安倍首相は本当にいい人です?
本日は昭和の日、皇室典範と憲法さえ「占領」のままでなければ昭和節と呼んで私たち国民が奉祝することを許されたはずの日です。
このような日には、先人たちの名誉がかろうじて守られた出来事を取り上げましょう。わが国政府の再三に渡る要望が受け入れられました。
さて、昨日記事で申した「蚊帳の外」の件ですが、安倍晋三首相の「母屋にも入れていないのを、入っているふりが実にうまい」というのは、極めて問題が多いと申せます。
安倍首相は、同じ国会議員に対しては時に怒りを爆発させますし、実は(話しに聞く限り)怒るとそれなりに怖い人です。ところが、同じ立場ではない報道記者たちには、ほぼ怒りを見せません。麻生太郎副首相兼財務相のように気がついてしまったことをそのまま「お前、まるで分かってねぇなぁ」というような口のきき方を、安倍首相は絶対にしないのです。
昨日の「蚊帳の外」は、韓半島(朝鮮半島)統一の講和交渉について申せば、繰り返しますがわが国はおろか韓国さえも単独で当事国とはいきません。米韓朝、または米韓中朝で話し合われるのが当然であり、そのようなことも知らずに解説している放送局社員や新聞社記者がいたのは、むしろ安倍首相が「何のことをいっているのですか? わが国は最初から当事国ではありませんよ」と叱りつけてもよかったはずです。
また、非核化交渉について申せば、わが国のような非核保有国は常に核保有国に対して蚊帳の外に置かれてきました。ですからやはり安倍首相は「蚊帳の外、蚊帳の外とお尋ねになるのならわが国も核保有国になって非核化の議論にコミットしましょうか? どうなんです? 国民の皆さんは賛成なさるんですか?」と問いかけてもよかったはずです。
つまり、安倍首相がうまいことしてくれているおかげで、或いはそのせいで、私たち国民は何も考えずに済んでいます。安倍内閣をこのまま倒せば「次」と目される顔ぶれを見てほぼ間違いなく不安だらけの政権が誕生し、経済はさらに悪化し、私たちはまたあらゆる余裕を失うでしょう。
しかし、本当は私たち国民が考えて答えを出すべき問題が山積しています。それが安倍首相によって見えづらくなっているのです。その象徴的な答え方が、昨日の「全くそういうことはありません」の一言でした。
私たちは、昭和の先人たちから多くのことを学ばねばなりません。昭和時代に失ったものがあまりにも多いからです。その最たるものが典範と憲法なのです。



