待て!日韓GSOMIA

皇紀2682年(令和4年)6月15日

林外相、「安定運用が重要」 日韓GSOMIA

林芳正外相は14日の記者会見で、韓国との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「本協定が引き続き安定的に運用されていくことが重要だ」と述べた。…

(産經新聞社)

 今月二十九日と三十日にスペイン(西国)の首都マドリードで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に岸田文雄首相がわが国の首相として(NATOは関係ないから当然)初めて出席しますが、韓国の尹錫悦大統領も招待されています。

 しかし、岸田首相は、尹大統領との日韓首脳会談には応じません。

 それでよいのです。何の問題もありません。確かに文在寅(北朝鮮工作員)前政権が終わり、李在明氏(同じく北朝鮮工作員、現国会議員)が新大統領に選ばれはしませんでしたが、尹大統領がまだ何も日韓関係修復の答えを出していないからです。

 先の亜州安全保障会議(シャングリ・ラ対話)で開かれた日米韓防衛相会談では、岸信夫防衛相が韓国の李鍾燮国防部長官と目も合わせていません。

 それに対して林芳正外相のこの発言は何でしょうか。松野博一内閣官房長官も同様の趣旨の発言に及んでいます。

 米民主党大統領の訪韓時には会ってもらえなかったアントニー・ブリンケン国務長官と訪米して初めて会えた朴振外交部長官も、あまりに身勝手なことをいってはいけません。

 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は、韓国が既に破棄しました。確かに現状保留にはなっていますが、韓国がわが国に突きつけた破棄通告を覆す誠意など、まだ何一つ私たちに見せていないのです。

 この「韓国」とは、むろん文前政権のことですが、政権が変わるたびに(内政ならともかく)対外姿勢が転覆を繰り返すのであれば、そして、前政権のことは「なかったことにして」というのなら、日韓併合条約締結下のことについて何やら文句がおありのようですが、大日本帝國があなた方にして差し上げたこともなかったことにしてください。

 通用するのですか? あなた方は即納得するのですか? 決してしないくせに自分勝手な態度をとるのはやめなさい。私たちは、あなた方の大好きな謝罪と賠償を待っているのです。千年経っても繰り返してもらう土下座を要求しているのです。

 韓国政府が歴代わが国、私たち国民を酷く苦しめてきたことが何なのか、少しは自分たちでよく考えて自国民にも説明し、米国にも説明して、わが国に一切の筋を通してから何かを要求しなさい。

 韓国人妓生を「慰安婦」と呼称して、まだなおカネを要求してはなりません。韓国人労働者を「徴用工」と呼称して、わが国企業からさらにカネを盗みとってはいけません。すべては、日韓請求権協定であなた方が解決させたのです。

 わが国の祝祭旗・自衛隊旗を「戦犯旗」などと侮辱するのもやめなさい。これに対する謝罪もなくして何がGSOMIAですか。協力などできません。

 海上自衛隊のP-1哨戒機に韓国海軍の駆逐艦が火器管制レーダーを照射した準宣戦布告行為に対し、謝罪はおろか腐り果てた言い訳に終始してわが国のほうを非難した件について、額から血が出るまで土下座してください。わが国を敵国扱いしたままでは、日韓のGSOMIAなどありえません。

 文前政権の「新政権への置き土産」だった島根県隠岐郡隠岐の島町竹島近海の違法な調査も、結局尹政権は止められませんでした。

 まだ続けましょうか? 韓国政府の不遜な言動は、枚挙にいとまがありません。すべて解決させて初めて日韓関係の修復であり、わが国が日米韓関係を考慮してそれに応じることができます。

 こうした現実を全く理解しておらず、軽率な発言をするわが国側の閣僚にも問題があるのです。延延と申してきましたが、林氏(山口三区)を一刻も早く政界から叩き出さねばなりません。これを外相にしたことこそ岸田内閣最凶の過ちです。

 わが国がフラフラするから韓国が自堕落な国になったとも申せることを、政府・与党は自覚してください。

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夫婦別姓と子供の人権問題

皇紀2682年(令和4年)6月14日

別姓の婚姻届を再提出 米での婚姻「日本でも有効」司法が認めた夫妻:朝日新聞デジタル

 米国で別姓のまま結婚した婚姻関係が日本でも有効と認めるよう国に裁判で求めた映画監督の想田和弘さん(52)と映画プロデューサーの柏木規与子さん夫妻が13日、それぞれの姓を選んだ婚姻届を東京都の千代田区…

