お帰り!「はやぶさ」動画
日本の小惑星探査機「はやぶさ」は13日午後11時ごろ、約60億キロの旅を終えて7年ぶりに地球に帰還しました。月以外の天体に着陸した探査機の帰還は世界で初めてです。JAXA(宇宙航空研究開発機構)は14日午前、小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性のあるカプセルが豪州南部ウーメラ付近の砂漠に落ちているのを確認、午後には回収します。
▲撮影:和歌山大学宇宙教育研究所
川口淳一郎宇宙機構教授は「この成果は諸先輩が築き上げた技術・科学の上に成り立っている。はやぶさに助けられてここまで運用できた。プロジェクトチームの皆さんに感謝している」と述べました。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/
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▲日本経済新聞:「はやぶさ」の落下カプセル確認 14日午後に回収
日本はここへきて惑星探査をリードしてきた米露を出し抜きました。平成4年、世界初のこの挑戦的な事業を構想した日本人たちは、わずか約127億円という探査機としては低予算で機体を完成させ、発射後、数々のトラブルに見舞われながらもそれらを乗り越えたのです。
はやぶさは、小惑星探査以外に電気推進のイオンエンジンや自律航行技術などを検証する工学実験機としての役割を持ち、その成果は今後に受け継がれます。
私は今月1日記事で「反保守」を掲げてきた大橋巨泉氏を例に挙げ、誰もが保守主義の基本哲学に則って生きていることをご説明申し上げましたが、まさにJAXAで会見に臨んだ川口教授のおっしゃったことも、先人からの知識と技術の継承があり、得られる成果を子孫へと残す「保守」の基本です。探査機といういわば機械を指して「助けられた」「お帰り」「よく頑張ったね」と声をかけるのも、実はそこに多くの人々の想いが込められていることを知り感謝する日本保守主義の発露に他なりません。
たちあがれ日本の平沼赳夫代表らを指して「保守」または「保守派」と表現する報道に皆さんが触れ、「保守って一体何のことだろう? よく分かんねぇや」と思っておられた方は、平沼代表や西村眞悟元防衛政務次官らが「伝統文化を守り……」と語るその真意を知って下さい。
しかし、民主党中心への政権交代で「はやぶさ2」の計画は頓挫しています。
http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100614-OYO8T00291.htm
▲讀賣新聞:はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず
もう一度申しますが、デフレスパイラル(物価と給与の下落という悪循環)下の景気対策として、行政コストのかかる「配る(子ども手当など)」手法を選挙目的で優先し、決して「取らない(減税)」手法は財務省主導で採用しない「脱官僚」を掲げたはずの民主党に、このような技術開発をムダな事業のように扱う資格はありません。
前述のように、はやぶさ計画は得られる成果が大きく、後世に残せるものです。地球への帰還に湧いた今、所管の文部科学省、或いは首相官邸や民主党本部に意見してみませんか?
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