皇紀2676年(平成28年)6月19日
麻生太郎副首相兼財務相が十七日、北海道小樽市で開かれた自民党の集会で、「九十歳になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」と発言したことを、東京放送(TBS)などが「高齢者を愚弄し、生命を軽んじる暴言だ」と報じました。
もういい加減、正論から目を背けて子供じみた騒ぎを起こし、問題解決を阻むのをやめませんか。
麻生副首相の発言内容は、ほぼそっくりそのまま内需(景気)回復のための政策提言を話し合う場で、私が複数の官僚諸氏と口にしています。九十歳にもなってなお「老後」ではなく、まだカネを貯めようとしている現代日本人の最大公約数的感覚は、明らかに異常なのです。
もちろん麻生副首相は、自身がいわゆる「後期高齢者」になったことを持ち出して会場の笑いを取るのですが、財務相として内需回復を喚起する政策の必要性と、副首相として高齢者が貯蓄を継続しなくて済むような福祉政策の在り方について、全く無関係などとは一言も言っていません。
民進党議員の「安倍晋三首相も睡眠障害にしてやる」といったただの暴言との違いも分からない報道の在り方こそ、わが国の政治を駄目にしているのです。
「権力監視」が聞いて呆れる上、そもそも報道の使命は、権力監視(反権力)ではありません。権力と闘うと言ってはばからない姿勢から、すでに公平さを失っていることが明け透けなのです。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160614/……
▲夕刊フジ(産經新聞社):韓国海軍のゴミ、日本海に多数漂着 竹島の周辺海域で「防衛訓練」後に
最後にもう一言。北朝鮮の放った弾道弾の残骸が鳥取県東伯郡湯梨浜町の海岸に漂着していた問題に加え、韓国海軍の訓練中に打ち捨てられた大量のゴミが日本海沿岸に漂着しています。
夕刊フジ配信記事が指摘する通り各国の海軍には、厳しい規律とシーマンシップ(=船乗りとしての心構え・倫理)があり、「海にゴミを捨てない」「海を汚さない」が基本中の基本です。韓国海軍には、この基本中の基本がなく、倫理の底も抜け落ちているのでしょうか。
島根県隠岐郡隠岐の島町竹島で不法な訓練を実施するような組織であり、わが国の旭日旗に「いちゃもん」をつけて日米韓合同訓練を台無しにできる軍隊ですから、ひょっとするとそうなのかもしれません。
しかし、本当のところは、日本海が「日本海」だと分かりきっていて、わが国のことが嫌いでわざとごみを捨てているのだと思います。仮にも「東海(トンヘ)」などという国際海洋法上聞いたこともなかった「韓国の海」なら、そこにゴミを捨てたりはしないでしょう。
お疲れ様でした。とはいえ、わが国のほうで処理する費用ぐらいは、たとえ発展途上国でも支払ってくださいね。
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皇紀2676年(平成28年)6月18日
http://www.sankei.com/premium/photos/160618/prm160618……
▲産經新聞:【阿比留瑠比の偏向ざんまい】菅直人元首相は重大な責任を免れようがない(写真)
記事本文よりも産經新聞社配信の写真(平成二十三年三月十八日 首相官邸)をご覧ください。昨日記事で触れた東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐる検証委員会の報告書に対し、菅直人元首相と枝野幸男元官房長官が揃って気色ばんで「言っていない」「選挙妨害だ」と反論しました。
報道各社も両氏に聞き取り調査をしなかった検証委に疑問を呈したようですが、東電を徹底調査する目的の検証委が「『炉心溶融(メルトダウン)』を社が隠したがったのか否か」の結論に於いて、「官邸の指示だった」とすることに合理的疑いがなかったのでしょう。
東電の責任を追及したい気持ちは分かりますが、そこでご覧いただいた写真のこの風景を思い出してください。改めて身の毛がよだつ官邸の面めんです。私たち国民が知るべき被害の実態をことごとく国民に隠そうとした人たちではありませんか。原発事故のことだけを言っているのではありません。
これほど言い逃れた時点で民進党は、憲政史上最低の公党です。
http://www.sankei.com/world/news/160617/wor160617……
▲産經新聞:【英国の選択 国民投票6・23(3)】新社屋が廃墟に? リーマン級の混乱懸念