(朝日新聞社)

 このお二人は、何を笑っているのでしょうか。東京都千代田区に提出した婚姻届けを不受理され、何がそれほど嬉しいのでしょうか。「してやったり」ということなのでしょうか。

 民法の規定に従って受理されないと分かっている書類を提出して行政の不受理を喧伝し、違法行為を政治活動化するのはやめていただきたいのです。私たち多くの国民の安寧な治安を乱されて、選択的夫婦別姓(氏)制度は「選択的」なのだから「個人の勝手だろう」は通用しません。

 では、彼らの主張する通り、そもそも民法の婚姻に関する規定が間違っているのでしょうか。

 まず、何に対して間違っているのでしょうか。米国の法律ですか? 仏国の法律ですか? わが国の行政が受理するものですから、当該国民の国籍に従い、違法かそうでないかは、あくまでわが国の法律による判断です。よってこの理屈も通用しません。

 とはいえ、わが国の法律も完璧ではありません。どの国の法律もそうです。時代にそぐわないものや、該当する規定自体が別の法律に違反している場合もあります。

 ということは、婚姻の条件たる夫婦同姓(氏)は、時代にそぐわず、別の法律に違反しているのでしょうか。

 ここで何度も申してまいりましたが、特に東亜に於ける夫婦別氏の思想、およびそれに基づく制度は、代代父系の墓に婚姻女性を入れないとする女性蔑視が根底にあります。韓国や中共に於けるこうした現行制度こそ時代にそぐわないでしょう。

 さらに現行憲法(占領憲法)にある基本的人権の項目に対して夫婦同氏が違反しているかという点ですが、例えば自民党の高市早苗政務調査会長自身が実践し、それを唱えている通り旧姓使用の便宜を図れば解決する問題です。

 現状でも外務省が発行する査証等に問題なく記載できますし、男女共に旧姓使用の壁をなくすさらなる制度改定の国会論議を尽くせば、基本的人権(人が人として生きていく権利)が同氏制によって棄損されるとは到底いえません。その議論を邪魔しているのが夫婦別氏活動家たちです。

 では、なぜそこまで夫婦同氏を基本としなければならないのでしょうか。別氏を認めている諸外国こそが間違っているとでもいうのでしょうか。

 そうです。残念ながら別氏を認めてきた諸外国は、間違ったほうへ進んでいたのです。

 今になって何が間違っていたかと申しますと、夫婦別氏が幼児売買や違法移民を誘発し、実は近年、別氏の夫婦と子供の(現地駐在や旅行などの)海外移動の際に提出する親子関係証明に関する書類について、その審査が各国でどんどん厳しくなっています。

 別氏を認めていたがために、この重大な人権棄損に対処できなくなってきたのです。この事実は当然、現行同氏制のわが国ではほとんど知られていません。誰もこのような書類の山を提出させられたことがないからです。(この事例は英マンチェスター・イヴニング・ニュース該当記事を参照)

 しかし、諸外国では現在、年間計六十万人もの別氏夫婦とその子供が旅客機にすら乗れないでいます。書類の不備が理由で不受理されるからです。

 では、この犯罪を放置してでも夫婦別氏を進めるべきでしょうか。別氏を望むとする夫婦の訴えは、こうした人権問題を踏みにじってでも守らねばならないでしょうか。

 もはや答える必要がありません。答えは既に出ています。子供の人権を守るべく「大人の人権を犠牲にする」というのではなく、先述の通り同氏制が人権問題とはいえない以上、子供の人権を守るべく大人のわがままを許さない」ということです。

 まさか「私たちは一人も子供を産み育てないから認めろ」というのなら、婚姻の際にいちいち子供の出産に関する誓約をしなければならなくなりますが、それこそ人権問題でしょう。

 総じて申せば、人権を守るために夫婦同氏を堅持するのが正しいのであり、わが国の規定は間違っていません。個人が何を妄想するかは自由ですが、妙な活動家の違法な活動に惑わされ、妙な考えに捉われないようお気をつけください。

中韓牽制して岸防衛相帰国

皇紀2682年(令和4年)6月13日

 四日記事前段で取り上げた亜州安全保障会議(シャングリ・ラ対話)ですが、岸信夫防衛相も開催国のシンガポール(星国)へ向かい、無事に日米韓防衛相会談もこなしました。

 そして、日韓防衛相会談の要請には応じませんでした。韓国の李鐘燮国防部長官は昨日、わが国と「真剣に対話したい」と述べましたが、文前政権下で起こされた自衛隊機への交戦寸前行為などへの「(韓国政府が大好きな)謝罪と賠償」が一切なされていません。

