皇紀2678年(平成30年)2月20日
目下国会で大騒ぎになっている裁量労働制の件。昨年十二月三十一日記事で既に批判の対象としていましたが、未だ学校法人森友学園にまつわる「莫迦の一つ覚え」で、厚生労働省労働基準局が安倍晋三首相の意向を「忖度」して出鱈目なデータを捏造した、と主張した希望の党(に入党して凋落してからの文句だけは一人前だった)の柚木道義衆議院議員(岡山四区落選→比例中国)は、よほど世の中というものが分かっていないのでしょう。
厚労省がこんな出鱈目なデータを作成してしまった原因は、第一に、公務員以外の労働問題なんぞにそもそも関心がない、第二に、考えられた理屈に縛られて数字の帳尻合わせをすることが癖になっており、理屈が正しいと思い込むあまり間違いに全く気づかない、第三に、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)ら大企業の要望・陳情に応えることが至上命題化していた、などが考えられます。
よって厚労省は大企業の思惑を忖度したのであり、問題なのは、第二に掲げた原因が霞が関を支配していることでしょう。こう申しては恐縮ですが日本随一の東京大学の、よりによって法学部へ進学、卒業してしまったような類いの残念な人たちに関して、よくある・よく聞く話なのです。
そして安倍内閣自体の問題は、「クールジャパン」や「一億総活躍」から始まった「働き方改革」「人づくり革命」といった、まるで共産党のごとき国家権力による国民統制の気持ち悪さが異常の域を超えていることにほかなりません。ただちにやめていただきたい。
口出しすべきでないことをしようとして、官の悪徳が祟ってしくじったのです。まずすべきは全企業に対する労働法制遵守の最低限度の徹底と、給与下落(デフレーション)からの脱却であり、人材派遣業の拡大などでも見られたような、何ごとに於いても制度をややこしくすることではありません。
小池百合子氏後ろ盾の政治塾に幕 わずか5カ月、恨み節も

希望の党結党に先立ち、小池百合子東京都知事の後ろ盾を得て若狭勝元衆院議員が立ち上げた政治塾「輝照塾」が17日、最終講義を行った。若狭氏は終了後に「閉塾」を宣言。…
(産経ニュース)
さて、冒頭に氏名が出た間抜けな国会議員の「元親分」について、報道各社もすっかり扱わなくなりました。もう数字がとれないいわゆる「オワコン」だからでしょう。
移転後の築地市場跡(東京都中央区)に、豊洲新市場とは別の市場建設を目指すといったかと思えば、それもとうとうかなわなくなって「作らない」と発言したり、首長を務める政治家としての能力のなさが露呈しています。
賭博経済で儲けることしか頭にない強欲な連中の要求を聞きすぎる安倍内閣と、人の話を聞く気がなく周りに誰も(愛人とお手伝いさんしか)いない小池都政は、私たち国民が選出してしまった頭痛の種です。これを治すには、引きずり降ろすか、私たち自らが日本と日本人のことを考えて政策提言するしかありません。
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皇紀2678年(平成30年)2月19日
立憲、ワンコインで政策参加 パートナーズ制度を今春立ち上げ

立憲民主党は、年会費500円のワンコインで政策づくりに参加できる「立憲パートナーシップ・メンバー」(略称・立憲パートナーズ)制度を今春立ち上げる。手続きの手軽さ、会費の安さで政治参加のハードルを低く …
(47news 共同通信社)
韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)のせいで北朝鮮への莫大な送金装置と化してしまった平昌冬季五輪大会に於いて、それでも私たちの心を大きく揺さぶったのが男子フィギュアスケートでした。
羽生結弦選手が競技終了後、取材を受けるために手荷物を下ろそうとするうちに「国旗、国旗だけ誰か、下に置くことはできないので」と声をかけている姿が放送されていたそうです(こちらを参照)。
一方で、ジャーナリストの江川紹子さんが「テレビの人へ。『日本人すごい!』じゃなくて『羽生選手すごい! 宇野選手すごい!』だから」といわずにいられない対日ヘイトスピーチ(反日)を自身のツイッターに投稿しました。
羽生選手と(特に)宇野昌磨選手が凄かったというのは昨日、思わずここで私も一言触れましたが、わざわざ「日本人が凄いのではない」と断る心情とは、一体何ものでしょうか。
ほかにも「羽生くんすごい、宇野くんすごい、日本別にすごくない、総理大臣関係ない」という不埒なツイートも存在し、それに一時「いいね」を押したのが立憲民主党です(こちらを参照)。現在は、わが国の公党として極めて不適切と気づいたのか「いいね」が削除されています。
その立憲民主党が年会費わずか五百円で在日外国人にも「日本政治にモノをいわせるシステム」を導入するといいますが、つくづくこの連中の国家観が分かりません。とても不気味です。わが国で議員バッヂをつけてはいけない人たちではないでしょうか。