さて、英連合王国議会庶民院(下院)のジョー・コックス議員が撃たれて亡くなってしまったことに、衷心よりお悔やみを申し上げます。このような言論に対する凶行は、あってはなりません。犯人はともかく、二十三日の国民投票で英国の欧州連合(EU)離脱を阻止したかった残留派は、まさか死なせてしまおうとまで考えていなかったでしょう。
しかしながら、離脱派のことを米国のいわゆる「ドナルド・トランプ現象」と報じてしまうのは、極めて危険な姿勢です。俗に「内向的な国粋主義」と表現されてしまう者たちが離脱へ向かうというのはほんの一部であって、ここでも何度かほのめかしてきた離脱の源は、EUそれ自体の経済的腐敗と制度的限界以外の何物でもありません。
皆さんご存知の通り英国は、通貨の統一に参加しませんでした。だからこそ初めからユーロ経済圏で起きたことの悪影響を受けたくないという指向だったのであり、離脱の混乱を一過性のものと見ているのが離脱派の主張です。
私は、どちらがいいと申すものではありません。ただ、欧州人で制御できなくなったEUの今後の展開を予測すれば離脱すべきかもしれないと申してきただけです。独国内にさえEU離脱を言う人が増え始めています。
ですが今回の凶行は、EU残留へと世論を傾かせるかもしれません。いずれにしても、安倍首相が伊勢志摩で可能性に言及したにもかかわらず報道各社がせせら笑った欧州経済の大混乱がやってきます。日本も他人事ではないのです。
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皇紀2676年(平成28年)6月17日
http://www.sankei.com/entertainments/news/160616/ent160616……
▲産經新聞:TBS番組「街の声」の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?! 「さくらじゃないか」との声続出
実は昨日配信動画の中でも、意味ありげに言及していました。東京都の舛添要一知事の辞任を受け、次期都知事選挙について尋ねる街頭インタヴューに「蓮舫さんがいいです」と答えた韓国人美女風の方。東京放送(TBS)とテレビ朝日の各系列報道番組が彼女を「起用」したようです。
かつてTBS系報道番組でまずい場面に出演した反政府……もとい、非政府組織「ピースボート」の辛島友香里さんかどうかはともかく、民進党の蓮舫参議院議員を辞職させて都知事にしても、一例として事務所費不正処理疑惑が出たような方ですから「口だけは達者」なところといいまた舛添都知事の二の舞になります。
立候補してほしい人として、総務省の櫻井俊前事務次官(旧郵政省出身)の名前がなぜ出てきたか、野党各党はよく考えて推薦すべき人を決めるとよいでしょう。単に人気グループ「嵐」の櫻井翔さんのお父上だからではないのです。投開票の結果、一位でなければ都知事になれません。まさか「二位じゃ駄目なんですか」と言われても困ります。
http://www.sankei.com/affairs/news/160616/afr160616……
▲産經新聞:【福島第1原発事故】「溶融という言葉、使うな」 社長が指示、官邸の要請で 検証委報告
民進党(旧民主党)という政党は、所詮この程度です。東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐり、原子炉の燃料が溶ける「炉心溶融(メルトダウン)」の公表が遅れた原因は、当時の菅直人内閣が占拠した首相官邸の指示で「この言葉は使うな」との社命が下ったからでした。
自由な報道だの、権力による統制は危険だの、民進党が口先で安倍内閣に向かって主張していることは、全て自分たちが政権強奪時に民間企業に対して犯してきた罪の負い目を隠すためか何かなのでしょうか。とても信用できません。
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皇紀2676年(平成28年)6月16日
https://youtu.be/ZM0qVwaydz0
▲遠藤健太郎公式:舛添都知事辞任 本当の理由は? 次の都知事は? Tokyo governor submits resignation
本日午後六時配信。東京都の舛添要一知事の件、並びに次期都知事選挙のことについて述べています。ご期待ください。
http://www.sankei.com/politics/news/160615/plt160615……
▲産經新聞:中国軍艦が一時領海侵入 口永良部島周辺海域 海警行動は発令せず
http://www.sankei.com/world/news/160615/wor160615……