 よくぞ尹新政権への対応を見極めたと思います。政策協議代表団に、著しく軽率に面会してしまった岸田文雄首相と林芳正外相とは、全く格が違うように見えてしまうのです。

 さらに、中共の魏鳳和国防部長と日中防衛相会談を開き、直接重大な懸念を伝えました。中共がバラ撒いた武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱のせいで対面の会談ができなくなっていた中、中共はますます内向的且つ自己中心的政策を極め、国内で勝手な理屈をひけらかして暴走してきました。

 久しぶりに各国の防衛相と対面し、いかに中共の侵略行為に困惑と怒りを抱いているか分かったはずです。残念ながらそれは、中共が聞き分けのない国であるため小さな抵抗にしかなりませんが、シャングリ・ラ対話としての効果はあります。

 お疲れさまでした。

ウクライナ大統領は侵攻警告に「聞く耳持たず」 バイデン氏

【6月11日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は10日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が侵攻計画を進めているという米国側の警告に「聞く耳を持たなかった」と述べた。…

(AFP通信社)

 さて、露国のウラジーミル・プーチン大統領を怒らせ、露国に手も足も先に出させるようウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の支持率急落時に対露方針の大転換をそそのかした米民主党のジョー・バイデン副大統領(当時)は、自らの行ないを恥じることなく、よくもこのようなことがいえたものです。

 今さらゼレンスキー大統領に責任転嫁しようというのは、十一月の中間選挙へ向けた一手なのか、或いはゼレンスキー大統領とバイデン大統領との間に隙間風(利害の不一致)が吹き始めたからなのでしょうか。

 米国内も急激な物価上昇(インフレーション)に見舞われ、このままではわが国の現状に似た給与下落のまま物価上昇(スタグフレーション)を起こします。バイデン氏の「おまえがぬかすか!?」的無責任発言は、こうした国民的不安への安直な答えにすぎません。

 国際社会にいつもカネと暴力の騒動を起こす米国は、わが国にとって太平洋防衛の絶対的相互協力国であるがゆえに、十分に気をつけねばならないのです。何でもいうことを聞いてはなりません。

 私たちから見れば米国は、侵攻を露国に扇動するだけしてウクライナをまるで助けていないのですが、多くの米国民は、最新の世論調査で「介入しすぎ」と見ています。バイデン氏はこれに焦り始めたのでしょう。

 だとしても、次男が起こしたウクライナ・スキャンダルのもみ消しやら何やらで自ら墓穴を掘っただけのバイデン氏率いる米民主党には、中間選挙での解党的大敗が待っているかもしれません。

 強固な日米関係にとっては、そちらが望ましいのです。

マックもスタバも韓国撤退

皇紀2682年(令和4年)6月12日

 十日記事の件ですが、東京放送(TBSは否定しています。事実であればとんでもないことなので隠蔽しているのか、それとも本当に事実無根なのかはまだ分かりません。

 該当する報道記者の実名まで飛び交い、中には「翻訳機の誤訳では」といった擁護の声も散見しますが、そもそもウクライナ避難民への取材に翻訳機で対応しようとしたことが異常です。局としての取材であれば通訳をつけるでしょう。

 いずれにせよ、これはうやむやにできません。TBSは、発信者(ウクライナ避難民のサポートをしている方? 別のツイッターアカウント? それとも既に記事にした週刊誌?)に対して法的措置をちらつかせて強気ですが、まず事実か否かの確認が必要です。

韓国マクドナルド、再び事業売却へ=韓国報道│韓国経済│wowKorea(ワウコリア)

韓国マクドナルドが買収・合併(M&A)市場に売り物件として出された。2016年に売却が失敗に終わって以降、6年ぶりのことだ。バーガーキングなどのハンバーガーフランチャイズ企業が市場に出回っているなかで、韓国マクドナルドが今回新しいオーナー企業を探すことが…

(wow!Korea(ワウコリア))

 さて、多国籍企業の行方になど本来何ら関心はありませんが、米マクドナルドがとうとう韓国から撤退するようです。実は武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱以前の平成三十年、主要商圏から次つぎと店舗が閉まり始めていました。

