きに手間取り、且つまた衆参各衛視の連携もなかったためにほかなりません。
国民のための経済政策ではなく、「地球市民(早い話が多国籍企業や投資家連中)」のための経済政策が美辞麗句を並べられ施行され、生まれた貧困層(月収約二十万円以下の私たち)が「ウイルス」に感染していく中、私たちの安全保障が瓦解し始めたことに、わが国はまったく対処できないでいます。
埼玉県川口市西青木の集合住宅では二十日未明、手製の砲弾が炸裂しましたが、いわば「極左活動全盛期」のころのように、このようなことが日常化してくるのです。
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皇紀2674年(平成26年)10月26日
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event/index.html……
▲日本橋髙島屋:特別展 天皇皇后両陛下の80年-信頼の絆をひろげて-
明日二十七日まで、東京都の日本橋髙島屋(中央区日本橋二丁目)八階ホールにて、天皇陛下と皇后陛下が揃って八十歳になられた傘寿の記念に、特別展が開催されています。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2014toku/shosoin/……
▲奈良国立博物館:天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回正倉院展
また、奈良国立博物館(奈良市登大路町)では十一月十二日まで、同じく両陛下の傘寿を記念した特別な正倉院展が始まりました。
さて、靖國神社から幾柱かの御霊を引きずりおろし、はこもの「追悼」施設建設の検討について、「天皇のご存命中に」などと吐き捨てた自民党の二階俊博総務会長なんぞというのが永田町におりましたが、あれの不透明極まる政治献金の疑獄事件発覚は、まだ?
http://nihonokokoro.blog21.fc2.com/blog-entry-75.html
▲日本の心を学ぶ会:第四十五回日本の心を学ぶ会
そして本日、文京区民センター3-D会議室(文京区本郷四丁目)にて、著述家で四宮政治文化研究所の四宮正貴代表と私、遠藤健太郎の講演があります。午後六時からです。皆様のお越しをお待ちしております。
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皇紀2674年(平成26年)10月25日
http://www.sankei.com/west/news/141024/wst141024……
▲産經新聞:70年の時を経て「堂々」初の艦隊帰還…「ガダルカナル戦没者遺骨」かつては飛行機の貨物室だった
大東亜戦争中のガダルカナル島での玉砕戦(対英米豪新)で、昨年夏以降に収容された百三十七人のご遺骨が二十四日午前、東京都中央区の晴海埠頭に帰還されました。
彼らを乗せてきたのは、産經新聞社記事に詳細を加えますと、海上自衛隊の練習艦「かしま」(直轄艦)をはじめとする練習艦隊です。
実は海自は、九月十九日から厚生労働省との協力でご遺骨収集帰還事業に参加していました。産經記事にもあるように、これまでのご遺骨は、飛行機の貨物室に乗せられてきたのですから、海自の艦艇が初めて乗せ帰ってきてくれたことは、感謝に絶えません。
その船首には、単に「3508(正確にはTV-3508)」としか書かれていませんが、大日本帝國海軍の戦艦「鹿島」から引き継がれた名を冠しています。
このような話をしますと、「戦争を美化している」などと批判する人がいますが、靖國神社のことと併せてよくお考えいただきたいのです。
敢えて申しますが、いわゆる「赤紙」一枚で戦場に行け、と国民に命じた政府の方針により、彼らは尊い犠牲を払われました。その彼らの犠牲に対してのみ、どうしてそう冷たくなれるでしょうか。
現世私たちは、辛かったに違いない先人たちに思いを寄せながら衷心より感謝申し上げ、現行政府は、政治家・官僚全員で頭を下げてしかるべきなのです。それを否定するなら、国民の生命を何だと思っているのか、と。
ですから、英霊を選別して合祀したままの靖國神社に問題があることを前提としても、先人たちの御霊に頭を下げようともしない、国民の生命を軽んじるような政治家や文化人らに、平和や人権を語らせてはいけないのです。
ご遺骨の帰還を特別に扱うのは、そうした私たち自身の歴史と正しく向き合う機会でもあります。隠蔽や捏造、歪曲によって修正された歴史しか知らない現世国民ばかりとなり果てた地に帰還された先人たちは、一体何を思われるでしょうか。
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