下手な英語は関係なかった

皇紀2671年(平成23年)2月9日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011020900617
 ▲時事通信:天皇陛下、心臓の検査入院へ=運動負荷で虚血状態−宮内庁

 天皇陛下の御体調について、臣民の気掛かりとする一報が入りました。天皇陛下の御身御心が御健やかであられますよう、心より祈念しております。

 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011020900041
 ▲時事通信:電子系統に欠陥なし=トヨタ車の急加速で−米運輸長官は「安全宣言」

 4日記事でいわゆる「米国のトヨタ自動車リコール問題」を取り上げましたが、米国のレイ・ラフード運輸長官は8日、問題視されていたトヨタ車の電子制御装置に欠陥はなかったとの結論を発表しました。

 このように落ち着いたのは、やはりトヨタの兵站が奏功したからに他なりません。米下院公聴会に於ける豊田章雄社長の英語がたとえ意味不明なものであっても、結局は戦略と兵站に勝る企業が勝つのです。

 確かに道具としての英語は話せたほうが便利なのですが、国際化や多様化に対応すると掲げ、その日本企業が「社内公用語」と称して使用言語を英語に限定してしまう、或いはそれで目標が達成されると考えるのは、決して賢明ではありません。

 「Believe me. Toyota’s car is safety, and but we will try to increase our products better.」なんぞという酷い英語(豊田社長の本意からすれば「Toyota cars are safe, but we will try to make our products better.」では?)でも「日本叩きの再来」を食い止められたのですから、妙なものですが、これをよき教訓とすべきです。

 しかし、日本政府は米国政府に対し、昨年までラフード長官自らが「トヨタ車に乗らないように」などと発言し、制裁金への言及までされたことを改めて抗議すべきではないのでしょうか。これはまさに政治の出番であって、好調なホンダ技研工業やトヨタを首相が特定指名して全世界に売り出す訳にはいきません(韓国政府の汚職の原因は一端がこれだ)が、途上国への政府開発援助や今回のような不測の事態で、自国の企業を守るのが政府の役割であるはずです。

 鳩山由紀夫前首相が「Trust me」と言ったとか、或いは菅直人首相が短時間の党首討論にしか応じられず、一向に何事に於いても政府与党案を示さないようでは、政府としての機能を果たせていません。また、国会議員が揃いも揃って占領憲法を無効のものと知らずに日米同盟を論じるからこそ、はたらく私たちはまるで報われないのです。

 他国に魂を売る政治がいかに私たちを脱力させるか、恐らくこれは悪しき適例となるに違いありませんが、だからこそ私たち自身が目を覚ましましょう。

統一地方選直前!2・13「日本よ、たちあがれ!」第二回決起集会
 http://www.shinhoshu.com/2011/01/post-173.html
▲詳細は上記リンク記事をご参照下さい。皆様のご参加をお待ちしています。

スポンサードリンク

Comments are closed.