「自民党の廃棄物処理内閣」
報道権力各社の「ご祝儀相場」がほぼ出揃いました。自民党の石破茂内閣に対し、世論の五十%程度(讀賣新聞社と日本經濟新聞社で五十一%、共同通信社で五十.七%、朝日新聞社で四十六%)しか支持していないことが判明したのです。
各社が煽ってきた「石破人気」なるものが「絵に描いた餅」だったことは、近年まれに見る低い支持率に始まった岸田文雄前内閣(五十三~五十九%)よりもさらに低い数字が証明しています。
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これには、あくまで自民党内の集金に関する政治資金収支報告書の不記載を「裏金問題」と大騒ぎした報道権力の影響もあるでしょうが、新内閣の顔見世で並んだ一列目だけを見ても、当の石破氏はもとより、左から創価学会、田中眞紀子の同類、リン・ファンヂャン、明後日のほうを向いている「国賊」外道と、二目と見られない有り様です。
このような内閣を「評価してくれ」と私たち国民に言われても到底無理なわけで、唯一と言ってよい「均衡人事」で借り出された加藤勝信財務相が気の毒でした。加藤財務相が主張していた経済の政策提言は、石破内閣の方針と相容れないため、思い通りにはやらせてくれませんし、財務省がまずさせませんから、まさに「加藤潰し」の人事でしかありません。
その目的は、石破氏と森山裕幹事長による完全な安倍晋三元首相の「遺産潰し」です。安倍元首相の政策も不完全でしたが、安倍内閣が示してきた政策の方向性そのものを根絶やしにすべく、加藤氏をわざわざ財務相に据えたとしか思えません。
そこへ「国賊」外道や志公会(麻生派)に後ろ足で砂をかけて出て行った岩屋毅外相のみならず、「全員逮捕」の牧原秀樹法相、極秘に訪中を繰り返していたことが発覚している平将明デジタル相、女子大学生と愛人契約していた小里泰弘農林水産相などなど、言葉は強くて申し訳ないですがこれではまさに「自民党の廃棄物処理内閣(党内のゴミをかき集めたような内閣)」です。とても支持などできません。
気の毒な加藤財務相のことで思い出しましたが、九月十五日記事で申した小野田紀美参議院議員について、党総裁選挙に於ける加藤財務相の議員票が十六票(推薦人二十名以下の得票)に留まった件で自身の投票行動を「疑われている」とツイート(ポスト)しました。
小野田議員は、私が予想した通り「第一回投票で加藤氏、決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相」と明言しています。菅義偉元首相の息がかかった珍妙な記事を連発してきた週刊新潮(新潮社)らしい無礼な取材依頼であり、これではうんざりもされるでしょう。
それでも小野田議員が党や高市前担当相を大切に想い、総裁選を争った石破氏やその周辺への過度な非難を「やめてほしい」と私たち国民に呼び掛けています。その気持ちは十分に理解しますが、こればかりは支持できないものを支持するわけにはいかないのです。
ゆえに気遣って申すわけではありませんが、総裁選では小泉進次郎元環境相を支持した小倉將信元内閣府特命(こども政策)担当相が「医師より、全ての活動を控えて治療に専念をすべき(公式ブログ記事を参照)」と言われるほどの状態により次の衆議院議員解散総選挙(東京二十三区)に立候補しない、できない旨を公表しました。
この「こども政策」や「こども家庭庁」という最低な名称をどうにかできないものかと思いますが、すべては岸田氏の責任で、小倉元担当相は、まだ「これからの政治家」でしたから、本人が一番悔しい思いをしているでしょう。快復に専念し、また議場へ戻ってくるよう祈念します。
そのころには、自民党がどうなっていますやら。