日本という国家をひたすら否定し、韓国や中共といった国家は肯定し、北朝鮮という地域に同情を示す彼らは、すなわち国家そのものを拒絶するわけでもなく、経済的いわゆる「弱者」の味方であるそぶりを見せるからには賭博経済の独壇場でしかないグローバリズムを称賛するはずもなく(嫌味)、全く「政治の軸」がない人たちなのです。だから韓国・北朝鮮や中共の工作員扱いを受けてしまいます。しかしそれは、政治家として自業自得なのです。
ことほど左様に軸のない政党が対日ヘイトをかき集めて「そうだ、そうだ」と自己陶酔に浸る姿は、国旗に敬意を払った羽生選手の姿にまず人として及ぶはずがありません。
むろん安倍政権にも申さねばならないことが(その在日外国人を労働力としか見ずに増やしている、日本の何を取り戻したいのかさっぱり分からないなど)山のようにありますが、とりあえずこのような野党しかない中で私たちが「政策づくりに参加する」のは、まさか「党の犬」になりさがって「ワンワン」と同じことを吠えるのではなく、政権与党に向けてただちに実現可能な政策提言を突きつけることです。
私はそれを皆さんとともにしてきたつもりですし、今後も続けます。とりあえず江川さんは、ジャーナリストであるならくだらないツイートをする隙に「こんな五輪は北朝鮮の政治ショーであり、多国籍企業のビジネスショーでしかない」と怒りを表明すべきでした。それを語れないジャーナリストが何のジャーナリズムか。
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皇紀2678年(平成30年)2月18日
目下「羽生くんが勝って羽生さんが負けた」と話題になっていますが、宇野くんが凄かったことも含め、つくづく韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)を通して北朝鮮へ公称以上の莫大なカネが既に流された平昌冬季五輪大会での歓喜が北朝鮮の脅威を拡大させ、いずれ必ず私たちに返ってくると思えば、素直に喜べないどころか恐怖でしかありません。
関空に置き去りスーツケースの山 訪日客に捨てられて…:朝日新聞デジタル

関西空港への、スーツケースの「置き去り」が増えている。運営会社の関西エアポートによると、廃棄物集積所に持ち込まれるのは、1日2個ぐらい。訪日外国人客が、日本で新しいものを買って古いものを捨てていくと…
(朝日新聞デジタル)
私は昨年十月七日記事で、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の厳罰化を盛り込む改正を提言しましたが、現行法でもわが国の国際空港内で起きているとされる不法投棄を取り締まることはできます。
朝日新聞社が伝えた関西国際空港の場合、対応の曖昧さが「捨てられる環境」を招いており、捨てられて困るなら警察との連携を強化し、忘れ物なのか否かの判断に困っているのなら廃棄場所を設ければよいのです。しかし、実際には処理費用の問題もあって捨ててもらいたくないから設けない、と。ならば徹底的に取り締まって捨てさせないようにしなければなりません。
この問題は、実は国際空港の中だけでなく街中でも多数発生しています。現に私自身、特に中共からの訪日観光客が劇的に増え始めて以来、都心の商業施設の周辺に信じられないほどのゴミの山を見るようになりました。
祭祀を忘れた日本人がたばこの吸い殻やペットボトル、空き缶などを捨てていくのに加え、訪日観光客は買った品物の空き箱や袋、いわゆる「買い食い」のゴミを散乱させ、時には排泄物までそのままにしていくのです。本当に信じられません。
法で取り締まらなければ分からないというのは本来、人として哀しいことですが、法で禁じることは、法で禁じるからいけないことなのではなく、いけないこと(自分がされて嫌なこと)だから法で禁じるのであり、不法投棄を厳罰化する意味を考えるところから、自然の神神の存在を知り学ぶこともできるのではないかと思います。
いずれにせよ廃棄物処理法改正とそれに伴う警察の予算・人員拡大は急務です。現状は、各現場で働く人びとを疲労困ぱいに追い込んでもいます。すぐに国会で議論を始めるよう提言します。野党が煽るくだらない「疑惑」なんぞどうでもよいのです。
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皇紀2678年(平成30年)2月17日
広がる「工作員妄想」~三浦瑠麗氏発言の背景~
さる2018年2月11日に放送された『ワイドナショー』における国際政治学者・三浦瑠麗氏発言が物議を醸している。番組放送中に、三浦氏が「スリーパーセル」と称される北朝鮮の暗殺部隊(工作員)が、日本の大都市部、特に大阪に潜んでいる、と断定したものである。番組中の詳細な発言は…
(Newsweek日本版)