 同業他社のバーガーキングも、今やカフェブームが定着したにもかかわらずスターバックスまでもが韓国撤退を決めた背景には何があるでしょうか。

 韓国マクドナルドが買収・合併(M&A)市場に売りに出されたとはいえ、買い手がつかなければこのまま全店舗閉鎖の完全撤退になります。そうなる可能性が高いのです。

 まず韓国経済自体が極めて悪いことが挙げられます。財閥系も各社未曾有の赤字に転落しており、文在寅(北朝鮮工作員)前政権の間に国家経済は破綻寸前です。

 そして、深刻なまでの少子化と高齢化こそが撤退の理由でしょう。韓国の将来にもう大した希望がないのです。

 経済が悪化すれば、若い国民は結婚や出産の意欲を削がれます。「一人暮らしが便利になったからだ」とかさまざまなこともいわれますが、本質的原因はそれではありません。

 こうした話は、これまで私がさんざんわが国経済と少子化について論じてきたことです。私たち団塊ジュニア世代を直撃した「平成の三十年間」が団塊ジュニア・ジュニアの誕生を阻みました。それが少子化という現象なのです。

 いわゆる「バブル経済」の崩壊直後に打つべき手を打っていれば、いや、そもそもバブル崩壊をソフトランディングさせていれば、少子化は起きなかったかもしれません。すべては大蔵省(財務省)が招き、時の政権(特に宮澤喜一・村山富市政権)の不作為が仕上げた国家崩壊策そのものです。

 韓国は、わが国の人口規模と比較しても半分しかなく、少子化・高齢化の速度は二倍と申して過言ではありません。このままでは確実に韓国が先に潰れます。

 繰り返し具体策を提言してきた内需回復がもう本当に「待ったなし」なのは、わが国の将来を考えても厳然たる事実です。自民党は責任政党として、まずこれを自覚してください。

 スタバもマックもアマゾンもない韓国をあざ笑っていると、近い将来にわが国もそうなるのです。

作れず・売れず・運び出せず

皇紀2682年(令和4年)6月11日

中国と豪州が双方非難 南シナ海で両軍機接近:時事ドットコム

【北京時事】中国国防省の譚克非報道官は7日の談話で、オーストラリア軍のP8哨戒機が5月26日、南シナ海西沙(英語名パラセル)諸島付近の「中国領空」に接近したなどとして「断固とした反対」を表明した。これに先立ち豪州側は、中国軍の戦闘機「殲16」が豪軍機に近づき、危険な進路妨害を行ったと非難していた…

(時事通信社)

 南支那海上にも東支那海上にも、そのような中共の領空も領海も存在しません。何度口でいっても分からないなら体で分からせましょうか、と。東南亜諸国の悲痛な訴えに、日米豪が警戒行動をとっているのです。

 日米豪が中共と戦争をしようとしているのではありません。中共が既に東南亜諸国を脅かし、戦争になっていてもおかしくない状況を生み出したのです。日米豪は、それをやめさせようとしているだけです。

 共産党人民解放軍は、英連邦加州の哨戒機にも交戦行為をとり、同豪州の哨戒機を迎撃しました。それは、五月二十三日記事で取り上げた豪州の政権交代に対するものです。

 豪労働党のアンソニー・アルバニージー首相に、屈中政治をやらせるための脅迫行為でもあるのでしょう。このような「やりたい放題」を許してはなりません。

 武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱で莫迦をみた私たちの世界は、一つ大きな真実を全員で見ました。それが中共の加虐的正体です。

 事実を隠蔽して人命を奪い、経済を混乱させ、自国人民を虫けらのように扱い、私たちにも致命的迷惑をかけ続ける……それが中共なのです。

 共産党の稚拙な方針に振り回され、そうなると警告し続けた数多の声を無視して対中依存を続けるわが国企業は今、とりわけ砂上の供給網(サプライチェーン)に翻弄されています。売りたいものを作れず、売れず、運び出せず……どこかで聴いたような三原則です。

 中共なんぞで製造してきた弊害のみならず、目下共産党の「ゼロコロナ脳」によりわが国で製造した良品を中共で販売することもままなりません。対中輸出品の通関手続きが突然変わってしまったのです。

 やれ「詳細な成分表を提出せよ」だの「追加資料を出せ」だのといい出し、恐らく中共市場を魅力的と判断してモノを売ってきた全世界の企業を直撃しています。彼らは、こうした輸入品が感染源だといい張っているのです。

 少し前に韓国で似たような騒ぎがありました。中共からの輸入品で感染したという主張の蔓延です。

 それはともかく、特に中小企業はこうした共産党の横暴が「命取り」になりやすく、今からでも本気で中共との取引をやめねばならないのです。