▲産經新聞:中国軍がインド北東部に侵入 領有権主張、日米との連携強化に反発か
海外渡航自由化以前の昭和三十六年、インド(印国)国際映画祭に出席した経歴を持つ俳優の白川由美さんが十四日、亡くなられました。衷心よりお悔やみを申し上げます。かつてここで取り上げた映画『世界大戦争』(松林宗恵監督)や『小早川家の秋』(小津安二郎監督)などに出演され、テレビドラマではさまざまな母親役をこなされました。
さて、十日記事で申した中共共産党人民解放軍海軍艦の出動は「対露」でしたが、今度は「対印」のようです。しかも前回は沖縄県石垣市尖閣諸島近海の接続水域に現れましたが、今回こそは鹿児島県熊毛郡屋久島町口永良部島周辺のわが国領海内に入りました。
他国の領海に侵入して「航行の自由」はありません。本来ならば自衛隊に海上警護行動を発令するところでしたが、とりあえずは「仏の顔も三度まで」といったところでしょうか。しかしながら抗議もせずに「懸念」を伝えて終えようというのは、いかに現行安全保障体制がどこまで行っても日本国憲法(占領憲法)に基づくものであるかを如実に物語っています。
安倍内閣による安保法制強化で「戦争を起こそうとしている」と叫び散らした衆愚の的は、完全に外れていました。本当に戦争を回避したいのなら、冗談ではなく仏の顔も三度以内におさめないと、中共がその気になってしまいます。
印国防省当局者が明かした、北東部アルナチャルプラデシュ州に共産党人民解放軍が侵入したのが事実であれば、中共は今後も全方位に向かって米国と各国との連携を破壊する軍事行動をとりまくるでしょう。
真に平和を望む限り、それを乱す罪を封じなければなりません。その封じる過程を「罪」だと騒いでは、大悲劇を未然に防ぎようがないのです。
分類:その他・動画, 亜州・太平洋関連, 日本関連 | 中共海軍今度は対インド! はコメントを受け付けていません
皇紀2676年(平成28年)6月15日
中共と東南亜諸国連合(ASEAN)の外相特別会合が十四日、雲南省玉渓で開かれましたが、ここでも中共共産党人民解放軍による南支那海侵略問題でもめ倒し、閉会後に予定されていた共同会見がキャンセルされました。
中共の王毅外交部長に調整手腕などありません。カンボジアやラオスを味方に取り込もうとしたことがかえってヴェト・ナムやフィリピンとの対立を先鋭化させ、相互不干渉が基本方針のASEANを分裂させて終わったのです。
http://www.sankei.com/premium/news/160615/prm160615……
▲産經新聞:民進党はやはり旧民主&旧維新の仮面夫婦だった! 東京、神奈川では早くも亀裂…参院選後はまたも分裂か?
http://www.sankei.com/west/news/160614/wst160614……
▲産經新聞:橋下氏激怒!中山元外務副大臣を提訴へ 「完全な名誉毀損」ツイッターで激烈批判
さて、十三日記事で申した「民共統一」が招いた深刻な労働現場の分裂とは別に、その中で「安易な迎合で党を形成してきた旧民主党の連中」と指摘した民進党自身の分裂も目の前に迫っているようです。
一方、中央に見捨てられてきたという印象のある自民党大阪府支部連合会は、会長を「口のきき方を知らない偉そうなだけの(本当に感じ悪い)」竹本直一衆議院議員から安倍内閣で副外相を歴任した中山泰秀衆議院議員に交代させ、前述の印象を払拭できるか期待されていましたが、その中山会長が橋下徹前大阪市長を侮辱するようなことを吐き捨て、台無しにしてしまいました。
はっきり申し上げて中山会長に対する評価は、私も橋下前市長がかつて「日本一論理力のない政治家」と言っていた通りに思います。その結果、安倍晋三首相・菅義偉官房長官とおおさか維新の会との蜜月にうまく入り込んでなじませる程度の役割もできない政治家でした。
そもそも橋下前市長の秘書が覚醒剤関係で逮捕されたなどという話は、聞いたことがありません。中山会長は、インターネット上の情報を自らで事実かどうか確認もせずに発言したようで、訪朝して帰国した途端に自らの政治信条すらドブに捨てたお父上同様、本当に軽率な人です。これでまた中央から見放されるでしょう。
ちなみに、昨日記事で申した東京都の舛添要一知事に関する政治資金規正法違反またはあっせん利得罪の疑いについては、しかるべき捜査機関に確認すれば事実かどうか分かります。政治家ならば自分で調べてください。
違法行為はないから辞めなくてよいなんてとんでもないのです。
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