或る方から先日、この件についての見解を求められましたので申します。まず、国際政治学者の三浦瑠麗さんについては、昨年六月二十五日記事で申した程度の方でしょう。大した知見の持ち主だとは思いません。
ただ、今回の発言を「彼女のただの妄想」と片づけるのは間違っています。また、一部が騒ぐ「在日朝鮮人差別に繋がる」というような批判も、国家安全保障を語る上でこの程度を「差別」というなら何も議論できません。
発言内容に疑義があるとすれば、三浦さんの手元にどのような根拠があって「大阪」と指定したのかが不明で、在日朝鮮人のみの人数を把握した上で「大阪が多い」といったのか、在日韓国人と併せた従来の人数データだけで大阪を危険としたのかという点にあり、はっきり申せば東京も兵庫も愛知も神奈川も京都も危険でしょう。
そこで、これが「彼女の妄想」でないと申せるのは、警察庁の公安〇課と警視庁公安部が「北朝鮮は、潜伏する工作員らを通じて活発に各種情報収集活動を行っている」と明確に認識しており、そのことを警察白書にも掲載しているからで、三浦さんがいった「スリーパー(セル)」とは、この「潜伏する工作員」のことです。
北朝鮮の工作員が長くわが国に潜伏している問題は、かねてよりここで何度か指摘してきたことであり、むしろ三浦さんの発言は目新しくありません。今さら妄想か否かを揶揄されることでもないのです。
かつて讀賣新聞社が、阪神淡路大震災被災地の瓦礫の下から「工作員のものと見られる迫撃砲などが発見された」と記事にしたこともあり、その真偽は分かりませんが、これを「全くの出鱈目」と笑えない現実が既に日本国民拉致事件の発生によってあかるみになっているではありませんか。
北朝鮮の潜伏工作員を「つくり話」として笑っていられる日本人は、まさに「工作員天国」と化している現行憲法(占領憲法)政府の不作為にすら気づいていません。対日工作員たちの思う壺でしょう。しっかりしてください。
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皇紀2678年(平成30年)2月16日
謹賀新年
例年通りに申しますが本日は、本来暦の四方節・元旦です。本年が明けました。改めまして、よろしくお願いします。
季節のことを申してもいよいよ「迎春」というべきで、本年は特に今しばらく厳しい寒さが続きますが、少なくともこれから冬本番を迎えようという基督教暦(グレゴリオ暦)の一月一日に「迎春」とするのは、あまりにもおかしな話です。
かくして私たち日本人は、もう明治のころより少しずつ祭祀から遠ざけられてきました。宮中祭祀に於いても四方拝と歳旦祭は、本日執り行われるべきです。
奉祝申し上げます。天皇弥栄。
デンマーク女王の夫、ヘンリック殿下死去

ヘンリック殿下(デンマーク王室の女王マルグレーテ2世の夫)13日、首都コペンハーゲン郊外のフレデンスボー城で死去、83歳。肺の疾患のため1月末に入院したが、「最…
(産経ニュース)
さて、生前に「死後、妻の隣には埋葬しないで」と発言して物議を醸したデンマーク(丁国)王室のヘンリック殿下(王配)が十三日、薨去されました。謹んで哀悼の意を表し、丁国民に衷心よりお見舞いを申し上げます。
仏国伯家の出身にして仏外務官僚だったヘンリック殿下は、なぜあのような発言をなさったのでしょうか。私が欧州の某侯爵に伺ったのは、一般に「彼が女王と対等に扱われなかったことを不満に思っていた」「自分が国王になれると思っていた」とされているのは、実はあまり正確な理由とはいえず、問題はまさに「妻」と指された女王陛下のマルグレーテ二世にあったといいます。
女王陛下についても、概して「気さくなお人柄」とされ、その国民的人気の高さから王国憲法と王位継承法の改正によって丁国初の女王となられたのですが、実は「教科書通りに人と事と物を動かそうとする堅物そのもの」であり、急ごしらえで学んだ丁国語がどうしても仏国訛りだったヘンリック殿下は、ことあるごとに女王陛下から「まるで先生が生徒を叱るように」あしらわれ続けてきたというのです。
この話はこの程度にしておきますが、世界唯一となったわが国の皇室が万世一系の男系継承を守っているのに対し、欧州の王室は女系容認と王朝交代を許してきました。
それは、基督教を受け入れてしまった時から始まったのです。あくまでこの宗教原理に基づきいわゆる「第二王妃」「第三王妃」などが認められなくなったため、王室存続のためにいわば血筋を曲げざるをえなくなりました。
その典型例が英国王室と丁国王室だったわけで、特に後者は近年になって「国民的人気」で簡単に理を曲げた結果がこの「妻の隣には埋葬しないで」騒動です。
基督教布教以前の欧州には、各所で祭祀が根づいていましたが、今やその祭祀を司られるのは、天皇陛下御一人であらせられます。わが国、私たちの果たす役割は、世界的にも極めて大きいのです。
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