女性限定補助金というムダ

皇紀2674年(平成26年)8月6日

 本日は昭和二十年、米軍により廣島(広島)市に原子爆弾が投下され、人類史上初めて核兵器で一般市民が大虐殺された日です。私たちは、決してこの史実を忘れてはならず、どの国にももう核兵器を使わせないよう、あらゆる努力を排除しません。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140803/plc140803……
 ▲産經新聞:「女性限定補助金」初容認へ 政府、社会進出をバックアップ

 女性の扱いがあまりにも乱暴な安倍内閣の「自称・成長戦略」について、私は七月十七日記事三十日記事などで、掲げた政策が互いに矛盾した結果をもたらし、結局は何も(成長の現象が)起きないとして批判しました。

 何も起きないならまだしも、悪い結果を招く予兆すらあります。その一つが対象者を女性に限る補助金制度の施行です。

 何度でも申しますが、カネを配る政策によいものは一つもありません。支給にかかる行政費用と合わせれば二重の無駄であり、配るくらいなら「とらない(=減税、或いは控除拡大)」のが最善なのです。

 また、とりあえず名義を女性にしておくというような不正受給事件の原因にしかならず、政府が新しい犯罪の誘惑を私たち国民に提供しています。

 社会進出を望む女性の選択が尊重されることは当たり前ですが、この制度は、他国に対する「『取り組んでいます』の言い訳」であり、政府の言い訳に血税が無駄遣いされ、実のところほとんど女性のためにもならないのですから、皆さん、反対してください。

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神社の「反日」絵馬は撤去

皇紀2674年(平成26年)8月5日

 http://getnews.jp/archives/632238
 ▲ガジェット通信:「不適切な絵馬は撤去」 神田明神の告知に「よくやった!」の声

 神田明神(東京都千代田区、正式名称=神田神社)といえば、朝敵であり逆臣とされた平将門が祀られていることで知られ、この事実こそが「神道」のとてつもないところなのですが、盛大を極める神田祭を行う神社であり、映画化された荒俣宏氏の小説『帝都物語』の最も重要な舞台です。

 一般に報じられない事件の一つとして、今や神社の絵馬に、ハングル(韓国・朝鮮語の表音文字)で「独島(島根県竹島のことらしい)は韓国領だ」「チョッパリ(日本人の蔑称)は犬」「地震で死ね」「日本は沈没しろ」「軍国主義復活の夢など見るな」などと書かれたものが増え始めました。

 私たちの感覚では信じられないことですし、一部の過激な「反日」活動家でもない限り、わざわざわが国に書きに来ることもないでしょうが、神社という祭祀の国の要石に、このような絵馬を書き置く無知と申しますか、彼らの「嫌いな国」の文化に一旦とりあえず従ってしまっていることが、あまりに失笑ものではありませんか。

 ですから、靖國神社の鳥居に火をつけたり、落書きする犯罪とは違います。しかし、ともに韓国人が犯人であることは、残念でなりません。彼らは、神社の絵馬にまで「反日」を書くようになってしまったのです。いわば「祟り神」を祀る神田明神にこのようなことをして、ただで済むと思っているところも無知と申しますか……。

反自衛隊も反原発も同じ顔

皇紀2674年(平成26年)8月4日

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140731/plc140731……
 ▲産經新聞:またも「反対」絶叫の“プロ市民” オスプレイ配備候補地・佐賀ルポ 反原発と同じ顔ぶれ

 別に意外でも何でもありませんが、特定思想団体の動きは明解です。それらが複数の課題(この場合は「反オスプレイ」と「反原発」)を扱ってはいけないということもありません。

 私はオスプレイについて、すでに二年前の七月三十日記事で申すべきことは申しました。原子力発電についても、現行軽水炉型の将来にわたる継続使用を否定しており、思想の左右にとらわれない提言をしてきたつもりです。

 それより佐賀県の問題は、目下地方が抱えている問題そのものであり、空洞化した市街中心地や、作られた空港の運用失敗をどう解決するかこそが最重要でしょう。

 地方空港のほとんどは、災害発生時の救援活動なども視野にいれ、自衛隊との共用とすべきであり、地方の首長は、このことを躊躇してはいけません。

 産經新聞社は「防衛力を整備することが軍事的野心を封じ込める抑止力になるという基本的理解も欠落している」と指摘していますが、最も大切な私たちの命の問題(命を守ること)を軽視しているからこそ、彼らは防衛・防災の組織を「人殺し」と呼ぶのです。

自画自賛症候群は本当か?

皇紀2674年(平成26年)8月3日

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK20140730……
 ▲東京新聞:近ごろ日本を覆う「自画自賛」症候群は何の表れか

 近ごろの本屋には、「日本人はこんなにもすごい」という「自画自賛本」が平積みにされており、東京新聞社は、わが国から「奥ゆかしさ」や「謙虚さ」が姿を消しつつあるというのですが、果たして本当でしょうか。

 確かに、安倍晋三首相の『美しい国、日本』はその代表格のような本であり、外国人であるマンリオ・カデロ駐日サンマリノ大使までもが『だから日本は世界から尊敬される』(小学館新書)を出版しています。

 このような現象に対し、中韓の「成長(または増長)」に原因を求め、日本に余裕も自信もなくなったからだとする論調がありますが、それほど的外れな指摘はありません。私たち多くの国民は、私たちの命の源が枯渇しかかっていることにようやく気づき、大切なものを残そうとし始めたのです。

 例えるなら、アイヌ文化研究者の萱野茂元参議院議員(旧日本社会党)が、まさにアイヌ文化を残そうと決意したときのような状況であり、思想の左右を問わず、萱野氏の想いは、決して無理解な他者に揶揄されるべきものではありません。

 私たちは、あまりにも自分たちの国のことを知らなさ過ぎたのです。

大阪公募校長問題の背景

皇紀2674年(平成26年)8月2日

 http://www.asahi.com/articles/ASG7042Z5G70PTIL00P.html
 ▲朝日新聞:大阪市の公募校長2人を免職・減給 経歴詐称やトラブル

 教育に政治の介入を許した大阪市の橋下徹市長は、日本教職員組合(日教組)の増長をむしろ煽っているわけですが、昨年四月から公募採用された大阪市立小・中学校の校長のうち、すでに四人も問題を起こして途中退職になっています。

 採用過程にその原因がある上に、やはり政治の介入が露骨だとこうなるという典型であり、ゆえに政治的中立性を拒絶した日教組や全日本教職員組合(全教)による本来地方公務員法違反の政治活動を認めていてはいけません。

 ただ、これほどあからさまに公募校長だけが問題行動を密告され、発覚する背景には、やはり「日教組が自分たちの影響下にない公募校長を嫌悪して密かに張りつき、粗探しをして大騒ぎしている」という指摘があります。これは、現場からの声です。

 今回ついに懲戒免職処分者を出しましたが、日教組が自分たちで推薦して昇進させた教頭や校長に一切問題行動がないはずはありません。彼らの不正はほとんどの場合、日教組の主導的教職公務員たちによって隠蔽されてきました。

 何ごとにも民間の論理が勝るわけではなく、日教組のような公務員組合組織の言い分が正しいはずもありません。